再生バッテリーの作り方は?死んだバッテリーを復活させる方法

サルフェーション除去装置の構造 電気電子・情報工学
構造は極めてシンプルで、普通の充電器と同様だがパルスを発生させる

死んだ鉛バッテリーや、密閉式バッテリーを復活させる再生バッテリーの作り方を解説します!再生バッテリーの作り方から、リユースして車で使えるかを検証。

死んだバッテリーを処分するなんてもったいない!難しい事は一つもありません!道具一つで放置するだけで簡単に死んだバッテリーを復活させ、再生バッテリーの作り方の手順を詳細解説。

死んだり弱ったバッテリーを車以外にリユースする方法も紹介!

死んだバッテリーを復活させて再生バッテリーとするには、サルフェーション除去が必要です。

本記事では、死んだバッテリーを再生バッテリーとして復活する為に、サルフェーション除去装置を使って再生バッテリーの作り方を解説しています。

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記事の要約とポイント

  • 死んだバッテリーのほとんどはサルフェーションが原因で電圧降下している。弱ったバッテリー(単に交換時期が来て交換したバッテリー)はほぼ復活可能。
  • 弱ったバッテリーは車に使えなくても復活させてDIY用途なら十分な場合が多い。復活方法・再生バッテリーの作り方はサルフェーション除去装置をつなぐだけでOK。
  • 鉛バッテリーは復活剤が必要になる事も。(バッテリーの液体レベルを確認する)密閉式バッテリーは液量確認が不要!従って鉛バッテリーの様な復活剤も不要!
  • 再生バッテリーの寿命を延ばすには、完全放電させず適度な充電が必要。(放置するとサルフェーションが発生する原因となる)
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再生バッテリーの作り方!死んだ密閉式・鉛バッテリーに復活剤は必要?

車の弱ったり死んだバッテリーの種類は、主に密閉式バッテリーと開放型のバッテリーです。

他にもメモリー効果が発生しない高価なリチウムイオン電池もありますが、密閉式バッテリーも開放型バッテリーも両方ともノーマルなものは価格の安い鉛バッテリーが使われています。

密閉式バッテリーは従来の開放型バッテリーに比べ、メンテナンス性が向上した鉛バッテリーです。

この密閉式バッテリーは、液量の確認が不要のものが殆どです。(全てではないがほぼ確認不要)

従って、冒頭のポイントでも書いた通り、そもそも復活剤などを入れる場所がありません。

上記の通り、一部バッテリー駅の補充が必要なタイプも存在しますが、殆どの鉛バッテリーは、サルフェーション除去装置をつなぐだけで、再生バッテリーとして復活させる事が可能です。

サルフェーション除去装置のデメリットとしては、装置の価格が若干高いことと、バッテリー内にサルフェーションが進行しきってしまったものは、完全な復活が難しいことです。

他のデメリットとしては、メーカーによって、サルフェーション除去のパターンの変更が出来たりできなかったり、製品によって異なります。

一転注意点ですが、バッテリーと車と配線の関係は非常に複雑です!どこにどんな配線材料を使えばいいか、適切な判断が出来ないと、火災などの非常に危険な事故に発展する可能性があります。

その為、どのような線をつかっていいか分からない場合は、とりあえず、UNIで販売されているような、太いブースターケーブルを接続すれば、とりあえず安心です。

UNI ブースターケーブル6M 1500A

以下の画像は一例として、楽天市場で販売されている再生バッテリーの画像ですが、必ずしもこのようなパッケージとは限らず、デザインは各メーカーに依存します。

画像引用:楽天MUGEN 再生バッテリー

再生バッテリーの作り方!死んだバッテリーを復活

サルフェーション除去装置

バッテリー液補充

端子の劣化

死んだバッテリーを復活させ、再生バッテリーの作り方のポイントとなるのが、バッテリー液の補充や、端子の劣化具合を確認し、緑青吹いているようならばまずは磨き導通を確保する。
その上でサルフェーション除去装置を接続し、電圧がもとに戻るか確認する。
サルフェーション除去装置のデメリットは、装置によって価格やパルスが異なる事。

  • 車の12Vバッテリーは直ぐに上がるわけではないが自然回復はしない
  • 復活販売されている再生バッテリーは通常のものより安価
  • 弱ったまたは死んだバッテリーが復活して寿命が延びる理由は?
  • バイクの6Vバッテリー復活法

車の12Vバッテリーは直ぐに上がるわけではないが自然回復はしない

長時間、エンジンをかけずにバッテリーだけでエアコンやカーナビを使い続けると、それだけでバッテリーには相当な過負荷となります。

勿論、エンジンをかけずに使用する事も出来ますが、バッテリーの負荷となり使い続ければ何れバッテリーが上がってしまうので、お勧めしない使用方法です。

バッテリーは通常、フル充電した状態から最後まで使用できるわけではなく、容量の80%前後で再充電を行わないと、バッテリーが極端に劣化する原因になります。

上がったバッテリーは充電しない限り、電圧降下したバッテリーが自然回復する事はありません。

一度ならまだしも、何度も同じような使い方をしていると、バッテリーの寿命が極端に減ります。

サルフェーションもどんどんたまり、自然回復どころかサルフェーションを除去する充電をしないと復活できなくなります。

また、サルフェーション除去装置を使用したとしても、デメリットとして完全にサルフェーションが進行した状態では、再生バッテリーとして死んだバッテリーを復活できない可能性があります。

画像引用:株式会社TCL サルフェーションが発生する仕組み

復活販売されている再生バッテリーは通常のものより安価

上記の様に、密閉型のバッテリーの場合はサルフェーションを除去し、開放型のバッテリーは復活剤などを入れてサルフェーションを除去して充電し、リサイクルされて販売される場合があります。

当然、再生品なので通常のバッテリーよりも安価です。

死んだバッテリーを再生バッテリーとして復活させた製品のデメリットについても解説します。

再生バッテリーは新品と同様の性能を発揮できますか?

再生バッテリーは、一度死んだバッテリーを復活させています。バッテリーが死んだ理由は様々なので、再生バッテリーとして復活させても、個体差があり、場合によっては新品同様の性能を発揮できない場合があります。

復活した再生バッテリーは安全ですか?

再生バッテリーは、メーカー品ではないので、業者によって製造過程やチェック項目も様々です。従って、製品によっては発熱したり、発火する危険性もゼロではありません。
特に、プラスチックのひび割れは、中の電解液が飛散して危険ですので、購入後しっかりと確認することをお勧めします。

再生バッテリーはメーカー保証を受けることが出来ますか?

再生バッテリーは、様々な方法でバッテリーをリユースしていますので、メーカー保証は受けられない事がほとんどです。

弱ったまたは死んだバッテリーが復活して寿命が延びる理由は?

結論から言って、電極に付着したサルフェーションが原因で、電気の流れを邪魔しているのがバッテリーが死んだ理由です。

弱ったり死んだりしたバッテリーは、殆どの場合このサルフェーションを除去する事で新品同様に復活させる事が出来ます。

但し、時間はかかります。

サルフェーション除去装置について簡単に説明すると、電極に電気を通さない不純物が付いて、それが抵抗となって充電しても電圧が上がらなかったり、出来ても直ぐに電圧降下する原因となります。

サルフェーションは、80%以上使用したバッテリーを数日放置しておくと、バッテリー電極のマイナスに硫酸鉛という電気を通さない物質が結晶化します。

これが電気抵抗の原因です。

サルフェーション除去装置を使用する事で、硫酸鉛を除去し、死んだバッテリーの電極を復活させ、綺麗にして元の状態へ再生します。

しかし、前述した通り、このサルフェーション除去装置にもデメリットがあり、どのようなサルフェーションの進行状況でも死んだバッテリーを復活できるわけではありません。

極端にサルフェーションが進行した状況だと、サルフェーション除去装置を使用しても、死んだバッテリーが復活できず、再生バッテリーとして使用できない可能性があります。

バイクの6Vバッテリー復活法

バイクの6Vバッテリーも、基本的な復活方法は、車のバッテリーを復活させる方法と変わりありません。

バイクのバッテリーが鉛バッテリーであれば、サルフェーション除去をしながら充電する事で、復活し、再生バッテリーとして使える可能性が高いです。

なぜ、そのようなことが言えるのかというと、12Vも6Vの鉛バッテリーも構造が同じだからです。

電圧の違いは、一個当たりの鉛のセルの量から来ています。

ただし、ポイントとして6Vのバッテリーを復活させるときに注意点があるので、そのことについても触れておきます。

6Vのバイクバッテリーを復活させるときの注意点は、充電電圧です。

車のバッテリーは24Vもしくは12Vですが、バイクのバッテリーはその半分以下です。

その為、サルフェーション除去装置の設定を12Vや24Vのままにして充電すると、バッテリーが以上に加熱して、水素ガスが多量に発生し、爆発事故などの危険があります。

最近では、殆どのサルフェーション除去装置が、バッテリーの状態を自動検出して、最適な充電電圧を印加する仕様になっています。

しかし、中にはマニュアルで設定するケースもあると思うので、充電電圧だけは十分に注意してサルフェーション除去装置を使ってください。

12V設定のままでバイクの6Vバッテリーを充電する事の内容にお願いします。

画像引用:アマゾン バイク6Vバッテリーの参考画像

再生バッテリーの作り方と長寿命化!死んだバッテリーをサルフェーション除去装置で復活

それでは、再生バッテリーを復活させて、死んだバッテリーの寿命を延ばす具体的な手順や方法に解説していきますが、作業前にステップ順で作業ポイントと流れを確認しておきましょう。

下記でも警告していますが、バッテリーに通電してサルフェーションを除去している最中は、水素ガスが発生する為、換気の良い場所で可燃物には注意してください。

警告:サルフェーション除去中のバッテリーからは水素ガスが発生します。可燃物の使用は厳禁!

再生バッテリーの作り方と作業ポイント
  • STEP1
    再生バッテリーの劣化具合調査

    まずは死んだり弱ったバッテリーの劣化具合を確認しない事には再生するべきなのかどうかわかりませんので、バッテリーが本当に劣化して再生する必要があるのか確認します。(電圧で確認)

  • STEP2
    サルフェーション除去装置の使用方法

    サルフェーション除去装置を使えば、繋いで放置しておくだけで弱ったり死んだバッテリーで再生バッテリーが作れる!

  • STEP3
    必要な工具の準備

    再生バッテリーを作るときにあると便利な工具について紹介。

  • SETP4
    バッテリーとサルフェーション除去装置の接続

    バッテリーの劣化確認・サルフェーション除去装置の概要について理解・必要な工具が準備できたらバッテリーとサルフェーション除去装置を接続します。

  • STEP5
    バッテリーが上手く再生できない時は?

    サルフェーション除去装置を接続してもバッテリーの電圧が復活しない場合の対処方法について解説。

  • まずはバッテリーの劣化具合の確認をしよう!
  • バッテリーのサルフェーション除去装置
  • 死んだバッテリー復活に必要な工具は?
  • 完全放電したバッテリーとサルフェーション除去装置の接続
  • バッテリーが上手く再生できない時の対処方法は?
  • 再生バッテリーを車以外で使用するリユース事例

まずはバッテリーの劣化具合の確認をしよう!

バッテリーの劣化を感じるのは、最近、セルモーターの回りが悪い・エンジンのかかり具合が悪い、という事で初めてバッテリーを疑う事が多いかと思います。

他にも要因はあるとおもいますが、そこで、電圧計で測ってみるとバッテリーの電圧が10V位に低下していたり、バッテリーが膨張していて異常がわかります。

死んだバッテリーは、大抵外見でも分かる程に膨張していたり、バッテリー液の低下、電圧の低下が顕著です。

サルフェーション除去したカーバッテリー
サルフェーション除去装置を使用する事で再生バッテリーでも殆ど回復出来る

しばらく使用していない車やユンボ(小型パワーショベル)のエンジンがかかりにくいのは、サルフェーションが結晶化して電圧降下している事が原因の一つとして挙げられます。

バッテリーは弱ったら交換と言ってもなかなか高価な部品です。

その為、出来ればサルフェーション除去装置などで、一度バッテリーの状態を診断・修復可能か試してから初めて新規のバッテリーを交換するステップへ進むことをお勧めします。

余談ですが、バッテリーを維持する方法として、トリクル充電という方法もあります。

トリクル充電は、バッテリーに影響を与えない程度の低電圧で、常にバッテリーに充電し続けるという充電方法です。

その他のバッテリーの充電方法や、車のバッテリーにリチウムイオン電池が使われている場合、適切な充電方法や危険性について解説しています。

リチウムイオン電池は車のバッテリーとしては、まだまだ高価な部類に入ります。

EV車の発展と共に、最近ではどんどん価格も安くなってきており、バッテリーのメンテナンスも簡単なので、導入する価値はあると感じます。

バッテリーのサルフェーション除去装置

バッテリーについたサルフェーション(硫酸鉛)を除去するにはどうしたらよいでしょうか?簡単放置でバッテリーが復活できる、サルフェーション除去装置というものがあります。

サルフェーション除去装置は、バッテリーにPWM制御等の電子回路を用いて高圧パルス信号を加え、電気信号の振動を与えて不純物を除去する方法です。

単にサルフェーション除去装置にバッテリーを繋いでおくだけで、自動でサルフェーションを除去して更に満充電までしてくれる便利な装置です。

ただし、何度も解説している通り、サルフェーション除去装置は万能ではなく、デメリットも存在します。

死んだバッテリーを復活させるには、サルフェーションの進行度合いが重要で、あまりにサルフェーションの進行が進むと、再生バッテリーとして復活できない可能性があります。

サルフェーション除去装置の構造
構造は極めてシンプルで、普通の充電器と同様だがパルスを発生させる
サルフェーション除去装置
サルフェーションはコンパクトで手乗りサイズ

ワタシと同じメーカーのサルフェーション除去充電器でも問題ありませんが、他にエーモンからもバッテリーの充電器が販売されています。

エーモンは日本でも有名なメーカーですし、信頼性も高いです。

しかも、オートバックスに置いてあるのをよく見かけます。

エーモンOGCバッテリーチャージャー

死んだバッテリー復活に必要な工具は?

テスター
テスターは電圧計です。昔のサルフェーション除去装置ならいざ知らず、今のネットで購入できるサルフェーション除去装置であれば安いものでも電圧計が液晶モニターで標準搭載されているモデルが殆どでしょうね。
ケーブル
ケーブルを使うときに注意点があります。バッテリーを充電する側のコードを伸ばす位なら、延長コードを使用してコンセント側の配線を伸ばす事をお勧めします。この辺の理由は電気抵抗とか線の太さ等説明すると長くなるので割愛します。
スパナ・プライヤーなど
バッテリーのボルトを外す必要があるので、スパナ・プライヤーなどがあると便利です。
雨除け
サルフェーション除去中にガレージや軒下ならば良いですが、野外で行う場合は雨に当たるとバッテリーや周辺回路がショートする可能性もあるので、何か雨除けのようなものがあると良いかもしれません。基本的には配線が傷まないように木でも挟んでボンネットを少々浮かす程度で良いでしょう。
再生バッテリーを作りに必要な工具類一覧

バッテリーにどれくらいの電圧が残っているか、確認できないと意味がないので、最低限バッテリーの電圧がチェックできるバッテリーテスターを購入しておきましょう。

KAIWEETSのバッテリーテスターは、車専用のバッテリーテスターで、車のバッテリーを包括的にチェックすることが出来ます。

KAIWEETS バッテリーテスター

完全放電したバッテリーとサルフェーション除去装置の接続

バッテリーとの接続
サルフェーション除去充電器とバッテリーの接続
サルフェーション除去充電器
安い物でも液晶モニター付きのコントロールパネルがある。

サルフェーション除去装置の使い方はめちゃくちゃ簡単です。

バッテリーの端子(-)を外して、後は電極をバッテリーのプラス(+)と装置の(+)、バッテリーの-と装置の(-)端子を接続して電源を入れておけば良いだけです。

サルフェーション除去装置の接続中は、何点か注意点も存在します。

バッテリーの充電中は水素が発生するので、換気の良い場所で作業する事

端子を外すだけで充電できるバッテリーを、わざわざ車から外して装置と繋ぐ方は少ないと思うので、基本ボンネットは開けっ放しです。

作業環境は、100Vを使用するので電源を取れる場所が良く、サルフェーション除去装置は商用電源100Vを使用するので、屋根付きのガレージでの作業が望ましいです。

最後の注意点として、死んだバッテリーからのコードが足りない場合は、ブースターケーブル等の太いものをなるべく利用する事。

充電中に、電線の電気抵抗が発生するので、ケーブルは短ければ短い程良い。

サルフェーションが除去できていれば、バッテリーの解放電圧は13V前後に回復し、再生バッテリーでも一発でエンジンがかかる事でしょう。

このレベルまで復活すると、DIY用途やソーラーの充電用として使用する分には十分すぎる性能です。

以上のように、再生バッテリーの作り方は、サルフェーション除去装置と死んだバッテリーを接続することで、適切なパルスを与え、サルフェーションを除去することです。

上記の工程を経て、再生バッテリーとして復活させる事ができます。

バッテリーが上手く再生できない時の対処方法は?

再生バッテリーは、殆どサルフェーションが原因で電圧降下していると書きましたが、最終的にはやはりケースバイケースなので、バッテリーの各所を確認する必要があります。

そもそも、ケースにヒビが入っていて電解液が漏れ出している場合はもう修復不可能ですし、意外にも電極部分の腐食・酸化で電気抵抗が発生している場合があります。

電極部分が腐食すると、緑青吹いた状態になり、こうなると緑青が電気抵抗の原因となります。

他にも、電圧を計る場所を間違えている可能性もあります。

車のフロントパネルには、モデルによってはバッテリー電圧を確認できるものがあるかもしれません。

この場合、フロントパネルの電圧を100%信じてサルフェーション除去に進むというのも安直です。

なぜなら、計器からバッテリーの途中の回路で電圧降下が発生している可能性があるからです。

ですので、バッテリーの電圧を図るときは、極力サルフェーション除去装置に搭載されているモニターを確認するか、ついてない場合は別途電圧計を購入しましょう。

再生バッテリーを車以外で使用するリユース事例

バッテリーは、自動車のエンジンをかけるのにセルモーターを回したり、スパークプラグでガソリンに点火したりと初動負荷の大きな部品です。

車種にもガソリンの種類にもよると思いますが、エンジン始動時に、バッテリーには200A前後流れます。

中古品のバッテリーは、ディーラーや自動車メンテナンス業者などで廃棄予定のバッテリーをもらう事が出来ますが、廃棄バッテリーの状態も様々です。

交換時期でまだまだ使えるにも関わらず交換したものや、もっと性能の良いものに交換したくて廃棄したもの等様々です。

今まで数種類のバッテリーをもらってきましたが、使えない程劣化したバッテリーは結構稀です。

そもそも、自動車では使えなくなってから交換では遅いので、使えなくなる前(十分能力が発揮できる)に交換する事が殆どだからです。

前置きが長くなりましたが、これらのバッテリーは様々な事に使用できます。

死んだバッテリーを復活させて再生バッテリーにすると、溶接機を作ったり、ソーラー用のバッテリーにしたりDIY用途に活用可能です。

私は様々な用途でバッテリーを使用する為に、古くなったバッテリーを復活させて使用しています。

バッテリーの種類【補足】復活!再生バッテリー3選

貰える再生バッテリーの殆どは、鉛バッテリーと言って過言ではありません。

リチウム電池は、車のバッテリーとして使うにはまだまだ高価ですし、メモリー効果なく繰り返し使えるので中古品として出る事はあまりないと思います。

下記では、バッテリーの種類について、補足として説明します。

自動車バッテリーメーカーについては、やはりトヨタ自動車が有名企業です。

車に使われる主なバッテリー3選

鉛バッテリー

リチウムイオンバッテリー

ニッカド

車のバッテリーとして流通しているものは、鉛バッテリーの普及が最も多く、ニッカド電池や、最近ではEV車に搭載されるリチウムイオンバッテリーも積極的に使われています。

  • 鉛バッテリー
  • リチウムイオン電池は冷凍でよみがえる?
  • ニッカド電池

鉛バッテリー

車に使用されてる殆どの標準バッテリーは鉛バッテリーです。

鉛バッテリーの仕組みや構造は、詳しいサイトが沢山あるので、ここでは概要だけ説明します。

鉛バッテリーは、内部の電極に鉛を使用しており、プラスチックケース内に希硫酸を満たす事で、電極と希硫酸の化学反応で充電します。

画像のバッテリーも鉛バッテリーですが、このバッテリーは安価ですが電解液のメンテンナンスが必要だったり、とにかく重いです。

死んだバッテリーを復活させて、再生バッテリーとして流通しているもののほとんどが、鉛バッテリーです。

当記事でも、再生バッテリーの作り方を鉛バッテリーを主体に解説しています。

GSユアサER M-42国産車鉛バッテリー

リチウムイオン電池は冷凍でよみがえる?

結論から言って殆どいみがるのか疑問です。

リチウム電池内部には、電源を発生させる化学物質だけではなく、大抵は過充電・過放電防止の保護回路が入っており、その回路自体が故障していた場合、冷凍しても意味がないからです。

リチウム電池は、低温状態でイオン化したリチウムが、アノード「マイナス極」への移動を制限するというところからきているようです。

確かに、冷凍する事で過放電の化学反応を抑えるという考えは、多少の効果はあるかもしれませんが、上記の様に保護回路にも負荷をかける可能性もゼロではありません。

鉛バッテリーは充電容量が十分に残っているにも関わらず、つぎ足しで充電を行うとメモリー効果で次回の充電容量が減ってしまうというデメリットがあります。

リチウムイオンバッテリーには、メモリー効果は発生しません。

その為、つぎ足しで使われるような車のバッテリーには本来最適なバッテリーですが、リチウムイオンバッテリーはとても高価です。

また、リチウムなどのイオン化傾向の強い金属は、水分や外気に触れると発火の危険があります。

昨今、携帯電話が突然火を噴いたり、EV車が発火事故を起こしたりするのはこの為です。

上記の事故を防止する為に、過充電・過放電防止装置が本来組み込まれていますが、物理的な損傷による発火は避けられないでしょう。

ECO-WORTHY リチウムイオンバッテリー

ニッカド電池

車で使用されるバッテリーは、主に上記の鉛バッテリーとリチウムイオンバッテリーというものに大別されますが、ニッカドタイプのバッテリーも存在するようです。

このバッテリーは、カドミウムと水を反応させた際に発生する水素イオンと電子を取り出しています。

車というより、私たちが普段使う乾電池の代用として使用されることが多いですが、デメリットとしては、発生する電圧が少々低いのとメモリー効果が発生する事です。

最後に、参考までに再生バッテリーをモノタロウで紹介します。

カオスバッテリー

カオスバッテリーは、最近注目を集めているバッテリー技術の一つであり、特に車両やバイクの電源供給において、その特性が非常に有効です。

このバッテリーは、従来のバッテリーとは異なる設計思想を持っており、特に「死んだバッテリー」を復活させる可能性がある点が大きな魅力です。

この記事では、カオスバッテリーの特徴や利点、そしてその復活法について詳しく解説します。

カオスバッテリーは、リチウムイオン電池をベースにしており、従来の鉛蓄電池と比べて優れた性能を持っています。

例えば、カオスバッテリーは軽量でコンパクトな設計が特徴で、同じ容量の6Vバッテリーや12Vバッテリーに比べて、約30%の軽量化が実現されています。

このため、バイクや車に搭載する際に、車両の総重量を抑えることができ、燃費の向上にも寄与します。

また、カオスバッテリーは高いエネルギー密度を誇るため、短時間での急速充電が可能です。

具体的には、通常の充電器を使用しても、約1時間で80%まで充電できることが多く、長距離の移動中でも安心して使用することができます。

長距離ドライブやバイクツーリングを楽しむ方にとっては、大きな利点となるでしょう。

さらに、カオスバッテリーは、寿命が長いという特性も持っています。

一般的なリチウムイオン電池の寿命は約2~3年ですが、カオスバッテリーは最大で5年から7年使用できるケースもあります。

これにより、車のバッテリーを復活させる方法としても非常に有効です。

特に、バッテリーが完全放電してしまった場合でも、適切な復活法を用いることで再生バッテリーとしての機能を取り戻すことが期待できます。

カオスバッテリーは、厳しい環境でも性能を発揮することができるため、寒冷地や高温環境でも安心して使用できます。

例えば、極端な寒さにさらされた場合でも、冷凍することで内部の化学反応を促進し、復活させることができる場合があります。

このように、カオスバッテリーは多様な使用シーンに対応できる柔軟性を持っています。

さらに、カオスバッテリーは、自己放電率が非常に低いため、長期間使用しない場合でも電力を保持しやすいです。

シーズンオフのバイクや車両でも安心して保管することが可能で、自己放電率は、一般的なバッテリーが約3%程度であるのに対し、カオスバッテリーはその半分以下に抑えられていることが多いです。

最後に、カオスバッテリーは再生が容易な点も見逃せません。

死んだバッテリーを復活させるための手法として、専用の充電器を使ったり、冷凍法を試みたりすることで、再び活用することができます。

このように、カオスバッテリーは環境に優しい選択肢とも言えるでしょう。

以上のように、カオスバッテリーは多くの特徴を持ち、さまざまな利点があります。これからの時代において、バッテリー選びの新たな選択肢として注目されることでしょう。

バッテリーの寿命を延ばし、効率的に活用するために、カオスバッテリーを検討してみることをお勧めします。

再生バッテリーの作り方は?死んだバッテリーを復活させる方法まとめ

バッテリーは私たちの日常生活で欠かせない存在です。

しかし、使用するうちに寿命が尽きてしまい、「死んだバッテリー」となってしまうこともしばしばです。

そんな時に役立つのが、再生バッテリーの作り方や、死んだバッテリーを復活させる方法です。

このまとめでは、リチウムイオン電池やカオスバッテリーを利用した復活法について詳しく説明します。

まず、死んだバッテリーを復活させるためには、その状態を正しく把握することが重要です。

バッテリーが完全放電している場合、復活は難しいですが、まだ少しでも電力が残っているなら復活の可能性があります。

12Vや6Vバッテリーを使用している場合、適切な手法を用いることで再生が可能です。

一つの効果的な復活法は「冷凍」です。

バッテリーを冷凍庫に数時間入れることで、内部の化学反応が促進され、復活のチャンスが生まれます。

この方法は特にリチウムイオン電池において効果的で、冷凍後は必ず完全に解凍してから充電を行いましょう。

次に、再生バッテリーを作る際のポイントとして、専用の充電器を使用することが挙げられます。

適切な充電器を使用すると、過充電や過放電を防ぎ、バッテリーの寿命を最大限に延ばすことができます。

カオスバッテリーは高性能ですが、管理が不十分だと逆効果になることもあるため注意が必要です。

また、車のバッテリーを復活させる方法として、定期的なメンテナンスが不可欠です。

バッテリー端子の清掃や、必要に応じた水分補充を行うことで、バッテリーの性能を向上させることができます。

特にバイクや車のバッテリーは過酷な環境にさらされることが多いため、日常的な管理が重要です。

最終的に、再生バッテリーの作り方をマスターすることで、経済的にも環境的にもメリットがあります。

新しいバッテリーを購入するコストを削減できるだけでなく、廃棄物を減らすことにもつながります。

これからの時代、持続可能な選択肢として、再生バッテリーの需要は高まるでしょう。

以上のポイントを押さえて、死んだバッテリーを復活させる方法を実践してみてください。

正しい手順を踏むことで、バッテリーの寿命を延ばし、効率的に活用することが可能です。

再生バッテリーは殆どの場合、サルフェーションが原因で充電不可能な状態になっているという事が理解できたと思います。

サルフェーションは電極に付着した不純物ですので、パルス充電でふるい落とす事が出来ます。

また、エンジンをかける為の十分な電流が取り出せなくなったバッテリーでもソーラー充電等には十分すぎる位使えます。

現在の安価なバッテリーは殆どが密閉式バッテリーか開放型バッテリーの2種類です。二つとも一般的に鉛バッテリーです。

鉛バッテリーは密閉型バッテリーの場合は、メンテナンスフリー設計で復活剤を必要としません。開放型バッテリーの場合は、液量レベルの確認と共に復活剤のようなものが有効です。

復活剤を入れたらサルフェーション除去装置を使って充電が可能か確認しましょう。

バッテリーはどんな種類のバッテリーにおいても負荷をかけない使い方が重要です。負荷をかけない使い方とは、バッテリーが上がってしまうような使い方をしない事です。

メモリー効果のないスマホのようなリチウムイオン電池なら話は別ですが、車のバッテリーにするにはまだまだ高価ですし、普及レベルも少ないです。

鉛バッテリーは適度に充電して上がったりしないように注意して使いましょう。

  • 電圧が10V前後に電圧降下していたらサルフェーション発生を疑う。
  • サルフェーション除去装置はパルスで不純物を振るい落とす。
  • 新品のバッテリーに交換する前にまずはバッテリーが再生できないか試してみる。
  • 一般に流通している車のバッテリーは殆どが鉛バッテリー。リチウムイオンバッテリーはメンテナンスフリーでメモリー効果も無いがとても高価。
  • サルフェーション除去したバッテリーは捨てずに取っておけばソーラー発電等で十分に使用可能。

補足ですが、もしなんらかの理由で配線が切れてしまった時の為に半田ごてがあると便利です!半田ごてで線を接続する方法も解説しておりますので、断線でお困りの方はご覧ください。

配線がきれてしまっても半田ごてがあれば結線できる!半田ごてはダイソーで十分な理由

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