ドアが開いたら音が鳴る100均はどこで売ってる？セリアや自作

「ドアが開いたら音が鳴る」仕組みを自宅に手軽に導入したいとお考えではありませんか？

家族の帰宅確認や来客の通知、さらには空き巣対策としての防犯など、ドアの動きを音で知らせる機能は生活に大きな安心をもたらします。

そんな時にコストを抑えて役立つのが、身近な100均グッズです。

実は現在、ダイソーやセリアといった100円ショップには、実用的なドアチャイムやインテリアにもなるおしゃれなドアベルが豊富に販売されています。

しかし、いざ店舗に行っても「売り場」がどこか分からず、目当ての商品が見つけられないことも少なくありません。

そこで本記事では、100均で手に入るドア開閉検知グッズを徹底的に調査し、その実力を検証しました。

一般的な開き戸はもちろん、日本家屋に多い引き戸にも使えるのか、配線不要のワイヤレスタイプはあるのかといった気になる疑問を解決します。

また、既製品だけでなく、ウィンドチャイムなどのパーツを組み合わせたオリジナルの手作り・自作アイデアもご紹介。

さらに、より高性能なものを求める方のために、ニトリやホームセンターの商品との違いについても詳しく比較解説します。

それぞれのメリットを理解して、あなたのライフスタイルに最適なアイテムを選びましょう。

数百円で暮らしの安全と快適を手に入れる、100均活用術の決定版をぜひ最後までご覧ください。

「ドアが開いたら音が鳴る」商品、いわゆるドアチャイムやドアベルですが、結論から申し上げますと、100均で「売っています」。しかし、私たちがイメージするような「ピンポンパンポーン」と鳴る電子チャイムは、近年姿を消しつつあるのが現状です。

なぜなら、世界的な半導体不足や原材料の高騰により、100円で複雑な電子回路を搭載した商品を維持するのが難しくなっているからです。これは私たち100均ウォッチャーの間では常識となりつつある「100均のハイテク離れ」現象の一つですね。

ですが、諦めるのはまだ早いです。形を変え、品名を変え、類似の機能を持った商品は確実に存在します。
大きく分けて二つのタイプがあります。
一つは、マグネットセンサーを利用して、ドアが開いて磁石が離れると音が鳴る「防犯ブザー・アラーム」タイプ。
もう一つは、ドアの揺れや動きで物理的にベルが鳴る「ドアベル・ウィンドチャイム」タイプです。

店舗によって取り扱いの傾向が全く異なるため、まずは主要な100均ショップごとの現状を詳しく見ていきましょう。これを読めば、あなたがどのお店に行くべきかが一目瞭然です。

100均業界の王者、ダイソー。店舗数の多さと商品開発力は圧倒的ですが、ドアチャイムに関しては「防犯寄り」のラインナップが特徴です。

以前は「来客感知チャイム」のような商品が電気小物売り場に並んでいましたが、現在は「侵入警報アラーム」といった名称で、防犯グッズ売り場に置かれていることが多いですね。
これは、ドアが開くと「ビーーーッ！」というかなり大きな警報音が鳴るタイプです。

「えっ、来客を知りたいだけなのに、警報音は困る…」
そう思いましたよね？わかります。正直、日常使いにはうるさすぎます。しかし、ダイソーにはこれ以外にも、インテリアコーナーに吊り下げ式の金属製ドアベルが置かれていることがあります。アンティーク調のデザインで、ドアが開くたびに「チリンチリン」と鳴るタイプです。これなら耳障りではありません。

また、ダイソーの強みは「部材の豊富さ」です。後述する「自作」の項目でも触れますが、防犯ブザーとマグネットスイッチを組み合わせるDIYパーツを買うなら、品揃え豊富なダイソーが一番です。

「おしゃれな100均」として不動の地位を築くセリア。ここでは、無骨なプラスチック製の機械よりも、インテリアに馴染むデザイン性の高い商品が見つかります。

セリアで探すべきキーワードは「ウィンドチャイム」と「ドアベル」です。
特に、アイアン素材や木製パーツを使ったナチュラルな雰囲気のドアベルが充実しています。これらは強力なマグネットがついていることが多く、鉄製の玄関ドアにそのままポンと貼り付けるだけで設置完了。
ドアが開いた振動でベルが揺れ、控えめで心地よい音が響きます。

「ドアが開いたら音が鳴る」という機能を、機械的にではなく、情緒的に実現したいならセリア一択です。電子音ではないので電池切れの心配もありません。ただし、音が控えめすぎて、テレビをつけていると気づかないこともあるのが玉に瑕です。このあたりは、デザインと実用性のトレードオフですね。

キャンドゥは、ダイソーとセリアの中間のような立ち位置ですが、時々「痒い所に手が届く」アイデア商品を出してくるのが侮れません。

過去には、引き戸にも対応しやすい薄型のセンサーチャイムが目撃されています。また、キャラクターコラボ商品に強く、可愛らしいデザインのベルが見つかることも。
最近の傾向としては、スマートフォン関連グッズや推し活グッズに売り場面積を割いているため、防犯系のグッズは縮小傾向にあるかもしれません。
もしキャンドゥに行くなら、大型店舗の「電気・スマホ用品」コーナーと「ＤＩＹ」コーナーの両方をチェックすることをおすすめします。意外な掘り出し物に出会える確率は、キャンドゥが一番高いかもしれません。

ワッツ（Watts）は、地域密着型の店舗が多く、生活雑貨のセレクトに定評があります。
ここでは、他の100均では見かけないメーカーのグッズがひっそりと置かれていることがあります。特に「ワイヤレス」関連のグッズに関しては、300円～500円商品として高機能なものを導入する柔軟性を持っています。

もし100円商品コーナーになくても、少し高価格帯のコーナーを見てみてください。そこに、私たちが求めている「ドアが開いたらメロディが鳴る」理想的な商品が眠っている可能性があります。ワッツは「隠れた名店」なのです。

静岡県を中心に展開する「百円ハウスれもん」。全国的な知名度はそこまで高くありませんが、実は「レトロな100均グッズ」の宝庫であることをご存知でしょうか？

大手チェーンが採算が合わずに廃盤にしたような、昔ながらのシンプルな「ドア用バネ式ベル」などが、ここではまだ現役で売られていることがあります。
「毎週木曜日は消費税還元の日」など独自のサービスを行っていることもあり、地域住民の生活に深く根差しています。
もし近所に「れもん」があるなら、絶対に覗いてみるべきです。大手の洗練された商品とは一味違う、質実剛健なドアベルが見つかるかもしれません。

さて、ここまで100均を推してきましたが、プロとして正直な話をさせてください。
「確実な動作」と「選べる音色」、そして「耐久性」を求めるなら、やはりホームセンターには敵いません。

100均の商品はあくまで「簡易的な雑貨」です。一方でホームセンターの商品は「住宅設備」としての側面を持っています。
価格帯としては、1,000円～3,000円程度になりますが、その差額分の価値は十分にあります。特に、防犯目的で導入する場合、誤作動や不作動は命取りになりかねません。
「安心をお金で買う」と考えれば、決して高い買い物ではないはずです。

では、主要なホームセンターごとに、どのような商品が手に入るのか見ていきましょう。

ホームセンター界の革命児、カインズ。ここはプライベートブランド（PB）商品が非常に優秀です。
カインズオリジナルの「ワイヤレスチャイム」シリーズは、シンプルなデザインでインテリアを邪魔しません。白を基調としたミニマルなデザインは、まるで無印良品やApple製品のよう。
価格もメーカー品より抑えられており、送信機と受信機のセットで2,000円以下で手に入ることがあります。
「100均だと安っぽすぎるけど、有名メーカー品は高い」という層に、カインズはドンピシャで刺さります。

関西を中心に展開するコーナンは、「PRO」と名の付く店舗があるほど、職人向けの品揃えが豊富です。
ここでは、パナソニックやELPA（朝日電器）といった一流メーカーのドアチャイムが豊富に揃っています。
特にELPAのワイヤレスチャイムシリーズは、配線不要で設置が簡単、かつ増設も可能という優れもの。
コーナンに行けば、実機が展示されていて音色を確認できる場合が多いのもメリットです。「買ってから音が気に入らなかった」という失敗を防げます。

農業や園芸に強いコメリですが、「パワー」などの大型店では住設機器も充実しています。
コメリの特徴は、地方の戸建て住宅をターゲットにしているため、「屋外の門扉」や「離れ」など、距離が離れた場所でも使える強力なワイヤレスチャイムの取り扱いがあることです。
「畑仕事をしているおばあちゃんに、来客を知らせたい」といったニーズなら、コメリで相談するのがベストです。店員さんも地域事情に詳しく、親身になって相談に乗ってくれるでしょう。

北海道・東北・関東で馴染み深いDCMホーマック。DCMブランドの防犯グッズは、コスパの良さで知られています。
ドアが開いたことを検知するセンサーライト兼チャイムなど、複合的な機能を持った商品が見つかります。
寒冷地にも店舗が多いため、冬場の結露や低温環境でも誤作動しにくい、タフな仕様の商品がラインナップされていることもあります。雪国にお住まいの方は、地元のDCMを頼るのが正解です。

「スーパービバホーム」などの超大型店を展開するビバホーム。ここの売りは圧倒的な在庫量です。
ドアチャイムだけで棚一つ分を占拠していることもあり、ウィンドチャイムの種類も豊富です。真鍮製の本格的なドアベルから、カントリー調の木製ベルまで、見ているだけで楽しくなります。
「DIYで取り付けたい」と思った時も、必要なネジや両面テープ、工具がその場ですべて揃うのがビバホームの強みですね。

西日本を地盤とするナフコは、「TWO-ONE STYLE」という家具・インテリア専門店を併設していることが多いです。
そのため、機能性だけでなく「家具としてのドアベル」を探すのに適しています。
玄関をおしゃれに演出したい、ドアの開閉音をカフェのような雰囲気にしたい。そんな要望に応えるスタイリッシュな商品が見つかります。100均のセリアを高級にしたようなイメージで探すと良いでしょう。

実店舗を回る時間がない、あるいは近所に良い店がない。そんな時はネットショップの出番です。
ネット通販の最大のメリットは、「口コミの数」です。ドアチャイムのような商品は、家の構造やドアの材質によって電波が届きにくいなどのトラブルが起きがち。
先行者のレビューは、何よりの判断材料になります。

さて、ここでネット上に渦巻く「100均ドアチャイム」のリアルな口コミを見てみましょう。
きれいごとばかり言っても仕方ありません。良い意見も悪い意見も、包み隠さず紹介します。

【ポジティブな口コミ】

• 「ダイソーのマグネットセンサー、窓全部につけても1000円以下！コスパ最強。」
• 「セリアのドアベル、音が可愛くて癒される。帰宅した子供が鳴らすのを楽しんでる。」
• 「壊れても100円だから精神的ダメージがない。気軽に試せるのが良い。」

【ネガティブな口コミ】

• 「付属の両面テープが弱すぎて、3日で落ちてきた。結局強力テープを買い足した。」
• 「音が大きすぎる！心臓に悪いレベルの警報音で、来客用には絶対使えない。」
• 「電池交換しようとしたら蓋が割れた。使い捨てと割り切るしかない。」

いかがでしょうか。やはり「耐久性」と「音量調整のできなさ」に不満が集中しています。
しかし、「コスパ」に関しては誰もが認める最強のメリットです。
この口コミから分かるのは、「100均グッズは素材である」という考え方です。そのまま使うのではなく、両面テープを張り替えたり、スピーカー部分にテープを貼って音量を抑えたりといった「ひと手間」をかけられる人には、最高のアイテムになるのです。

「100均グッズで本当に防犯になるの？」
これは誰もが抱く疑問ですが、結論から言えば「泥棒への威嚇効果」は十分にあります。
空き巣は「音」と「光」と「人の目」を極端に嫌います。ドアを開けた瞬間に何らかの音が鳴る、それだけで侵入を躊躇させる効果があるのです。

【100均 vs ホームセンター vs ネット通販 比較表】

特徴	100均（ダイソー・セリア等）	ホームセンター（カインズ・コーナン等）	ネット通販（Amazon・楽天等）
価格	100円～500円	1,500円～4,000円	1,000円～10,000円
音の種類	電子警報音、物理ベル音	チャイム音、メロディ、音声	豊富なメロディ、スマホ通知
音量調節	基本不可	可能	可能（ミュート機能付きも）
デザイン	チープさは否めない	シンプル、実用的	多種多様、スタイリッシュ
耐久性	低い（消耗品）	高い（数年使える）	ピンキリ（レビュー必須）
おすすめ	お試し、DIY素材、節約派	確実性重視、ファミリー層	高機能重視、ガジェット好き

引き戸への設置

100均のドアチャイムの多くは「開き戸」を想定していますが、「引き戸」でも使えます。
コツは、センサー（マグネット）の設置位置です。
引き戸の場合、ドアが横にスライドするため、センサーと磁石がすれ違うように設置する必要があります。
また、引き戸は隙間が狭い場合が多いので、ダイソーの「薄型」タイプを選ぶか、セリアのウィンドチャイムを「ドアの取っ手」に吊り下げるのが最も簡単な解決策です。引き戸を開ける振動でチャイムが揺れて鳴るので、配線もセンサーの位置合わせも不要です。

ワイヤレス化と手作り・自作

100均には「ワイヤレスチャイム（送信機と受信機が別）」の商品は、300円～500円商品として稀に入荷しますが、常にあるわけではありません。
そこで、DIY好きの間で流行っているのが「自作」です。

【用意するもの（全て100均）】

1. 防犯ブザー（ピンを抜くと鳴るタイプ）
2. 荷造り用紐
3. 強力両面テープ
4. フック

【作り方】
ドア枠に防犯ブザー本体を固定し、ドア本体にフックをつけます。
防犯ブザーのピンとフックを紐で繋ぎます。
ドアが開くと紐が引っ張られ、ピンが抜けて音が鳴る！という原始的な仕組みです。
これなら電子回路の知識ゼロでも作れます。ただし、帰宅時に自分で解除する仕組みを考えないと、自分が鳴らすことになるので要注意です

ここでは、検索でよく一緒に調べられている疑問に、一問一答形式でズバリお答えします。

いかがでしたでしょうか。
「たかが100均、されど100均」。
ドアが開いたら音が鳴る、そのシンプルな機能一つをとっても、これだけの選択肢と工夫の余地があります。

今回の記事のポイントをまとめます。

【100均ドアチャイム完全攻略の心得】

目的	おすすめの商品・店舗	ポイント
手軽に試したい	ダイソーの警報アラーム	音量注意！スピーカーをテープで塞いで調整を。
おしゃれにしたい	セリアのウィンドチャイム	マグネットで鉄扉にポン付け可能。
引き戸につけたい	薄型センサー or 吊り下げベル	センサーの位置合わせが命。
本格防犯・介護	ホームセンターへGO	100均に固執せず、適材適所で選ぶ賢さを。

明日から、あなたの家のドアはただの扉ではありません。
家族の帰宅を知らせる「喜びの入り口」であり、外敵から身を守る「頼れる盾」となります。
その盾を強化するのに必要なのは、大金ではなく、あなたの「家族を守りたい」という想いと、ほんの少しの100円玉です。

さあ、今すぐ近くの100均へ足を運んでみてください。
そして、実際に商品を手に取り、その音色を確かめてみましょう。
きっと、あなたの暮らしにぴったりの「安心の音」が見つかるはずです。

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