アシダカグモはなつくというより、慣れる事があります。
益虫なので、ゴキブリ・ハエ・蚊・蛾等の不快害虫が大好きで、好んで捕食する肉食蜘蛛です。
アシダカグモが出る原因は、上記の不快害虫が多い家屋という事になります。
個体数も多く、ゴキブリを始めとした害虫が全滅するのは時間の問題と言えますので、見つけても気持ち悪いから殺してしまったという事の無いよに見守りましょう。
また、タカアシグモ・アシダカグモに違いがある訳ではなく、単に呼び方が異なるだけです。
本記事では、アシダカグモがなつくか?
アシダカグモの寿命や飼育方法、かまれてしまった場合どうなるのかについて、アシダカグモと共生している筆者が解説しています。
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アシダカグモはなつく?殺してしまったということはゴキブリが復活するポイント
- アシダカグモは基本的にはなつく事は無いが、慣れて手に登ったり、ピンセットで与えたエサを食べるようになる事もある。
- アシダカグモがいるということは他の不快害虫の個体数が減るという事。特にゴキブリ・蚊・蛾・ハエは大好物。
- アシダカグモが出る原因はエサとなるゴキブリが多くいる証拠。毒性は無く益虫なので殺してしまったという事の無いように見守ろう。
アシダカグモはなつくとかわいい?寿命・購入方法・死因を解説!
アシダカグモは、主に東南アジアや日本などの暖かい地域に生息している大型のクモです。
その大きさと外見から、驚かれることが多いですが、実はこのクモは人間に対して無害であり、むしろ益虫として知られています。
今回は、そんなアシダカグモについて、なつくかどうか、寿命、購入方法、死因について徹底解説します。
アシダカグモってなつくの?
なつかない
基本単独行動
臆病
攻撃性なし
冒頭や下記で解説している通り、アシダカグモは基本的になつくことはありません。しかし、慣れると餌を人間の手から食べてくれることもありますが、なついているわけではありません。
臆病で攻撃性もなく、とびかかってくる心配もありません。
- アシダカグモはなつくのか?
- アシダカグモの寿命
- アシダカグモの購入方法
- アシダカグモの飼育環境とケア
- アシダカグモの死因
アシダカグモはなつくのか?
まず、多くの人が気になるのが「アシダカグモはなつくのか?」という点です。
結論から言えば、アシダカグモは人間になつくことはありません。
これは、クモという生き物の特性によるものです。
クモは哺乳類や鳥類のように社会的な動物ではなく、単独で行動することが基本です。
そのため、犬や猫のように感情を持ち、飼い主に対してなつくことはありません。
しかし、アシダカグモは人間に対して攻撃的ではないため、環境に慣れてくると恐れることなく近くで生活するようになります。
これを一部の人は「なついた」と感じるかもしれません。
実際、アシダカグモが家の中で見つかることが多いのは、人間が住む家の環境がクモにとって快適だからです。
特に害虫を餌とするアシダカグモは、ゴキブリなどの害虫が多い家庭で活躍することがあり、その姿を見かけると「益虫」として感謝されることも少なくありません。
アシダカグモの寿命
アシダカグモの寿命は、一般的に2年から3年程度と言われています。
これは、クモ全体の中では比較的長い寿命です。
アシダカグモは幼虫から成虫になるまでに約1年かかり、その後、数回の脱皮を経て成熟します。
成熟したアシダカグモは、餌をしっかり摂取し、適切な環境であれば2年以上生き続けることもあります。
また、寿命を左右する要因として、食糧の量や質、気温や湿度などの環境要因が重要です。
アシダカグモは肉食性で、主に小型の昆虫を捕食します。
特にゴキブリやハエなどが主な餌となり、これらが豊富な環境であれば、寿命が延びることが期待されます。
アシダカグモの購入方法
アシダカグモは日本では一般的にペットとして飼われることは少ないため、ペットショップでの取り扱いはほとんどありません。
そのため、もしアシダカグモを購入したい場合は、専門の爬虫類ショップやクモ専門の販売業者を探す必要があります。
オンラインショップで購入することも可能ですが、注意点として、配送中の温度管理や取り扱いに十分注意しなければなりません。
購入する際は、必ず信頼できる業者から購入することをおすすめします。
また、購入前にしっかりとアシダカグモの飼育に必要な知識を身につけ、適切な飼育環境を整えておくことが重要です。
アシダカグモの飼育環境とケア
アシダカグモの飼育は比較的簡単ですが、いくつかのポイントに気をつける必要があります。
まず、温度と湿度の管理が重要です。
アシダカグモは暖かい環境を好むため、温度は20℃から30℃が適しています。
また、湿度も適度に保つことが大切で、乾燥しすぎないように霧吹きでケージ内を湿らせることが推奨されます。
また、アシダカグモは肉食性であるため、餌として生きた昆虫(例えばコオロギやゴキブリ)を与える必要があります。
週に1〜2回程度、餌を与えると良いでしょう。
さらに、クモは他のクモや小動物と一緒に飼うとストレスを感じたり、攻撃的になることがあるため、単独飼育が基本です。
アシダカグモの死因
アシダカグモが死亡する主な原因には、環境要因と食事の不足が挙げられます。
特に注意すべきは温度の急変です。
アシダカグモは、温度が急激に下がると動きが鈍くなり、最悪の場合死に至ることがあります。
また、湿度が低すぎる環境でもクモは乾燥してしまい、健康を損なう可能性があります。
さらに、餌が不足すると、アシダカグモは飢餓状態に陥り、死んでしまうことがあります。
飼育下では定期的に餌を与えることが大切です。
また、脱皮の失敗もアシダカグモにとって致命的な問題です。
脱皮時に適切な湿度やスペースがないと、脱皮に失敗し、そのまま死亡するケースもあります。
アシダカグモは大きくて恐ろしい見た目をしていますが、人間に害を与えることはほとんどなく、むしろ害虫を駆除してくれるありがたい存在です。
「アシダカグモ なつく」と言われることがありますが、厳密にはなつくというよりも、環境に慣れて恐れることなく生活するという意味合いが強いです。
アシダカグモを飼育する場合は、適切な環境を整え、餌や水分、湿度管理に気をつけてあげることが重要です。
また、購入する際は信頼できる専門店から購入し、飼育に関する知識をしっかり身につけてから迎えるようにしましょう。
寿命は2年から3年程度で、適切に管理すれば長く元気に過ごしてくれます。
しかし、急激な温度変化や餌の不足、脱皮の失敗には注意が必要です。
アシダカグモの特性を理解し、自然の中での役割や益虫としての価値を認識しながら、共存を楽しんでみてはいかがでしょうか?
アシダカグモはなつく?他のクモとの違いや嚙まれたらどうなる?
アシダカグモは基本的になつくことはありませんが、それでもペットとして飼育する場合、ピンセットで与えた小さめのコオロギや虫を食べるようになるそうです。
もっと慣れてくると手に乗ったりもするそうですが、ここまでなつくというより慣れるのは稀で、アシダカグモはとても臆病な性格の為、人に慣れる事は殆どないようです。
クモ目アシダカグモ科の節足動物で、巣を張って獲物を捕獲する蜘蛛と違い、徘徊して俊敏な動きで獲物を捕まえるのが特徴です。
アシダカグモの寿命は平均3年ほどと言われていますが、長い個体だと7年以上生きたという記録もあるそうです。
私の家では頻繁に見かけるアシダカグモですが、意外にも結構な価格で販売されており、アマゾンや楽天を見ると、今まで見た事の無いようなアシダカグモの個体が販売されていました。
アシダカグモは抜け殻にも価値があるようで、アシダカグモは生まれてから脱皮を繰り返し成虫になりますが、完全な形の抜け殻は4万円以上の価格で取引されることもあるようです。
アシダカグモは肉食性で、蜘蛛の巣は張らずに自身の俊敏な動きで、主にハエ・ゴキブリ・ハサミムシ等の昆虫の他に、何とネズミまでも捕食する事があるそうです。
ペットとして飼育する場合は、主に小さめのコオロギをピンセットで与えるとなつくこともあるようです。
意外な死因として挙げらるのが水不足で、アシダカグモは水をよく飲むそうなので、水や砂糖水を含ませたティッシュを飼育容器と一緒に入れておく必要があります。
弱ってくると、足を縮ませて丸まり体が縮こまってくるそうなので、アシダカグモの健康管理目安になるかもしれません。
アシダカグモに関する記事はWikipediaで詳しくまとめられています。
アシダカグモをなつくように慣れさせる環境作り!