水の力だけで高い場所へ水を運ぶ、そんな魔法のような装置、水撃ポンプを自作してみませんか?
この電気を使わないポンプは、燃料費ゼロで動き続けることから永久機関のように例えられることもあります。
しかし、その仕組みは意外にもシンプルで、設計図さえあればDIY初心者でも簡単です。
最近では100均の材料やペットボトルを利用した手軽な作り方も注目されています。
一方で、より本格的な運用を目指すなら、揚水量を増やす方法をマスターすることが欠かせません。
もし自分でパーツを揃えるのが不安なら、必要な部品が揃ったキット販売を利用するのも賢い選択です。
本記事では、誰でも今日から始められる水撃ポンプの自作術を徹底的に解説していきます。
基本となる仕組みの理解から、高低差を活かした効率的な設計図の書き方、さらには100均アイテムを活用した驚きのコスト削減テクニックまで網羅しました。
自作ならではの試行錯誤を楽しみながら、理想の給水システムを構築しましょう!プロの視点から、揚水量を増やす方法の具体的な数値目安や設置のコツも伝授します。
この記事を読み終える頃には、あなたも自分専用の水撃ポンプを完成させ、自然エネルギーの素晴らしさを実感しているはずです。
エコで経済的な水撃ポンプの世界へ、一歩踏み出してみましょう。
記事の要約とポイント
- 100均やペットボトルで今すぐ試せる、最も簡単で低コストな自作の手順を分かりやすく解説します。
- 電気を使わないポンプの基本原理や仕組みを紐解き、初心者でも迷わない設計図を詳しく公開します。
- 揚水量を増やす方法を徹底追求し、効率を最大限に高めるための具体的な調整のコツを伝授します。
- 失敗知らずで始めたい方のために、信頼できるキット販売の選び方と比較ポイントを徹底紹介します。
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蛇口をひねれば当たり前のように水が出る生活。
しかしその裏側では膨大な電気代や水道代が消費されています。
もしもあなたが、一切の燃料も電気も使わずに、低い場所から高い場所へ水を汲み上げたいと願っているなら、この記事はまさに救いの手となるでしょう。
山林の開拓や菜園の自動散水、あるいは災害時の備えとして、電気を使わないポンプの存在は、まるで魔法のように感じられるかもしれません。
実はこれ、古くから存在する水撃ポンプという技術なのですが、意外にも多くの人がその存在を知りません。
あるいは知っていても、なんだか難しそう、業者に頼まないと無理なんじゃないか、と尻込みしているのが現状です。
でも安心してください。
自作、海外既製品と水撃ポンプを稼働させてきた筆者として断言しますが、この装置を作るのは驚くほど簡単です。
極論を言えば、近所のホームセンターで買えるチャッキバルブ・塩ビパイプを組み合わせるだけで、誰でも今日から自作が可能です。
この記事を最後まで読めば、あなたは高額な水道代から解放され、自然のエネルギーを味方につける究極のDIY術を手に入れることができます。
まずは、最短で理解するための要約をお伝えします。
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水撃ポンプって個人でも作れるの?
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水撃ポンプはウォーターハンマー現象という物理現象を利用して、電気を使わないポンプとして機能する装置です。仕組みはシンプルで、100均やペットボトルを利用した小規模な自作から、本格的な設計図に基づいた実用モデルまで幅広く製作可能です。揚水量を増やす方法をマスターすれば、落差の数倍の高さまで安定して送水できます。自分でパーツを揃えるのが面倒な場合はキット販売も活用でき、DIY初心者でも揚水に成功する確率は非常に高いです。
水撃ポンプの基礎知識については、以下のウィキペディアも非常に参考になります。
URL: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E6%A7%8C%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%83%97
さて、ここからは深掘りしていきましょう。
世の中には永久機関を探し求めて怪しい発明に手を出す人もいますが、水撃ポンプは確固たる物理法則に基づいた現実的な装置です。
私が初めてこのポンプが動くのを見たとき、正直言ってかなり驚きました。
カコン、カコン、という一定のリズムで弁が動き、そのたびにホースから水が勢いよく飛び出す光景。
まるで生き物のような鼓動を感じさせるその姿に、多くのDIY好きが魅了される理由がよくわかります。
電気を使わないポンプという言葉に惹かれる人の多くは、依存からの脱却を求めているのではないでしょうか。
電力会社に頼らず、ガソリン代も気にせず、ただそこにある水の流れだけで完結するシステムだからです。
水撃ポンプの仕組みと設計図
水撃ポンプ
電気を使わないポンプ
永久機関
自作
設計図
燃料不要で水を汲み上げる水撃ポンプの仕組みを解説。電気を使わないポンプがなぜ永久機関と呼ばれるのか、その秘密を解き明かします。DIY初心者でも100均素材やペットボトルで挑戦できるよう、標準的な設計図をベースに分かりやすく紹介。24時間稼働し続けるエコな給水システム構築への第一歩を支援します。
- 仕組みを解説!電気を使わないポンプが永久機関と呼ばれる理由
- 100均素材やペットボトルで今すぐできる簡単な自作手順
- 正確な給水に不可欠な設計図の基本とパーツの揃え方
仕組みを解説!電気を使わないポンプが永久機関と呼ばれる理由
なぜ水が勝手に高いところへ登っていくのか。
この仕組みを初めて聞いた人は、必ずと言っていいほど詐欺か永久機関の類ではないかと疑います。
無理もありません、私たちの常識では、水は高いところから低いところへ流れるものだからです。
しかし、水撃ポンプは重力を無視しているわけではなく、水の流れが持つ運動エネルギーを、一時的に高い圧力エネルギーに変換しているだけなのです。
具体的には、パイプの中を流れる水が急に止められたときに発生する衝撃、いわゆるウォーターハンマー現象を利用しています。
家で水道を急に閉めたときに壁の奥でコンと音がすることがありますよね、あれと同じ原理です。
この衝撃を利用して、一部の水を高い場所へ押し上げる。
これが電気を使わないポンプの正体です。
具体的な仕組みについては、以下の記事で回路図を交えて解説していますので、併せてチェックするとより理解が深まります。
入力されるエネルギーは水の落差による重力加速度であり、それが尽きない限り動き続けるため、見た目上は永久機関のように見えるというわけです。
ここで、一般的な電動ポンプと水撃ポンプの違いを表にまとめてみました。
| 項目 | 電動ポンプ | 水撃ポンプ |
| 動力源 | 電気 | 水の落差(位置エネルギー) |
| 燃料代 | 毎月発生する | 0円 |
| 構造 | 複雑(モーター等) | 単純(パイプと弁のみ) |
| 騒音 | ウィーンという機械音 | カコン、カコンという打撃音 |
| メンテナンス | 専門知識が必要 | DIYで修理可能 |
| 耐久性 | 部品の寿命がある | 非常に長く使い続けられる |
どうでしょうか、この比較を見るだけでも自作する価値があると感じませんか。
もちろん、水撃ポンプにも弱点はあります。
それは、取り込んだ水のすべてを汲み上げられるわけではないという点です。
実際には、取り込んだ水の約10パーセントから20パーセント程度が揚水され、残りは弁から排出されます。
しかし、捨てられる水ももともとは川や湧き水ですから、そのまま下流へ流すだけだと考えれば、それほど大きな問題ではありません。
むしろ、電気が一切不要で24時間365日、文句も言わずに働き続けてくれるメリットの方が圧倒的に大きいです。
仕組みを理解する上で重要なのは、急に流れを止めるためのスイングチャック弁と、圧力を蓄えるための空気室の存在です。
この二つが揃うことで、水は重力に逆らう力を得ることができます。
農業の現場でも、この技術は古くから重宝されてきました。
農林水産省の資料などでも、土地改良や資源活用の文脈でこうした自然エネルギーの活用が触れられることがあります。
URL: https://www.maff.go.jp/
私が以前、ある農家の方から聞いた話では、昔はこのポンプの音が聞こえてくると、今日も田んぼに水が届いていると安心したそうです。
機械的な音ではなく、自然のサイクルに組み込まれたリズム。
それこそが水撃ポンプが持つ最大の魅力であり、永久機関と称賛される所以なのかもしれません。
100均素材やペットボトルで今すぐできる簡単な自作手順
低コストに100均素材やペットボトル材料に拘りたい気持ちはわかります。
しかし、自作と言っても100均やペットボトルだけでは、実用レベルでは限界がる事をまずはご理解ください。
その上で、100均グッツやペットボトルの水撃ポンプ活用術についてお話ししますので、本格的な装置を作る前に、まずはその凄さを体感してみたい。
そんな方におすすめなのが、100均の材料やペットボトルを使った超簡易版の水撃ポンプです。
これなら材料費は数百円ですし、失敗しても痛くありませんし、夏休みの自由研究として子供と一緒に作るのもいいですね。
用意するのは、空のペットボトル数本と、100均で売っている園芸用の散水パーツ、灯油ポンプ、そして接着剤だけです。
ペットボトルは空気室として機能させます。
中身は空っぽにして、しっかりと蓋を閉めることで、内部に空気が溜まるようにします。
100均の材料だけでは、どう考えてもチャッキバルブを制作するのは無理があるので、それに近い弁を持った灯油ポンプが活用できます。
次に、T字型の継手を用意し、一方の口に水が入ってくる供給パイプ、もう一方に揚水用のホース、そして下側に排水用の弁を取り付けます。
100均で手に入る逆止弁があればベストですが、なければ灯油ポンプを使って自作するしかありません。
この自作の過程で最も重要なのは、水の漏れを徹底的に防ぐことです。
水撃ポンプはその名の通り衝撃を扱う装置なので、少しでも隙間があると圧力が逃げてしまい、水は一滴も上に登っていきません。
ビニールテープや接着剤を惜しみなく使って、気密性を高めるのがコツです。
ここで、読者の方からよくある水撃ポンプの質問を、QA形式で紹介します。
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100均の材料だけで本当に水撃ポンプは作れるのでしょうか。動画サイトなどで見ると立派な金属製のものばかりですが、プラスチック製でも動きますか。
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結論から言うと、動きます。ただし、汲み上げられる高さには限界があります。金属製や本格的な塩ビパイプ製に比べて強度が低いため、強い圧力をかけると継ぎ目が外れたりペットボトルが破裂したりする恐れがあるからです。あくまで仕組みを学ぶための実験用として捉えるのが良いでしょう。でも、自分の作ったペットボトルの装置から、水が数センチでもピュッと上に飛び出す瞬間を見ると、大人でも感動しますよ。
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ベランダのプランターに水をやりたいのですが、落差がありません。平地でも水撃ポンプは動かせますか。
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残念ながら、平地では動きません。水撃ポンプの動力源は水の落差による運動エネルギーだからです。最低でも50センチから1メートル程度の落差が必要です。例えば、雨どいの水をタンクに溜め、そこから地面に置いたポンプまでパイプを引くことで人工的に落差を作れば、ベランダの高さまで水を戻すことは理論上可能です。
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自作する場合、どのパーツが一番重要ですか。
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間違いなく揚水弁・排水弁ですね。これがスムーズに、かつ勢いよく閉まることで強力な衝撃が発生します。100均の素材で自作する場合は、この弁の重さやバネの強さを調整するのが一番の楽しみであり、苦労するポイントでもあります。
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永久機関だと思って作ったのに、数分で止まってしまいます。何が原因でしょうか。
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多くの場合は、空気室に水が溜まりすぎてしまっているか、弁のタイミングが合っていないことが原因です。空気室、つまりペットボトルの中には常に一定量の空気が必要です。空気が圧力の役割を果たさないと、ショックが吸収されすぎて揚水できなくなります。一度水を抜いて、排水弁を動かし空気を入れ直してみてください。
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揚水量を増やす方法として、ペットボトルを大きくするのは効果がありますか。
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空気室を大きくしすぎると、逆に圧力が安定しなくなることがあります。ペットボトルのサイズよりも、供給する水の勢い(パイプの太さと長さ)を見直す方が、揚水量を増やす方法としては近道です。
このように、100均やペットボトルでの制作は、試行錯誤の連続です。
しかし、その試行錯誤こそがDIYの醍醐味ですよね。
完璧な設計図通りに動かすのも良いですが、身近な廃材を使って仕組みを再現できたときの喜びは格別です。
簡単な構成だからこそ、物理の基本が詰まっている。
100均素材での自作は、いわば水撃ポンプという奥深い世界の入り口なのです。
正確な給水に不可欠な設計図の基本とパーツの揃え方
実験で仕組みを理解したら、次はいよいよ実用レベルの装置に取りかかりましょう!ここで必要になるのが、しっかりとした設計図と、耐久性のあるパーツ選びです。
ペットボトルでは耐えられなかった高圧力を、塩ビパイプや金属パーツで受け止める必要があります。
基本的な設計図は、上流からの供給管、チェック弁(逆止弁)を二つ、そして空気室と揚水管で構成されます。
供給管の長さは、実は非常に重要です。
長ければ長いほどパイプ内の水の総重量が増え、弁が閉まったときの衝撃が大きくなります。
目安としては、作りたい落差の5倍から10倍程度の長さの供給管を用意するのが理想的だと言われています。
パーツ選びについては、ホームセンターの水道コーナーに行けばほとんど揃います。
主要な部品リストを以下にまとめました。
- 供給用パイプ(塩ビ管 VP20~25程度)
- 排水側スイングチャック弁(これが心臓部です)
- 揚水側スイングチャック弁(逆流を防ぎます)
- T字型継手(チーズ)
- 空気室用の太いパイプまたは専用の圧力容器
- 揚水用ホース(細めのものが圧力を維持しやすいです)
これらのパーツを設計図通りに組み立てていくわけですが、ここでプロの視点からアドバイスがあります。
それは、各パーツの接続には必ずシールテープ・接着剤を使用し、ウォーターポンププライヤーなどの工具でしっかりと締め付けることです。
水撃ポンプの自作において、漏れは最大の敵です。
目に見えないほどのわずかな漏れでも、積み重なれば揚水能力を著しく低下させます。
また、設計図の段階で、後からのメンテナンスを考えてユニオン継手などを組み込んでおくと便利です。
ゴミが詰まったときに、装置をバラさずに掃除できるようにしておくわけですね。
設計図はあくまで基本の形であり、そこにあなたのアイデアを加えていくのが自作の楽しさです。
例えば、私の様にチャンバーにはVU菅を利用し、トップには掃除口をつけて、内部を清掃できるように改造する人も多くいます。
これにより、メンテナンス性が向上し、始動時の効率を格段に上げることができるのです。
正確な設計図があれば、たとえDIYが初めての人でも、プラモデルを作るような感覚で完成させることができます。
重要なのは、焦らずに一つ一つのパーツを確実に組み上げていくことです。
しっかりとした骨組みがあれば、あとは水の力がすべてを解決してくれます。
水撃ポンプを簡単にDIY!揚水量を増やす方法とキット販売の活用術
装置が完成し、いざ運用を始めると、欲が出てくるもので、もっとたくさんの水を上げたい!もっと高い場所にあるタンクまで届けたい!
そんなときに重要になるのが、揚水量を増やす方法です。
揚水量を増やすためには、物理的なバランスを調整する必要があり、まず見直すべきは、排水弁(スイングチャック弁)の重さとストロークです。
この弁が閉まるスピードが速ければ速いほど、発生する衝撃波は強くなります。
弁のシャフトに重り(ボルトやナット)を追加して、閉まるタイミングを遅らせたり、逆にバネを強化して鋭く閉まるようにしたりすることで、揚水量は劇的に変わります。
また、供給管の角度も無視できません。
急勾配で一気に水が流れ落ちるように設置すると、水の勢いが増して効率が上がります。
さらに、複数の水撃ポンプを並列に設置するという裏技もあります。
一台では心もとない量でも、二台、三台と並べることで、供給される水の総量を増やすことができるのです。
これはまさに、DIYならではのパワープレイと言えるでしょう!しかし、こうした調整は非常に繊細で、時間がかかるのも事実です。
もしあなたが、効率的な装置を確実に、かつ手軽に手に入れたいのであれば、キット販売を利用するのが最も賢明な判断かもしれません。
本キットでは、必要なパーツがすべてカットされ、最適な調整が施された状態で届く自作キットがを販売しています。
こうしたキット販売を利用するメリットは、何と言っても失敗のリスクを最小限に抑えられることです。
専門家が計算し尽くした設計図に基づいているため、組み立てるだけで最高のパフォーマンスを発揮します。
ここで、自作とキット販売のメリット・デメリットを比較してみましょう。
| 比較項目 | 完全自作 | キット販売の利用 |
| コスト | 非常に安い | やや高い |
| 製作時間 | パーツ探しに時間がかかる | 短時間で完成する |
| 成功率 | 調整次第で変わる | ほぼ100パーセント成功する |
| 知識の習得 | 仕組みを深く理解できる | 手軽に結果が得られる |
| カスタマイズ | 自由自在 | 基本構成に従う必要がある |
正直なところ、私はどちらもおすすめします!安さを追求し、試行錯誤のプロセスを楽しみたいなら完全自作…とにかく早く、確実に水を出したいならキット販売。
あなたの目的や、確保できる時間に合わせて選んでください。
どちらを選んだとしても、電気を使わないポンプが動き出した瞬間の感動に変わりはありません。
自分で揚水量を増やす方法を研究して、昨日よりも一滴でも多く水が上がったときの達成感。
それは、お金では買えない貴重な体験になるはずです。
DIYで揚水量を増やす方法
水撃ポンプ
簡単
DIY
揚水量を増やす方法
キット
水撃ポンプを簡単にDIYして実用性を高めるコツを伝授。特に重要な揚水量を増やす方法では、落差1mから5m以上の高所へ給水するための具体的な調整法を解説します。自作の不安を解消するキット販売情報も網羅し、パーツ選びの時間を大幅に短縮。メンテナンスを最小限に抑えつつ効率的な運転を目指す方に最適です。
- 設置場所で変わる!さらに揚水量を増やす方法とメンテナンス
- 失敗を避けたい方へのキット販売と市販品選びのポイント
- 誰でもできるエコ技術!水撃ポンプ+簡単まとめ
設置場所で変わる!さらに揚水量を増やす方法とメンテナンス
水撃ポンプをどこに設置するか?これは装置の性能を左右する、最も重要な決断の一つで、いくら優れた設計図で作られたポンプでも、設置場所が悪ければその真価を発揮できません。
理想的なのは、豊富で安定した水量があり、なおかつ十分な落差が確保できる場所です。
川の小さな段差や、山の斜面を流れる沢などは絶好のポイントですが、自然の地形は必ずしも完璧ではありません。
そこで、現場に合わせてさらに揚水量を増やす方法を考えましょう!まず、取り込み口にフィルターを設置することは必須です。
落ち葉や砂が弁に挟まると、一瞬でポンプは停止してしまいます。
網の目の細かいステンレスメッシュなどを使って、常にクリーンな水が供給されるようにしましょう。
また、供給パイプはできるだけ直線的に配置してください。
曲がり角が多いと、そこで水の勢いが殺されてしまい、ウォーターハンマーの威力が弱まります。
どうしても曲げる必要がある場合は、急な角度のエルボではなく、緩やかなカーブを持つ継手を使うのがコツです。
具体的には45度エルボです。
次にメンテナンスについてですが、水撃ポンプは驚くほど長持ちします。
可動部が少ないため、壊れる場所が限られているからです。
主なチェックポイントは、ゴムパッキンの摩耗と、空気室の空気抜けですが、特に空気室の空気は、長時間運転していると水に溶け込んで少しずつ減っていきます。
三ヶ月に一度くらいは、装置を一度止めて、空気室の水を抜いて新しい空気を入れてあげましょう。
これを怠ると、装置全体に激しい振動が伝わり、配管が破損する原因にもなります。
さて、ここで設置に関する細かな悩みについても触れておきましょう。
実際のユーザーの声を聞くと、理論通りにいかない現場の苦労が見えてきます。
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隣の敷地との境界ギリギリに設置したいのですが、音で苦情が来ないか心配です。カコンという音はどれくらい響きますか。
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静かな夜間などは、意外と遠くまで響くことがあります。対策としては、ポンプ全体を木箱などで囲い、防音材を貼るのが効果的です。また、排水弁の当たる部分に薄いゴムを貼るだけでも、金属音をかなり抑えることができます。ただし、完全に消すのは難しいので、あらかじめ周囲に説明しておくのが無難ですね。
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冬場に凍結して壊れてしまわないか不安です。何か対策はありますか。
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水が流れている間は凍りにくいですが、極寒の地では注意が必要です。配管に保温材を巻くか、土の中に埋めるのが一番の対策です。もし長期間使わないのであれば、完全に水を抜いておくことを強く推奨します。
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揚水量を増やす方法を試したのですが、あまり変化がありません。供給側の水圧を上げるために、パイプを細くするのはアリですか。
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逆効果になる可能性が高いです。パイプを細くすると水の摩擦抵抗が増えてしまい、逆に勢いが落ちてしまいます。揚水量を増やしたいなら、むしろ供給パイプを一回り太くして、流れる水の重さを増やす方が効果的です。
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メンテナンスを楽にするために、キット販売のパーツを一部流用するのはどうでしょうか。
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それは非常に良い考えです。特に弁のユニットなどは、キット販売されている高品質なものを使うことで、耐久性と信頼性が一気に向上します。自作の楽しさとプロの品質を組み合わせたハイブリッド仕様は、多くのベテランが実践している方法です。
このように、現場での工夫こそが水撃ポンプを完成させる最後のピースで、設置場所の特性を読み解き、それに合わせて微調整を繰り返す。
そのプロセスを通じて、あなたは自然のエネルギーと対話しているような感覚になるでしょう。
メンテナンスをしっかり行えば、このポンプは10年、20年とあなたのために働き続けてくれます。
まさに、一生モノのDIYプロジェクトと言えるのではないでしょうか。
失敗を避けたい方へのキット販売と市販品選びのポイント
自作に挑戦したいけれど、どうしても仕事が忙しくて時間が取れない・あるいは、過去にDIYで大失敗した経験があって、最初から確実なものが欲しい。
そんな方は、迷わず完成度の高いキット販売を検討すべきです。
今の時代、水撃ポンプは特殊な発明品ではなく、一つの確立された製品として手に入ります。
ネットショップを覗いてみれば、海外製の質実剛健なモデルばかりで国内で水撃ポンプキットを安価で取り扱っているのは水撃ポンプテックだけです。
海外市販品を選ぶ際のポイントは、自分の環境に適したサイズを選ぶことです。
大きければ良いというわけではありません。
供給できる水の量に対してポンプが大きすぎると、弁が十分に作動せず、結局一滴も汲み上げられないという悲劇が起こります。
逆に小さすぎると、せっかくの豊富な水資源を活かしきれません。
購入前に、自分の場所の「利用可能な落差」と「毎分あたりの流量」を計測しておくことが、失敗しないための絶対条件です。
また、購入前に動画で学習するのもお勧めで、どこに何を繋げばいいのか、どういう音が正常なのか、視覚的に理解できるメリットは非常に大きいです。
市販品の中には、永久機関のようなメンテナンスフリーを謳うものもありますが、実際には先述した通り定期的な空気の入れ替えなどは必要です。
過度な宣伝に惑わされず、構造がシンプルで修理しやすいものを選ぶのが、長く使い続けるコツです。
時間は有限です。
早く給水システムを稼働させて、野菜作りや開拓に専念したいのであれば、プロの知恵をお金で買うのは非常に賢明な投資と言えるでしょう。
もちろん、キットを手に入れた後で、それをベースに独自のDIYを加えることも可能です。
まずは確実なベースを手に入れ、そこから自分好みにカスタマイズしていく。
これこそが、現代における最も効率的な水撃ポンプの導入方法かもしれません。
どんな形であれ、あなたがこの電気を使わないポンプを手に入れることで、生活の質が向上し、自然との共生が一歩進むことを願ってやみません。
誰でもできるエコ技術!水撃ポンプ+簡単まとめ
ここまで読み進めてくださったあなたなら、もう水撃ポンプが単なる夢の装置ではないことがお分かりいただけたはずです。
それは、物理法則を巧みに利用した、極めて現実的で実用的なエコ技術です。
電気を使わないポンプという選択肢を持つことは、現代社会において非常に大きな強みになります。
万が一の停電時や、インフラが届かない場所でも、水さえあれば命を繋ぎ、生活を豊かにすることができるからです。
最後に、これまでの内容を振り返り、明日からあなたが取るべきアクションをまとめます。
まず、いきなり大きなものを作ろうとせず、身近なペットボトルや100均のパーツを使って、仕組みを再現することから始めてみてください。
自分の目で、水が高いところへ飛び出す瞬間を確認することが、何よりも深い理解に繋がります。
次に、本気で実用化を目指すなら、しっかりとした設計図を手に入れるか、信頼できるキット販売を活用しましょう。
基礎がしっかりしていれば、その後の揚水量を増やす方法の調整もスムーズに進みます。
そして、設置場所に合わせた微調整を楽しみ、長く使い続けるためのメンテナンスを習慣にしてください。
水撃ポンプは、手をかければかけるほど、それに応えてくれる装置です。
正直なところ、今の世の中、お金を払えば何でも解決できることがほとんどです。
でも、あえて自分の手を動かし、自然の力を借りて、自分だけのシステムを作り上げる!そこには、単なる利便性を超えた、人間本来の「作る喜び」があります。
まずはホームセンターの水道コーナーで、どのような材料が必要か見積もってみましょう。
もし途中で迷ったり、うまくいかなかったりしても、それは失敗ではありませんし、より良いシステムを作るための貴重なデータです。
水撃ポンプは簡単で、そして最高に面白いDIYなのです。
参考






