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塩ビパイプをきれいにまっすぐ切る方法!大口径の斜めカットも楽勝!ポイント
- 塩ビ管をまっすぐきれいに切る方法で一番お勧めなのが、チップソー切断機!これ一択、バリ処理もほぼ無用で大量に同じ角度で正確に切断できる!
- のこぎりはコツを掴めばまだマシに切れるが、やはりまっすぐきれいに切る方法を覚えるまでは個人のばらつきが大きい。
- グラインダーや丸ノコは危険でまっすぐきれいにきれないので、おすすめしない。バリと凹凸が多すぎて水漏れの原因になりかねない。
塩ビパイプをのこぎりやグラインダーでまっすぐ切るのは至難の業
グラインダーで塩ビ管をカットする位なら、左の塩ビ管専用ののこぎりを使用した方がまだまっすぐ上手く切れます。
まっすぐ切るにはコツが要りますし、慣れるまで個人の技術による差が大きい工具でもあります。
ただ、どの現場でもチップソー切断機が使用できる訳ではないので、のこぎりを使った切断方法もある程度練習しておく必要があります。
大口径の塩ビ管でものこぎりでまっすぐきれいに切る方法は、最初正確にチップソー切断機などで塩ビ管を輪切りにして、輪切りにした塩ビ管を縦にカットしてC型にします。
このC型の塩ビ管を切りたい塩ビ管にはめる事で、まっすぐ切る為の治具の代わりとなります。
グラインダーは本来ものを削ったりする為の工具ですし、最も怪我のしやすい工具ですので、なるべくならば使わない方向で、材料にあった適切な工具を使用するようにしましょう。
塩ビパイプをホームセンターの切断工具できれいに切る!チップソー
それでは、実際にチップソー切断機を使用して斜めカットした直後の画像や、切断中の様子を動画でご覧ください。
チップソー切断機は仕事で色々なメーカーの物を使ったが、マキタのチップソー切断機が最もおすすめで使いやすい。
アースマンのチップソー切断機はマキタに比べて安いが使いにくいし、正確なカットが難しいのと、固定の跡が残ってしまう。
マキタ製品に関する情報は公式サイトをご覧ください。
正確なまっすぐ・斜めカットを実現する為にアースマンには角度調整が出来る可動式の台座を採用している。
チップソー切断機の台座に塩ビパイプを固定したらカットするだけだが、切粉はかなり飛ぶので必ずゴーグルの着用は忘れずに!
特に注意してほしいのが、単管パイプなどの金属棒をカットする場合だ。切粉が塩ビパイプの時より確実に顔面目掛けて飛んでくる。
ゴーグルをしないでこれを切ったら、目に入る事は確実で、失明の可能性もあり大変危険なので、単管パイプを切断する時は必ずゴーグルとマスクを着用する事!
金属粉は大変鋭く熱を持っている為、非常に危険です。
単管パイプに関するDIYはこちらでも詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
下記の動画では、チップソー切断機を使用して難しい塩ビパイプの斜めカットをしました。
斜めカット後の直後、よく見るとバリが殆ど出ていない事が分かります。
塩ビパイプ管径が細いならハサミタイプのパイプカッターがおすすめ!
塩ビパイプのDIYをするなら絶対に欲しいハサミタイプのパイプカッター【塩ビカッター】の斜めカットやまっすぐ切る方法ついて解説します。
VP13の細い径の送水用塩ビ管をカットするなら、のこぎりでも良いですが、それよりも断然おすすめなのがハサミタイプのパイプカッターです。
他の記事でも書きましたが、右の回して切るタイプのパイプカッターも切れなくはないですが、回して切るという仕様上、斜めにカットする事は不可能ですし、何より固定された塩ビ管を切るには動作が大振り過ぎて不可能です。
そこで、ハサミタイプの塩ビ管の出番となります。
ハサミタイプの塩ビ管であれば、固定されている塩ビ管も楽々切る事が出来ますし、斜めカットも余裕です。
しかも、このハサミタイプの塩ビカッターはバリが全く出ない事で、この塩ビカッターで切った塩ビパイプはそのままエスロンで接着する事が出来ます。
制作した動画をご覧ください!塩ビカッターを使えば小径の塩ビ管をいとも簡単かつきれいにまっすぐ切る事ができる様子がわかります。
丸ノコで塩ビパイプ切断は危険!刃の厚みも足りないしお勧めしない
丸ノコは平板を切る為の道具で、円筒形状のものをカットするために作られていません。その為、非常に危険で塩ビ管切断工具としてグラインダーよりも不適切な工具と言えます。
丸ノコを持っていない方の為に、もう少し詳しく説明すると丸ノコは合板などの平らな木を切る為の切断工具です。
勿論、刃を取り換えれば平らな金属類等は切る事も可能ですし、角材等もカットする事は可能です。
ただ、塩ビパイプのようにつるつるした円筒形状のものでは、固定が定まりませんし、丸ノコの安全カバーが上手く引っかからずに丸ノコが動作しません。
だからと言って、安全カバー無で動作するように改造したりするのは大変危険なので、丸ノコを使って塩ビ管を切るという考え自体をやめるべきです。
グラインダーで塩ビパイプ切断は手間の割に綺麗に切るのが一番難しい
塩ビパイプをカットするのに、手間の割に最も綺麗に切れないのがグラインダーです。
塩ビパイプを接着する時の事を考えると、バリが最も多く切断面もでこぼこになるので最もおススメしない方法です。
この画像は単管パイプをグラインダーでカットした時の画像です。
へたくそと言われればそれまでですが、何か物を作るのに皆が同じ様な結果で出来るのであれば、生産性やミスも減るので重要な事です。
単管パイプはφが48.6なので、塩ビ管でいえばVP50に相当します。
大口径のVP100の半分の太さですが、それでもこの有様です!もっと口径の大きい塩ビ管であれば、更に表面の凹凸が大きくなる事が予想されます。
表面凹凸は、見た目が汚いという問題もありますが、本当の問題はそこではありません。
塩ビ管を接着する時に、差し込み深度が決まっているので、バリや凹凸が原因でその深度に到達できなければ、当然上手く接着されず、水漏れの原因になります。
グラインダーでカットすれば必ず大規模なバリ処理が必要になりますし、時間と労力の無駄ですので、グラインダーで塩ビ管をカットするのはやめましょう。
こちらの動画では、あえてカットが難しい単管パイプの斜めカットに挑戦しました。
塩ビパイプならやわらかいのでハサミ型のパイプカッターという選択も出来ますが、単管パイプとなると、電動工具が無いとどうにもなりません!(回して切る工具もあるが、本当に切れないのでおすすめできない)
塩ビ管を斜めカットしてペン立てをDIY:VU50排水パイプ使用
ブログネタも兼ねて折角斜めカットした塩ビ管ですし、捨てるのは勿体ないので前から欲しかったペン立てを自作する事にします。
材料はたったの三つです!
- VU50塩ビパイプ
- 長さはお好みで!自分の入れたいものの長さに大体合わせる。正解は特になし!
- VU50用のエンドキャップ(排水用VU継手塩ビキャップ)
- エンドキャップは画像のように、底の部分に使います。
- 雨樋支持金具55φ(雨樋金具 たてとい用)
- 竪樋用の金具を使用して壁や柱にネジまたはインシュロックで固定します。
お好みでそこのキャップをしっかり固定したければ、エスロンの接着剤を使用しても良いですし、野外でモノを入れるなら雨水防止の為にそこに少しだけ穴を開けます。
固定方法も、インシュロックやネジなどなんでも構いません。
かなりの角度を付けて塩ビパイプを斜めカットしたので、ペンが取り出しやすく使いやすいです。
塩ビパイプは材料も安価・かつ丈夫で、同じようなものも量産可能なので、ぜひチャレンジしてみてください。
塩ビパイプをきれいにまっすぐ切る方法!大口径の斜めカットも楽勝!まとめ
最後に塩ビパイプや単管パイプをまっすぐきれいに切る方法についてまとめます。
塩ビパイプや単管パイプを正確にまっすぐ・斜めにきれいにカットする方法は、チップソー切断機が最もお勧めであることを画像と動画で解説しました。
VU100等の大口径の塩ビ管は、チップソー切断機で切断する事も可能ですが、全ての現場に持ち込めるわけではないので、のこぎりを使った切断方法についても習得する必要があります。
大口径の塩ビパイプをのこぎりで確実にまっすぐにきれいに切断するには、塩ビパイプを輪切りしにして縦に切れ目を入れたC型の治具を作ってはめて、それに沿ってカットすると確実です。
水道配管用のVP13などの小径のパイプに関しては、のこぎりやチップソー切断機を使用するよりハサミ型のパイプカッターを使用するのが最も確実でおすすめです。
丸ノコは円筒形状のツルツルのパイプを切断する用途に適していないので、塩ビパイプのカットに最も選択してはいけない工具である事も説明しました。
丸ノコを使うくらいなら、グラインダーの方がまだマシですが、画像でお見せしたとおり、まっすぐ切断するのは本当に難しく、でこぼこになってしまうので、結局バリ取りなどの作業に時間がかかりおすすめしません。
それに、グラインダーを使って何かを切るという事は、グラインダーについて居る刃は切断砥石ですので、切断すればするほどなくなり替刃の値段もバカになりません。
最後に、チップソー切断機・丸ノコ・グラインダーは大変危険な工具です!軍手は巻き込まれるのでNG!ゴーグルとマスクの着用必須で、とにかく正確にカットするよりも安全を第一に優先してください。(金属は切粉が熱を持つので長袖必須)
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