東芝のドラム式乾燥洗濯機ザブーンは、ごみ取り用の乾燥フィルターが2個ついて居ますが、何度掃除しても濡れる事があります。
これは、フィルターだけの清掃ではダクト奥に残った埃の固まりを除去しきれていない事が原因です。
ダクトの奥までしっかり掃除すれば空気の流れが良くなり、生乾きも乾燥フィルターも濡れる事は無くなります!
具体的な掃除方法や掃除道具についても写真付きで詳しく紹介していますので、『乾燥フィルターが濡れる』『乾燥フィルターを掃除しても乾かない』方はぜひ最後までご覧ください。
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東芝洗濯機の乾燥フィルターが濡れる理由!ザブーンダクト奥掃除解説ポイント
- 東芝ドラム式乾燥洗濯機ザブーンの乾燥フィルターが濡れる原因は、フィルター本体ばかり掃除してダクト奥につまった埃の掃除をしていないから。
- 湾曲して掃除し辛い東芝ドラム式乾燥洗濯機ザブーンの吸気・排気ダクトの掃除は充電式マキタの掃除機にホースを付けてダクトに差し込んで掃除するのが効果的。
- ドラム式乾燥洗濯機の乾燥機能で効率的に乾燥させるには、ダクトの他にも定期的な層洗浄を行い、ドラム外部にへばりついたゴミを洗浄し、ドラムの目詰まりを防止する。
東芝ドラム式乾燥洗濯機ザブーンの乾燥フィルターの掃除方法を解説
東芝のドラム式乾燥洗濯機ザブーンについて、乾燥フィルターが濡れてしまうときの掃除方法を画像付きで詳細に解説します。
まずは掃除用具の準備から!ドラム式乾燥洗濯機の乾燥フィルターの掃除には主に二種類の掃除道具を使用します。
充電式マキタ掃除機に付属の延長ホース
これはドラム式乾燥洗濯機全般の掃除に必須の掃除用具で、他の掃除用具は省いてもこれだけは絶対に必要です。
重要な事なので何度も書きますが、東芝『メーカー』の指示通りに定期的に乾燥フィルターを掃除していれば、乾燥フィルターが濡れずに必ず乾くわけではありません。
後ほど写真で解説しますが、乾燥フィルターではどうしても取り切れないダクト内部のゴミが長年使用していればいずれは貯まります。
これは乾燥フィルターをどんなに綺麗に掃除しようが関係ありません!それもそのはず、ダクトの排気口は乾燥フィルターの手前側なので、掃除しないと詰まるのは当然です。
長いフレキシブルの柄がついたブラシ
掃除機の吸引力ではダクトにへばりついた汚れまでは取れないことが多いので、このようなフレキシブルの柄がついたブラシでこそぎ落とします。
ただし、ダクト内部にゴミを落としてしまうと今度は排水時のつまりの原因になりますので、ごみは極力ブラシに上手にからめとって取り出すようにしてください。
ダクト内部に詰まったゴミが落ちるのは良くはありませんが、ある程度は仕方なのない事です。
このダクト内にブラシを落としてしまうとドラムが正常に回転しない原因となるので、ダクト内に掃除用具を落とさないように細心の注意が必要です。
もし、ドラム内に掃除用のブラシを落としてしまった場合は直ぐに東芝の修理相談センターに電話して直ぐに修理依頼をしましょう。
上記のリンクは東芝ドラム式乾燥洗濯機のWeb出張修理申し込みフォームです。
こちらのリンクは、東芝のドラム式乾燥洗濯機の型番と『取り扱い説明書』ダウンロードリンクになります。
ダウンロードされた資料はPDF形式で、ダウンロードするとブラウザのダウンロードフォルダに保存されます。
東芝ドラム式乾燥洗濯機ザブーンの掃除を画像付きで解説!
説明の必要が無いくらい簡単に取り外れますが、初めて東芝のドラム式乾燥洗濯機を購入した方の為に一度説明すると、パネルの中央には四角い押しボタン兼、手の引っ掛け部分となっていますので、この四角い部分を押して手で引っ掛けて持ち上げると簡単に外れます。
東芝のドラム式乾燥洗濯機ザブーンの乾燥フィルターは画像の様になっており、メインのフィルターとパネル内部にサブフィルターがついて居ます。(サブフィルターも簡単に取り外せますので、毎回必ず掃除しましょう)
サブフィルターは取り外すイメージが湧きづらいですが、左のつまみ部分を持って上にスライドさせるように持ち上げると簡単に外れます。
外した後の内部を見ると、フィルターがはまるように溝が切ってあることが分かります。
続いて最も重要な排気ダクトの内部写真です。
スマホを無理やり内部に突っ込んで撮影しているので少々わかり辛いですが、このような構造になっています。
この十字のプラスチックは、大きなものが内部に入らないようにするためのガードで外す事ができませんので、この隙間からホースやブラシを入れて内部を清掃する事になります。
見えないので大変ですが、私は鏡やスマホを駆使して内部を観察しながらゴミが取れるまで吸い取ります。
先ほど、このダクトは排気ダクトと説明しました。
要はこの排気ダクトからドラム内部で温められた湿った空気が、先ほどの乾燥フィルターでゴミと一緒にろ過されます。
長年の使用でこのダクト内部が詰まってしまうと、いくら乾燥フィルターを掃除しても湿った空気が排気側に流れて行かないので、いつまでも乾燥せずフィルターは濡れて生乾きの状態になるという訳です。
余談ですが、乾燥時間がかかるという事はそれだけ電気代も上がるという訳です。
特に、コンプレッサー式でない加熱式のドラム式乾燥洗濯機はこの傾向が顕著ですので、節電の為にも乾燥フィルターはこまめに掃除する必要があります。
続いてこちらはドラム式乾燥洗濯機の吸気ダクトです。
先ほどの排気ダクトと吸気ダクトの真ん中に乾燥フィルターが取り付けてあり、中間でろ過した空気を吸気ダクトで再びドラムに戻してやるという構造です。
これは、パナソニックさんのHPで紹介しているドラム式乾燥洗濯機の内部構造ですが、他の洗濯機も基本構造は同じですので、一番理解しやすいパナソニックさんのサイトを載せます。
構造を見ると直ぐに排気ダクトが詰まると空気が循環せずにフィルターが濡れて生乾きになる事が理解できます。
写真のように、途中で乾燥フィルターを通した空気が吸気ダクトに流れるので、吸気ダクト側はとても綺麗ですね。
ドラム式乾燥洗濯機全般の乾燥フィルター掃除時の注意点!
- 作業時は必ず洗濯機本体のコンセントを抜く
当然ですが、掃除する時は洗濯機本体のコンセントは必ず抜いてください。乾燥フィルター周りはプラスチックが多いのでまず無いとは思いますが、感電の危険を防止するためです。 - 異物混入用のプラスチックガードは繊細なので壊さないように!
画像でも判る通り、排気ダクトについている異物混入防止用のガードは非常に繊細ですので、折ったりしないように注意しましょう。
折れるだけならまだいいですが、折れた破片が排気ダクト内部に入ったら一大事です!素人には取り出す事は不可能ですので、直ぐに修理依頼をしましょう。 - 掃除時異物の落下に注意!
掃除時に間違えて液体洗剤や溶けやすいものが排気ダクト内部に混入したまま乾燥すると、焦げ付いて衣服の異臭の原因になりますし、異物はドラムの異常な回転の原因になりますので、細心の注意をしながら掃除しましょう。
ドラムの層洗浄は、キッチンハイターの原液をそのまま投入してもOKです!キッチンハイターに関するその他の掃除方法についても記事でまとめてありますので是非ご覧ください。
アルカリ性洗剤のハイターって応用範囲が広くて様々な掃除に使えて便利ですね!
東芝洗濯機の乾燥フィルターが濡れる理由!ザブーンダクト奥掃除解説まとめ
今回は、東芝のドラム式乾燥洗濯機の機種ザブーンの乾燥フィルターが濡れて生乾きになる症状の改善方法についてお話ししました。
解説した通り、乾燥洗濯機全般に共通して言えることですが、乾燥器の乾燥フィルターをメーカーの指示道理にフィルターだけ定期的に掃除していれば、常に生乾きせずフィルターも濡れずに乾燥できると思うのは間違えです。
排気ダクトは乾燥フィルターの手前にあり、また排気ダクトは内部が蛇腹状になっているのでゴミも詰まりやすいです。
放置するとどんどんゴミがつまり、いずれはいくら乾燥フィルターを掃除しても、排気ダクトに埃が詰まって空気が内部に循環しない原因になります。
この排気ダクトに詰まった埃を取るには、内部に異物やごみを落とさないように細心の注意をしながら掃除機のフレキシブルホースでゴミを吸い取る必要があります。
ゴミの掃除には大型の掃除機よりも、充電式のマキタのハンディー掃除機が大変便利です。
掃除する時には、必ずコンセントの電源を切ってかつ水道の蛇口を締めるなど漏電の心配のないように注意して作業しましょう。
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