ガスホースが寿命で劣化して抜けない時は、取り換える事前提であれば、カッターなどで切れ目を入れた外し方でも問題ありませんが、ガスコンロとガスホース内部に若干ガスが残っている可能性がありますので、十分に換気をした上で作業を行いましょう。
プロパンガスの元栓とガスホース、ガス器具へ、自分で出来るガスホースの付け方と外し方について画像付きで解説します。
今回の記事で解説しているガスホースは、オレンジ色のプロパンガス用のガスホースを使用する事前提に解説しています。(都市ガスではないのでご注意ください)
ガスコンロとガス器具、ガスの元栓との接続は可能ですが、無資格の場合、オレンジのガスホースを使ったガス器具を屋内で使用する事は出来ませんのでご注意ください。
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ガスホースの付け方と寿命時の外し方!ガスコンロを自分で設置可能?ポイント
- ガスホースとガス器具は自分でDIYする事は可能だが、無資格の場合、法律上屋内で使用する事が出来ないので注意が必要。
- ガスホースには都市ガス用とプロパンガス用があり、今回の記事で解説しているのは、オレンジ色のプロパンガスホース。
- ガスホースを寿命で交換する場合、ガスコンロや瞬間湯沸かし器に関わらず、ホースの規格は同じでオレンジ色がプロパンガスホース。
プロパンガスホースの付け方は?ガスコンロに簡単に取り付け可能
プロパンガスとプロパンガス器具にホースの付け方は手順を追ってガス漏れを起こさないように丁寧に配管すれば自分でもDIY可能です。
但し、無資格者がガスホースを用いてガス器具を使用する場合、施工したガス器具を屋内使用する事は出来ないのでご注意ください。
![ガスホースとレギュレーターの接続](https://jpprepper.com/wp-content/uploads/2024/05/inlet-gas-hose-1024x768.webp)
まずはプロパンガスレギュレーターとプロパンガスホースにプロパンガス器具の接続全景をご覧ください。
何となく必要な部品がご理解頂けたと思いますが、一応必要な部品リストを載せておきます。
右の少し灰色の継ぎ手は、水道水の入り口ですが、この部分にはワンタッチジョイントを繋げて、散水ホースと接続しても良いかもしれません。
No | 部品名 | 数量 |
1 | G1/2ガスジョイント | 1 |
2 | ホースバンド | 2 |
3 | プロパンガスホース | 1 |
4 | ワンタッチ継ぎ手 | 1 |
5 | レギュレーター | 1 |
この中で最も優先度が高く、入手が難しいのがG1/2のプロパンガス用のホースジョイントです。
![瞬間湯沸かし器のガスホース接続パネル](https://jpprepper.com/wp-content/uploads/2024/05/gas-appliances-panel-1024x768.webp)
基本的にプロパンガスの接続部分の規格は、どのガス器具も同じな為、今回は手短に用意が出来た瞬間湯沸かし器のプロパンガスホース取り付け方法について解説します。
尚、プロパンガスは専用のガス器具が存在し、プロパンガス器具と都市ガス器具では全く異なりますので、間違えてプロパンガス用の器具に都市ガスを接続したり、逆に都市ガス用の器具にプロパンガスを接続する事の無いように注意してください。
見分け方に関しては、どのガス器具にも必ずLPG・都市ガスのどちらかが記載されています。
![ガス器具について居るホースジョイント](https://jpprepper.com/wp-content/uploads/2024/05/gas-joint-1024x768.webp)
![取り付けはプライヤーやモンキーでねじ込むだけ](https://jpprepper.com/wp-content/uploads/2024/05/inlet-gas-hose-joint-1024x768.webp)
同じ商品が現在販売していないので、別途使える商品を探したところ、下記のボールバルブ付きの商品で問題なさそうです。
最も重要で、一番接続が難しい部分ですので、ガス漏れの無いようにしっかり接続を行ってください。
今回は、取り外したジョイントを写真撮影用に簡易的にそのまま流用していますが、本来シールテープは、一度ジョイントを外したらシールテープを新しく巻きなおす必要があります。
シールテープを巻く前に、この後紹介するヘルメチックを先に塗布し、その上にシールテープを左巻きに6回程度巻きつけ、その上にヘルメチックを塗り付け、モンキーレンチで締め付けます。
締め付けを行った後は、ガス漏れが無いか簡易的に水で薄めた洗剤を塗って泡が出てこないか確認します。
ガス器具を使用する場合は、屋外でも出来るだけ火災報知器を取り付けて安全に配慮しましょう!火災報知器の新規取付に関する記事はこちらで紹介しています↓
![プロパンガスホースとレギュレーター](https://jpprepper.com/wp-content/uploads/2024/05/gas-hose-and-regulator-1024x768.webp)
本来であればレギュレーター部分まで個人で施工する事は滅多にありませんが、折角ですのでレギュレーター部分の接続方法を含めて、自分でガスホースを取り付ける方法を解説します。
![ワンタッチ継ぎ手とガスレギュレーター](https://jpprepper.com/wp-content/uploads/2024/05/gas-one-touch-coupler-1024x768.webp)
レギュレーターとプロパンガスホースの接続は様々な方法がありますが、出来るだけ家庭と似たようなガスホースの接続方法にしました。
今回はワンタッチ継ぎ手で直ぐに自分でガスホースを取り付け・取り外し出来るようにしていますが、施工方法よっては、ガスホースとホースバンドだけでガスの元栓と接続されている事もあります。
![ガス器具の水道水流入パイプ](https://jpprepper.com/wp-content/uploads/2024/05/inlet-water-pipe-1024x768.webp)
この配管は水道水の入り口で、今回はVP13用のTSソケットを取り付けた上でVP13の塩ビ管を取り付けていますが、屋外で簡易的に利用する場合は、水道用のワンタッチ継ぎ手を付けて、直ぐに取り付け・取り外しで出来るようにするととても便利です。
ワンタッチ継ぎ手で水道の散水ホースと接続する場合はエスロンは必要ありませんが、シールテープでテーパーネジの部分をシールする事は必須です。
水道配管に関する具体的な施工方法に関しては、下記の記事で詳しく解説していますので、VP管を使って配管に興味のある方は参考になります。
プロパンガスホースの外し方!寿命で抜けないガスホースを自分で抜く
プロパンガスホースの外し方が分からなくて困ったことはありませんか?寿命で劣化したガスホースを抜く場合、ガスコンロと接続されていると、コンロ側の熱でゴムが固着して中々抜けない事があります。
そんな時は、新品に取り換える事が前提なので、ガスの元栓を閉めた上で配管をカッターで開いてしまいましょう!
![ガスホースの外し方](https://jpprepper.com/wp-content/uploads/2024/05/gas-hose-removal-1024x768.webp)
ガスホースをカットする場合、上記のガスホースに取り付けられているホースバンドを外してから作業を行います。
何度も書きますが、まずはガスの元栓を必ず閉めたことを確認した上で作業を行います。
ガスの元栓を閉めた上で配管をカットしても、配管の中には若干ガスが残っていますので、必ず換気を行いましょう!
プロパンガスと都市ガスのガスホースの違いは?自分で設置可能?
プロパンガスと都市ガスではホースの色が異なりますので、注意が必要で、プロパンガスはオレンジ色のホースで、都市ガスは白色のホースが使われています。
詳ししくは『プロパンガス適正化料金』のサイトでガスホースの色やガスの特性について詳しく解説されています。
![](https://propane-gas.or.jp/wp-content/uploads/2024/02/7a1f34a5676030313c4848e2768a823d.png)
↑エンコードがおかしく文字化けしていますが、サイトタイトルは『【わかりやすい】都市ガス・プロパンガスの見分け方!違いやメリット・デメリットを紹介』と記載されています。
![ガスホースのゴム管と継ぎ手の接続のコツ](https://jpprepper.com/wp-content/uploads/2024/05/lpg-gas-hose-1024x768.webp)
プロパンガス用のホースは、外側がオレンジで内側が黒色のゴム管ですが、このゴム管は中々固く、冬場などは特に取り付け難いので、水で薄めた洗剤を少し塗り付けてから差し込むとスムーズに取り付けが可能です。
外すときは強引に引っ張るしかありませんが、寿命で劣化して取り換える事前提なら、カッターで簡単にカット可能です。
都市ガスのガスホースの場合、ステンレスや金属のメッシュで編んである事があります。
![レギュレーターに使用できるガス](https://jpprepper.com/wp-content/uploads/2024/05/gas-regulator-cb-od-1024x768.webp)
余談ですが、アウトドアで瞬間湯沸かし器を使用する事が一部界隈で流行っています。
今回紹介した様なレギュレーターを使用すれば、OD缶とCB缶を単体で使用したり、混ぜて使用する事も可能です。
オレンジのプロパンガスホースを自分でカットする時に必要な工具は?
プロパンガスのホースはオレンジ色で決まっているので、取り付け時に間違えたホースを選択しないように注意しましょう。
オレンジのプロパンガスホースをガス器具に接続する時に必要な材料や工具類を紹介します。
![ガス器具と必要な材料や工具](https://jpprepper.com/wp-content/uploads/2024/05/gas-appliances-and-tool-1024x768.webp)
ガスホースだけを取り付け、取り外しするなら基本的に何の工具も必要ありませんが、ガス器具にガスホースを取り付ける時には、それなりの工具と材料が必要になってきますので、必要な工具と材料について解説します。
![ガスホース接続に必要な工具](https://jpprepper.com/wp-content/uploads/2024/05/gas-appliances-tool-1024x768.webp)
左から順番に解説すると、赤色の工具は塩ビ管をカットする時に使う塩ビカッターですが、先ほどの解説した様に、ワンタッチ継ぎ手を使って山水ホースと接続すなら必要ありません。
次に、真ん中の工具が塩ビ管をカットする時に使用するノコギリですが、VP13の細い塩ビ管をカットするなら、ノコギリよりも塩ビ管カッターの方が作業性が良いです。
最後に右側の緑色の工具が、ウォーターポンププライヤーで、狭い部分のネジ締めに重宝します。
ウォーターポンププライヤーは今回、ガスのジョイントや水道のワンタッチ継ぎ手やTSソケットをねじ込む時に必須の工具です。(手締めだけNG)
![ヘルメチックとエスロン](https://jpprepper.com/wp-content/uploads/2024/05/gas-water-glue-1024x768.webp)
ヘルメチックは水道の配管を接続する時は、サルボ(持ち出しソケット)やTSソケット等がぐらついた時にしか使いませんが、ガス器具の接続においてヘルメチックはガス漏れを防止する為、必須の接着剤です。
左のエスロンは塩ビ管の施工でおなじみの接着剤です。
重要な事なので、もう一度ポイントまとめますが、ガス器具のジョイントを接続する時に、シールテープはヘルメチックとサンドイッチされるような状態で塗り付ける事が重要です。
つまり、ガス器具のオス側にヘルメチックを塗り、その上にシールテープを5回ほど巻いて、更にその上にヘルメチックを塗り付けてジョイントを締め付ける事で完全にガス漏れを防止できます。
最後にプロはガス検知機を使って施工後のガス漏れをチェックしますが、一般家庭にはそのようなプロが使う工具は無いので、洗剤を水で薄めたものをガス器具の配管回りに塗り付けて気泡が出ないか確認する事で、ガス漏れをチェックできます。
気泡が立つようならしっかりとシール出来ていないので、最初から配管をやり直しましょう。
![シールテープや継ぎ手各種](https://jpprepper.com/wp-content/uploads/2024/05/gas-water-joint-list-1024x768.webp)
この部品は、水道とガスを接続するために最低限必要な部品です、TSバルブソケットとVP13の塩ビ管に、シールテープ、G1/2のプロパンガス用ジョイントです。
G1/2のプロパンガス用ジョイントは、一度取り付けたらホースを取り外す時に、このジョイントの方を外す事は無いので、ホースバンドで固定されたホースを取り外すようにしましょう。
ガス器具という性質上、何度もネジを緩めたり閉めたりしていると、何れ緩くなってくるので、ガスホースはホースバンドを外して抜くようにしましょう。
それが面倒であれば、ワンタッチ継ぎ手で直ぐに取り付け・取り外しが出来るように成功すると作業性が良く便利です。
ガスホースの付け方と寿命時の外し方!ガスコンロを自分で設置可能?まとめ
自分でも出来るガスホースの取り付けから外し方について解説してきました。
ガスコンロでも給湯器でもガス接続のジョイント部分に関しては、規格が同じなので、基本的にどのガス器具にも接続する事が可能です。
今回は瞬間湯沸かし器のガスホースとガス器具の接続方法について説明しました。
プロパンガスと都市ガスではガスホースの色が異なり、都市ガスは白いホースですが、プロパンガスはオレンジ色のガスホースを使用する事が決められています。
プロパンガスとガス器具をホースで取り付ける場合、必要になってくる必須の部品がG1/2のガスホースジョイントです。
他に必要な材料はオレンジ色のプロパンガスホースと、ホースバンドが二個、ガスの元栓側に応じてホースとホースバンドで接続するのか、ワンタッチ継ぎ手が必要になるかは異なります。
ホースジョイントをガス器具に接続する時は、シールテープとヘルメチックが必須で、まずはオス側にヘルメチックをまんべんなく塗り付けてから、シールテープを5回ほど巻いて、その上に更にヘルメチックを満遍なく塗布してから、ホースジョイント締めこみます。
一番重要なガス漏れチェックは、水で薄めた洗剤をホースジョイントに塗り付け、しばらくガス器具とガスを接続した上で漏れが無いか確認します。
ホースジョイントとガスホースが取り付け難い場合は、水で薄めた洗剤を少しだけ塗って差し込むと簡単にゴム管が奥まで入っていきます。
ゴム管が奥まで入ったら、先に通しておいたホースバンドで留めて完成です。
ホースバンドが寿命で劣化して取り外しできない時は、カッターなどで開いて外しても構いませんが、ガスの元栓を閉めたことを確認してから作業しましょう。
ホースが長い場合、内部にガスが残っている場合がありますので、換気も十分に行いながら作業しましょう。
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