100円ライターガス補充と火力調整がないライターの火力を上げる

100円ライターのガス補充 趣味のDIY
チャイルドロックの無い100円ライターはガスの補充が簡単!

ダイソーで販売している安価な100円ライターにガス補充が簡単に出来たり、火力調整がないライターの火力を上げる方法があったら便利だと思いませんか?

100円ライターには火力調整機構のついたものが一般的ですが、本来の火力が弱く設定されていると、どんなに調整範囲を最大にしたところでそれ以上の火力を上げる事が出来ません。

そこで、今回はダイソーで販売している安価な100円ライターを分解して、根本から火力調整ネジをいじってライターの火力を上げる方法と、100円ライターにガスを補充する方法を紹介します。

ただでさえ安い100円ライターにガス補充をして、火力を自在に調整できるように改造してみましょう。

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100円ライターガス補充と火力調整がないライターの火力を上げるポイント

  • 100円ライターの火力を上げるには、ガスバルブを閉める方向へ回して指でボタンを押した時に、ガスが出やすくなるように調整する。
  • ガス補充するには、100円ライターを分解してガスバルブを閉める方向へ回し、ガスが内部に入りやすくなるように調整する。
  • ガスバルブを閉める方向へ回せば火力が上がるが、火力の上げすぎは100円ライターの燃調が狂い、未燃焼ガスが出て危険なのでほどほどに留めよう。
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100円ライターでもガス補充が出来る!ガス補充のやり方を解説

100円ライターでものによりますが、ちょっとフレームを分解して機構を把握すれば簡単に使い捨ての100円ライターでもガスの補充が可能なので、ガス補充のやり方について解説します。

100円ライターへのガス補充は推奨されるものではありません。室内で多量にガスが漏れて引火すると爆発の危険性がある為、ガスの補充は安全を考慮して屋外で行ってください。

デュポンのガスライター
火力調整機能とガス補充部分がついて居るが、専用のノズルが必要な場合がある

ガス補充前に100円ライターの仕組みや構造について知ろう!

100円ライターの構造を予め知っておけば、なぜガス補充が簡単に出来るのかをより正確に理解する事が出来、ガス補充時の事故防止にも繋がりますので、まずは100円ライターの仕組みから理解しておきましょう。

結論から解説すると、100円ライターにガスを効率よく再補充するには、100円ライターのフレームを分解して、ガス調整の大元のネジを最大限まで閉めてから補充すると、ガスが簡単に注入できます。

100円ライターの仕組みを理解するには、『東京暮らしWEB -消費生活に関わる東京都の情報サイト-』が最も分かりやすいです。

アクセスすると別窓に飛びますので、PDF形式の資料をダウンロードして資料を読む事が出来ますが、ここではこのサイトに書かれている事を100円ライターのガス補充部分の仕組みに絞って解説します。

100円ライターのガスが出る構造は大きく分けて2か所あり、指で押すとノズルが押し上げられてガスが解放される機構と、ガスの出る量を調整するネジの部分です。

ポイントはこの火力調整ネジの部分で、このネジが一杯まで緩めてあると、ガスは完全に入れる事も出る事も無くなります。

この火力調整部分のネジをさらに細分化すると、人が調整する部分のつまみと、ガスが出る部分の大元のネジと直結しています。

このネジは外す事が出来、本体と分離できます。

余談ですが、分解してこのネジを取り外し、水などを入れてガスを再充填すると100円ライターで水鉄砲を作る事が出来ます。

100円ライターにガスを補充する具体的な方法を画像付きで解説!

100円ライターにガスを補充するには、まずはガス出口のフレームを分解する必要があり、ガスライターのフレームは手で強引に外側に開けば簡単に取り外す事が出来ますし、戻すときも被せて押せば簡単に元に戻ります。

フレームを取り外した状態の100円ライターが下記の様になります。

フレームを取り外した100円ライター
火力調整ネジを分解して最大限迄解放状態にした上でノズルを押し上げガスを直接充填する

先ほど解説した通り、100円ライターのノズルは指で押すとガスが出る部分と直結しており、ノズルを押し上げる事でガスが出る仕組みになっています。

ライターガスとノズル
ライターのガスとノズルは様々な種類があるが、基本的にはノズルが要らない事が殆ど

さらに、ノズルが押し上げられた時に出るガスの量は、火力調整ツマミに直結している内部のネジと一体化しており、火力調整ツマミを外して直接内部のネジを最大限閉めた後で、ガスを補充すると効率よくガスが入っていきます。

100円ライターに関わらず、最近はエコの観点からガスの補充が出来る部品が多く販売されていますが、より早く確実にガスを補充する時の基本的な方法は、補充時に生じる結露や凍結を抑えて、ガス缶と100円ライター本体の温度差を作る事でより早くガスが補充出来ます。

100円ライターへの効率的なガス補充
ガス補充の基本は温度差を作り、ガスの流れを良くする事

火力調整ツマミに直結した大元のネジを閉めたら、後は100円ライターのガスを出すボタンを押しながらガスを入れるだけで簡単。

但し一点注意点があり、大元の調整ネジを閉めすぎると、ガスを補充した後も自然にガスが抜けてしまうので、その辺のさじ加減は自分で少しづつ試しながらだましだましやるしかない。

何度も言いますが、この作業は100円ライターにガスを補充する作業の為、安全を考慮してガスが漏れても安全な野外で作業してください。

最後にもう一つ、ガスが補充し易い100円ライターについて解説します。

私はこれまで様々な種類の使い捨てライターにガスを補充してきましたが、その中でも最近のチャイルドロック機構の付いたライターはガスの補充がとてもやりにくいです。

ガスが出るボタンが以前より大分重く操作しにくくなりました。

安全の観点から仕方ない事ではありますが、もし100円ライターにガスを補充するのであれば、可能な限り海外製のチャイルドロック機構のついて居ない100円ライターで試す事をお勧めします。

100円ライターの火力調整がない場合でも火力を上げる根本的な改造

100円ライターには通常火力調整ネジやつまみがついて居る事が殆どですが、火力調整がない場合でも、基本構造は同じなので、下記の画像手順に従って、火力調整バルブの大元のネジを調整する事で火力を上げる事が出来ます。

火力調整ツマミ
100円ライターの火力調整ツマミは範囲が固定されているが、ずらす事が可能

100円ライターは火力調整ツマミがついている事が殆どですが、火力調整範囲が限定されていて、この範囲以上に火力を上げるには、火力調整機構部分の分解と調整が必要になる。

では、実際にフレームを取り外した状態から、火力調整バルブの大元まで分解する方法を解説します。

火打石部分の分解
少しフレームを外側にゆがませれば簡単に外せる

100円ライターの火力を上げるには、フレームを取り外した状態から、フリントと火打石の部分を取り外さなければなりません。

画像にもコメントを入れた通り、火打石を固定しているフレームはプラスチックで柔軟性があるので、少し外側に歪ませると、火打石が簡単に取り外せます。

フリントとヤスリ
ヤスリの歯車部分は外すとフリントが勢いよく飛び出す事があるので慎重に!

画像を見てわかるように、フリントは常にヤスリで擦れるようにバネで押し付けていますので、分解した時にこのフリントが飛び出して無くさないように注意しましょう。

ピンセットは特に関係なく、写真が撮影し易いように簡易的にライターを固定しているだけです。

100円ライターのボタン分解
押しボタンもはまっているだけなので、手で強引に引きはがせる

フリントとヤスリを取り外した時と同様に、指で押すボタン部分もフレームとガスノズル部分に固定されているだけなので、少々力は要りますが、引っ張れば簡単に外す事が出来ます。

100円ライターのプラスチックは全体的にかなり柔軟性があり、多少曲げたぐらいでは折れたりしないので、強引に引っ張っても問題ありません。

火力調整ツマミの取り外し
このツマミは溝にはまっているだけなので、上に引っ張れば外れる

最後に、火力調整ツマミを取り外しますが、このツマミはガスノズルの溝にはまっているだけなので、上に引っ張ると簡単に取り外す事が出来ます。

画像の電源ボタンのような部品が火力調整ツマミで、よく見ると内部にはズレないよに溝が切ってあります。

火力調整の大元バルブ
このバルブを緩めたり外すにはラジオペンチが必要

ガスバルブの部分には溝が切ってあるのが画像で良く分かります。

このガスバルブを緩めて、100円ライターのガスが出やすい様にすれば火力を上げる事が出来ます。

ガスバルブを緩めたり調整するには、先の細い工具が必要でおススメはラジオペンチです。

ラジオペンチでガスバルブを挟んで、100円ライター本体の方をぐるぐる回せば簡単にガスバルブを取り外す事が出来ます。

100円ライターのガスバルブ
バルブは押し上げる事で解放状態になるがネジを最大限迄緩めると解放状態に近づく

このガスバルブがガスが出る量を調整している機構の全てです。

本体に取り付けられたガスバルブのネジを調整する事で、ガスノズルに引っかかった押しボタンの位置が調整されて、ガスの噴出具合を調整しています。

従って、このバルブを閉める方向に回せばガスがより多く出て、緩める方向にするとガスが出ない、または出が弱くなるといった具合です。

100円ライターの火力調整やガス補充をする時の注意点3選!安全第一

100円ライターの火力調整改造をする時や、ガスの補充をする時に考慮するべき安全面について解説します。

100円ライターのガスは可燃性ガスの為、どこでも気軽に購入する事が出来ますが、使用するには注意が必要な事は言うまでもありません。

屋内で100円ライターのガス補充を行わない事!

最近では、メイドカフェでゴキブリを退治する為に、可燃性ガスに火を付けて焼却し、店舗が全焼したという悲惨な事件がありました。

ゴキブリ駆除でバーナー使用、引火しメイド喫茶の客ら6人死傷…火元の飲食店側を提訴
【読売新聞】 広島市中区流川町の雑居ビルで2015年10月、メイド喫茶の客と従業員計6人が死傷した火災で、メイド喫茶の運営会社(広島市)が、火災を起こした男性(重過失失火罪などで有罪確定)が勤務していた飲食店の運営会社に計約4500

ちょっと考えればわかる事ですが、なぜ可燃性ガスに火を付けてまで虫を退治しようと考えたのでしょうか。

理由は本人にしか分かりませんが、多少ガス缶一本でもこのように最終的には他のものに引火して大火災につながる可能性がありますので、安易な方法でガスを使うのはやめましょう。

ガス補充時に凍結した部分がある状態で絶対に火を付けない事!

意外と勘違いして火災に繋がりやすい状況が、ガスの補充時に凍結した部分がある状態で火を付けると燃えだします。

100円ライターのガスを机や手に当てて出すと、机や手の回りが冷たくなり一部が凍結しますが、これは水分が凍結したものではなく、ガスが凍結したものなので、ガスの補充時にガス漏れで凍結が確認できた場合は、凍結が無くなるまでしばらく放置してから火を付けないと、凍結した部分に引火して大変危険です。

推奨されない方法でガスの補充を行うときは、野外で周りに可燃物の無い状態で、万が一の時に備えて消火器などを用意した上で、十分に安全に配慮して作業に取り掛かりましょう。

ガスの大元のバルブや火力調整ツマミは閉めすぎない

先ほど解説した通り、火力調整に関わるつまみを閉めすぎると、ガス補充した後にガスが抜けてしまいますし、火力調整の大元のバルブを開放しすぎた状態で100円ライターに火を付けると、火力が強くなりガスバーナーのようで面白いですが、火力を上げ過ぎると100円ライターの火力調整ツマミ部分が直ぐに燃えて大変危険ですので、あまり火力を上げ過ぎるのも考え物です。

おまけに、ガスの火力を上げるためにバルブを開けすぎると、100円ライターの燃調バランスが極端に崩れ、気化してない液体のガスが飛び散る事も良くありますので、燃調バランスにも配慮が必要です。

ガス補充・火力調整や火力を上げるのが簡単なおすすめ安価ライター

ノズル調整や、火力調整が可能などこでも手に入る安価なライターはSOTOがメジャーです。

キャンプやアウトドア用途でも大活躍間違いなしの一品で、勿論ガス補充も可能です。

ライターと言えばジッポーが有名ですが、そのほとんどがオイル式で、格好良いですが直ぐにオイルが揮発して使いたい時に使えないという欠点もあります。

この商品はジッポーのガスモジュールで、ジッポーの外装に差し込むだけでジッポーのライターをガス化仕様にする事が出来るのでおススメです。

ガスライターなら火力も強く火が消えにくいので、元々大きな風防の付いたジッポーライターの火が消えにくくなる事は間違えありません。

私が持っているガスライターでお勧めなのが、このライターです。

昔はドン・キホーテにも売っていましたが、今はあまり見かけなくなりました。

バーナーノズルが3つついて居るので、他のライターより最も火力の強いライターで、何かに直ぐに火を付けたい時に重宝するでしょう。

100円ライターガス補充と火力調整がないライターの火力を上げるまとめ

100円ライターにガスを補充したり、火力調整機構が無いライターの火力を上げるには、ライターの分解が必要です。

解説した通り、100円ライターの火力調整や、ガス補充を可能にするには、ガスバルブの構造の理解が不可欠で、ガスが出る仕組みさえ理解すれば、自在に100円ライターの火力を上げたりガス補充する事が可能です。

100円ライターにガスを補充する方法は、フレームを取り外してからフリントとヤスリ部分を取り外し、押しボタン部分を分解したら、火力調整ツマミを取り外し、ガスバルブを最大限に閉めた状態で再び100円ライターを組みなおします。

組みなおさなくても、ピンセットなどをガスノズルに上手く引っ掛けてから、ガスノズルを上げた状態でガスを補充する事が出来ます。

100円ライターの火力を上げる方法は、ガスバルブの部分を可能な限り閉めると、押しボタンを押した時に、よりガスのバルブが開き、火力を上げる事が可能ですが、火力が上がると比例して燃調が狂い、未燃焼ガスが時々噴出して危険なので、火力の上げすぎに注意しましょう。

最後に100円ライターの火力を上げたりガス補充する時の注意点についてまとめます。

作業時の注意3選でも書いた通り、『ガスを補充する時は必ず屋外で』『ガス漏れで凍結した状態で火を付けない事』『ガスバルブは閉め過ぎない事』の3点を守れば100円ライターを何回でも再利用する事が可能です。

とうしても点火しないガスバーナーやガス器具の点火方法や、ガス漏れの原因について解説した記事もありますので、ガス器具のスパークが飛ぶのに点火しないと言った方や、ガスがあるのに出ないと言った症状にお悩みの方はこちらの記事が参考になります。

スパークが出ているのに火がつかないガス器具や、ガスが出ているのに火がつかないガス缶について解説

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