パイプレンチの代用は、手を緩める作業や外す作業が必要になりますが、ウォーターポンププライヤーや、バイスクランプで代用する事が出来ます。
ウォーターポンププライヤや、バイスクランプには、滑らないようにゴムカバーがついている製品も珍しくないので、滑る場合はゴム付きの製品と併用すると滑らないで作業する事が可能です。
ホームセンターでは、ロブスターのパイプレンチが小型・大型問わず入手する事が出来ます。
使い方や仕組みは簡単で、挟み口をパイプレンチについて居る丸ナットを回したいパイプと同径程度になるまで回すだけです。
外すときは、丸ナットと一体化した可動部分のでっぱりを少し押すだけで簡単に外せます。
また、パイプレンチの手入れは刃物ではないので、目立てや研ぎ方について考える必要はありませんし、チェーンを使用したベルトレンチについても同様です。
パイプレンチは安価なものだと、ダイソーやセリアで購入できる場合もありますが、とにかく耐久性が必要な工具なので、信頼性の面で疑問が残りますし、サイズも小さなものしかありません。
この記事では元工場従事者で、工場内の配管設備を多く施工してきた筆者が、配管に必要なパイプレンチの使い方や、滑るときの代用工具について解説します。
スポンサーリンク
パイプレンチの代用と滑る場合の使い方!滑らない最強のパイプレンチポイント
- パイプレンチが滑る場合は、代用としてウォーターポンププライヤーやバイスクランプを使用してみるのも手!但し、最大径に注意。
- パイプレンチが滑らないように、手入れで目立てや研ぎ方について考える必要はありません。パイプレンチは刃物ではないからです。
- ホームセンターで手に入る最強のパイプレンチは、ロブスター、アーム、スーパーツール、HIT等が良く購入されるおすすめの最強パイプレンチです。
- 安価なダイソーやセリアの製品は、ゴム部分が脆かったり耐久性に難があるのでお勧めできない。
パイプレンチの代用方法と滑る場合の対処法!基本は丸ナットの調整
冒頭で解説した通り、パイプレンチが滑る場合、大抵の場合はパイプ径に合う丸ナットの調整が出来ていない事が殆どです。
丸ナットが微妙に緩すぎると、滑ってかみ合わない可能性があります。
ちゃんと丸ナットの調整をしていても、パイプレンチに力を掛ける時にパイプに対して直角ではなく、斜めに力がかかっていると、中途半端に力がかかって滑る原因になります。
パイプレンチには、内部に小さな跳ね返り用のバネが1個使われています。
このバネは、パイプレンチの中で最も弱い部分なので、このバネが破損や劣化したりすると、パイプレンチの口が上手く開かなくなる原因になります。
パイプレンチは滅多に故障する事はありませんが、万が一錆でバネなどが利かなくなってしまった場合、代用工具もあります。
それが、冒頭で紹介した、ウォーターポンププライヤ・バイスクランプ・モーターレンチです。
開きたいパイプの径にもよりますが、このなかでモーターレンチが最も開度の大きな工具で、使い方はウォームギアを回す事で開度を調整する事が出来ます。
ウォーターポンププライヤーは、どこの家庭にもあるので、一度は工具箱の中で目にした方もいるかもしれませんし、工具をセット購入すると、大抵は付属しているのがウォーターポンププライヤーです。
殆どのウォーターポンププライヤーは、掴むときや離すときに自分で手を緩める必要がありますが、少々高価なものになると、バネが内蔵してあるタイプもあります。
最後にパイプレンチの代用となるのがバイスクランプです。
バイスクランプは、対象物をロックしたまま作業する事が可能で、手を離しても、ロックが解除されるまではどんな状況でも掴んだままです。
パイプレンチと異なるのは、パイプレンチは上に持ち上げるとロックが外れ、下に力をかけるとロックされますが、バイスクランプは解除されるまで常にロックされています。
下記に私の所有しているパイプレンチの画像と、実際にパイプレンチに足をかけて滑るのか試した動画を製作しましたのでご覧ください。
最強のパイプレンチは、作業環境や個人の好みにもよるので一概には言えませんが、一般的な普及率や人気度から考えると、パイプレンチはロブスターが有名です。
ロブスターのパイプレンチは、モノタロウの商品人気ランキング1位を獲得している製品ですので、ロブスターのパイプレンチに興味のある方の為に、本家サイトのリンクを添付しておきます。
続いて、パイプレンチがどれほど強靭な工具なのかを、動画でパイプレンチを足かけ用として使用した、実演動画で解説します。
前述した通り、パイプレンチが滑るのは、パイプレンチの口をパイプ径に合せて引っ掛けられるギリギリまで調整していない事が原因です。
丸ナットの調整を適切に行えば、下に力を掛けた時にロックが外れる事はありません。
丸ナットの調整をしっかり行い、パイプの径に合うところまで口を開けたら、下記の動画のように滑る事はありません。
実際に、私の持っているパイプレンチを超ツルツルの単管パイプ(しかも、雨が降った直後で濡れている)に引っ掛けて足をのっけてみても滑っていないことが分かります。
パイプレンチは工場でも、柄の代わりにイレクターパイプを突っ込んで更に回す位負荷をかけて使う事もありますが、それでも全然平気なのです。
人が力を加えた程度では、例えパイプを延長しててこの原理が働いたとしても、モリブデン鋼は負ける事がありません。
もし、手だけの力で回せない時は、解説した通りイレクターパイプを突っ込んで柄の長さを延長しててこの原理で力を加えると、錆びたパイプも楽に回す事が出来ます。
動画では、あくまでパイプレンチの耐久性を試すために行ったことで、本来パイプレンチはこのような使用を想定した工具ではありません。
高い場所で同様の事を行うと、大変危険ですので、パイプレンチを足場とするのは絶対にやめましょう。
パイプレンチの使い方はどれも一緒!他工具を代用した使い方を解説
パイプレンチの使い方は、使用シーンによって形状が異なります。
スタンダードなタイプは、下記の画像のようなものが殆どで、通常は二本セットで同時に使用します。
しかし、道具が無い場合は、バイスクランプ・モーターレンチ・ウォーターポンププライヤと併用して使用する事も可能です。
他にも併用可能な工具は存在しますが、一般的にパイプレンチと併用できる工具がこの三つでしょう。
画像のように、片方がウォーターポンププライヤーで、もう片方がパイプレンチという使い方も可能です!
注意点として、ウォーターポンププライヤーは、パイプレンチの様にロックする機構が無いので一々手の握り方を調整しなければいけないので、面倒な場合があります。
パイプレンチと似たような工具で、F型クランプウォーターポンププライヤーという工具もあります。
言葉だけで説明しても、初めてパイプレンチを使う人にはロック機構の動作がピンと来ないので、丸ナットとロック機構がどうなっているか簡単な動画を撮影したのでご覧ください。
親指で背中のでっぱり部分を押すと、カクカクと動いていますが、この動作が大切で、最適な状態に開いて居れば、勝手に開いて回すときに顎がロックし、戻した時も簡単に外れます。
具体的な使い方は、画像の様に、丸ナットをパイプにかみ合う開度に調整したら、上からパイプレンチを対象のパイプに当てるだけで、内部に入ったバネが押されて自動的に口が開きます。
後は、下の方に力を加えれば、パイプレンチの口がロックされ、上に持ち上げるとロックが自動で解除されて外す事が出来ます。
これがウォーターポンププライヤーの場合だと、自分で手を緩めないと外れませんし、握らないとロックする事が出来ません。
バイスクランプの場合は、ロックしたら解除する作業が必要です。(片手でも解除する事は可能)
モーターレンチに至っては、外しにくい場合は外れる開度までウォームギアを調整しなければなりません。
手入れは?目立てや研ぎ方について|刃物じゃないから必要ない!
パイプレンチは刃物ではありません!
サジェストワードで、『パイプレンチ 目立て 研ぎ方』という単語が出てきますが、これはおそらく、上記のようなチェーンレンチを想像しての事だと思います。
似たようなもので、ベルトレンチがありますが、これはチェーンの代わりにゴムを使用したもので、チェーンレンチと同義で呼ばれる事もあります。
木を切る為のチェーンソーを使ったことのある人で、チェーンレンチを始めてみた人は、チェーンレンチは配管を切るものか?と想像するのも無理はありませんが、そうではありません。
チェーンレンチは、配管を緩めたり締めたりするもので、配管をカットするための工具ではありません!
その為、歯がないので目立てや研ぎ方について考える必要がないのです!配管をカットするには、別途パイプカッターやのこぎりを使用します。
チェーンレンチの手入れ・メンテナンスについては、長期間保存する場合、錆びないように油を吹く事もありますが、滑るので使用前は良くふき取ってから使いましょう。
ロブスターのパイプレンチはホームセンターで入手可!安価でおすすめ
ロブスターのパイプレンチは低価格でありながら、厳選された材料を使用しています。
ユーザーの口コミはグリップが握りやすい、壊れにくいと良い評判ですが、メンテナンスしないとさびやすいなどの欠点もあります。
これはロブスターに限らず工具全般に言える事ですが、濡れたまま汚れたままの状態だと通常よりもさびやすくなります。
また、ロブスターのパイプレンチは、パイプレンチを扱う工具メーカーの中で、どの販売店でもほぼ1位の高評価です。
パイプレンチという工具は水道配管でも使用し、頻繁に濡れることもありますし、泥がつくこともあります。
機構上、ギア内には大きなゴミが詰まりやすく、泥などが入り込んで石や砂を噛んでしまうと、分解して清掃しなければなりません。
これが厄介で、なかなか固定しているナットが回らなかったりします。
私の個人的な使用感ですが、パイプレンチはどのメーカーも塗装は比較的剥げやすい?ように感じます。
普通に使っていても、割と直ぐに塗装が剥げるような気もします。
禿げたらそこから錆が発生しやすくなりますので、使用後はしっかりメンテナンスし、水気をふき取って錆止めスプレーを塗っておきましょう。
ダイソーとセリアのレンチってぶっちゃけどうなの?
最近のダイソーとセリアでは、DIYコーナーが非常に充実しています!私も、ダイソーやセリアに行くと、どんな安価な工具があるのかついつい見てしまいます。
工具には様々な種類がありますが、ダイソーやセリアでパイプレンチは購入することが出来るのでしょうか?
結論から言うと、めったにありません。
ダイソーやセリアには基本的な工具しかそろっておらず、このような特殊な工具はやはりホームセンターで探すのが一番です!
仮に、ダイソーやセリアで今後パイプレンチを安価に販売していたとしても、私はあまり個人的におすすめできません。
なぜなら、時に工具は耐久性が命だからです。
その耐久性を奪われ、コストばかりが目立つ商品では、本来の性能を発揮できないばかりか、怪我や事故につながる可能性があるからです。
特に、パイプレンチに関しては、回らないパイプには別の鉄パイプを延長して負荷をかける事が良くあるので、100均やダイソー・セリアで同様の物を購入した場合、耐久性に疑問が生じます。
もし、ダイソーやセリアでパイプレンチを見つけても、耐圧の低い山水を引き込むための塩ビ管の接続や、排水用途で使うVP菅であれば問題ありません。
補足:排水は本来VU菅ですが、VP菅を使用する事もあります。
ロブスター以外でおすすめのパイプレンチは?厳選5社の特徴解説
ロブスター以外にも、各メーカーから様々なパイプレンチが販売されていますが、厳選したパイプレンチのおすすめランキング5選と、各社で販売しているパイプレンチの特徴について解説します。
アームはコストパフォーマンスと豊かなサイズ展開が特徴!
コスパがとにかく抜群で、同クラスの製品と比べて安価な価格で購入できるので、DIYでパイプレンチを初めて使用する方や、予備的な工具としておすすめです。
アームは豊富なサイズ展開がされており、150mmから600mmまで幅広いサイズを揃えていますので、用途に合わせて最適なサイズを選べるため、汎用性が高いのが特徴です。
軽量なボディーはアルミ製を採用しているモデルが多く、持ち運びや作業性に優れており、長時間作業でも疲れにくいのがメリットです。
スーパーツールはグリップ力と他メーカーにはないオプションが魅力!
スーパーツールのパイプレンチは高いグリップ力が特徴で、独自の形状と素材を採用したグリップにより、手に馴染みやすく、力を入れやすい製品で、滑りにくい設計なので安全に作業できます。
スムーズな動作は作業ロスを低減し、精密加工された部品と丁寧な組み立てにより、スムーズな動きを実現し、力を無駄なく伝えられるため、作業効率が向上します。
豊富なオプションは、延長ハンドルやジョイントアダプターなど、様々なオプションが用意されており、用途に合わせて拡張性が高く、幅広い作業に対応できます。
HITは高耐久性と高い精度で信頼性の高いプロユースのパイプレンチ
高い耐久性を持ち、製品には高強度な素材を使用し、厳しい環境でも安心して使用できるのが特徴で、長年愛用できる品質の高さは、プロユーザーからも高い評価を得ています。
安心の精度は、HITが厳しい品質管理体制のもとで製造されている証で、高い精度を誇るので、精密な作業にも対応できるため、信頼性の高い工具を求める方におすすめです。
豊富な種類の配管に対応しており、白管用、被覆管用、チェーン用など、様々な種類のパイプレンチを揃えているので、用途に最適な工具を選べるため、作業効率が向上します。
安心の日本メーカー高儀!安価なのに高機能で高い作業性を実現
独自の噛み刃の形状と素材により、滑りにくい作業性を実現しており、パイプをしっかりと噛み込み、滑りにくいため安全に作業できます。
高い作業性の実現は、軽量でコンパクトな設計により、取り回しが良く狭い場所での作業にも適しているので、長時間作業でも疲れにくいのがメリットです。
高品質な製品でありながら、比較的安価な価格で購入できるので、コストパフォーマンスの高い工具を求める方におすすめで、予備工具やDIYの入門用途としても広く使われます。
クニベックスはアフターサービスが魅力な完全なプロ仕様
長年培ってきた技術と経験を生かした、プロ仕様のパイプレンチを製造しており、厳しい現場での使用にも耐えられる高い品質と耐久性を誇ります。
クニベックスは独創的な機能が特徴で、ワンタッチ切り替え機構や、微調整機能など、独創的な機能を搭載したモデルが存在し、作業効率を向上させるための工夫が随所に施されています。
充実した保証制度により、安心して使用できますが、万が一の故障時にも、迅速かつ丁寧なアフターサービスを受けることが可能です。
各メーカーそれぞれ、異なる特徴と強みを持っているので、ご自身の用途や予算、好みに合わせて最適なパイプレンチを選んでください。
パイプレンチの大まかな種類については、MaxPowerさんで詳しく解説されていました!ざっとこんな形状のパイプレンチが存在します。
普段工場などで一番良く使うのが、左上のスーパーヘビーデューティーパイプレンチではないでしょうか?
パイプレンチ以外のレンチの種類について紹介と解説
パイプレンチ以外にも、様々な種類のレンチがあり、それぞれ異なる用途に適しており、機構も様々ですので、 以下に代表的なレンチとその用途をご紹介します。
スパナ
- 片口スパナ
片側にのみレンチ部があるスパナ - 両口スパナ
両側にレンチ部があるスパナ - メガネレンチ
スパナの一種で、U字型の開口部を持つ - コンビネーションレンチ
片側にスパナ部、もう片側にメガネ部を持つ
六角形のボルトやナットを締め付けたり、緩めたり、配管工事、自動車整備、機械修理など幅広い用途で使用される。
モンキー
- アジャスタブルレンチ
開口部を調整できるレンチ
さまざまなサイズのボルトやナットに対応でき、スパナセットを持ち歩くのが面倒な場合や、滅多に使用しないサイズのボルトやナットを扱う場合に便利。
ソケット
- ラチェットソケットレンチ
ラチェット機構により、狭い場所でも作業しやすい - インパクトソケットレンチ
インパクトドライバーと組み合わせて使用し、強いトルクで締め付けることができる - 六角ソケットレンチ
六角形のボルトやナットに対応 - トルクレンチ
規定トルクで締め付けることができる
自動車整備、機械修理、DIYなど幅広い用途で使用され、狭い場所での作業や、強いトルクが必要な作業に適している
六角レンチ
- L型六角レンチ: L字型のレンチ
- T型六角レンチ: T字型のレンチ
- ボール型六角レンチ: ボール状のヘッドを持つレンチ
用途は六角形の穴を持つボルトやナットを締め付けたり、緩めたり、家具の組み立て、自転車の整備、精密機器の修理などによく使用される。
その他にも、フレアナットと呼ばれる特殊なナットを締め付けたり、緩めたりする工具はフレアレンチで、ブレーキラインや燃料ラインなどの配管工事で使用される工具です。
チェーンレンチは、錆びついて固着したボルトやナット、大型のボルトやナットを回す力が必要な作業や、通常のレンチでは回せない場合に使用されます。
その他のレンチ
- トルクレンチ
規定トルクで締め付けることができるレンチ - オープンドライブレンチ
ギア機構により、少ない力で強いトルクで締め付けることができるレンチ - コンビネーションレンチ
スパナとメガネレンチが一体になったレンチ - フレアレンチ
フレアナットと呼ばれる特殊なナットを締め付けたり、緩めたりするレンチ - ウォーターポンププライヤー
パイプやナットを掴んだり、回したりするプライヤー
上記以外にも、様々な種類のレンチがあります。
また、レンチとスパナの違いについては、工具所で超有名なKTCさんで詳しく解説されています。
パイプレンチの代用と滑る場合の使い方!滑らない最強のパイプレンチまとめ
パイプレンチの代用工具や、滑る場合の使い方、最強のパイプレンチについて解説したことを纏めます。
最強のパイプレンチは、モノタロウや他の販売店でも常に一位を獲得し続けて居るロブスターで、他社よりも柄の長い製品が販売されているのは、高耐久性である素材を使用している証です。
パイプレンチが滑る場合の使い方や、対処方法についても解説しました。
どんなパイプレンチでも、丸ナットの調整が不十分だったり、メンテナンスを怠り、内部に使用されているバネが通常よりも劣化している場合は怪我や故障の原因になります。
その為、うまくロックされなかったり、解除されない、滑ると言った症状で現れます。
また、使用時も無理な方向から無理な力を掛けて作業するのもパイプレンチが滑る原因で、パイプレンチは通常ななめで使用する事はありません。
パイプレンチの噛み刃(溝)が、作業するパイプに対して垂直にかみ合っていなければならず、ここが斜めになっていると、滑る原因になります。
無理な力を掛けて、パイプレンチや作業対象のパイプを破損する事に繋がるので、注意が必要です。
堂々の一位で、最強のパイプレンチはロブスターですが、ロブスター以外にもパイプレンチはホームセンターに沢山のメーカーや種類があります!
一度手に取って、自分に合うパイプレンチを価格や使いやすさから調査してみると良いでしょう。
パイプレンチは、主にモリブデン鋼を使用したレンチが多く、非常に丈夫です。
しかし、パイプレンチという工具の性質上、濡れたり汚れたりと言ったことはよくある事なので、パイプレンチの寿命は使用後のメンテナンスに左右されると言って良いでしょう。
ダイソーやセリアなどの100均を始め、安価に入手できるパイプレンチもあるが、ゴム部分の耐久性が、ホームセンターのものより脆く、材質もアルミだったり信頼性に劣る。
アルミは柔らかいので、やはりセリアやダイソーで購入できる安価なものよりも、ちゃんとした鋼材を使用したパイプレンチを使用する事をお勧めします。
パイプレンチは、使い方によっては他のレンチよりも負荷をかけて使う必要があり、滑ったり折れたりすると、怪我の原因になるからです。
メンテナンスにおいては、手入れで目立てや研ぎ方について考える必要はないこともお話ししました!なぜなら、パイプレンチは刃物ではないからです。
チェーンソーの様に、チェーン使ったパイプレンチも存在しますが、これはベルトレンチと言い、歯が摩耗したからかみ合わせが悪くなっているわけではありません。
その為、目立てや研ぎ方について知る必要はありません。
パイプレンチは固いからと言って、何かを叩いたりする用途には向きません・・というかやめましょう!
強い衝撃を与えると内部のバネが飛んだりずれたり、調整用のロックナットの溝部分が潰れれば、その時点でパイプレンチとしての機能は無くなります。
その為、むやみに衝撃を加えるのはやめましょう。
DIYでは、パイプレンチよりも使用頻度の多いおすすめのマキタ電動ドライバーや、インパクトドライバーやビスについて解説していますので、こちらも併せてご覧ください。
コメント