コンセントが臭い・イカ臭い・魚臭いと、火災や動物の住処にされている可能性があるのではないかと不安になりますよね?
コンセントがイカ臭い・魚臭い原因は様々な理由があり、魚臭い・下水臭さは壁向うの配管の異常や、壁に潜む動物の死骸が腐っている可能性もあります。
イカ臭い・魚臭い原因の殆どは、壁側内部の問題に該当する為、臭いを除去するのは一筋縄ではいきません。
その為、コンセントやカバーに異常がなくイカ臭い場合は、オーナーに相談して調査してもらう必要があります。
また、コンセントの裏側は大抵通気性が悪いので、カビが生えてそこからカビ臭い空気が漏れてくる可能性もあります。
タバコの臭いや、コンセントについたヤニの臭いは消臭が可能なので、電気工事で数々のコンセントを設置・分解した経験のある筆者が、主婦でも出来るコンセントの臭い対策について解説します。
注意が必要なのが、差し込み口の焦げ臭さで、常に焦げ臭い場合は中でショートしている可能性が高いので、直ぐに修理をする必要がある。
コンセントの電源は100Vの電源が出力されており、感電すると命にかかわります!筆者が解説した方法以外でのコンセントの臭い対策は絶対に行わないでください。
コンセントの配線は電気工事士の免許が必要です。
スポンサーリンク
記事の要約とポイント
- コンセントがイカ臭い・魚臭い・下水臭い匂いの殆どは集合住宅の場合、壁内部の配管や、一軒家の場合は動物(特にネズミ)が腐っている事が殆ど。
- コンセントがカビやタバコの臭いで臭い場合は、コンセントカバーのみ取り外して漂白する事も可能!(電気工事士免許不要)
- 差し込み口が焦げ臭い場合は直ぐに修理を!交換自体は難しくないが、免許が必要なので電気屋さんに相談しよう。
コンセントが原因のイカ臭い匂いとは?臭い改善の方法
コンセントから臭いが発生する原因には、いくつかの要因が考えられます。
特に「焦げ臭い」臭いがする場合、放置すると火災の危険もあり、まずはコンセント自体が焦げていないかを確認し、異常がある場合は早急に専門業者に連絡することが重要です。
また、コンセント周りにホコリが溜まると、それが発熱して焦げ臭い匂いの原因となることがある為、ホコリを防ぐために、定期的な掃除を心がけると良いでしょう。
もうひとつの「コンセント臭い」原因として、劣化した電気コードや古い家電の使用が挙げられます。
特に湿度が高い場所や湿気がこもる環境では、プラスチック部分が劣化しやすく、異臭の元になります。
そのため、コンセントや電化製品の設置場所には十分注意し、可能であれば湿気を抑える工夫も効果的で、以上のような基本的な対策を行うことで、コンセント周りの臭いを防ぐことができます。
コンセントが原因の臭い臭いは対策できる?
芳香剤
アロマ
オゾン脱臭機
消臭剤
この中で、最も強力なのがオゾン脱臭機で、内部でプラズマを発生させて酸素をオゾンに変換しています。科学的に不安定なオゾンは臭いの原因となる物質に吸着して分解します。
アロマや芳香剤は、一部を除いては臭いを上書きするだけで、原因を除去するのが臭い対策の基本です。
- 焦げ臭い臭いが部屋に残る理由とその対策方法
- カビ臭い室内を簡単に改善する方法とおすすめの除菌アイテム
- アパート特有の臭いの原因と入居者ができる改善方法
- 異臭がする時に確認すべきポイントと対処法
焦げ臭い臭いが部屋に残る理由とその対策方法
焦げ臭い臭いが発生する場合、まず考えられる原因としては家電の故障です。
例えば、電子レンジやトースター、またはエアコンなどの家電製品が劣化して焦げ臭い匂いを放つことがよくあります。
特にエアコンの場合は、内部に溜まったホコリが加熱され、異臭が生じるケースがあります。
焦げ臭い臭いが部屋にこもっている時には、家電製品を一度停止し、異常がないかを確認しましょう。
また、コンセントやプラグ部分の状態も確認し、焦げ跡や変色がないかどうかも確認してください。
換気が不足していると、焦げ臭い匂いが長時間残ることもあります。
特に冬場や梅雨時期には換気が行き届かず、部屋に臭いがこもりがちなので、定期的な換気と空気清浄機の使用を取り入れることで、焦げ臭い臭いが部屋全体に広がるのを防ぐことができます。
さらに、焦げ臭い臭いが何度も発生する場合は、専門業者に依頼し、徹底的に原因を確認することが安全です。
カビ臭い室内を簡単に改善する方法とおすすめの除菌アイテム
カビ臭い臭いは、特に湿度の高い季節や、通気性の悪い部屋で発生しやすいです。
原因としては、湿気が溜まりやすいバスルームやキッチン、クローゼットなどが考えられます。
これらの場所は定期的に換気を行い、除湿機や乾燥剤を使用することで、カビ臭い臭いの発生を抑えることができます。
おすすめの除菌アイテムとしては、アルコールスプレーや除菌シートが便利で、これらは手軽に使用でき、カビ菌の増殖を防ぐことができます。
また、カビ臭い臭いの原因となるカビそのものを取り除くためには、専用のカビ取り剤も効果的です。
特に、カビ臭い臭いが強い場合は、消臭効果のあるスプレーを使い、室内の空気を清潔に保つことが大切です。
アパート特有の臭いの原因と入居者ができる改善方法
アパートが臭いと感じることがある場合、その原因は建材や排水溝、換気不足などが考えられます。
特に古い建物では、下水道の匂いが上がってきたり、湿気がこもりやすく異臭が生じやすい傾向があります。
また、アパートの共有部分からの匂いが室内に入り込むことも原因のひとつです。
入居者としてできる対策としては、換気を十分に行うこと、そして排水溝の掃除を定期的に行うことが効果的です。
また、消臭剤やアロマディフューザーを活用することで、アパート特有の臭いを和らげることができます。
排水溝からの匂いが強い場合は、専門の防臭剤や排水溝キャップを使用するのも一つの方法です。
異臭がする時に確認すべきポイントと対処法
室内で異臭を感じた際には、まずその原因を特定することが重要です。
下水からの異臭やコンセント部分からの焦げ臭い臭いなど、異臭の発生源はさまざまです。
確認すべきポイントとしては、キッチンやバスルームの排水溝、エアコン内部、そして家電製品の状態です。
下水からの異臭がする場合、排水溝を定期的に清掃し、適切な洗浄剤を使用することで改善されることが多いです。
また、異臭が継続的に発生している場合は、専門業者に依頼し原因を特定してもらうことが推奨されます。
異臭は健康に悪影響を及ぼすこともあるため、早めの対策が大切です。
コンセントがイカ臭い!魚臭い・下水臭い匂いがする場合の対策方法
コンセントが臭い原因には様々な理由がありますが、下水臭かったり魚臭い場合は、壁側の配管や動物の排泄物や死骸を疑う必要があります。
マンションなどの集合住宅の場合は、壁側に下水の配管が取り付けられている事も多く、空気抜きの穴から漏れてきたガスや汚水の臭いが壁の上昇気流を伝って上げってくる可能性もあります。
一般住宅で特に一戸建ての一軒家の場合は、壁に汚水の配管が設置されている事はありませんので、水漏れや配管の不備ではない事が殆どです。
一番よくあるコンセントが臭い原因としては、コンセントと同じ壁の中にネズミや動物が住んでいて、そこに排泄をしたり、死骸があったりするからです。
コンセントはカバーを外すと分かりますが、意外と大きな穴と隙間が空いており、室外と室内の温度差から、外の空気がコンセントの隙間から流れてくることも珍しくありません。
この、外の空気を取り込んだ隙間風と一緒に、動物の臭いが混じって流れてくると、コンセントが臭いという原因になる事があります。
壁を取り外して確認出来れば一番良いのですが、なかなかそのような事をするのは難しいので、気になる方はコンセントを外して、ファイバースコープカメラで中を覗いてみると良いかもしれません。
具体的なコンセントの臭い対策の前に、確認するのが動物の存在ですが、これは夜中にカリカリしたような音が聞こえれば、ほぼネズミです。
私の家の場合は、朝方と夕方と夜中に頻繁に聞こえる事があります。
具体的な対策方法は、まずはネズミや動物を追い出す事ですが、絶大な効果を発揮したのが超音波発生器です。
私は入居当初数年ネズミ被害に悩まされており、コンセントが臭い経験もしました。
ネズミ駆除用のエサや、粘着シートも試してみましたが、警戒心の強いネズミには全く効果がありませんでした。
ネズミが居る場所は分かっていたので、ミントスプレーを何度も噴射しましたが、数時間後には戻ってきて一時的な効果しかありませんでした。
しかし、超音波発生器をネズミが生活している横に取り付けたところ、なんと即日でネズミが居なくなりました!
魚臭いとは言っても、壁の中に魚が入る事は常識的にありえないので、ほぼ確実にネズミやそのほかの動物が原因というお話でした。
コンセントが魚臭い、下水臭いのは大抵の場合はネズミや小動物の排泄物が原因の可能性が高いです。
これを放置していると、ネズミの排泄物の微粒子を吸い込み続けて居るので、本当に危険です。
最悪の場合は感染症にかかる危険性や壁シミの原因は勿論、コンセントをかじったネズミが原因で漏電の危険性もある為、コレ、マジで早く対策した方がいいですよ!
電気が原因でコンセントが臭い場合は要注意!
ショート
漏電
スパーク
電気火災
感電
電気が原因でコンセントが臭い場合は特に注意が必要で、何らかの原因でコンセント内部でショートしたり、場合によっては制御機器の一部が故障している可能性があります。
この場合は、一般入居者は勿論、持ち家の戸建て住宅でも素人が分解して確認するのは大変危険です!専門業者に依頼してみてもらいましょう。
- コンセントがカビ臭くタバコ臭い場合はカバーだけ外して掃除可能
- 特に注意が必要なのが差し込み口が焦げ臭い時は危険!
- イカ臭い生臭いがする原因と対策法
- 魚臭い部屋の臭いを取り除く方法と注意点
コンセントがカビ臭くタバコ臭い場合はカバーだけ外して掃除可能
コンセントにカビが生えたり、タバコのヤニが原因で臭い場合は、カバーだけ外して掃除可能です。
この、コンセントカバーだけ外して清掃が出来るという所がポイントで、それ以外の部分は取り外してはいけません。
もっと言うと、ネジを外してコンセント本体を取り外して、配線の状態を確認する事は出来ますが、コンセントの配線を外したり、刺し直しする事は出来ないので注意が必要です!
やったとしても、壁のコンセントのカバーを取り外して、ネジを外したら、コンセントの中の状況を確認できるだけです。
コンセントカバー側に何も焦げた跡が無いにも関わらず、コンセントが臭い場合は、大抵後ろ側の電気工事配線側で問題が起きている事が殆どです。
ネジを外してコンセントの配線の様子を確認する事は可能です。
大切な事なので、もう一度注意点をまとめますが、あくまで分解できるのは、コンセントのカバーと、コンセントモジュールのネジだけで、配線は素人が触ると危険なので、たとえ知識があっても触ってはいけません!
それでは、注意点を踏まえた上で、具体的にコンセントカバーを外して清掃する方法について解説します。


様々なタイプのコンセントやカバーがあるが、外し方は基本的に同じで、溝にはまっているだけなので、ちょっと引っ掛けてひっぱればすぐに外す事が出来ます。
ご覧の様に、一番右側の古いケーブル用のコンセントカバーは、ケーブルを通すための大穴が開いており、虫やネズミは入り放題です。

臭いコンセントカバーの外し方は、つなぎ目の部分に爪を入れて引っ掛けて引っ張ると簡単に外す事が可能!
一か所だけ無理に引っ張るのではなく、全体的に力を加え、だましだまし外そう。


ネジを見てわかると思いますが、白い部分はカバーを固定するネジなので、こちらも汚れている場合は外してもOKです。
配線確認の為に、コンセントモジュール本体のネジも外してもOKですが、配線がぐらついて外れてしまった場合は、感電の危険性があるので注意が必要です。
カバーを取り外したコンセントをよく観察してみると、隙間だらけで手を当てるとかなりの風量で風が吹き抜けてくることが分かります。
壁内部で動物が生活している場合は、ダイレクトにその臭いを吸う事になります。

あまりに汚れがひどい場合は、取り外したコンセントカバーをハイターで漬け置きしてもいいですし、傷がつかないようにスポンジで洗剤をつけて洗ってもOKです。
特に注意が必要なのが差し込み口が焦げ臭い時は危険!
これが一番危険なコンセントが臭い原因で、差し込み口に黒く変色した跡があり、焦げ臭い場合は何らかの原因でショートした場合で、内部が確認できない以上は交換するしか方法がありません!
コンセントが変色しているだけと甘く見ていると、電気火災は本当に危険なので、一般住宅の場合は直ぐに電気屋さんへ!
マンションなどの集合住宅の場合は、直ぐにオーナーへ相談してコンセントを交換してもらいましょう。
そのまま使用し続けると、今は使えても再び火災が起きやすい事もあります。
とにかくコンセントは自分で分解して確認する事は出来ませんし、コンセントの部品の一部だけ交換という方法は無いので、基本的にコンセントはユニットごと交換する必要があります。
安いものになると部品代は数百円ですが、部品代+工事費用+出張診断料+技術料がプラスされて1万円前後の価格であることが一般的です。
ケースごとに今までの工事の経験から、コンセントの差し込み口が焦げ臭い時の状況をもう少し詳細に解説します。
コンセントの差し込み口が臭い原因は、主にコンセント側と負荷側の2種類に分ける事が出来ます。
コンセントが焦げたら、そのまま使い続ける事は大変危険なので即交換する事をおすすめします。
コンセントが臭い原因は、焦げている場合は大変危険です!東京電力パワーグリッドでは、コンセントが焦げる原因を診断してくれるサービスを行っています。
サポート窓口のURLを載せておきますので、気になる方は一度問い合わせてみるとよいでしょう。
以下の画像は、東京パワーグリッドから引用させて頂いたものですが、画像で見てわかる通り、トラッキング現象は激しいものだと、ガスバーナーのような炎を上げて燃えている事が分かります。

また、東京パワーグリッドでは、たこ足配線の具体画像についても載せています。
以下の画像の様に、沢山コンセントをさす事はコンセントの機能上問題ないことですが、メンテナンスを怠ったり、容量以上の負荷を接続すると事故が起きます。
何度も書きますが、電源コードには使用できるワット数が決められていますので、容量を超えた負荷を接続すると加熱して危険です。

負荷側が原因でコンセントの差し込み口が焦げ臭い場合
負荷側でコンセントの差し込み口が焦げ臭い場合は、何となく自覚症状がある場合が殆どです。
コンセントがゆるくなってぐらぐらした場合も、中途半端な接触が電気抵抗となり、加熱してコンセントの廻りのプラスチックが溶けて、コンセントの差し込み口が焦げ臭くなる原因です。
コンセントがショートしたり、抜き差しする時に一瞬光る事もあり、こういった事を短時間に何度も繰り返していると、コンセントが変色したり焦げ臭くなる原因になります。
なるべくなら、コンセント側で負荷のON・OFFをするのではなく、電気機器の電源をOFFにしてからコンセントの抜き差しする事をおすすめします。
負荷側で良く起きるトラブルも解説します。
子供がコンセントにクリップのような金属類を差し込んでしまったり、コンセントを差し込んだ状態でホコリや異物がつまり、埃と湿気が原因のトラッキング現象で発火する可能性もあります。