ACとDCを間違えると?テスターで見分け方や違いをわかりやすく解説

ACとDC 電気電子・情報工学
直流と交流を間違えるとどうなるのか解説!

ACとDCを間違えると、周波数成分を無視できるか否かによって、動く機器と動かない機器があります。

ACは交流電源でコンセントから出力される電源ですが、DCは直流で主に電圧が常に一定の乾電池などが代表的です。

電球などの様に電圧で動作する機器であればACとDC関係なく動きますが、スマホの充電器であるACアダプターのように、周波数成分が無視できない機器を使用した場合はACとDCを間違えると動作しない原因になります。

ACとDCを確認する方法としては、テスターが一般的ですが、オシロスコープの波形で確認する方法もあります。

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ACとDCを間違えると?テスターで見分け方や違いをわかりやすく解説ポイント

  • ACとDCを間違えると、動く機器と動かない機器がある。周波数成分を無視できる白熱電球であればDCとAC関係なく動作するが、スマホの充電器のACアダプターのようなものは動かない。
  • ACとDCの電圧はテスターで確認可能!どのような波形の電圧がかかっているか知る為にはオシロスコープを使用する。
  • DC24VとAC100Vの違いは、一定の24Vが出ているのが直流(DC)。時間と共に向きと大きさが変化するのがAC100Vの交流。
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ACとDCの違いを分かりやすく解説!テスターを使った見分け方

冒頭でも簡単に解説した通り、ACは交流電源で向きや大きさが一定時間ごとに変化しますが、直流は常に電圧が一定で、時間ごとに大きさが変化する事はありません。

AC:交流電源では、一定時間ごとに向きや大きさが変化すると説明しましたが、これはつまり一定時間ごとにプラスとマイナスの向きが逆転するという事でもあります。

対する直流は、大きさが常に一定なのでプラスとマイナスが変化する事はありませんので、この変化をテスターで確認すれば良いという訳です。

直流電源波形
直流は時間がたっても交流の様に大きさや向きの変化はない
交流電源のイメージ
交流電源は、時間ごとに向きや大きさが変化する。プラスとマイナスも変化する

例えば、計ろうとしている電源がACかDCのどちらか分からない時は、テスターのレンジを一番大きな電圧にして、直流モードにした時に、テスターのプラスとマイナスの線を逆にして、逆に振り切れるようなことがあれば直流で、プラスとマイナスを逆にしても振り切れず常に同じ電圧ならば、交流電源という事になります。

周波数に関する豆知識が中部電力さんのサイトにありましたので、どの地域でどんな周波数が使われているか知りたい方はこちらもご覧ください。

地域と周波数 - 電気のマメ知識|中部電力
地域と周波数。中部電力のホームページ。総合エネルギーサービス企業として、安価で高品質なエネルギーサービスを提供し、お客さまとともに未来を創造します。

ACとDCを間違えるとどうなる?コンセントはACとDCどっち?

結論から言ってコンセントはACの交流電源で、DCは乾電池の直流電源です。

AC・DCどちらも動くデバイス
電球など周波数成分が無視できるような電気部品ではACとDC関係なくどちらでも動作する

AC:交流電源とDC:直流電源の両方で動く機器と動かない機器がありますので、その代表例を挙げて何故動くのか解説します。

  • 白熱電球
    画像でも解説している白熱電球は、ただフィラメントを加熱する電圧があればよいので、直流や交流等は関係なく動作します。
    フィラメントでの交流は、明るくなるまでのタイムラグもあり、実際は50または60回ON・OFFを繰り返しているにも関わらず、ずっとついて居るように見えます。
  • ニクロム線ヒーター
    これも直流と交流関係なく動作します。ただモノを温めるだけならば周波数は特に関係なく電圧と電流が重要だからです。

スマホの充電器はACとDCの違いはあるの?アダプターがキモ!

世の中の電子機器はほぼ直流で動いていますが、コンセントはACで交流電源なので、DCの直流へ変換する必要があります。

ACアダプターはACとDCどっち?
ACアダプターは直流では動きません!内部にトランスが入っているからです。

見出しのACアダプターであるスマホの充電器に交流と直流の違いがあるのか?と言った疑問ですが、違いがあります。

スマホの充電器をコンセント部分とUSBのコードに分けると、違いがはっきりわかります。

スマホの四角い充電器は、ACをDCへ変換する電子機器で、そこに刺さっているUSBは直流の5Vをスマホに出力しています。

スマホの充電器には、内部にはトランスという部品が入っており、これは鉄芯にコイルを巻いたもので、電圧を降圧する働きをしますが、これがそもそも直流では動きません。

小学校や中学校の理科の実験を思い出してみてもわかると思いますが、コイルに直流を流しただけではただ磁石になるだけです。

こちらの記事でも解説していますが、簡単に言えばトランスは交流電源を印加すると、巻き数比に応じた電圧を出力する部品です。

これがトランス!ACアダプターやスマホの充電器に入っている親玉みたいなやつ

余談ですが、蛍光灯もこれに似た部品が入っていますので、蛍光灯をAC回路で組まれた現状の蛍光灯照明機材を直流の100Vを印加した所で動作しません。

他にもモーターを使うドライヤーや洗濯機も直流では動きません。

最初から直流で動かせばいいじゃん!という意見もありますが、理由を解説すると長くなるので、直流で電圧を上げ下げするのって面倒だという事だけ覚えておいてください。

あと、最初から100Vで送らず、数千ボルトの交流で発電所から電気を送るのは途中の電線に抵抗があるからです。

電線の抵抗を0に出来れば最初から100Vで送ってもい良いですが、抵抗があると電圧降下してしまいます。

DC24VとAC100Vは何が違うのか具体的に説明!直流・交流

DC24VとAC100Vでは、DC:直流 AC:交流となり、電圧がそれぞれ異なります。

電圧が違うという事は、水で例えると圧力が高いので勢いよく水が流れる現象に似ています。

ただし、DCとACでイメージが異なるのは、電圧は高くてもDC:直流では常に一定の圧力で水が勢いよく流れるのに対し、AC交流では水が勢いよく出たとしても、それが断続的に出るようなイメージです。

AC100VはDC何Vかという根本を間違えた質問について回答!

Googleの検索結果にはサジェストと共に、下記のように関連する質問という項目があり、非常に便利な一方、時に全く見当はずれな質問と回答が掲載されていたので、勘違いと間違え防止の為に、代わりに回答します。

AC100VはDC何Vですか?
質問も回答も全く見当はずれで間違えているので、代わりに回答する

AC100VはDC何Vかという質問に対する回答が、製品名の仕様についてでした。

質問も検討外れですし、回答もACアダプターの製品仕様と全くユーザーの意図ではない回答が掲載されている始末です。

冒頭の見出しでも解説した通り、ACは交流の100Vで、DCとは全く別物です。

もう一度解説すると、直流は時間が経過しても向きや大きさは変化しませんが、交流電圧は一定時間ごとに向きと大きさが変化する電圧です。

ですので、全くの別物なので、混同して考える事が出来ませんのでご注意ください。

AC100Vをトランスや整流回路などの何らかの方法を用いて整流して直流に直せばDCを出力する事が出来ます。

もしかしたらこの質問と回答は、あるACアダプターの製品仕様に対する質問と回答がそのままピックアップされてしまった部分なのかもしれません。

以下は余談ですが、ACかDC出力かをざっくり目で見ただけで判断する方法をお伝えします。

家庭用のコンセントはAC100V電源で関東地方は50Hzで、静岡は60Hzですが、これはつまり一秒間に50回ONとOFFを繰り返しているという事です。

直流は、常にON状態で電圧も変化しないのでずっと光っているという事です。

直流と交流についてざっくりお話しした所で、目で見ただけでザックリ直流と交流を判断する方法について解説します!

光っている照明を見て目を横や縦に動かすと、照明がついたり消えたりしているか確認できると思います。

目を動かしながら照明を見て、点滅しているように見えたらその照明には交流電源が流れています。

逆になんの変化もなければ直流が流れているという事です。

確認するにもコツがあって、例えば白熱電球では明るく光るまで電球のフィラメントが徐々に加熱されるので、違いが分かりません!

これが半導体のLED照明だと、ON・OFFは一瞬で切り替わり、白熱電球のように明るくなるまでのタイムラグも無いので、目で交流か直流化を判断するにはうってつけです。

ネオン管も蛍光灯も良く分かります。

ACとDCを扱う上での注意点について解説!感電注意

見えない電気を扱うという事は、時に感電事故の危険も伴う大変危険な事です。電圧が低いからと油断せず、濡れた手で触らず、高電圧を扱うときは必ず作業用手袋や人体に影響のない電圧なのか把握したうえで作業しましょう。

感電すると危険な電圧
0.1Aで42Vは死にボルトと言われ、感電すると死亡する可能性があるので注意が必要

私は100Vと300Vに感電したことがありますが、300Vに感電した時は、自作した実験用電源で貯まった電気が一瞬だけ流れるコンデンサーに触れたため、まだ運がよかったのかもしれません。

これが、常に300Vが流れているよな電源だったら、そのまま筋肉が硬直して持った手を離す事が出来ない為、感電事故につながります。

100Vは300Vや、防犯グッツに使われる40万ボルトと言われるスタンガンよりも低い電圧ですが、電流が沢山流れるので、感電死自己の危険は40万ボルトよりも高いです。

電圧と電流の話をもう一度思い出してみると、電圧はタンクに貯まった水を下に向かって流すイメージですが、40万ボルトとはこのタンクが大きいため、水圧も大きいです。

ただ、流れる管がストローのように細かったらどうでしょう?たとえ、ダムのように水が貯まっていたとしても、ストローから流れる水はほんのわずかなので、問題がありません。

これが、ストローではなく下水を流すような人もくぐれる大きさのあるヒューム管だったらどうでしょう?

たとえ100Vでも、一気に人がおぼれるような量の水が流れたら当然人は溺れますし、電気もこの例えと何となく似ている所があります。

例えが下手でちょっと分かりにくかったかもしれませんが、人間が感電死する電圧は42V0.1Aくらいだと覚えておいてください。

低い電圧・電流だからと過信せずに、電気を扱う場合は何が起こるかわかりませんので、十分に注意して取り扱う必要があるという事です。

ACとDCを間違えると?テスターで見分け方や違いをわかりやすく解説まとめ

ACとDCを間違えると、電圧が使用機器の基準より高くなければ故障する事はありませんが、動きません。

ACとDCはテスターで確認する事が出来、テスターの針が左に振り切れるならDC電源で、プラスとマイナスも変えても右に触れるのであればそれは交流電源という事になります。

裏技として目で確認する方法もお伝えしましたが、この方法はLEDに有効で白熱電球など応答速度が遅い物には使えません。

ACとは交流電源の事で、家庭用のコンセントから取り出せる電源がAC電源で、乾電池や車のバッテリーは直流の電源です。

AC:交流電源は、時間ごとに向きや大きさが変化する電源ですが、直流は時間がたっても向きと大きさが変化することは無く、常に一定です。

ACアダプターであるスマホの充電器は、AC電源でしか動きませんが、それは内部にトランスと言う交流でしか動作しない電子デバイスが入っているからです。

スマホの充電器に差し込むUSBケーブルの部分からは、DC電源である直流に変換された5Vが出力されています。(USBは5Vと規格が決まっている)

ACとDCは電圧が低くても取り扱いに注意が必要な事も説明しました。

その電圧は死にボルトと言われる42V前後で、電流は大体0.1Aで感電事故の原因になりますので、電気を扱うときは油断せずに十分に注意しましょう。

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