100均DIY！見せる＆吊るすネックレス収納でおしゃれ部屋が完成

お気に入りのネックレス、引き出しの奥でぐちゃぐちゃに絡まっていませんか。

毎朝のアクセサリー選びでイライラしたり、使いたい時に限って見つからなかったり、そんなプチストレスを抱えている方は本当に少なくないはずです。

実はそのお悩み、おなじみの100均アイテムを使えば、驚くほど簡単におしゃれに解決できるんです。

この記事では、不器用さんでも今すぐ真似できる「吊るすネックレス収納」を徹底的にご紹介します。

主役は身近な100均、特にデザイン性の高いアイテムが揃うセリアで見つかる優秀なグッズたちです。

ちょっとした工夫で、世界に一つだけのオリジナルなネックレス掛けを手作りする方法も写真付きで詳しく解説します。

この方法なら、もうネックレスが絡まないストレスから完全に解放されること間違いなしです。

ただ収納するだけでなく、お気に入りのアクセサリーをインテリアの一部として「見せる」ことで、お部屋がぐっとおしゃれな空間に生まれ変わるでしょう。

さらに、人気の無印良品やニトリで販売されている便利なアクセサリースタンドや素敵なアクセサリーケースとの比較も交えながら、あなたにぴったりのネックレス収納アイデアを見つけるお手伝いをします。

大切な人への心のこもったプレゼントにも喜ばれる、可愛いネックレスケースの作り方まで網羅しました。

さあ、あなたもこの記事を参考に、賢く100均アイテムを活用して、毎日がときめく理想のネックレス収納を実現してみませんか。

引き出しの奥、他のアクセサリーとぐちゃぐちゃに絡み合ったネックレス。朝の忙しい時間に限って、その日に限って使いたい一本が、まるで知恵の輪のように固く結ばれている…。そんな経験、あなたにもありませんか。私も昔、奮発して買ったお気に入りの華奢なネックレスを、解こうとして躍起になり、挙句の果てにプチっと切ってしまった苦い思い出があります。あの時の、指先から血の気が引いていく感覚は今でも忘れられません。しかし、そんな日々の小さな絶望は、ほんの少しの工夫と、私たちの強い味方である100均のアイテムで、驚くほど簡単におしゃれな日常のときめきへと変えることができるのです。この記事では、30年以上にわたり様々なモノと向き合ってきた私が、誰でもすぐに真似できる、目から鱗のネックレス収納アイデアを余すことなくお伝えします。さあ、あなただけの素敵なアクセサリーコーナーを作る旅に、一緒に出かけましょう。

さて、具体的な話に移りましょう。数ある100均の中でも、特に私が足繁く通うのがセリアです。なぜなら、セリアには「これが110円？」と我が目を疑うような、デザイン性に優れたアイテムが眠っているから。特にネックレス収納に応用できる宝の山なんですよ。

まず絶対に外せないのが、DIYコーナーにひっそりと置かれている「アイアンバー」です。艶消しの黒い鉄製で、長さは20cmほどのものから40cmくらいのものまで数種類あります。これを壁に取り付け、同じくセリアで手に入る「アンティーク調S字フック」をいくつか引っ掛けるだけで、あっという間にインダストリアルな雰囲気のネックレス掛けが完成します。ポイントは、バーを壁に直接取り付けるのではなく、同じくセリアの小さな木片やコルクボードに一度固定してから壁に設置すること。こうすることで、壁へのダメージを最小限に抑えつつ、立体感が出て一気におしゃれ度がアップします。

次に、キッチン用品コーナーも実は穴場。私が2022年の秋、横浜の港北ニュータウン店で見つけて「これは使える！」と膝を打ったのが、「ステンレスワイヤーシェルフ」でした。本来はスポンジや洗剤を置くためのものですが、これを逆さまにして画鋲やピンフックで壁に固定してみてください。網目状になった部分にネックレスのフックを引っ掛ければ、見事な吊るす収納に早変わり。ステンレスの無機質な輝きが、シルバーアクセサリーとの相性抜群なんです。

忘れちゃいけないのが、文具コーナーにある「コルクボード」と「デザインプッシュピン」の組み合わせ。これは最も手軽で、かつアレンジが無限大な方法でしょう。コルクボードに好きな布を貼ってリメイクし、そこにデザイン性の高いプッシュピンを刺すだけ。ピンの頭が大きめのものや、ガラス玉のようなデザインのものを選ぶと、それ自体が装飾の一部になります。お子さんと一緒に、プレゼント用のネックレスケースとして手作りするのも楽しい時間になるはずです。

なぜ、私たちはこれほどまでに「吊るす」という行為に惹かれるのでしょうか。それは、ネックレス収納において「絡まない」ということが、絶対的な正義だからに他なりません。引き出しやケースにごちゃっと入れてしまうと、細いチェーン同士が擦れ合い、傷が付く原因にもなります。その点、吊るす収納は一本一本が独立しているため、絡まる心配は皆無。選びやすく、仕舞いやすい。このスムーズな動作が、日々の小さなストレスを確実に減らしてくれるのです。

メリットはそれだけではありません。

• 一覧性: 持っているネックレスを一度にすべて見渡せるため、「持っていたのに忘れていた」という悲劇を防ぎます。コーディネートを考える時間も格段に短縮されるでしょう。
• 省スペース: 壁面や家具の側面といったデッドスペースを有効活用できます。収納家具を新たに買う必要がないため、お部屋を広く使えるのも嬉しいポイントです。
• インテリア性: お気に入りのアクセサリーは、それ自体が美しいオブジェです。隠すのではなく「見せる収納」をすることで、お部屋の素敵なアクセントになります。

ここで、私の大失敗談を一つお話しさせてください。DIYに目覚めたばかりの頃、意気揚々と玄関の壁に有孔ボードを取り付け、フックをたくさん付けて壮大なアクセサリーウォールを作ったのです。見た目は完璧。しかし、ある朝、急いで家を出ようとした際に、コートの袖がフックに引っかかり、ボードごとガッシャーン！と床に落下。ネックレスは散乱し、お気に入りの一つは石が取れてしまいました。敗因は、人の動線上、つまり頻繁に通る場所に設置してしまったこと。収納は、見た目だけでなく、生活動線を考慮することが何よりも重要だと、床に散らばったビーズを拾いながら痛感しました。皆さんも、設置場所にはくれぐれもご注意くださいね。

簡単なDIY術としては、先ほど紹介したセリアのアイテムを使う以外にも、例えば「流木」を拾ってきて、キリで小さな穴を開け、そこにヒートン（ネジ式のフック）をねじ込むだけでも、世界に一つだけのナチュラルなネックレス掛けが完成します。塗料や接着剤などの化学物質の安全性が気になる方は、小さなお子様がいるご家庭では特に注意が必要です。消費者庁のウェブサイトでも、過去にアクセサリーパーツの誤飲事故などに関する注意喚起がなされていますので、手作りする際は安全面にも配慮することが大切です。

自分の頭だけで考えていると、アイデアはどうしても凝り固まってしまうものです。そんな時は、他の人がどんな工夫をしているのかを覗いてみるのが一番。最近はSNSで「#ネックレス収納」や「#アクセサリー収納」と検索するだけで、驚くようなアイデアの宝庫が広がっています。

例えば、私が最近見て「これは！」と唸ったのが、アンティークの洋書のページを開いた状態で固定し、ページの端々に切り込みを入れてネックレスを引っ掛けるというアイデア。まるで古い物語の中からアクセサリーが飛び出してきたかのような、ロマンチックなディスプレイです。

また、意外なものを活用するアイデアもたくさんあります。

• 鹿の角のオブジェ: 角の枝分かれした部分が、ネックレスを掛けるのに絶妙にフィットします。ナチュラル系やボーホースタイルのお部屋にぴったり。
• アイシングクッキーの型: 星形やハート形など、様々な形のクッキー型を壁に並べて貼り付け、その縁にネックレスを掛けていく。ポップで可愛らしい雰囲気が生まれます。
• ワインのコルク: たくさん集めたコルクをボードに貼り付け、そこにプッシュピンを刺してフック代わりにする。ワイン好きにはたまらない、粋なリメイク術ですね。

このように、既成概念に囚われず、「これってネックレス掛けになるんじゃないか？」という視点で身の回りを見渡してみると、面白い発見があるかもしれません。あなたなら、どんな意外なアイテムをネックレス掛けに変身させてみますか？ 大切なのは、楽しむ心。失敗を恐れずに、色々な組み合わせを試してみてください。

大切な友人や家族へのプレゼント。品物を選ぶ時間も楽しいものですが、そこに手作りの温かみが加わると、喜びはさらに大きなものになるでしょう。既製品のネックレスを贈る際に、それを入れるネックレスケースを手作りするというのは、非常に心のこもった演出になります。

ここでも活躍するのが100均のアイテムです。
セリアやダイソーで手に入る、蓋付きの小さな木箱。これが基本の材料になります。

1. まず、箱の内側のサイズを測り、それに合わせてフェルトやベロア調の布をカットします。色は、贈るネックレスの色が映えるような、濃い色（ネイビー、ボルドー、深緑など）がおすすめです。
2. 布の裏に両面テープを貼り、箱の内部に丁寧に貼り付けていきます。シワにならないように、ヘラのようなもので空気を抜きながら貼るのがコツです。
3. ネックレスを固定するための切り込みを入れます。箱の奥側の縁二箇所に、カッターで深さ5mmほどの切り込みを入れるだけ。ここにチェーンを引っ掛けることで、箱の中でネックレスが動くのを防ぎます。
4. 外側は、贈る相手のイメージに合わせてデコレーション。レースやリボンを貼ったり、アクリル絵の具でイニシャルを描いたり。ドライフラワーを小さなブーケにして蓋に接着するのも素敵ですね。

私が以前、大学を卒業する姪にネックレスを贈った時のことです。彼女が好きだと言っていたミモザの押し花を、レジンで木箱の蓋に閉じ込めてみました。蓋を開けると、ベルベットの深い青に、ゴールドの華奢なネックレスが静かに横たわっている。既製品の豪華なケースとは違うけれど、「あなたのために時間を使って作った」というメッセージが、何よりも彼女の心を打ったようでした。「この箱ごと宝物にするね」と言って涙ぐんだ彼女の顔は、今でも私の宝物です。
ほんのひと手間が、モノに物語を宿らせる。手作りとは、そういう魔法なのだと思います。

ここまで100均、特にセリアを中心とした手作りアイデアの魅力をお伝えしてきましたが、もちろん、既製品には既製品の良さがあります。特に、収納用品の分野で絶大な信頼を誇る無印良品とニトリの製品は、やはり見過ごせません。100均のDIYが「自分だけのオリジナルを作る楽しさ」だとするならば、無印やニトリは「完成された機能美を手に入れる満足感」と言えるでしょう。

ここでは、それぞれの特徴を比較して、あなたがどちらのタイプに向いているのか、その判断材料を提供したいと思います。

項目	100均 (セリアなど)	無印良品	ニトリ
価格帯	110円〜	1,000円〜3,000円	1,500円〜4,000円
デザイン性	シンプル、カスタム自在	ミニマル、統一感	フェミニン、多様
主な素材	木、鉄、プラスチック	アクリル、ベロア	アクリル、合成皮革
特徴	DIYの楽しさ、低コスト	見せる収納、スタッキング可	大容量、鍵付きも
おすすめな人	・コストを抑えたい人・DIYが好きな人・部屋の雰囲気に合わせたい人	・シンプルで質の良いものを求める人・アクセサリーを美しく飾りたい人・将来的に買い足しを考えている人	・アクセサリーの所持数が多い人・隠す収納を好む人・機能性を重視する人

この表を見てわかるように、それぞれに明確な個性があります。大切なのは、どちらが優れているかではなく、どちらが今のあなたのライフスタイルや価値観に合っているか、ということです。それでは、次の章から無印良品とニトリの具体的な製品について、私の実体験を交えながら深掘りしていきましょう。

無印良品と聞いて、多くの人が思い浮かべるのは、あの飾り気のない、それでいて凛とした佇まいの製品群ではないでしょうか。その哲学は、アクセサリー収納においても遺憾無く発揮されています。中でも代表格と言えるのが「アクリルケース」シリーズです。

特にネックレス収納に最適なのが、「アクリルネックレス・ピアススタンド」。約幅6.7×奥行13×高さ25cmという絶妙なサイズ感で、透明なアクリルの板にネックレスを掛けて収納するタイプです。その最大の魅力は、圧倒的な透明感。まるでネックレスが宙に浮いているかのように見え、アクセサリーそのものが持つ輝きやデザインを一切邪魔しません。これは、ごちゃごちゃした印象を与えがちなアクセサリー収納において、非常に重要な要素です。

実際に私も書斎で愛用していますが、その使い心地はまさに「静謐」の一言。朝、スタンドからスッとネックレスを取り出す一連の動作が、どこか神聖な儀式のように感じられるほどです。ベロア内箱仕切りと組み合わせて使うことも可能で、引き出しタイプの中にベロアの仕切りを入れれば、指輪やピアスといった小物も美しく整理できます。この拡張性の高さも無印良品ならではの魅力でしょう。

しかし、良いことばかりではありません。使ってみて初めてわかる、ささやかな弱点も存在します。それは、アクリルという素材の宿命とも言える「静電気との戦い」です。驚くほどホコリを吸い寄せますし、指紋も目立ちやすい。美しい状態を保つためには、マイクロファイバークロスでのこまめな拭き掃除が欠かせません。この手間を愛と捉えられるか、面倒と捉えるかが、無印良品のアクセサリースタンドと長く付き合えるかの分かれ道かもしれません。
美しい収納空間を維持するためには、単に物をしまうだけでなく、空間全体をどうデザインするかという視点が不可欠です。建築やインテリアデザインの分野では、収納計画が居住者の心理的な快適性に与える影響についての研究も進んでいます。学術的な情報に興味があれば、J-STAGEが参考になります。

「お、ねだん以上。」のキャッチフレーズでおなじみのニトリ。その魅力は、なんといってもコストパフォーマンスの高さと、ユーザーの「あったらいいな」を形にする企画力にあります。アクセサリー収納においても、その実力は本物です。

ニトリのアクセサリーケースは、無印良品が「見せる」収納の雄だとすれば、まさしく「しまう」収納の女王。特に、本棚のような見た目の「アクセサリー収納ケース」シリーズは圧巻の収納力を誇ります。いくつもの引き出しがあり、その中にはネックレス専用のフック、リングホルダー、ピアス用のスリットなどが整然と配置されています。まるで宝石店のショーケースのような作りで、蓋を閉めてしまえば中身が見えず、部屋の景観をスッキリと保つことができるのです。

私がニトリアイテムで失敗した経験といえば、まさにこの「収納力」にあります。以前、アクセサリーが溢れかえっていた時期に、デザインの可愛らしさだけでニトリの三段式の大型アクセサリーケースを購入したのです。確かに、持っているアクセサリーはすべて収まりました。しかし、問題は置き場所でした。当時住んでいた部屋の小さなドレッサーの上には到底収まらず、かといって床に置くのも不格好。結局、使い道を見つけられないまま、クローゼットの上段で眠らせてしまうことに…。収納グッズを選ぶ際は、収納したいモノの量だけでなく、「どこに置くのか」という設置場所の寸法を正確に測ることが、基本中の基本なのだと、この大きな箱を眺めながら猛省しました。

ニトリの製品は、実用性に振り切ったものが多く、特にアクセサリーの数が多い方や、お子様やペットがいて、アクセサリーを安全に保管したいという方には、これ以上ない選択肢と言えるでしょう。

さて、長い旅もいよいよ終わりです。私たちは100均、特にセリアのアイテムを使った手作りの楽しさから始まり、無印良品の研ぎ澄まされた美学、そしてニトリの圧倒的な実用性まで、様々なネックレス収納の世界を巡ってきました。

結局のところ、どの方法が一番良い、という絶対的な正解はありません。DIYで試行錯誤する時間にこの上ない喜びを感じる人もいれば、完成された製品を生活に取り入れることで心の平穏を得る人もいます。大切なのは、あなたがどんな暮らしをしたいのか、そして、アクセサリーという小さな輝きと、どう向き合っていきたいのか、ということです。

この記事で紹介したアイデアは、あくまでも出発点にすぎません。
もしあなたが、引き出しの奥で絡まったネックレスに、ほんの少しでも心を痛めているのなら。
もしあなたが、毎日のアクセサリー選びを、義務ではなく楽しみに変えたいと願うのなら。
まずは、一番身近な100均へ、散歩がてら足を運んでみてはいかがでしょうか。

たった一つの木製フック、一枚のコルクボードが、あなたの日常に新しい彩りをもたらすきっかけになるかもしれません。失敗したっていいんです。110円の投資なのですから。私の失敗談のように、ガシャンと落としてしまうこともあるでしょう。でも、その経験こそが、あなただけの「理想の収納」を形作る、かけがえのないパーツになるのです。

あなたのネックレスたちが、もう二度と寂しい思いをすることなく、誇らしげに輝ける場所を見つけられることを、心から願っています。さあ、創造の扉を開けて、あなただけの物語を紡ぎ始めてください。