部屋にいる蚊を見つける方法で、効果的な知恵袋について解説します。
部屋にいる蚊を効率的に見つけるにはトラップ作りが有効で、めんつゆは効果がありませんが、炭酸水は科学的根拠からも蚊が好む気体である事が分っています。
蚊は、主に二酸化炭素・乳酸・温度・特定の光源に引き寄せられるので、これらの条件を満たすトラップを作る事で蚊が効率的に捕獲可能という訳です。
部屋にいる蚊の寿命は一般的に2か月程度ですが、吸血したメスは越冬し春頃活動を再開します。
活動を再開した蚊は、少量の水源を利用して産卵するので、家に蚊が大量発生させない抜本的な対策は、水源の除去が第一です。
この記事では、各種トラップの効果や部屋にいる蚊を効率的に見つける方法、蚊の大量発生原因を食い止める抜本的な対策や、捕虫・殺虫の科学的根拠についても解説します。
スポンサーリンク
記事の要約とポイント
- 部屋にいる蚊を見つける方法知恵袋は、温度・二酸化炭素・乳酸・特定の光源が鍵!つまり、この条件を満たすトラップを作る事で蚊を効率的に見つけられる。
- 蚊のトラップでめんつゆは効果0だが、ハエは沢山捕虫可能。蚊を捕まえるなら炭酸水の飲み残しトラップが効果的。
- 部屋にいる蚊の寿命は2か月程度、しかし発生サイクルは早く、家に蚊が大量発生する原因の水源を取り除く事が抜本的な蚊対策になる。
部屋にいる蚊を見つける方法知恵袋!蚊の隠れ場所はどんな所?
部屋にいる蚊をみつける方法で、蚊をおびき寄せる知恵袋は主に3つあります。
具体的な方法は、二酸化炭素・体温・特定の光源と言われており、蚊は人の吐く息や肌に含まれる乳酸と体温を目標にして人によって来ると言われています。
特定の光源については、蚊は主に360~400nmの紫外線に近い波長の光に引き寄せられます。
その特定の光源に該当するのが、DAISHINから販売されているような電撃殺虫器で、中には蚊が好むUV光源が入っています。
UV光源で蚊をおびき寄せると共に、電撃で同時に殺虫します。
この波長は、人間の皮膚から出る熱に近いため、蚊はこれを餌場を探す指標として利用していると考えられています。
体感しても、私はジュースが好きなので炭酸飲料をよく飲みますが、やはり飲む日と飲まない日では蚊が寄ってくる事や、刺される頻度が断然に違うと感じます。
通常の電撃殺虫器には、特定の光源である紫外線を発生させる事が出来ますし、体温に相当する部分も、機器から発生する熱でカバーできます。
残る二酸化炭素ですが、蚊は飲み残しの炭酸飲料に寄ってくるという数多くの報告があるので、ビールやジュースの飲み残しを電撃殺虫器の近くに置いておくとより効果的と思われます。
炭酸飲料が蚊を寄せ付ける知恵袋の裏付けとして、蚊が好む二酸化炭素を分子や密度というレベルで考えると、二酸化炭素(CO2)の分子量は44g/mol、酸素(O2)の分子量は32g/molです。
つまり、二酸化炭素の分子は酸素の分子よりも重い粒子で構成されています。
従って、飲み残しの炭酸飲料の中には酸素より重い二酸化炭素が長時間留まる事になりますので、ジュースの飲み残しを人肌程度に温める事が出来れば、より蚊を見つけたりおびき寄せる効果が高い事がわかります。
室内の蚊が、二酸化炭素や乳酸に反応してよってくるというのは、実験や科学的根拠からも数多くの立証結果があります。
蚊は普段、壁の隙間やベットの裏やカーテンの裏に隠れている事がありますので、暗いところをよく探すのをおすすめします。
何れにせよ、蚊を探したり出てくるのを待って自ら殺虫するよりは、予め蚊が隠れないような予防や忌避効果のあるミントスプレーを撒いたりする方が、蚊に刺されることは少なくなります。
蚊に効果的な天然由来のミントスプレーの作り方や、虫よけ効果についてはこちらの記事で解説しています。
個人的には、寝る前に布団にエタノールとハッカ油を混ぜたミントスプレーを少量巻くのも効果的かなと感じます。
ミントスプレーは、部屋にいる蚊を見つける方法知恵袋とは異なりますが、寝る前に自分にミントスプレーをかけるのは若干違和感があります。
布団に少量ミントスプレーを噴霧する位なら、虫よけや殺菌にもなり、蚊も寄りにくくなるのでおすすです。
部屋にいる蚊を見つける方法知恵袋
炭酸水トラップ
乳酸
温度
光源
冒頭で解説した通り、部屋にいる蚊を見つける方法知恵袋として、上記のキーワードを基に考えると、より効果的なトラップを作ることが出来ます。
蚊は人の体温や二酸化炭素に引き寄せられるので、炭酸水を人肌程度のぬるま湯で割ってボトルに入れておくのも効果的です。
特定の光源にも反応するので、トラップの近くに紫外線を当てておくことも効果的と言えます。
- 部屋にいる蚊の寿命はどれくらい?隠れた蚊は意外と長寿命でヤバい
- 家に蚊が大量発生する原因はコレ!大量発生後あらゆる場所に潜む蚊
部屋にいる蚊の寿命はどれくらい?隠れた蚊は意外と長寿命でヤバい
部屋の中に蚊がいると、とても気になって鬱陶しいもので、よく眠れず蚊の寿命も気になる所かと思います。
部屋に居る蚊の通常の寿命は、吸血するメスかオスかにも左右されますが、一般的には1~2ヶ月程度と言われています。
蚊の寿命に影響する要素として、気温が高くなると蚊の活動が活発になり、寿命が短くなります。
逆に、気温が低くなると活動が鈍り、寿命が延びます。
メスの蚊は、吸血することで産卵に必要な栄養を得て、吸血後は寿命が延びますが、吸血しない場合は寿命が短くなります。
秋に羽化したメスは、吸血せずに翌年の春まで越冬するケースがあり、越冬した蚊は春に活動を始め、産卵を行います。
部屋にいる蚊は、日本では、特にアカイエカという種類の蚊が家屋に侵入することが多いです。
アカイエカの寿命は、上記のような要因によって変動しますが、一般的には3~11月まで活動すると考えられています。
ただし、晩秋に羽化したメスは越冬するため、6ヶ月近く生きることもあります。
蚊は、温度・水分・エサがあれば一年中活動する事が出来、よくあるケースとして暖かい環境で湿って暗い地下鉄では、年間を通して蚊に刺されることがあります。
地下だけではなく、地下水においても年間を通して温度が一定なので、地下鉄は蚊が好む環境と言えます。
蚊の生態や一生に関しては、アース製薬さんがイラスト入りでとても分かりやすく解説されています。
地下鉄のような不衛生な環境で、人が行き交うような環境では、特に蚊によるウイルスの媒介が問題視されることもあり、刺されないように注意する事が必要です。
ちなみに以下は、日本に生息する主な蚊の種類をまとめたテーブルです。
蚊の種類 | 特徴 | 生息地域 |
---|---|---|
コガタアカイエカ | 小型で、昼行性。水辺に生息。 | 全国各地 |
ヒトスジシマカ | 大型で、昼行性。感染症の媒介。 | 全国 |
アカイエカ | 中型で、夜行性。水田や湿地に生息。 | 全国 |
クサカゲロウ | 小型で、湿った環境を好む。 | 全国 |
シマカ | 小型で、森林や山間部に生息。 | 山間部 |
家に蚊が大量発生する原因はコレ!大量発生後あらゆる場所に潜む蚊
家に蚊が大量に発生する原因で、共通して言える事は水分です。
先のアース製薬さんの解説にもある通り、蚊はきれいな水や汚い水、空き缶に貯まった少量の水でも産卵する事が可能です。
家に蚊を大量発生させないポイントは、とにかく家の周りを探して、貯まった水を無くす事が重要です。
意外と見落としがちなのが、屋外の排水トラップです。
この排水トラップは、雨が降るまで常に排水トラップ内には水が貯まっています。
よどんで汚れた水は、蚊にさされた場合のウイルス感染など、特に蚊の汚染された育成環境にも問題があります。
トラップ内を定期的に清掃するか、トラップの蓋を開けられないのであれば、水や殺虫剤を定期的に噴霧する事で解決可能です。
排水溝やトラップの部分は目下なので、まだ意識すれば気が付きやすい部分ですが、排水溝より更に水が貯まり、気が付きにくい場所が雨樋です。
雨樋は頭上にあり、脚立や屋根に上らないと現状が確認できない為、一番おろそかにしやすいチェックポイントです。
放置すれば、落ち葉やヘドロが貯まり、経年劣化して勾配が悪い雨樋は意外と蚊が大量発生し易いポイントでもあります。
雨樋は、蚊の育成に必要な環境を整えるだけではなく、詰まって流れの悪くなった雨樋は、住宅の基礎部分にまで影響を与えます。
その為、蚊以外にもシロアリが発生する原因にもなりますので、早急な清掃が必要です。
雨樋の効果的な清掃方法に関しては、こちらの記事でまとめておりますのでご覧ください。
雨樋は、物によっては集水器を根元から外す事が出来、それが可能であれば雨樋の掃除も非常に効率的に行う事が出来るのです。
記事を確認して、集水器がどのレベルまで分解可能か確認してみましょう。