マキタの掃除機は、サイクロンも掃除機本体も簡単な分解清掃で、吸わない・吸引力が弱くなったという症状を改善する事が出来ます。
マキタの掃除機の吸引力が弱くなった原因の殆どは、既存のフィルターの目詰まりが原因ですので、まずはモーター内部へのゴミのつまりがない事を確認した上で、新品のフィルターに交換すれば、吸引力の問題はほとんど解決します。
その他、サイクロンアタッチメントの吸引力が低下する原因として、仕組み上、斜めに使用すると吸引力が低下するので、なるべく垂直にして使用する事や、サイクロン内部のパイプ内にゴミのつまりが無いかを確認してみましょう。
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マキタ掃除機サイクロンが吸わない？吸引力が弱くなったサイクロン掃除ポイント
- マキタ掃除機のサイクロンが吸わない原因は、ゴミの詰まりが確認出来ないのであれば、仕組み上、斜めにするとゴミと空気の分離力が低下するので、なるべく垂直にして掃除機を使用する事が望ましい。
- マキタ掃除機本体が吸わない原因の殆どは、モーターへのゴミの詰まりが無ければ、フィルターを新品に交換する事でほぼ回復可能！
- マキタのサイクロンアタッチメントは、機械的・電気的な動作部分が一切使われていないので、取り外して分解したら丸洗い可能でいつでも清潔！
マキタ掃除機のサイクロンアタッチメントとはそもそもなんなのか？
一般的な掃除機は、吸引しているパイプの間にフィルターを着けてゴミをせき止めているのは想像がつくと思いますが、サイクロン掃除機とは、1928年に現在のダイソン社であるジェームス・ダイソン氏が粉体分離機をヒントに掃除機に応用したものだと言われています。
仕組みはとっても簡単だが、実際サイクロン掃除機のメリットはあまりない。
まず、サイクロン掃除機の仕組みだが、この透明なブルーのプラスチックケースの中で、ゴミと綺麗な空気が分離されて出てくるというのがサイクロン掃除機の大まかな役割です。
ゴミと綺麗な空気を分離するために、吸った空気を利用してゴミをタンクの中で回転させると、回転しているゴミは回転中に内壁に押し付けられる事で回転力を失い、結果重力に引っ張られて下方に落下し、綺麗な空気だけが排出されるという仕組みだ。
フィルターが不要で、ゴミを分離できるので良い事ずくめのように感じるが、仕組み上、実際の所は致命的な欠点も存在する。
物体の回転力と重力を利用してゴミを分離するという事は、サイクロン掃除機を可能な迄垂直に立てて使用した場合に最大限の分離効率が発揮され、横に寝かせて掃除機を使用した場合は斜めにゴミや空気が回転する事になり、重力のかかり具合も地面と水平になるに従い弱くなる。
軽い毛やホコリ程度であれば問題にはならないかもしれないが、これが砂や大き目のホコリだった場合は問題で、傾きで吸引力と分離の効率が異なる結果を生み出す事になる。
綺麗な空気とゴミの分離は、傾き度に依存する為、逆さにして使用すればフィルターがついているものの、ゴミが漏れてきてしまうのは言うまでもない。
私が使っている画像のマキタの掃除機は、充電式クリーナー MCL143DZという型番の商品で、お値段約6900円と低価格ながら、パワフルで、一般家庭の掃除程度ならこれで十分でしょう。
サイクロンアタッチメントは、別売のA-67169を使用しています。
サイクロンアタッチメントは、自分の型番から探したものですので、一応購入前に本当に自分の掃除機に適合する機種かご確認下さい。
マキタ掃除機のサイクロンが吸わない又は吸引力が弱くなった原因は？
マキタ掃除機のサイクロンが吸わなくなったり、吸引力が弱くなってしまった原因は何か？バッテリーがヘタってきた等の電気的な理由もゼロではないが、リチウムイオン電池はメモリー効果が原理的に発生しない為、使えなくなる時は徐々に電圧が下がるというより、いきなり使用できなくなる事が多い。
その他の原因として挙げられるのは、やはりゴミの詰まりや部品の劣化が考えられ、我が家のマキタ掃除機のサイクロンが吸わなくなってきたので、ブログの記事ネタも兼ねて分解清掃を行うことにした。
マキタの掃除機に関わらず、サイクロン掃除機のサイクロンアタッチメントには構造上、電気的な部分や機械的な部分が全くないので、そのまま丸洗いしても問題ない。
他のメーカー全てで確認したわけではないので不明だが、掃除機によってはサイクロンタンク内部にセンサーを内蔵し、ゴミの容量をモニターして警告できるような機種もあるかもしないが、マキタのサイクロンアタッチメントに関しては丸洗い可能だ！
画像の様に、マキタのサイクロンアタッチメントは大きく分けて三つの部品に分解する事が可能で、タンク本体・フィルターとゴミ吸入口と分離した後の空気を排出し蓋も兼ねているパーツの三つです。
フィルターにはゴミが絡まりやすいので、取り外して清掃可能となっている。
画像の様な構造になっているので、右か左に回せば簡単に外す事が可能で、更に分解可能かとみてみたが、これ以上は分解できない様だ。
中にゴミやホコリが確認できた場合は、ワイヤーブラシかエアーコンプレッサーのエアーダスターを使い、高圧の空気で洗浄する必要も出てくるかもしれません。
意外とパイプ内部にもゴミが貯まりやすいので、一度ゴミが少しでも引っかかると直ぐにゴミが大きくなって、あっという間にパイプ内部を塞いでしまうので、パイプ内部もマメに確認して清掃しよう。
パイプ内部も様々な原因で汚れているので、ただ掃除するだけではなくワイヤーブラシで綺麗に管内壁の汚れを落とす事をお勧めする。
掃除を効率良く行うには、パイプ内部の空気の流れを阻害する要素を排除する事が大切なのは言うまでもない。
うちの場合は人の髪の毛は勿論、ペットのネコも居るので、特に夏直前や夏場は本当にあっという間にパイプが詰まるくらい大量の毛が抜けるので、マメな清掃が欠かせない。
画像でも判る通り、詰まったゴミの殆どはペットの毛が原因です。
フィルターも豪快に水洗いして、汚れが気になるならハイターなどで漂白するとかなり落ちる。(汚れの殆どはタンパク質や脂質なので、ハイターでの漬け置きが特に効果大)
ハイターに関する他の利用方法に関する記事もありますので、宜しければ併せてご覧ください！意外と知らないハイターの活用方法が見つかるかもしれません。
マキタ掃除機のサイクロンと本体を分解して清掃！サイクロン丸洗い
マキタのサイクロンに関しては先の見出しで解説していますが、吸引力が弱くなった原因が本体の可能性である事も多いです。
サイクロンを掃除して、パイプ内部を確認しても吸引力が復活しない場合は、本体の逆止弁やフィルター、モーターへのゴミの絡まりによる回転力の低下が無いかを確認してみましょう。
最も重要と言える心臓部にゴミが詰まっていると問題なので、フィルターを外したらまずはゴミの目詰まりを確認しよう。もし詰まっている様なら、修理に出すか自力で分解して清掃するしかない。
ネジで留まっているだけなので、自力で分解するのはダイソンの掃除機よりも簡単そう。
ダイソン掃除機の清掃方法やエラーが出た場合の対処方法などをまとめた記事もご覧ください。
マキタの掃除機本体やサイクロンが吸わない、吸引力が弱くなった原因の殆どはフィルターの詰まりだ。
分解してみてゴミが詰まっておらず、モーターの回転にも問題ないようであれば、フィルターを新品に交換するだけで吸引力は元に戻る事が殆どだ。
左の画像に注目して頂きたいのですが、何回か洗って干してを繰り返していたのだが、いよいよ限界のようで、洗って漂白して使っても直ぐに吸引力が落ちてしまうので、新品のフィルターに交換した。
新品のフィルターは既存のペラペラのプラスチック部品とは異なり、かなりしっかりした作りだ。
また、既存のフィルターには付いて居なかったパッキンが付いており、これがしっかり密着する事で、フィルターの抜けやゆるみを防止してくれる。
もともとついていたフィルターはこの辺の作りが甘く、取り付けても直ぐにズレてフィルターが本体から外れている事があったので、このパッキンは非常に有難いし、モーターを守る上でも重要な役割を果たしてくれる。
もし、マキタの掃除機を購入して、このペラペラの既存製品のフィルターがついて居た場合は、最悪外れてモーターの羽の部分でゴミが絡まる可能性もゼロではないので、別売品のフィルターに即交換する事をお勧めする。
吸引力とは関係ないが、へたり易いのがこのゴムの部分だ。
これは単にタンク内部に貯まったゴミの逆流を防ぐための部品だが、折角吸引力が回復しても、この逆止弁が機能していないのでは、吸った傍からスイッチを切ったとたんにゴミが落ちてきて掃除している意味が全くないので、このゴムが劣化している場合は交換する必要が出てくる。
タダのゴム板でネジで留まっているだけなので、同じような硬さと厚みのゴム板をホームセンターで見つけてきて、同じ型にカットするだけで問題ないだろう。
既製品のパーツを買うのもいいが、その分時間もかかるし、既製品のパーツは意外と高いものなので、自分で代用品を作れるのであればそれに越したことは無いでしょう。
マキタ 18v 新型サイクロン掃除機はおすすめ？型番と商品名は？
私の使用しているマキタの掃除機は14.4Vで充電器と電池がセットの物で、少し古めの型番ですが、2023年2月に最新型のマキタ充電式クリーナーが発売されていました。
「CL284」「CL285」「CL286」の3機種で、それぞれ100W・125W・125Wの仕事率があるそうです。
バッテリーで白熱電球並みのパワーが出せるってスゴイですね！流石世界のマキタです。
マキタの掃除機に関する製品情報は、マキタ公式の充電式清掃用品シリーズを参考にして記載しています。
カプセル式で容量は730mlのCL284 100W
マキタの最新機種で最もゴミのタンク容量が大きいのがこのCL284。
これだけのタンク容量があれば、家庭の掃除はしばらくゴミ出ししなくても、そのまま各部屋の掃除を終わらせる事が出来ますね！
高機能ダストバッグ500ml・紙パック式330mlが使用できるCL285
ダストボックスの容量は多少劣るものの、125Wのハイパワーでゴミを一気に吸引！14.4Vでも家庭用には十分すぎるバッテリー容量なのに、18V・125Wの強力な吸引力でゴミを吸い取る事が出来ます。
これだけの吸引力があれば、鉄工所の旋盤で出た金属の削りカスも余裕で吸引出来ちゃいますね！
CL286はサイクロン式でダストボックス容量250ml
一々フィルターを掃除したり、目詰まりして吸引力が低下するのが面倒な方は、少々高価でもやはりサイクロン式でダストボックスを取り外せばワンタッチでゴミ捨てが出来る機種が大変便利ですね。
この機種はサイクロン一体化の充電式クリーナーなので、面倒な掃除の手間を極力省く事が出来ます。
マキタ掃除機サイクロンが吸わない？吸引力が弱くなったサイクロン掃除まとめ
マキタ掃除機のサイクロンが吸わない原因は主にゴミの詰まりやフィルターの目詰まりである事が殆どだが、サイクロンという仕組み上、垂直に立てて使う事で最大限の吸引力を発揮する構造なので、斜めにして使用した場合や逆さにして使用した場合は、逆にゴミが出てきてしまう事になる。
ゴミが出てきても、掃除機本体のタンクに貯まるので、ごみが漏れてくる心配は無いが、マキタのサイクロンアタッチメントを着けた状態で、天井のホコリの清掃を行ってもゴミは本体タンクに流れてしまうので、あまりおすすめしない使用方法です。
掃除機のサイクロンが吸わないのは、ゴミの詰まりや仕組み上の原因が殆どだが、マキタ掃除機本体の吸引力が弱くなった場合の対処方法は、パイプ内部や、心臓部であるモーターのゴミの詰まりを確認した上で、動作に問題が無ければフィルターを交換するだけで吸引力が回復する事が殆どだ。
マキタの掃除機本体に付属しているフィルターはかなり作りが簡素で、別売品のフィルターのようにパッキンがついて居ないので、使用中最悪外れてモーター内部にゴミが侵入して修理が必要になる原因となる事があるので、なるべく予算に余裕がある場合は、別売品のフィルターに即交換する事をお勧めする。
また、バッテリーという性質上、連続して使用する事は不可能なので、頻繁に掃除をする必要がある場合は、なるべく予備のバッテリーを用意して、片方を充電しながら運用すれば、バッテリー切れで掃除出来ないという問題は解決できる。
他のメーカーはいざ知らず、マキタのサイクロン部分は電気的な部分や機械的構造部分が一切使われておらず、サイクロンの仕組み本来の機能だけなので、分解して丸ごと水洗いや漂白する事が出来る。
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