床下バルサンで火事!注意点とムカデを自分で害虫駆除のやり方は?

床下バルサンで用意する物 田舎暮らしを楽しむ
自分で床下バルサンで害虫駆除する時には火事に注意!

床下のバルサンで火事になる可能性はゼロではなく、バルサンの煙タイプは火薬を使い、煙を揮発させるタイプだからです。

床下バルサンはムカデや害虫駆除に効果的な一方、自分で害虫駆除を行うには注意点も存在します。

やり方は側薬に火を着けて放置するだけですが、あまりに燃えやすいガラクズが床下に堆積していると、火事になる可能性があるからです。

前回はバルサンの家具や人への影響についての記事でしたが、今回は自分で床下バルサンをして害虫駆除を行ったり、火事への危険やムカデに効果があるのかを注意点を交えて解説します。

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床下バルサンで火事!注意点とムカデを自分で害虫駆除のやり方は?ポイント

  • 床下バルサンで火事になる危険性!床下に潜って状況が把握しにくい場所の害虫駆除は火事の危険もある。
  • 床下バルサンを自分で行い害虫駆除をするには、新聞紙で換気口を塞ぐとより効果的!
  • やり方は床下の換気口全てを新聞紙で塞いだ上で、側薬に点火したバルサンを置いて、入り口は煙が漏れないように養生テープで目張りする事!
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床下バルサンで火事!?火薬タイプの床下バルサンは火事にご注意を!

床下バルサンは火事になる危険性があり、非常に危険です!それも側薬を使用して薬剤を揮発させるのですから、火災のリスクは当然です!

前回の記事を読んでいただきたいのですが、私は床下バルサンの煙タイプを使用した時に、危うく失明と火事になりかけました。

床下バルサンの煙タイプって実はめちゃくちゃ危険!側薬が目に飛んで失明しかけ、火傷・床が焦げた時の話
一見何の変哲もないフローリング
一部はまっているだけになっており、床下への出入りは簡単

床下へのアクセスは家によって様々ですが、私は押し入れの床下のフローリングを貼り替えた時に、床下の一部をカットして容易にアクセスできるように改造しました。

見た目には床下へ行けると判りませんが、フローリングのつなぎ目を外すと床下へ潜る事が可能です。

床下バルサンをする時は一旦中を開けてみて、ガラクズが堆積していないか確認しましょう!

古民家や空き家で床下バルサンをする場合、まずはこの確認をしないと、シロアリに食われた腐った木材カスが堆積していたり、蜘蛛の巣が大量にあったりして火がうつる可能性がゼロではないので、床下に潜って極力取り除いてから床下バルサンをしましょう。

業者に頼まず、折角自分で低価格でムカデやゴキブリなどの害虫駆除を行うのに、火事になっては意味がありませんからね。

余談ですが、私は春先にバルサンで床下の害虫駆除を行い、ある程度虫が居なくなってから、サイベーレなどの害虫駆除業者が使用する薬剤を床下に吹きかけて、シロアリやムカデの侵入を防止しています。

床下の蟻道をチェックする事で、シロアリの侵入を防止するとともに、いち早い対策が出来、家も長持ちします。

バルサンの実際の薬剤効果や使い方については、動画で本家サイトのバルサンが詳しく解説していますので、公式サイトを見るのが一番でしょう。

くん煙剤ならバルサン | ゴキブリ退治、害虫駆除、対策・予防に|レック株式会社
レック株式会社の「バルサン」をご紹介します。バルサンなら家中のイヤ〜なゴキブリ・...

一部文字化けしてしまっていますが、タイトルは『くん煙剤ならバルサン | ゴキブリ退治、害虫駆除、対策・予防に|レック株式会社』です。

バルサンの公式サイトへ別窓でジャンプします。

床下バルサンを使う時の注意点!火事以外にも注意する重要なポイント

自分で床下バルサンを使うときは、火事以外の注意点もある事はご存じですか?注意点を守らないと、家具の変色や、ペットの具合が悪くなる可能性があるので注意が必要です。

押し入れ床下換気口
家の場合は床下のフローリングを取り外せる仕組みになっている

詳しくは前回の『バルサン一部屋だけや家具をそのままでも使える!家にいても大丈夫?』でも解説していますが、記事の内容を少し要約して解説します。

バルサンには様々な殺虫成分が含まれていますが、その中の一つに”界面活性剤”が存在します。

この界面活性剤は、虫の気門を塞ぐ仕組みで殺虫効果のある成分ですが、本来の界面活性剤の使われ方は、汚れ落としで洗剤に含まれている事が多いです。

この界面活性剤は、油と水のような混ざりにくい物質を、溶かすような役割をしますので、この成分が家具などについた状態で長期間放置すると、塗料の変色や剥離が起きる事があります。

他にも、害虫駆除に効果的な薬剤であるピレスロイド系薬剤は、油分ではないものの、水には溶けず、手や家具につくとベタベタしてなかなか落ちない場合があります。

今回の燻煙タイプのものには含まれていませんが、スプレータイプの薬剤には、ケロシンが使われている事があります。

ケロシンは、本来石油由来の燃料で、灯油の代わりや航空機のジェットエンジンの燃料として使われている事で有名です。

このケロシンですが、プラスチックに付着したまま長期間放置すると、溶剤のような役割を果たし、プラスチック成分の劣化を早める原因となりますので、注意が必要な事も覚えておきましょう!

大人や子供は勿論、ペットに対する影響も注意が必要です!

基本的には吸い込んでも直ぐに影響が出るような成分ではありませんが、ピレスロイド系薬剤は人体に有効な物質ではないので、ペットが居る家庭でも使えるタイプの燻煙剤でも、使用中は必ず人やペットが煙を吸わない場所へ移動する必要があります。

床下バルサンでムカデは死ぬのか?床下バルサンで害虫駆除を自分で!

勿論、床下バルサンでムカデは死にます!ムカデ以外の害虫駆除にも大変効果的で、床下バルサンを焚いた日は、床下の隙間から瀕死の虫たちが出てきます。

床下バルサンを焚いてから数時間後、床下に潜って確認すると虫の死骸の山で、床下バルサンの効果の高さに驚かされます。

コンクリート基礎換気口
床下バルサンをするなら、換気口は塞ごう!

床下バルサンは害虫駆除に効果的な一方、駆除できない害虫も居る事に注意が必要です。

床下バルサンは、煙で害虫駆除をするという仕組み上、薬剤が届きにくい隙間や土の中に隠れている虫には効果が無いという事です。

まぁ、これは物理的に薬剤が届かないので、仕方ない事ではあります。

ムカデもそうですが、ムカデと同じくらい駆除したい、シロアリに関しては全く駆除する事が出来ません。

シロアリは木材の内部に潜んでいるので、そこまで煙が届く事はありませんので、そういった場合は、別の駆除方法を行うしかありません。

折角床下に潜るのですから、ついでにベイトという土に埋めるシロアリ専用の薬剤を設置すると大変効果的です。

私は床下に潜ったついでに余裕があれば、サイベーレ・白アリ餌・ベイト・バルサンと、害虫駆除業者も驚く程の殺虫フルコースで退治しています。

業者にこれだけの対策を依頼すれば相当な金額がかかりますが、自分でやれば材料費だけで済みます。

床下バルサンのやり方は?使い方は側薬を擦って放置するだけ!

床下バルサンのやり方は側薬に点火して床下に置くだけすが、バルサンの効果を最大限高める為に、一工夫必要です。

と、言っても床下の換気口を全て新聞紙一枚で塞ぐだけですが。

換気口は一か所だけではなく、家庭によって穴の数は異なるので、全ての換気口を塞いで空気の出入りを遮断します。

新聞紙一枚で十分
床下コンクリート基礎の換気口は新聞紙一枚で十分塞げる

注意して欲しいのが、キッチンの床下に食品入れがある場合がありますので、食品を移動させてから殺虫しないと、バルサンの煙が侵入して食材や食器に悪影響を与える可能性があります。

また、床下への入り口が複数ある家庭では目張りしないと、思わぬ箇所から床下バルサンの煙が漏れてくる可能性があります。

目張りは、ホームセンターで養生用のビニールのテープが売っていますので、必ず養生テープで塞ぎましょう。

セロテープでも出来ない事はありませんが、跡が残ったりべた付いたりするので、養生にはお勧めできません。

バルサン燻煙タイプ殺虫剤
効果的な反面やけどしかけた危険も!バルサン体験談

燃えないものがない事を確認したら、いよいよ床下バルサンの出番ですが、私は以前の記事でも紹介した側薬で点火する煙タイプのバルサンを使用しています。

火傷や火事に注意して欲しいのであえてもう一度書きますが、側薬タイプは火薬に点火して火薬で発生した熱で薬剤を拡散させるタイプの殺虫剤ですので、個体によっては製造ミス・不良で側薬が飛び散る場合があります。

三個パックの床下バルサンを何セットか使っていますが、どれも通常使用でそのような事は無く、たまたま前回使った一個が不良品でした。

側薬は注意しないと、点火時に飛び散ったり爆発する可能性があるので、燃えるものの無い場所で行いましょう。

私はこの床下バルサンの不良品で、目の下を火傷し、床が一部焦げました。

周りをきちんと整理して、燃えるものの無い環境でやったのが不幸中の幸いでした!幸い火傷の程度も軽く、一日程度で痛みは引きましたが、未だに顏に火傷の跡が残っています。(自分は火傷の跡くらいは気にしませんが、女性なら一大事です)

これで効果が無ければ本当にクレームものですが、効果は絶大で、数時間後再び床下に潜ると大量の虫の死骸が転がっています。

床下バルサンで火事!注意点とムカデを自分で害虫駆除のやり方は?まとめ

床下バルサンで火事になる可能性について記事にしましたので、自分で床下バルサンを使うときの注意点や、害虫駆除のやり方についてまとめます。

床下バルサンで火事になる事は殆どないと思いますが、私の様にたまたま使用した一個が製品不良で、側薬に点火した時に爆発炎上して、一部が飛び散ってやけどする可能性もあるので、火傷には注意して万が一のことを想定し、消火器や水は準備しておくと良いかもしれません。

食虫植物
バルサンなどの薬剤以外で害虫駆除にどれだけ効果を発揮するか?

実際に今回の様に火事に繋がる製品不良もありますが、たまたまで、効果に関しては絶大な殺虫能力です。

床下バルサンを焚いた数時間後に床下に潜ると、ムカデは勿論小さいハエや、カメムシ、蜘蛛の死骸が大量に落ちています。

使い方は簡単で、側薬に点火して置くだけですが、効果を最大限に発揮するには換気口を塞いで煙が留まるように工夫する事です。

写真は、薬剤の代わりにならないかと導入した食虫植物です。

バルサンの三個パックと同じくらいの値段なので、もしこのウツボカズラとハエトリグサで害虫が駆除できるなら、コスパ最高ですね!

水と光と害虫を与えれば、永遠に害虫を食べ続けてくれて、おまけに安全性も高いという期待の食虫植物ですが、果たして本当に虫を食べてくれるのでしょうか?

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