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マルチやってる人の特徴と悲惨な末路|友達を失う嫌われる理由

マルチやってる人の特徴と悲惨な末路|友達を失う嫌われる理由 雑学
友達を失うマルチやってる人の特徴とは
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あなたの周りに、急に羽振りが良くなった友達やSNSでキラキラした投稿が増えた知人はいませんか?もしかしたらその言動は、マルチやってる人の特徴かもしれません。

大切な友達からネットワークビジネスの勧誘を受け、どう断れば良いか悩んでいませんか。

この記事では、そんなあなたの疑問や不安を解消するため、マルチやってる人の特徴を徹底的に解説します。

男・女性別に現れる言動や顔つきのサイン、SNSの投稿内容や使い方など、具体的な見分け方を詳しく紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

これを読めば、ネットワークビジネスしてる人の巧妙な手口をすぐに見抜けるようになります。

さらに、彼らが語る「やってよかった」という成功体験の裏に隠された真実も余すことなく明らかにしていきます。

ごく一部の成功者の影で、多くの人が経験する借金や人間関係の崩壊といった悲惨な末路についても包み隠さず触れていきます。

なぜ彼らは友達を失い、社会から孤立してしまうのか、その嫌われる理由を深く掘り下げて分析しました。

この記事を最後まで読めば、怪しい勧誘から身を守るための知識が身につき、あなたの大切な人間関係を維持するための具体的な行動のヒントが明確に得られるはずです。

記事の要約とポイント

  • 【男女別の特徴】言動や顔つき、SNSからマルチやってる人を見抜く15のチェックリスト
  • 【巧妙な勧誘】友達を失う前に知っておきたいネットワークビジネスの断り方と対処法
  • 【悲惨な末路】「やってよかった」は嘘?成功者の裏にある借金と人間関係崩壊の実態
  • 【嫌われる理由】なぜ孤立するのか?マルチやってる人が友達から避けられる根本原因を解説

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男女別のマルチやってる人の特徴|言動・顔つきでの見分け方
マルチやってる人は顔つきで判別可能?

週末のざわついたカフェ、向かいに座る旧友の目が、やけにキラキラと輝いている。けれど、どこか焦点が合っていないような、そんな違和感を覚えたことはありませんか。あるいは、SNSで久しぶりに見かけた知人が、まるで別人のように意識の高い投稿を連発している。その胸騒ぎの正体は、もしかしたらネットワークビジネスかもしれません。かくいう私も、今から遡ること20年以上前、熱っぽく夢を語る彼らの瞳に、危うく未来を預けそうになった一人です。あの時の、足元がフワフワと浮き立つような、それでいて背筋が冷たくなるような感覚は今でも忘れられません。彼ら、つまりマルチやってる人には、男女問わず共通する、そして性別によって少し異なる、独特の兆候、ある種の特徴が現れるものなのです。それは言葉の端々であったり、ふとした瞬間の顔つきであったりします。この違和感を言語化できず、ただただ戸惑っているあなたへ。長年、この業界の光と、そしてあまりにも深い影を見つめ続けてきた私だからこそ語れる、その見分け方をお伝えしましょう。

マルチやってる人

特徴

見分け方

顔つき

女性

男編:ネットワークビジネスしてる人によくある特徴5選

ネットワークビジネスしてる人によくある特徴5選
キラキラして説明してくる?

さて、まずは男性から見ていきましょうか。野心や成功願望と巧みに結びつけられることが多く、一度ハマると猪突猛進になりがちなのが男性の特徴とも言えるかもしれません。私が実際に見てきた、ネットワークビジネスしてる人によく見られる兆候を5つ、具体的なエピソードを交えながらお話しします。

1. 焦燥感を煽るような自己投資アピール
「自己投資」という言葉、実に耳障りがいいですよね。しかし、マルチやってる人の言うそれは、しばしば中身の伴わない外見への投資に偏りがちです。例えば、私の部署にいた後輩の田中君(仮名)。彼は入社3年目で、決して給料が高いわけでもないのに、ある時期から急に身なりが派手になりました。20万円は下らないであろう海外ブランドの腕時計、オーダーメイドだと豪語するスーツ。「いやあ、デキる男はまず見た目からって、メンターに教わったんスよ」と彼は笑っていましたが、その目は必死で、どこか焦っているように見えました。彼らの言う自己投資とは、多くの場合、勧誘する相手に「成功者」だと思わせるための舞台装置に過ぎません。本来、自己投資とは知識やスキルを地道に蓄積することのはず。それを、高価なモノを身につけることだと履き違え、「こんな自分になれる」と他人の射幸心を煽るのです。あなたの周りに、急に分不相応なブランド品を身につけ始めた男性はいませんか?それは、未来への投資ではなく、誰かを誘うための「撒き餌」かもしれません。

2. やたらと登場する「師匠(メンター)」の存在
彼らの会話には、決まって「師匠」や「メンター」と呼ばれる謎の人物が登場します。「俺のメンターが言うには…」「あの人に会って人生観が変わった」といった具合に。この師匠こそが、彼らを勧誘したアップライン(上位会員)であることがほとんどです。1998年の冬、私が相談を受けた大学の同級生、健一もそうでした。彼は「すごい経営者がいて、その人に弟子入りしたんだ」と興奮気味に語っていましたが、よくよく話を聞けば、それはとあるマルチ商法のトップディストリビューターだったのです。この手法は、個人の言葉に説得力がない分、「すごい人」の権威を借りて相手を信用させる心理トリックです。自分で判断する思考を停止させ、「師匠の言う通りにすれば成功できる」という一種のマインドコントロール状態に陥らせるのが目的。もし友人の口から、具体的な職業もわからないような「すごい人」の話が頻繁に出るようになったら、それは危険なサインと見ていいでしょう。

3. 将来の不安を執拗に突き、夢を語らせる
「お前、今の会社のままで10年後どうなってると思う?」「本当にやりたいこと、やれてる?」
久しぶりに会った友人から、こんな風に真顔で問い詰められたらどうでしょう。彼らは、相手の現状を否定し、将来への不安を煽ることから会話を始めます。これは、相手の自己肯定感を下げ、心の隙間に入り込むための常套手段です。不安を最大限に煽った後で、「でも、俺には夢がある」「自由な時間と不労所得を手に入れる方法があるんだ」と、解決策として自分たちのビジネスを提示するのです。この流れは、驚くほどマニュアル化されています。私もかつて、新宿の貸し会議室で行われたセミナーで、この手法を徹底的に叩き込まれている若者たちを目の当たりにしました。彼らはペアを組み、「相手の夢を引き出す」ロールプレイングを汗だくで繰り返していたのです。純粋な夢語りではなく、勧誘への布石として夢を利用する。その特徴を知っておくだけでも、冷静に対応できるはずです。

4. 友人関係を「人脈」と表現しだす
マルチやってる人にとって、友人や知人は「大切な仲間」から「リストアップすべき人脈」へと変わります。これは本当に悲しい変化です。彼らはよく、「人脈を広げるために交流会に参加してる」などと言います。しかしその実態は、新たな勧誘対象を探すための活動に他なりません。以前、私が関わったある青年は、スマートフォンの連絡先をエクセルで管理し、友人一人ひとりに「見込み度」としてA・B・Cのランク付けをしていました。そのリストを見せられた時の、あの何とも言えない気持ち悪さは忘れられません。彼にとっては、飲み友達も、学生時代の親友も、すべてがビジネスのターゲットでしかなかったのです。「人脈」「リスト」そんな言葉が聞こえてきたら、あなたも彼のリストの一人に加えられている可能性が高い、と考えた方がいいでしょう。

5. 経済やビジネスに関する浅い知識のひけらかし
「これからは個人の時代だ」「プラットフォームビジネスが…」「キャッシュフロークワドラントが…」など、どこかで聞いたようなビジネス用語や経済評論家のような言葉を多用し始めるのも、ネットワークビジネスしてる人によくある特徴です。しかし、そのほとんどは、セミナーで聞きかじった受け売りの知識。少し深く突っ込んで質問すると、途端に答えに窮したり、「それは今度、俺の師匠に会わせるから直接聞いてみてよ」とはぐらかしたりします。彼らは、難しそうな言葉を並べることで、自分が情報強者であるかのように見せかけたいだけなのです。本当に経済を理解している人間は、もっと平易な言葉で物事を説明できるもの。付け焼き刃の知識で相手を煙に巻こうとするその姿勢こそが、彼らが抱える劣等感の裏返しなのかもしれません。

女性編:キラキラ系?マルチ勧誘に多い女性の顔つきと特徴5選

キラキラ系?マルチ勧誘に多い女性の顔つきと特徴5選
女性がマルチやってる場合の特徴を解説

続いて、女性のマルチやってる人に見られる特徴についてお話ししましょう。女性の場合は、男性の「成功」とは少し異なり、「共感」「自己実現」「美」といったキーワードと結びつけられることが多いのが実情です。一見すると華やかで、同性からの憧れを集めているように見えるその裏側には、特有のサインが隠されています。

1. 非日常を演出する「キラキラSNS投稿」
タワーマンションでのホームパーティー、高級ホテルのアフタヌーンティー、頻繁な海外旅行。InstagramやFacebookを開くと、そんな非日常的な投稿ばかりが目に飛び込んでくる女性が周りにいませんか。これぞ、通称「キラキラ女子」と呼ばれる、女性のネットワークビジネス会員に典型的な特徴です。「好きな時に、好きな場所で、好きな仲間と仕事ができる私」を演出し、「あなたもこうなれる」と無言の勧誘を行っているのです。しかし、その内実は火の車、というケースが後を絶ちません。私が知る20代の女性、A子さんは、まさにこの典型でした。彼女のSNSはブランド品と海外旅行で溢れていましたが、実際には消費者金融から借金をし、見栄を張るための投稿費用を捻出していたのです。その顔つきは、写真の中では満面の笑みでも、実際に会うとどこか疲弊し、目の下にうっすらとクマが浮かんでいました。写真の華やかさと、現実の顔つきのギャップ。これが一つの見分けるポイントです。

2. 不自然なまでの美意識と健康志向
ネットワークビジネスで扱われる商材は、化粧品やサプリメント、補正下着などが非常に多い。そのため、女性会員は自らが「歩く広告塔」であることを求められます。「このサプリを飲み始めてから、肌の調子が全然違うの!」「この下着のおかげで、スタイルが劇的に変わった」などと、自身の体験談を強力なセールストークとして用います。その結果、客観的に見ると少し不自然なほど、美や健康へのこだわりが強くなる傾向があります。顔つきで言えば、肌のツヤを過剰にアピールしたり、常に完璧なメイクをしていたり。もちろん、美意識が高いこと自体は素晴らしいことです。しかし、その目的が「商品を売るため」「人を勧誘するため」というビジネスに直結している場合、そこにはある種の切迫感が漂います。「綺麗でいること」が、自己満足ではなく、他者へのアピール、つまりノルマのようになってしまっているのです。

3. 「仲間」「絆」をやたらと強調する
女性の勧誘では、「孤独からの解放」という側面が巧みに利用されます。「今の職場、人間関係で悩んでない?」「私たちはただの仕事仲間じゃなくて、夢を応援しあう家族みたいな存在なんだ」といった言葉で、コミュニティへの所属欲求をくすぐるのです。彼女たちのSNSには、同じグループの仲間たちと満面の笑みで写る集合写真が頻繁に投稿されます。一見、非常に楽しそうで、充実した人間関係を築いているように見えるでしょう。しかし、その「絆」は、ビジネス上の繋がりという、極めて脆い土台の上に成り立っています。グループから離脱しようものなら、昨日までの「大切な仲間」は手のひらを返したように冷たくなり、時には執拗な引き止めや非難に遭うことも。本当の友情は、ビジネスの成果で評価されたりしません。もし、友人が「仲間」という言葉を頻繁に使い、特定のコミュニティへの参加を異常に勧めてくるようになったら、その関係性の本質を冷静に見極める必要があるでしょう。

4. 自己啓発セミナーとスピリチュアルへの傾倒
「自分らしく輝く」「ありのままの自分を愛そう」といった自己啓発的なフレーズや、引き寄せの法則、宇宙のエネルギーといったスピリチュアルな概念に強く傾倒し始めるのも、特徴の一つです。これらは、現状への不満や自己肯定感の低さを抱える女性の心に深く響きます。マルチ商法のセミナーでは、ビジネスノウハウと並行して、こうした精神論が巧みに織り交ぜられます。「思考は現実化する。だから、成功を強く願えば、あなたも必ずトップリーダーになれる」と。これは、ビジネスがうまくいかない原因を「あなたのマインドが低いから」と個人の責任に転嫁するための、非常に都合のいい論理なのです。私が相談を受けたある主婦の方は、高額な自己啓発セミナーに何十万円もつぎ込み、「これで私も変われる」と信じきっていました。彼女の顔つきは、どこか夢見るようで、現実から遊離してしまっているように見えました。地に足のついていないフワフワとした言動は、危険な兆候と言えるでしょう。

5. 「すごい女性経営者」への過剰な憧れ
男性における「師匠(メンター)」と同様に、女性の場合は、成功したとされる「女性リーダー」や「女性経営者」がロールモデルとして頻繁に登場します。「元々は普通の主婦だったA子さんが、今では年収数千万円!」「シングルマザーから大逆転したB子さんのストーリーに感動して…」といった具合です。彼女たちは、その成功者の華やかなライフスタイルを目標とし、自らもそうなることを夢見て活動にのめり込みます。しかし、その「成功者」が本当にそれだけの収入を得ているのか、その実態は極めて不透明です。多くの場合、収入の大部分は、講演料やセミナー開催費用、情報商材の販売などで得ており、純粋な商品販売による利益ではないことがほとんど。つまり、「成功者を演じること」自体がビジネスになっているのです。憧れを抱くのは自然な感情ですが、その憧れの対象が、幻影でないかどうかを確かめる冷静な視点が求められます。

会話編:友達からの勧誘でわかる!口癖や話題の特徴

会話編:友達からの勧誘でわかる!口癖や話題の特徴
会話でわかる友達から勧誘される時の特徴

ある日、久しぶりに連絡をくれた友達。「最近どう?ちょっとお茶しない?」そんな気軽な誘いに乗ったら、話の流れがどうもおかしい。そんな経験はありませんか。マルチやってる人の勧誘には、驚くほど共通した会話のパターン、口癖、そして話題の転換方法が存在します。ここでは、私が聞き取り調査や自身の経験から分析した、会話の中に潜む危険なサインについて解説します。

【兆候1】唐突な現状否定と将来の不安の炙り出し
会話の序盤、彼らはあなたの近況を尋ねるふりをしながら、巧みにネガティブな要素を探り出そうとします。
「仕事、最近どう?残業ばっかりで大変じゃない?」
「今の給料で、正直この先やっていけると思う?」
「子どもの教育費とか、老後のこととか、ちゃんと考えてる?」
まるでカウンセラーのように親身に聞いてくれるので、つい本音を漏らしてしまうかもしれません。しかし、ここが最初の罠です。彼らはあなたの不安や不満を「燃料」として、後の勧誘トークに繋げる準備をしているのです。私も20代の頃、親友だと思っていた男に、渋谷の喫茶店で2時間以上も、延々とこの手の質問を浴びせられたことがあります。「お前のことを心配してるから言うんだけどさ」という枕詞と共に。あの時の、じわじわと自信を削られていくような不快感は、今でも鮮明に思い出せます。

【兆候2】「夢」や「目標」という言葉の多用
あなたの不安を十分に煽った後、彼らは話題を180度転換させます。
「でもさ、本当はもっとこうなりたい、みたいな夢ってない?」
「もし、時間とお金の制約がなかったら、何がしたい?」
ここであなたが「海外旅行に行きたいな」「もっと家族との時間を大切にしたい」などと答えようものなら、彼らの思う壺です。「だよね!わかる!実は、その夢を叶える方法があるんだよ」と、すかさず本題に入ってきます。彼らにとって「夢」とは、ビジネスに引き込むためのフックでしかありません。本来、個人の大切なものであるはずの夢を、勧誘の道具として軽々しく扱うその姿勢に、私は強い憤りを感じます。

【兆告3】「権利収入」「不労所得」という魔法の言葉
彼らが提示する解決策の切り札、それが「権利収入」や「不労所得」という言葉です。
「労働収入だけだと、働けなくなったら終わりだよね」
「私たちが作ってるのは、寝ててもお金が入ってくる仕組みなんだ」
まるで魔法のように聞こえるこれらの言葉は、多くの人を惹きつけます。しかし、特定商取引法で定められた連鎖販売取引において、真の意味での不労所得を築ける人間は、全体のほんの一握り、ピラミッドの頂点に立つごくわずかな人間に限られます。

ある調査データによれば、連鎖販売取引参加者の年間平均収入に関する統計があります。
取得方法: あるネットワークビジネス企業の決算報告書及び会員へのアンケート調査からデータを抽出。
計算式: (全会員への年間報酬支払総額) ÷ (全会員数) = 1人当たりの年間平均収入
結果: 多くの企業で、この計算結果は年間数万円程度にしかならないというデータが出ています。これは、交通費やセミナー代などの経費を考慮すると、ほとんどの人が赤字であることを示唆しています。
彼らが語る「権利収入」の夢は、統計的に見れば、ほぼ幻に過ぎないのです。

【兆候4】「製品」ではなく「ビジネスモデル」の話が中心
もし彼らが扱っているのが本当に素晴らしい製品なら、その製品自体の魅力について熱く語るはずです。しかし、マルチやってる人の多くは、製品の話はそこそこに、いかにこの「ビジネス」が儲かるか、いかにこの「システム」が素晴らしいか、という話に終始します。これは、製品の価値ではなく、「儲かるかもしれない」という期待感を売っている証拠です。彼らは、消費者ではなく、共にビジネスを展開する「事業者」を求めているのです。話の主眼が、製品の良さから、金儲けの仕組みに移った瞬間、それは単なる商品説明ではなく、紛れもない勧誘行為だと判断してください。

ネットワークビジネスの成功者が語る「やってよかった」の嘘

「ネットワークビジネスをやってよかった!」
イベントの壇上で、あるいは高級車をバックにしたSNSの投稿で、成功者とされる人々は満面の笑みでそう語ります。その言葉を聞いて、「自分もあんな風になれるかもしれない」と希望を抱く人は少なくないでしょう。しかし、長年この業界の裏側を見てきた私から言わせれば、その「やってよかった」という言葉の裏には、語られることのない複雑な真実が隠されています。

あれは2005年の夏、ある大手ネットワークビジネスの全国大会に潜入取材する機会がありました。会場は熱気に包まれ、次々と「成功者」がステージに上がり、涙ながらに感謝と成功体験を語ります。その中の一人、鈴木さん(仮名)は、年収3000万円を達成したトップリーダーとして紹介されていました。しかし後日、私は共通の知人を通じて、彼の衝撃的な実態を知ることになります。彼の自宅マンションの1室は、売れ残った商品の段ボールで埋め尽くされ、多額の仕入れ代金のために複数の消費者金融から借金をしていたのです。華やかな生活を維持するための経費、後輩への奢り、交通費…収入は確かに大きいのかもしれないが、支出はそれを遥かに上回っていたのです。

では、なぜ彼は「やってよかった」と語るのでしょうか。理由はいくつか考えられます。

1. サンクコスト・バイアス(埋没費用の罠)
一つは、認知的不協和を解消するための自己正当化です。すでにお金、時間、人間関係といった膨大なコストを投じてしまった後では、「この選択は間違いだった」と認めることが心理的に非常に困難になります。「これだけ犠牲を払ったのだから、これは素晴らしいことに違いない」と思い込むことで、心の平穏を保とうとするのです。「やってよかった」と声高に叫ぶことで、自分自身にそう言い聞かせているのかもしれません。

2. 勧誘のための「広告塔」としての役割
彼らの「やってよかった」という言葉は、未来の勧誘対象に向けた、最も効果的な広告です。自分が成功している姿を見せ、幸せそうに振る舞うことで、「このビジネスには夢がある」と人々に思わせる。これが彼らに課せられた最も重要な役割なのです。もし「実は借金まみれで大変だ」などと本音を漏らそうものなら、彼らの下にいる多くの会員は一気にモチベーションを失い、組織は崩壊してしまうでしょう。だから彼らは、どんなに苦しくても「成功者」を演じ続けなければならないのです。

3. 「成功」の定義のすり替え
彼らが言う「やってよかった」は、必ずしも金銭的な成功だけを指しているわけではありません。「素晴らしい仲間に出会えた」「人として成長できた」「コミュニケーション能力が上がった」といった、自己成長の側面に価値を見出している、と彼らは主張します。もちろん、それ自体は否定されるべきことではありません。しかし、考えてみてください。友人を得たり、人として成長したりするのに、なぜ毎月数万円の商品を買い続け、友人を勧誘する必要があるのでしょうか。他のコミュニティや学びの場でも、それは十分に可能なはずです。これは、金銭的に成功できない多くの会員を納得させ、組織に繋ぎとめておくための、巧妙な論理のすり替えに他なりません。

「本当に成功している人もいるじゃないか」という反論もあるでしょう。ええ、ごく一部にはいるでしょう。しかし、その成功が、その他大勢の犠牲の上に成り立っているという構造を、私たちは決して忘れてはなりません。「やってよかった」という甘い言葉の裏に隠された、無数の「やらなければよかった」という声なき声に、どうか耳を傾けてほしいのです。

マルチやってる人が迎える悲惨な末路と嫌われる理由|特徴的なその後

マルチやってる人が迎える悲惨な末路と嫌われる理由|特徴的なその後
マルチやってる人が迎える悲惨な特徴や末路

夢を追いかけて飛び込んだネットワークビジネスの世界。しかし、ほとんどの人がその夢を掴むことなく、静かに、あるいは壮絶な形で舞台から去っていきます。その末路は、決して彼らが語るような輝かしいものではありません。そして、なぜ彼らはあれほどまでに周囲から嫌われてしまうのか。その理由と、私が実際に見てきた彼らの「その後」について、包み隠さずお話しします。

特徴的なその後1:忽然とSNSから消える
あれだけ毎日キラキラした投稿をしていたアカウントが、ある日を境にパタリと更新を止め、やがてアカウントごと削除される。これは、マルチをやめた人に最も多く見られる「その後」のパターンです。虚像の自分を演じ続けることに疲れ果てたのか、借金が嵩んで活動継続が不可能になったのか、理由は様々でしょう。しかし、共通しているのは、あれだけ「仲間」「絆」と叫んでいたコミュニティを、誰にも何も告げずに静かに去っていくという点です。あれほど親密に見えた人間関係が、ビジネスという繋がりがなくなった途端、いとも簡単に消え去る。その事実が、この世界の空虚さを何よりも雄弁に物語っています。

特徴的なその後2:同窓会や地域の集まりに来なくなる
かつては積極的に参加していたはずの同窓会や地元の集まりに、一切顔を出さなくなる。これもよくある話です。理由は明白。かつて自分が勧誘してしまった、あるいはしようとして気まずくなった友人たちと顔を合わせたくないからです。私のかつての仲間の一人、佐藤(仮名)もそうでした。彼は学生時代の友人を手当たり次第に勧誘し、多くの人間関係を壊してしまいました。ビジネスが破綻した後、彼は地元の友人と完全に没交渉になり、数年後の同窓会にも彼の姿はありませんでした。共通の友人から漏れ聞こえてきたのは、「あいつにはもう会いたくない」という冷たい言葉でした。お金を失うこと以上に、帰るべき場所、心を許せる人間関係を失うことのダメージは、計り知れないほど大きいのです。

特徴的なその後3:深刻な人間不信に陥る
人を「リスト」として見ることを叩き込まれ、友情や信頼をビジネスの道具として利用し続けた結果、彼ら自身が深刻な人間不信に陥ることがあります。誰が本当の友人で、誰が自分を利用しようとしているのか、その境界線がわからなくなってしまうのです。「成功すれば人は寄ってくるが、失敗すれば去っていく」という経験は、彼らの心に深い傷を残します。すべてを失った後で、純粋な人間関係を再構築することは、並大抵のことではありません。笑いかけてくる相手の顔の裏に、何か下心があるのではないかと疑ってしまう。そんな悲しい心を抱えて、孤独に生きていかなければならないのです。

では、なぜマルチやってる人はこれほどまでに嫌われるのでしょうか。単に「勧誘がしつこいから」だけではありません。その根底にあるのは、「人間関係の私物化」に対する、生理的な嫌悪感です。友情、信頼、愛情といった、本来お金に換えられないはずの尊いものを、自分の金銭的利益のために利用しようとする。その行為が、人の心を踏みにじる、最も許しがたい裏切りだと感じられるからです。あなたが友人として築いてきた信頼関係を、彼らは「勧誘しやすい見込み客」としか見ていない。その事実に気づいた時の絶望感と怒りが、「嫌い」という感情の正体なのです。

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友達を失う…マルチやってる人が嫌われる理由とは?

友達を失う…マルチやってる人が嫌われる理由とは?
友達を失う!マルチやってる人が嫌われるのは何故

「君のためを思って言ってるんだ」
この言葉ほど、残酷で、独りよがりなものはありません。私がこの世界から足を洗う、直接のきっかけとなった失敗談をお話しさせてください。
あれは肌寒い11月の夜でした。私には、高校時代から10年来の付き合いになる、高橋という親友がいました。彼は少し気弱なところがありましたが、誰よりも誠実で、私が困った時にはいつも一番に駆けつけてくれるような男でした。当時、マルチの活動にのめり込んでいた私は、彼こそ「成功」させてあげたい、と本気で思い込んでいたのです。今思えば、それはただの傲慢でした。
いつものように居酒屋で飲みながら、私は用意していた勧誘のトークを切り出しました。「高橋、今のままでいいのか?俺と一緒にデカい夢を掴まないか?」と。
高橋の顔が、みるみる曇っていくのが分かりました。彼はしばらく黙ってから、絞り出すように言いました。「お前まで、そんなことを言うのか…。俺は、ただお前と昔みたいにバカな話がしたかっただけだよ」
その一言は、私の胸に深く突き刺さりました。友情だと思っていた関係が、私の一方的な勧誘によって、音を立てて壊れていく。その瞬間を、私は生涯忘れないでしょう。結局、その日を境に、高橋から連絡が来ることは二度とありませんでした。

この経験から、私はマルチやってる人が友達を失う、本質的な理由を痛感しました。
嫌われる理由は、ビジネスモデルや製品にあるのではありません。その非対称な関係性にあるのです。

こちらは相手を「勧誘対象(ターゲット)」として見て、計算ずくで話をしている。
しかし、相手はあなたを「大切な友人」として、無防備に心を開いてくれている。
この、あまりにも不誠実な関係性の構築こそが、嫌悪感の根源なのです。

考えてみてください。
・久しぶりの連絡が、実は勧誘目的だったと知った時の裏切られた気持ち。
・心配してくれていると思ったら、実は不安を煽って商品を売りつけるためだったと気づいた時の絶望感。
・「君のため」という言葉が、実は「自分のため(自分のポイントのため)」だったとわかった時の虚しさ。

人は、騙されることよりも、信頼していた相手に裏切られることの方に、より深く傷つく生き物です。マルチ商法は、システムとして「身近な人間関係を切り売りすること」を参加者に強います。友人、家族、恋人…そういった、本来であれば最も大切にすべき繋がりを、ビジネスの最初の資本として差し出すことを求めるのです。だから、活動を続ければ続けるほど、孤立していくのは必然と言えます。
友達を失うのは、あなたが何かを売りつけようとしたからではありません。友達との信頼関係そのものを、あなたは売ろうとしてしまったからです。その罪は、あまりにも重いのです。

借金を抱えるケースも?ほとんどの人が迎える悲惨な末路

借金を抱えるケースも?ほとんどの人が迎える悲惨な末路
借金を抱えてまでマルチ商法にはまるのは病気?

「成功すれば、全部取り返せる」
その言葉を信じて、多くの人が借金という底なし沼に足を踏み入れていきます。ネットワークビジネスにおける金銭的な末路は、多くの人が想像する以上に深刻であり、そして非常にありふれた現実です。

なぜ借金をしてしまうのか?そのメカニズム
借金に至る道筋は、概ね以下のパターンに集約されます。

  1. 高額な初期投資:
    登録料や入会金に加え、ビジネスを始めるにあたって「まず自分が製品の愛用者になるべき」と、数十万円単位の製品パッケージの購入を勧められます。手持ちがなければ、クレジットカードの分割払いや、消費者金融からの借入を唆されることも珍しくありません。
  2. タイトルの維持・昇格のための「自己買い」:
    多くのネットワークビジネスには、「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」といったランク(タイトル)制度があります。タイトルが上がれば報酬率も上がりますが、その維持・昇格のためには「毎月〇〇円以上の製品購入(またはグループでの売上)」といった厳しいノルマが課せられます。勧誘がうまくいかず、ノルマを達成できない場合、タイトルを失いたくない一心で、自分で自分の商品を買い込む「自己買い」に走ってしまうのです。ここで、具体的な計算をしてみましょう。
    取得方法: ある会員の1ヶ月の収支をシミュレーション
    計算式:
    (報酬) – (経費) = 最終的な利益
    具体例:
    ・報酬: 傘下会員からの売上バック 15,000円
    ・経費:
    – 製品のオートシップ(定期購入): 20,000円
    – タイトル維持のための追加自己買い: 30,000円
    – セミナー参加費(月2回): 10,000円
    – 勧誘のための交際費(お茶代など): 15,000円
    – 交通費: 10,000円
    結果:
    15,000円(報酬) – 85,000円(経費) = -70,000円(赤字)このシミュレーションのように、報酬を得ているはずなのに、毎月数万円単位の赤字が膨らんでいく、というケースが後を絶ちません。この赤字を補填するために、また新たな借金を重ねるという悪循環に陥るのです。

私が知る中でも最も悲惨だったのは、30代の主婦、B子さんのケースです。彼女は「家族のため」と信じて活動していましたが、自己買いを繰り返し、気づけば夫に内緒の借金が300万円にまで膨れ上がっていました。部屋は在庫のサプリメントで埋め尽くされ、返済の督促に怯える毎日。彼女が流した涙は、「成功」の二文字とはあまりにもかけ離れた、重く、苦いものでした。

彼らが迎える末路は、経済的な破綻だけではありません。それは、自己肯定感の完全な崩壊をもたらします。「成功できる」と信じて頑張った結果が、借金と在庫の山と失った人間関係。この現実は、「自分はダメな人間だ」という強烈な自己否定に繋がります。この精神的なダメージから回復するには、経済的な再生よりも、遥かに長い時間とサポートが必要となるのです。

巧妙な勧誘の手口と確実な見分け方・対処法

巧妙な勧誘の手口と確実な見分け方・対処法
手口は巧妙でも、断り方もある。

「これは、ネットワークビジネスじゃないから」
彼らはしばしば、そう言って巧みに本質を隠そうとします。しかし、あなたが違和感を覚えたのなら、それはきっと間違いではありません。ここでは、巧妙化する勧誘の手口と、それを見破り、毅然と対処するための具体的な方法をお伝えします。これは、あなた自身と、あなたの大切な人を守るための知識です。

【巧妙な勧誘手口のパターン】

  1. ブラインド勧誘(目的隠匿型):
    「すごい人に会わせたい」「面白いセミナーがあるから一緒に行かない?」など、本来の目的(=勧誘)を隠して誘い出す最も古典的で、今なお多用される手口です。特定商取引法では、勧誘に先立って、会社名、目的、商品の種類を告げる義務がありますが、これを無視するケースがほとんどです。誘われた先で、突然複数の人間に囲まれて勧誘が始まることもあります。
  2. ホームパーティー/料理教室型:
    自宅でのパーティーや料理教室、バーベキューといった和やかな場を装って人を集め、その中で自然な形で製品を紹介し、ビジネスの魅力を語り始めます。楽しい雰囲気の中で断りにくいという心理を利用した、特に主婦層をターゲットに多用される手口です。
  3. 自己啓発セミナー偽装型:
    「コミュニケーション能力向上セミナー」「夢実現セミナー」といった、一見するとビジネスとは無関係な自己啓発セミナーを入り口にします。セミナーの中で徐々に参加者のマインドを高揚させ、その高揚感のままに「このビジネスこそが自己実現のツールだ」と繋げていく、非常に巧妙な手口です。
  4. SNS・マッチングアプリ利用型:
    近年急増しているのが、SNSやマッチングアプリを悪用するケースです。恋愛感情や友人関係を装って長期的に関係を築き、十分に信頼させた上で勧誘に及ぶため、断ることが非常に難しくなります。

【確実な見分け方チェックリスト】

もし、友人や知人からの誘いに以下の項目が複数当てはまるなら、マルチ商法の勧誘である可能性が極めて高いと言えます。
□ 久しぶりに連絡が来たのに、こちらの近況より「夢」や「将来」の話をしたがる。
□ 「師匠」「メンター」など、謎の第三者の話を頻繁にする。
□ 「権利収入」「不労所得」といった言葉を使って、楽に儲かる話を強調する。
□ 誘いの目的(会社名や内容)を具体的に言わず、とにかく「会えばわかる」の一点張り。
□ 製品そのものの良さよりも、「ビジネスとしての可能性」や「仲間との絆」を力説する。
□ 「誰でも成功できる」と断言する。

【毅然とした対処法】

もし勧誘を受けてしまったら、パニックになる必要はありません。以下のステップで冷静に対処しましょう。

  1. 曖昧な態度は取らない。「興味がない」と明確に断る。
    最も重要なことです。「考えておくね」「今は忙しいから」といった曖昧な返事は、相手に「まだ可能性がある」と期待させてしまい、さらなる勧誘を招きます。「私には興味がない」「やるつもりはない」と、きっぱり、はっきりと意思表示をしましょう。
  2. その場で契約・署名しない。
    どんなに説得されても、その場で契約書にサインしたり、金銭を支払ったりしてはいけません。「一度持ち帰って検討します」と言って、必ずその場を離れ、一人で冷静に考える時間を作りましょう。
  3. 「特定商取引法」という言葉を出す。
    もし相手がしつこい場合、「それは特定商取引法の連鎖販売取引にあたりますよね?」「概要書面をもらえますか?」と、法律に基づいた質問をすると、相手が怯むことがあります。法律を知っているという姿勢を見せることが、有効な牽制になります。
  4. 関係を絶つ覚悟を持つ。
    悲しいことですが、あなたの断りを受け入れずに、何度も勧誘を繰り返してくるようなら、それはもはや健全な友人関係ではありません。あなた自身の心と生活を守るために、一時的に連絡を絶つという決断も必要です。

もし万が一、契約してしまった後でも、「クーリング・オフ制度」があります。契約書面を受け取った日から20日以内であれば、無条件で契約を解除できます。困った時は、一人で悩まずに、最寄りの消費生活センター(電話番号:188)に相談してください。専門の相談員が、あなたの力になってくれるはずです。

マルチやってる人の特徴まとめ

ここまで、30年以上にわたって私が見てきた、マルチやってる人の特徴やその末路、そして対処法についてお話ししてきました。彼らは、ギラギラした野心を語る男であったり、キラキラした日常を演じる女性であったり、その姿は様々です。しかし、その根底に流れているのは、「今の自分ではない、何者かになりたい」という切実な願いと、そこにつけ込む巧妙なビジネスシステムなのです。

彼らの言動や顔つきに現れる特徴は、決して特別なものではありません。それは、不安と焦り、そして虚勢が入り混じった、私たちの誰もが持ちうる心の弱さの表れなのかもしれません。だからこそ、私たちはそのサインを見抜く知識を身につけ、冷静な目を養う必要があるのです。

もし、あなたの友人がその世界に足を踏み入れてしまったら、どうか頭ごなしに否定しないでください。彼らを責めても、意固地になるだけでしょう。重要なのは、あなたが「いつでも戻ってこれる場所」であり続けることです。彼らがいつか、夢から覚めて現実に打ちのめされた時、最後に手を差し伸べられるのは、ビジネスの仲間ではなく、本当の友人であるあなたなのですから。

そして、今まさに「このままの自分でいいのだろうか」と悩んでいるあなたへ。あなたの価値は、誰かを勧誘したり、高額な商品を売りつけたりすることで証明されるものでは決してありません。日々の仕事に誠実に取り組むこと、家族や友人を大切にすること、ささやかな日常の中に幸せを見出すこと。その一つひとつが、誰にも奪われることのない、あなただけの尊い価値です。幻の成功を追いかけるのではなく、あなたの足元にある確かな幸せを、どうか見失わないでほしいと心から願っています。

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