ムラサキカタバミを食べるとどうなる?怖い花言葉の真相が衝撃!

カタバミ2種 田舎暮らしを楽しむ
カタバミとアカカタバミが両方生えている。ハート形の葉が特徴的

ムラサキカタバミは他の山菜同様にシュウ酸を含み、毒は無く食べる事が出来、今回は葉・茎・根を茹でと素揚げで実食レポートしましたが、結論から言って根っこだけは茹でても素揚げにしても土臭くて食べられる代物ではありませんでした。

カタバミの花言葉に関しては『輝き』と『喜び』で、昔の人がカタバミのシュウ酸を利用して硬貨を磨いた事に由来するもので、怖い要素が一切ないデマである事が分かりました。

カタバミの金属の汚れ落とし効果はかなり高く、実際に他のシュウ酸を多く含む植物と比較した結果、カタバミの汚れ落とし効果の有効性が確認出来ました。

カタバミを使った遊び方に関しても言及していますので、ぜひ最後までレポートをお読みください。

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ムラサキカタバミを食べるとどうなる?怖い花言葉の真相が衝撃!ポイント

  • ムラサキカタバミもアカカタバミも無毒なので、どのような調理方法で食べても健康に問題が出ることは無い。(但しシュウ酸を含むので腎疾患のある方は注意)
  • カタバミの花言葉は『輝き』と『喜び』で、昔の人がカタバミで金属を磨いた事に由来するもので、怖いという噂は完全なデマ。
  • ムラサキカタバミは葉も根も食べられない事は無いが、実際に食べてみると根だけは繊維質だらけで土臭く完食するのは難しい。
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ムラサキカタバミを食べる!葉は違和感ないが根っこは不味すぎる!

ムラサキカタバミも同様の種類のカタバミも元々日本には存在しない外来種の植物で、カタバミの名前の由来は花が閉じている時に半分食べられた?(全くその様には見えないが?)ように見える事からカタバミという名前がついたそうです。

カタバミが日本に持ち込まれた経緯や、山菜としての時期や実際に食べた感想をレポートします。

カタバミは外来種で観賞用として江戸時代に日本に持ち込まれた

カタバミという植物についてもう少し解説すると、カタバミは多年草の外来種で、原産が南ヨーロッパや北アメリカから観賞用として、江戸時代に日本に持ち込まれたのが始まりだそうです。

観賞用という位ですので、確かにカタバミの花は特徴的で美しいものが多いですが、その生命力も半端ではなく、あまりの繁殖力の高さから環境省で要注意外来生物として指定されているようです。

カタバミの葉や茎、根には他の植物と同様に例外なくシュウ酸を含み、そのままかじって酸っぱさを楽しむ事もあったようです。(イタドリもかじって酸っぱさを楽しむ事がある)

あく抜きの方法は他の植物同様、灰汁・コメの研ぎ汁・重曹を使用してあく抜き可能ですが、カタバミはそれほど酸っぱさが気にならないので、そのままゆでて食べる事が出来ます。

カタバミ2種
カタバミとアカカタバミが両方生えている。ハート形の葉が特徴的
朝開花前のカタバミ
夜になると閉じるが朝になるとまた開く不思議な植物

左の写真はムラサキカタバミとアカカタバミが同時に生えている珍しい様子です。

どこのカタバミ群生地帯を見ても、大抵はそれぞれ単体で群生している事が多く、同時に同じ種類のカタバミが混在して育成している事はあまり見た事がありません。

右の写真は朝の8時ころに撮影したカタバミの様子ですが、夜は眠るという噂通り、午前8時現在ではまだ花は開花していません。

朝8時前後のカタバミ
そろそろ日が出る頃だがまだ花は開いて居ない

午前8時30分現在、他の場所に群生しているカタバミの様子ですが、ちらほらと花が膨らんできているのが分かります。

午前10時頃のカタバミ
先ほどしぼんでいた花が日の光を浴びて完全に開花した

こちらは、同日午前10時頃のカタバミの様子です。

日が出てくると同時に一気にカタバミの花が開花して、黄色や紫の花が開きました。

カタバミの花は、開花する前までは何処につぼみがあるのか分かりにくいですが、一旦開花すると色が原色で派手なので、直ぐにカタバミと判別がつきます。

カタバミとムラサキカタバミの味は?どちらも葉は食べられるが根は不味い

現在5月で、自宅周辺には様々な春の山菜が生えてくる頃ですので、前回に引き続き今回は旬が5月から10月頃のムラサキカタバミとカタバミを実際に素揚げや茹でて実食してみたいと思います。

結論から言って、タイトル見出しの通り、アカカタバミもムラサキカタバミもどちらも葉は食べられますが、根っこは土の味しかせず、他のうまみ等も一切なく、細い割に繊維質だらけでとても食べられる代物ではありません。

カタバミ天ぷらと素揚げセット
今日はムラサキカタバミとアカカタバミを素揚げにする

雑草や山菜を実食する時に使うお決まりの天ぷら・素揚げセットw最近、五徳の部分が折れてしまいましたが、まだまだ現役です。

写真の右の皿に乗っているのは、掘り起こしたアカカタバミ・ムラサキカタバミを洗ったものです。

意外と浅いカタバミの根
土も柔らかく、根も浅いのであっさり掘り起こせた

植物の茎の細さから、それほど根の取り出しには難儀しないだろうと考えていましたが、予想以上に浅い根っ子で、手でも十分に掘り起こせるのではないかというレベルの根の浅さでした。

土が柔らかく、湿っている平地に多く生える事が多いカタバミですが、私の自宅の平地にも群生していて、毎年この時期になるとからなずカタバミを見ます。

掘り起こしたカタバミ
根には細かい汚れが付着していて洗っても落とし難い

とりあえず根っこ事アカカタバミとムラサキカタバミを掘り起こして洗ってみましたが、もうぐちゃぐちゃでどっちがどっちか判別がつかないですね。

おまけに根っこが非常に細く、葉ももろいので、勢いよく洗うと直ぐに根がちぎれますし、葉の部分も分離してしまいますので、流水で静かに洗う事をお勧めします。

白い皿で見ると、根っこの黒さが際立ちますが、これが素揚げにすると面白い程白くなったのがとても印象的でした。

熱でカタバミの色素の部分が分解されてしまったのでしょうか?

カタバミの葉の天ぷら
注意して揚げないと一瞬で炭化する
カタバミ根と茎の部分の素揚げ
揚げると黒かった根の部分が途端に白くなるのが印象的だった

カタバミもへびいちごの素揚げの時と同様に、あまり油を高温にし過ぎず、箸がじゅわじゅわと静かに泡だつ位の温度で揚げるのが丁度良いかもしれません。

あまり油の温度を上げ過ぎると、葉や茎が小さいので、へびいちご同様に葉も根も一瞬で炭化してしまいます。

写真でも解説した通り、なぜか真っ黒かった根の部分は油で高温を加えると真っ白になりました。

完成したカタバミの素揚げ
葉は抵抗なく食べられるが、根は土臭くてとても食べれない

完成しました!アカカタバミとムラサキカタバミの素揚げですw見た目が非常に悪いですね。

揚げ過ぎて折角白かった根の部分はすっかり黒っぽくなってしまいしました。

肝心の味の方はどうかというと・・・葉の部分は普通に違和感なく食べる事が出来ましたが、へびいちごの時と同様に、葉の大きさが小さいのでイマイチ物足りなさを感じます。

根の部分はというと、ゆでても揚げても土っぽさが消えず、とても食べられる代物ではありませんでした。

へびいちごも春になると道端でよく見かける生命力の強い植物ですが、こちらもドクイチゴという別名とは裏腹に、毒も無く普通に食べる事が出来ます。

へびいちごに関する実食レポートはこちらの記事で紹介していますので、併せてご覧ください。

へびいちごを素揚げにして食べた結果!実食レポートで死亡?

カタバミの花言葉が怖いなんてのはウソ!『喜び』『輝き』が花言葉

カタバミの花言葉は『輝き』『喜び』で、どこから怖いというサジェストが出てきたのか、他の書籍や文献を参考にしても分かりませんでした。

カタバミはクローバーと似た葉っぱを持つ植物ですが、葉はクローバーと同様にハート型なものの、クローバーのような白い模様が無いのが特徴です。

カタバミが『喜び』『輝き』と言った花言葉がついた由来は、下記の実験でもある10円玉硬貨磨きの効果が理由の様です。

下記の実験の概要を簡単に解説すると、カタバミと、カタバミよりシュウ酸を多く含むイタドリで10円玉硬貨を磨く実験をしたのですが、結果はカタバミの圧勝で、びっくりする程硬貨の汚れが落ちました。

江戸時代の昔の人たちは、カタバミを使って金属や硬貨を磨いたそうで、花言葉の『輝き』『喜び』はここから来ているそうです。

更に驚いたのが、今回のカタバミとは関係の無い話ですが、実験で使った硬貨を何の気なく調べてみたところ、10円硬貨にも関わらず、800円から1400円の価値がある事に驚きました。

カタバミの花言葉、『喜び』『輝き』を同時に手に入れた瞬間でした。

こういう偶然が重なると、カタバミの女子力の高いハート形の葉や、スピリチュアル性の高そうな花言葉に特別な意味があるように思えてしまいます(笑)

結論、カタバミ 花言葉 怖いという真相は全くのデマですが、花言葉通りの結果になってある意味怖いですw

10円玉磨き!アカカタバミ VS イタドリが衝撃過ぎる結果に!

アカカタバミとイタドリで10円玉磨きをした結果が衝撃的でした。

結論から言うと、アカカタバミが10円玉の汚れを落とす効果は本当で、口に入れて酸っぱさを感じる事が多く、汁の量も多いイタドリがシュウ酸を多く含むので、汚れ落としの効果が大きいと推測していましたが、実際に両者で10円玉磨きの効果を比較すると、カタバミの圧勝でした。

カタバミで10円玉磨き
使ったのはこれだけの量だが衝撃の結果に!

この時はカタバミで10円硬貨を磨いても、それほど綺麗にはならないだろうと、半ば都市伝説位の考えで試してみた結果が衝撃的でした。

画像でも説明している通り、使用したカタバミは葉の部分をほんの一つまみした程度ですが、指で少し揉んでから2,3回十円玉を軽くこすってみたところ↓↓

カタバミで磨いた10円硬貨
少し揉んで、2、3回擦っただけで見る見るうちに汚れが落ちる

まさかの結果ですね!汁がついたところからどんどん10円硬貨の汚れが落ちていくのが分かりました。

昔の人が、カタバミで硬貨や金属を磨いたというのは、都市伝説ではなく本当でした!それにしても驚きですね。

かじってもそれ程シュウ酸の酸っぱさを感じなかったので、カタバミよりシュウ酸を多く含むイタドリで試した方が、より10円硬貨の汚れを落とす効果は高いだろうと考えで試した結果が更に衝撃的でした↓↓↓

イタドリで10円硬貨磨き
同じシュウ酸が含まれるならイタドリの方が効率的だろうと推測

カタバミは10円硬貨をこすりにくかったですが、イタドリならカタバミよりシュウ酸を多く含む事が、実際かじると体感でも分かりますし、イタドリの茎を刷毛状にして掃除した方がよっぽど効率的だろうと考えましたが、イタドリではまさかの全然汚れが落ちないという結果になりました。

イタドリで磨いた10円硬貨
まさかの結果!磨いても磨いても汚れが全然落ちない!

カタバミより汁の量もシュウ酸の量も多いはずなのに、磨いても磨いても全然落ちない!この結果には本当に衝撃を受けました。

江戸時代に高精度な測定機器が無い時代に、昔の人は様々な植物で硬貨の汚れを落とす方法を模索していたのでしょうか?

イタドリもカタバミ同様シュウ酸を含みますが、イタドリのように下処理をすれば食べられます。

イタドリの下処理や食べ方についてはこちらの記事が参考になりますので、ぜひご覧ください。

どこにでも群生しているイタドリを天ぷらや素揚げにして食べよう!おいしい春の山菜イタドリ

カタバミを使った遊び方イロイロ!花相撲や見つけたらラッキーな四葉

カタバミって単に観賞用の植物として持ち込まれただけではなく、昔から遊びの道具としても利用されていたってご存じですか?

その遊び方が茎の繊維を利用した花相撲と、見つけるのが四つ葉のクローバーよりも難しいと言われるカタバミの四葉探しです。

詳しくは他にも詳しく紹介しているサイトがありますが、ここでは概要だけお話しします。

カタバミの花相撲は、カタバミの茎の繊維を互いにひっかけて引っ張って先に切れた方が負けという誰にでも想像がつく簡単な遊びで、見つけるのが四つ葉のクローバーよりも難しいカタバミの四葉は、私もじっくり探してみましたが、全く見つける事が出来ませんでした。

本当に存在するのでしょうか?

他にも遊びではありませんが、上記の様に硬貨を磨く用途としても利用できますし、ブログを書いたことで、カタバミの意外な利用法を知るきっかけになりました。

ムラサキカタバミを食べるとどうなる?怖い花言葉の真相が衝撃!まとめ

ムラサキカタバミを食べた感想は、葉は他の山菜同様癖がありませんしたが、天ぷらや素揚げにするには量を稼がないと物足りなく感じる事がありました。

根に関しては、ゆでても素揚げにしても食べられない程に土臭く、繊維質が多すぎて細い根の割には嚙み切るのも苦労する程硬い根っ子でした。

葉と茎に関しては、素揚げでもおひたしにしても食べる事が出来ました。

気になるシュウ酸ですが、カタバミにも例外なく他の山菜同様にシュウ酸を含んでいますが、イタドリと比べても酸っぱさを感じる事は少なく、少量なら生のままでも食べる事が出来そうです。

カタバミの花言葉が怖いという真相に関しては、完全にデマだという事が確認出来ました。

そもそも、カタバミの花言葉が『喜び』と『輝き』であるので、なぜ怖いというサジェストで上がってきたのか不思議でした。

このカタバミの花言葉の由来は、昔の人がカタバミで金属や硬貨を磨いたことに由来するもので、私も実際にカタバミで10円硬貨を磨いてみましたが、その汚れ落とし効果は驚く程で、一つまみしたカタバミを軽くもんで数回擦っただけでどんどん10円玉の汚れが浮いてきました。

カタバミよりもシュウ酸を多く含むイタドリの方が、汚れ落としの効果が高いだろうと推測し、比較してみましたが、結果は予想外のもので何とイタドリはいくら磨いても10円硬貨が綺麗になりませんでした。

カタバミという植物は元々日本にあった植物ではなく、古くは江戸時代に観賞用として日本に持ち込まれたのが始まりの様です。

ただ、その繁殖力と生命力の高さから、多年草のカタバミは地上菊をカットした位では全く枯れる事無く毎年生えてくるほどの生命力です。

実際にカタバミの生命力の高さは他の在来植物を枯らせる心配も懸念されており、環境省からは要注意外来生物に指定されています。

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