バッチファイルでブラウザを操作すると、ブログの記事タイトルの順位検索をある程度自動化出来ますし、ブラウザを閉じる事もIDやパスワードで自動ログインさせることも可能です。
今回はバッチファイルで複数URLを開いたり、ChromeやedgeなどのURLによってブラウザを指定した起動の方法や、実行したブラウザをシークレッドモードで起動するブロガーに便利なバッチファイルの使い方をご紹介します。
スポンサーリンク
バッチファイルでブラウザ操作。記事タイトル順位確認を楽にする方法ポイント
- バッチファイルでブラウザ操作をすれば、ブログの記事タイトル順位検索がクリックするだけでシークレットモードで起動出来るようになる。
- バッチファイルを作れば、指定した複数URLを同時に開いたり閉じたりする事が出来る。
- IDやパスワードをバッチファイルで自動入力してブラウザを開くことも出来る。
バッチファイルでブラウザを操作してシークレットモードで起動する
バッチファイルが使えるようになるとよいメリットをまずは簡単にご説明します。
今回はバッチファイルでブラウザを操作する基本に焦点を当てて書きます。
バッチファイルはウインドウズの検索窓にcmdと入れると出てくるコマンドプロンプトの事です。
内容はテキストファイルで書かれたウインドウズを操作するための簡易的なプログラムです。
通常、ウインドウズを操作する時はマウスを使用してフォルダをクリックして…などのように操作しますが、このフォルダやファイルが何千何万とあったりした場合全て手作業で操作するのは効率的とは言えません。
そこで、バッチファイルの出番となるわけです。
ブラウザ操作も例外ではなく、例えばブログの記事タイトルをそのままシークレットモードの検索窓に入力して検索するといった行為も、ブラウザを起動してシークレットモードを立ち上げて、サイトにアクセスして記事タイトルをコピーペーストしてようやく検索結果が見る事ができます。
この操作をある程度自動化してクリックするだけでシークレットモードが立ち上がって記事タイトル検索を勝手にしてくれたら便利だとおもいませんか?
検索結果をシークレットモードで表示して自分のサイトの検索順位を表示するのは、IPアドレスから割り出された情報・クッキー・セッションに依存しない正確な検索結果を把握するためです。
勿論、ウインドウズの設定でChromeとシークレットモードを関連付ければ起動の度にシークレットモードで操作できるようになりますが、毎回情報がクリアされるシークレットモードで立ち上がるのも不便です。
バッチファイル内で検索したい文言や起動したいブラウザやブラウザのモードを指定して立ち上がるようにすれば、このバッチファイルを実行した時だけ指定した条件で立ち上がるようになります。
コマンドに関する詳細はマイクロソフトの公式ページをご覧ください。
スポンサーリンク
バッチファイルで複数URLを開くにはどうする?
バッチファイルを操作すれば複数URLを同時に開く事が出来ます。
@echo off
rem chromeのファイルパス(環境により異なるので必ず確認)
set chrome="C:\hogehoge\chrome.exe"
rem シークレットモードで開くには--incognitoオプション
set option="--incognito"
rem 開きたいURL
set url_1="https://www.google.com/search?q=ここに検索したい記事タイトルを書く"
rem chromeで複数のURLをシークレットモードで開く
start "" %chrome% %option% %url_1% %url_2%
バッチファイルは必ずANSIで保存して、拡張子を.batか.cmdとして保存します。
次に、バッチファイルに書かれた各部分の説明をしていきます。
@echo off コマンドを実行したら、プロンプトを表示しない。(一瞬真っ黒な画面が出るが直ぐに消える)
rem コメント行です。プログラムのメモ的な事に使います。
SET [変数名=[文字列]] は環境変数の設定を行います。個人の環境によってインストール場所は異なりますので、必ず確認してください。
set option=”–incognito” クロームをシークレットモードで起動するための環境変数をセット
set url_1= 開きたいURLを格納する変数です。
start “” %chrome% %option% %url_1% %url_2% 実行
あとは出来たものをクリックすればシークレットモードでブラウザが立ち上がり、検索結果を見る事が出来ます。
バッチファイルをクリックするだけで、シークレットモードが立ち上がりGETパラメーターに渡した値で検索をしてくれるので、ちょっとした順位の確認に便利です。
自分の書いた記事タイトルで検索して1位に表示されていないのであれば、その記事はリライトの対象という事になります。
この方法はあくまで簡易的な方法ですので、記事数が1万件とかになると現実的ではありません。
その場合はPHPやpythonを使ってURLスクレイピング等の手法が必要になります。
Chromeやedgeの操作方法や起動方法は何が違うの?
単純にこの部分をedgeやファイヤーフォックスの実行ファイルに変更すれば良いだけです。
rem chromeのファイルパス(環境により異なるので必ず確認)
set chrome="C:\hogehoge\chrome.exe"
ブラウザをインストールした時に実行ファイルがとこかに保存されているはずなので、そのパスをそのままコピペすればよいだけです。
そうすれば、この記事タイトルはクロームで。firefoxで。edgeで。といった具合に変更する事が出来ます。
バッチファイルでブラウザを自動で閉じる事もできる
様々なブラウザで実行してしまった場合は、一々マウスを使ってとじるのも面倒くさいです。
バッチファイルはコマンドラインでのウインドウズの操作が出来るとご説明した通り、閉じる操作を書けばボタン一発で全てのブラウザを閉じる事も可能です。
taskkill /im chrome.exe
たったの一行です。
この一行をメモ帳に記入して.batもしくは.cmdとして保存するだけで、後はクリックすれば指定したブラウザを自動で全て閉じてくれます。
※この場合はutf-8の保存でOKです。
記事タイトル検索でバッチをクリックするだけでシークレットモード起動
バッチファイルの具体的な作り方の流れを解説します。
内容は理解していない久手もかまいませんので、とりあえずコードをそのままコピーして開いたメモ帳に張り付けます。
貼り付けたら?q=の後ろに検索したい文言を記入して保存します。
保存する時は必ず文字コードをANSIにして保存しないと、文字化けして正しい検索結果が表示されない場合があります。
ファイル→名前を付けて保存の時に、文字コードを選ぶ部分がありますので、文字コードをANSIに変更して保存する必要があります。
また、ファイル名は日本語でもなんでも良いですが、拡張子は.txtのままだとタダの文章として保存されてしまいますので、.batか.cmdに拡張子を変更して保存してください。
当サイトでは他にもワードプレスやブログで使えそうな小ネタを記事にしています。
川根ラボではワードプレスを使ってブログを書くときにツイッターと連帯してブログを自動投稿するプラグインの記事が人気です。
興味のある方は是非ご覧ください。
バッチファイルでブラウザ操作。記事タイトル順位確認を楽にする方法まとめ
バッチファイル(.batもしくは.cmd)はウインドウズの通常手動で行う作業を自動化してくれる小規模なプログラムファイルです。
ベースはテキストファイルなので、メモ帳などで簡単に命令文を書いて実行する事が出来ます。
今回は、ブログで記事タイトル検索を少し自動化する方法を紹介しました。
URLをブラウザで複数開くにはstartコマンドが鍵です。
start コマンドに続けてURLを入力するとブラウザを自動で複数開く事が出来ます。
但し、この場合はなんの指定もしていないので普通のモードでブラウザが開くだけです。
それでも良いならいいのですが、検索順位の確認などでブラウザを開きたい時はシークレットモードで環境や以前の情報に依存しない検索が必要です。
その場合はstart ファイルパス オプション URLといった順番に記入してやればよいだけです。
今回は分かりやすくするために一つずつ変数に入力してセットしましたが、全て一行に収めても実行できないわけではありません。(のちのちの編集が面倒になるが)
これはGRC等のツールを使わずに簡易的にタイトルの記事検索が出来る方法ですが、GRCやランクトラッカーのような順位チェックするときは、PHPやパイソンで検索した結果を取り出し成型する技術が必要になります。
コメント