猫が歯磨きしてない!歯磨き代わりや口を開けない時の知恵袋

口を開けない猫の歯磨き 田舎暮らしを楽しむ
猫が歯磨きしていない場合の対処法は?代わりの方法も解説

猫が歯磨きしてない場合や、一回もしたことない猫の口の中の状態と、歯磨きのコツについて猫を飼っている筆者が解説します。

口を開けない猫でも、最低週に3回は歯磨きする事が推奨されており、全く歯磨きしてない猫は、食べかすが腐り、口臭の原因となる他、歯周病になる可能性も高くなるので、面倒とは言え定期的なケアが欠かせません。

口を開けない猫に無理やり歯磨きをさせると、余計に抵抗するようになるので、まずは少しづつ慣らして猫の負担が少ない方法で歯磨きする必要があります。

理想は子猫の頃から毎日歯を磨くと抵抗があまりなくなります。

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猫が歯磨きしてない!歯磨き代わりや口を開けない時の知恵袋ポイント

  • 歯磨きしてない猫や全くしたことない猫に無理に歯磨きをすると、怪我や猫の負担になるので、いきなり歯磨きではなく、負担の少ない方法から試すこと。
  • 歯磨きの代わりになるグッツは沢山あり、歯磨きシートや水にいれるだけの商品もおすすめです。
  • 口を開けない猫は、歯磨きシートも嫌がる場合があるので、歯磨きが難しい場合は定期的な診察をおすすめします。
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猫が歯磨きしてない!今まで一回もしたことないけど平気?

猫が歯磨きを全くしてないと、将来的に健康リスクが高まる可能性があるので、今からでも歯磨き習慣を身につけることをおすすめします。

家猫は、野生の猫と異なり柔らかいキャットフードを食べるため、歯垢や食べカスが残りやすく、歯周病になりやすい傾向がありますので、猫が歯磨きしてない!今まで一回もしてない場合の知恵袋についてお話しします。

歯磨きを嫌がる猫
全く歯磨きしてない猫にいきなり歯磨きは無理!

歯磨きしてない猫の歯周病は進行すると、口臭・歯槽膿漏・重度の場合は歯の喪失だけでなく、心臓病や腎臓病などの全身疾患にも繋がる可能性があります。

猫の歯磨き頻度は、猫が嫌がらない程度に行う必要があり、理想は毎日歯磨きをする事ですが、歯磨きしてない猫が最初は暴れてたり、口を開けなかったりして多頭飼育している場合も現実的に難しいと思うので、週に2~3回か、最低限三日に一度くらいは歯磨きを行う事もお勧めします。

子猫の頃から始めるのが理想ですが、成猫から始めても問題ありません!但し、経験上歯磨きしてない猫は、慣れるようになるまで相当時間もかかります。

歯磨きしてない猫の猫の口臭の原因は、大きく分けて以下の3つに分類されます。

1. 口腔内の問題

  • 歯周病: 歯磨きしてない猫の猫の口臭で一番多い原因で、歯垢が歯石化し、歯肉炎や歯槽膿漏を引き起こします。
    進行すると、口臭だけでなく、歯の喪失や全身疾患にも繋がる可能性があります。
  • 口内炎: 口内粘膜に炎症や潰瘍ができる病気で口臭だけでなく、食欲不振やよだれが出ているなどの症状がみられます。
  • 歯折れ・脱落: 歯が折れたり抜けたりすると、口臭の原因となります。
  • 口腔腫瘍: 悪性の腫瘍ができると、口臭や出血などの症状がみられます。

2. 内臓疾患

その他の症状として、猫は年齢とともに唾液の分泌量が減少し、歯磨きしてない猫の口臭が強くなる傾向がありますが、一部の薬の副作用で口臭がすることがあります。

ストレスによって唾液の分泌量が減少し、口臭が強くなることがあります。

歯磨きしてない猫の猫の口臭の主な成分は、大きく分けて『揮発性硫黄化合物 (VOC)』『インドール』『ジアミン』『ケトン体』『アンモニア』に分類する事が出来ます。

揮発性硫黄化合物 (VOC)は、メチルメルカプタン・ジメチルサルファイド・硫化水素など、歯周病菌などによって生成されます。

インドールは主にタンパク質の腐敗によって生成され、猫は肉食なので猫が食べる魚やキャットフードの食べかすの腐敗で発生する臭いです。

ジアミンは、様々な栄養素が口腔内で腐敗し、細菌によって生成されますが、歯磨きしたことない猫が、他の猫をグルーミングした時に、口腔状態の酷い猫から別の猫へ移る可能性があります。

ケトン体は糖尿病の猫に見られる成分で、通常口臭よりもトイレの臭いがきつくなることがあります。

アンモニアは腎臓病や肝臓病の猫に見られる成分ですが、腐敗した食べかすから生成されることもあります。

歯磨きしてない猫の猫の口臭は、口腔内の問題・内臓疾患、その他の原因によって引き起こされるので、口臭が気になる場合は早めに動物病院を受診し、原因を突き止めて適切な治療を受けることが大切です。

また、毎日の歯磨きや定期的な歯科検診で口内環境を清潔に保つことも重要です。

猫の口臭が気になる場合、おしゃれなアロマオイルで匂いを消したいところですが、猫には使っていいアロマオイルと、使うと危険なアロマオイルが存在しますので、猫に使っていいアロマオイルと成分についても纏めましたので、ご覧ください。

猫は匂いに敏感!使っていい猫に安全なアロマオイルと使うと危険なアロマオイルについて解説!

口を開けない猫の歯磨きの代わりは!?猫が嫌がらないもの知恵袋

口を開けてくれない猫の歯磨き、悩みますよね!でも大丈夫!諦める前に、猫が嫌がらない歯磨きの代わりとなるアイテムや知恵袋をいくつかご紹介します。

歯磨きしたこない猫には、まずは歯磨きシートで歯を磨くことをおすすめします。

猫に歯磨きをさせるには?
歯ブラシをおもちゃに見立てると案外かじってくれる
猫の歯磨きが難しい!
もし、口を開けたままの歯磨きが難しいならかじらせておこう

歯磨きシートをおもちゃに見立ててかじらせれば、歯磨きしたことない猫でも、遊び感覚で歯磨きに誘う事が出来ます。

警戒心の強い猫は、見た事の無い物はかなり警戒してしますので、まずは匂いから嗅がせて少しずつ猫が嫌がらないように、だましだまし歯磨きするようにしなければなりません。

歯磨きシートは、ガーゼのような素材に、歯垢を除去する成分がしみ込んだシートで、指に巻きつけて歯を拭き取るだけで簡単にケアできます。

手軽に使えて猫が口を開けなくても良く、比較的安価に購入できるで、毎日の猫の口腔ケアとしてはお財布にも優しいですが、歯周病予防効果は歯磨きほど高くなく、歯磨き同様すべての猫が受け入れてくれるわけではないという事です。

歯磨き以外に口を開けない猫が歯磨きの代わりとして使える成分は、歯磨き成分が配合されたガムやデンタルおやつを噛むことで、歯垢を除去できます。

口を開けない猫がおやつ間隔で与えられるので、猫が喜んでくれて、歯磨きガムの種類によっては、口を開けない猫でも歯周病予防も期待できます。

ガムやおやつたいぷのデメリットは、口を開けない猫でも簡単に口腔ケアが出来ますが、別の問題もあり、カロリーが高いものが多く、糖尿病が口臭の原因の猫には与えすぎに注意が必要です。

また、猫は殆ど噛まずに飲み込むので、しっかり口腔ケアをするには多くの量を与えないといけないかもしれません。

先ほど紹介した歯磨きシートの効果をより高める方法として、歯磨きジェルも存在します。

猫用の歯磨きジェルを指につけて、猫の歯と歯茎をマッサージしますが、奥まで磨く事が出来ないので、虫歯の猫には向かないかもしれませんので、歯磨きジェルでの歯磨きは、仕上げ程度と考えておくのが良いと思います。

口を開けない猫で、全く歯磨きしない猫にはやらないよりは良いかと思いますが、デメリットとして猫によってはジェルを舐めるだけで効果が無い場合がありますし、猫用歯磨きジェルは意外にも高価です。

最後に口を開けない猫に使えるのが口腔内スプレーですが、これは経験上うちの猫ではダメでした。

スプレーのシュッと液体が口の中に出る感覚が嫌なのか、スプレーするとびっくりして暴れて逃げてしまいますので、2,3回使って使えてません。

めちゃくちゃ手軽ですが、スプレーするだけで直ぐに流れてしまうので、歯周病予防はかなり限定的で効果が薄いと言えるでしょう。

使わなくなった分は、歯磨きシートにしみこませて使うと、猫も安心して口を開けてくれるかもしれません。

一番おすすめしたいのが、お金は掛かりますが、猫が嫌がって歯磨きができない場合は、動物病院で定期的に歯垢除去を行うのも有効です。

費用はかなりかかりますし、病院という環境が猫にとって負担になるのは間違いありませんが、後々の事を考えると先行投資と考えも出来ます。

素人の私たちが適当に猫のケアをするよりも、やはり医師に診てもらうのが最も確実と言えます。

猫が嫌がらない歯磨きのコツ

  • 子猫の頃から歯磨き習慣を身につける
  • 歯磨きを嫌がる場合は、無理強いせず、少しずつ慣らしていく
  • 歯磨きをポジティブな体験と関連付ける (おやつを与えるなど)
  • 猫用の歯ブラシや歯磨き粉を使う
  • 歯磨き時間は短く済ませる

猫の歯磨き代わりとなるアイテムや方法はいくつかありますが、猫の性格や好みに合わせて選ぶことが大切です

また、歯磨きを嫌がる場合は、無理強いせず、獣医師に相談するのも良いでしょう。

猫の歯磨きシートで血が出る!歯周病の可能性があるので直ぐ病院へ!

全く歯磨きしたことない口を開けない猫の歯磨きをしたら、シートから血が出る!もしかして歯周病かも!?猫の歯磨きシートに血が付く場合の知恵袋について解説します。

猫の歯周病は病院へ
小手先のケアではどうにもならない猫の歯周病や虫歯は直ぐに病院へ!

最も一般的な原因は歯周病で、歯周病になると歯肉が炎症を起こし、腫れや出血が起こりやすくなるので、歯磨きシートで刺激すると、炎症した歯肉から血が出るのです。

歯石が溜まっている場合も、歯磨きシートで血が出やすくなる原因で、歯石は歯周病菌の塊のようなもので、歯茎を刺激しやすいためです。

猫によっては、歯磨きシートの素材や香料が刺激的と感じて、歯茎から血が出る場合があるようですが、稀なようです。

歯茎や口内に傷や潰瘍などの怪我がある場合も、歯磨きシートで刺激すると血が出やすくなります。

硬いものをかじったり、無理にくわえたねこじゃらしをひっぱったりすると、歯茎に当たり出血している可能性もあるので、注意が必要です。

普段全く歯磨きしてない猫に、歯磨きシートで強くこすりすぎたり、猫の口内に奥深くまで入れすぎたりすると、歯茎を傷つけてしまう可能性があります。

血が出た場合の対処法

予防策

猫の口臭が気になる場合は、内臓疾患などの病気が隠れている可能性もあるので、動物病院を受診することをおすすめします。

猫が歯磨きしてない!歯磨き代わりや口を開けない時の知恵袋まとめ

猫が歯磨きしたことない場合や、歯磨きしてない場合に、歯磨きの代わりになるケアの知恵袋についてまとめます。

猫に歯磨きの教養は無理
まずは歯磨きシートからはじめて様子を見よう

口を開けない猫に無理やり歯磨きを強要する事は、猫の負担になるばかりではなく、暴れた猫が原因で双方怪我をする可能性がありますので、慎重に行いましょう。

一番楽なのが、やはり子猫の頃から食事の後に歯磨きを毎日行い、普段から歯磨きに慣れさせるのが一番良いでしょう。

うちの猫の場合を言うと、ある程度成猫の状態から歯磨きをさせたため、口を開けてくれないので、ブラシをおもちゃにみたててかじらせて磨いています。

その時に、猫の好むマタタビや、猫専用の歯磨きジェルを着けて歯を磨くとより効果が高いと思われます。

歯磨きをしたことのない猫に、いきなり歯磨きをさせるのは正直言って無理なので、もし猫に虫歯がある場合は、小手先のケアではどうにもならないので、直ぐに病院を受診して医師の意見を聞く事をおすすめします。

歯磨きシートはやらないよりは良いですが、どうしても表面上だけで、歯の隙間に残った食べかすは取り切れないので、あまり歯磨きしたうちにはいらないというか、あくまで仕上げ程度と考えておくのがよさそうです。

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