キッチンコンセントが足りない賃貸!延長コード・電源タップで増やしたい

キッチンコンセント足りない賃貸 電気電子・情報工学
キッチンにコンセントが足りない、または無い賃貸は延長コードで増設するしかない

キッチンコンセントが足りない賃貸は非常に不便なもので、大抵は2個しかないか、ひどい場合はキッチンにコンセントがない賃貸も存在します。

賃貸なので、コンセントの位置が悪い場合や、増やしたい場合は、延長コードや電源タップで増設するしかありません。

キッチンのコンセントを増設する場合は、普通の延長コードではなく、専用のタップや漏電遮断器を付けないと危険です!

その理由を電気電子工学科の大学を卒業し、工場従事者の筆者が解説します。

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キッチンコンセントが足りない賃貸!延長コード・電源タップで増やしたいポイント

  • キッチンコンセントが足りない賃貸の場合、電気工事をすることが難しいので、基本は延長コードか電源タップで増設するしかない。
  • キッチンコンセントが欲しいところにない、コンセントの位置が悪い場合は、延長コードで拡張する必要がありますが、専用の漏電遮断器や延長コードを使わないと危険です!
  • キッチンコンセントは危ない!取り替えたら放置ではなく定期的にマメな清掃と確認が必要。(トラッキング火災の防止)
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キッチンコンセントが足りない賃貸には電源タップや延長コードで対応

キッチンにコンセントが足りない賃貸には、基本電源タップや延長コードで対応するしかありません。

安い賃貸だと、キッチンにコンセントが無い場合もありますが、大抵の場合は、キッチン照明の横あたりについて居る事もありますが、このコンセントを使って調理器具を使うのは非常に不便ですし、照明用のコンセントは普通、一個しかなく使える容量も小さい事が多いです。

キッチンにコンセントがない賃貸
キッチン照明にはコンセントが一口だけある事も
キッチン照明とコンセント
コードがぶら下がって直ぐ外れるので、お勧めしない

普通のコンセントが1500Wまで耐えられ、3口程度ついて居る事を考えるとかなり不便ですし、キッチンで使う電気機器は大抵高負荷なので、キッチン照明のコンセントに無理やり電源タップでタコ足配線すると、最悪火災の可能性もあるので注意が必要です。

おまけにこのコンセントは、地面と平行について居るので、コンセントを刺すとどうしてもコンセントの重みで抜けがちですし、第一キッチンの水場で垂れ下がったコードは邪魔で非常に危険です。

賃貸オーナーに交渉というのもアリですが、一番時間がかかり現実的ではない方法なので、お勧めしません。

電源タップや延長コードをキッチンで使用する場合、一般的なコンセントを使いがちですが、キッチンは水回りなので、専用の電源タップや延長コードを使用しないと、漏電の危険があって危険ってご存じですか?

特に、延長コードを使用して電子レンジにつなげる場合には注意が必要です!電子レンジは他の機器と異なり、内部で食品を温める為の電磁波であるマイクロ波を発生させますが、このマイクロ波を発生させるのに、約1500V以上の高電圧が必要で、流れる電流も大きいので人が何らかの原因で感電したら、ひとたまりもありません。

高電圧を扱う電子機器には、通常漏電した時の為に、アース線がついて居ますが、キッチンのコンセントにはアース線がない事が殆どですので、アース線が取り付けられない場合は、必ず漏電遮断器を別途で付ける必要があります。

意外と電子レンジのコンセントをアース線を取り付けず、そのまま使用するご家庭が多いと思いますが、事故が起きた時は非常に危険で、電気は目に見えず、人の反射神経で避ける事は不可能なので、感電した時は確実に死にます。

勿論、手の状態にもよりますので何とも言えない部分もありますが、大抵の場合、キッチンで調理中に濡れた手で電子レンジを触る人が多いと思いますが、この場合は特に最悪で、何度も言いますが、電子レンジのような高電圧を発生させる機器を、濡れた手で触ると確実に死にます。

ご家庭では電気の知識の無い方が殆どなので、アース線?なにそれ?いるの?付けないとダメ?という感覚の方が殆どだと思いますが、電子レンジにアース線を付けないまま感電した場合、本当に最悪の事故が起こるので注意が必要です。(アース線がつけられない場合は、必ず漏電遮断器を付けましょう)

電子レンジの仕組みやアース線の必要性に関する記事は、下記の記事が参考になりますので、電子レンジを使う方は、予め読んでおかないと、事故が起こった時に大けがでは済まない可能性があります。

電子レンジは感電事故を起こすと大けがでは済まない大惨事へ!アース線や漏電遮断器を付けない感電はマジであの世行き!

キッチンコンセントの位置が悪い場合はどう対応する?延長コード?

キッチンコンセントの位置が悪い場合の対応方法も、電源タップか延長コードしかありませんが、延長コードは普通の物ではなく、『耐熱・耐衝撃性・防水・トラッキング防止機能』の付いた延長コードを選ぶ必要があり、アース線を接続する場所が無い場合は、漏電遮断器を取り付ける必要があります。

キッチンコンセントが無い賃貸
キッチンコンセントが無い場合、コードがむき出しの場合は分岐する事も出来るが、オーナーと交渉が必要!

漏電遮断器や、特別な耐性のある延長コードは法で定められた必須事項ではありませんが、万が一の事故が起こった場合、確実に漏電事故を防いでくれるので、必須の選択と言えます。

以下で、キッチンコンセントの位置が悪い場合は、漏電遮断器や特別なケーブルが必要な理由を解説します。

キッチンコンセントが無いよりはましですが、この場合もアース線がない事が殆どですので、漏電遮断器は必須です。

アース線があった場合はラッキーです!アース線は一個しか取り付け口が無くても、何台でもその場所へアース線を繋げることが可能です!

アース線に丸型端子やY型端子がついて居ない場合は、緑の線の被覆を剥いて、そのままぐるぐると他の線と一緒に巻きつければ問題ありません。

少し不格好で、危険そうに見えますが、アース線は普段から電気が流れている線ではは無いので、漏電していない限りは触っても感電する心配はありません。

最も、漏電していた場合は直ぐにブレーカーが落ちるので、触って感電する事の方が稀です。(アース線に繋がない状態で触ると、電気の逃げ場がないので感電するので触ってはいけない)

キッチンの位置が悪い場合の延長コードは、普通の延長コードではなく、防水仕様でトラッキング防止機能の付いたものをおすすめします。

普通の延長コードの被覆は防水仕様ではなく、耐衝撃性も無いので、何かがぶつかると容易に断線する可能性もあるので、注意が必要です。

延長コードの中には、キッチンで使える耐熱使用の延長コードもあるので、キッチンで延長コードを選ぶ際のポイントは、『耐熱・耐衝撃性・防水・トラッキング防止機能』の付いた延長コードを選ぶ必要があります。

漏電遮断器は、電子機器の漏電を検知して、直ぐに電源をカットしてくれる機器ですので、大変便利ですが、それでも感電をゼロにする事は出来ませんので、電子レンジのような大電流、高電圧が流れる電子機器では、一瞬大きな電流が流れただけでも、人体にとってはかなりの衝撃です。

感電した時の電流によって、人体がどれくらいの衝撃や痛みを感じるのかは、『電気保安協会』のサイトで分かりやすくまとめられています。

感電のおはなし
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コンセントが欲しい所にない場合!増やしたい時の注意点を解説

コンセントが欲しい場所に無い場合は、コンセントがある場所からケーブルで持ってくるしかありません。

コンセントを増やしたい場合
安全の為に『耐熱・耐衝撃性・防水・トラッキング防止機能』機能の付いた延長コードが必要

一つ前の見出しで解説した通り、キッチン周りの延長コードには、安全の為に『耐熱・耐衝撃性・防水・トラッキング防止機能』機能の付いた延長コードが必要な事を解説しました。

これらの耐性を備えた上で、どれくらいの長さのコードが手に入るかというと、最長で約5m前後です。

ここで、長いコードのコンセントには、いくつか注意点がありますので、解説します。

そもそも、コンセントには電気抵抗がありますので、いくら長くても同じ性能を発揮できる訳ではありません。

これは、発電所が数千ボルトの電圧で送電して、ワザワザ近所の電柱についているバケツのようなトランスで電圧を落とすのと同じ理由です。

電線には電気抵抗がありますので、あまりに長いケーブルは、抵抗を接続したのと同じで、電圧降下を発生させ電子機器本来の性能を発揮できなくなります。

勿論、5mのケーブルを二つ購入して延長する事も可能ですが、その分の電気抵抗は二倍になり、送電ロスが発生します。

ACアダプターのような、内部で電圧を降圧しているような電子機器なら影響は殆どありませんが、電子レンジ、炊飯器、トースターなど、100Vを降圧せずに直で使うような家電製品では、加熱温度が下がったり、食品がなかなか温まらないと言った影響が出てきます。

最後に、コンセントが欲しい場所に無い場合、持ってくる場所にもポイントがありますので、解説します。

ACケーブルからは常に50Hz、静岡なら60Hzの電源ノイズが発生しており、電子レンジなどの機器を使用すると、更に電源ノイズは上がりますので、近くにオーディオやルーター、wi-fi等の電子機器が接続されているコンセントから、キッチン迄の電源を取らない事を推奨します。

このノイズが原因で、スピーカーにジーッというノイズ音が乗りますし、wi-fiなら通信に影響が出る可能性がありますので、なるべく電波を出す機器や、スピーカーやテレビなどの機器から配線を分岐しないように注意しましょう。

キッチンコンセントが足りない賃貸!延長コード・電源タップで増やしたいまとめ

キッチンコンセントが足りない賃貸には、延長コードか電源タップで、コンセントを増設するしかない事について解説しました。

コンセント増設すると言ってもキッチンの場合は、他と違い特殊な環境なので、これまで解説した注意点をまとめます。

電子レンジに漏電遮断器
コンセントにアース線が無い場合は漏電遮断器を使用する

キッチンで延長コードを選ぶ際のポイントは、『耐熱・耐衝撃性・防水・トラッキング防止機能』のある延長コードを選択してください。

延長コードを選択する際も、アース線が取れるコンセントから増設する場合は、アース線が取り付けられるコンセントを選択する事をおすすめします。

コンセントには電気抵抗があり、最長で5mの延長コードを更に増設すると、電気抵抗による電圧降下で、電子機器が正常に動作しない事にも言及しました。

電圧降下が起こったまま電子機器を動作させると、温まらない、加熱しない、光が弱いと言った症状で、調理の出来にダイレクトに影響してきます。

賃貸でコンセントが欲しい場所に無い場合や、増やしたい場合に、アース線を取り付ける場所が無い場合は、必ず漏電遮断器が必要です。

漏電遮断器はブレーカーと同じように、漏電を検知して素早く電源をカットしてくれるので、電気が人体に流れ続けて手が離れないと言った長時間の感電事故を防止してくれます。

コンセントが欲しい場所に無い場合は、別の場所から増設する必要が出てきますが、その場合のACノイズについても解説しました。

ACノイズは、電源ケーブルから常に発生しており、50,60Hzのジーッといったノイズ音を電子機器に載せます。

このノイズがスピーカーから出ると、音質の低下を引き起こしたり、ルーターやwi-fiと言った電子機器と一緒に使用すると、通信速度の低下が起きる場合がありますので、なるべく電子レンジなどの高電圧を発生させる機器と、電波系・オーディオ系とは相性が悪いので、同じ場所から電源を取らないように注意しましょう。

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