瞬間接着剤の落とし方!机・金属・木・プラスチックや固まった接着剤の取り方

瞬間接着剤の落とし方! 田舎暮らしを楽しむ
効率的な接着剤の落とし方は、成分と下地が鍵!

固まった瞬間接着剤の落とし方は、接着剤の成分や接着剤がついてしまった下地の種類にもよりますので、それぞれ木製の机・金属・木・プラスチックに対する接着剤の剥がし方について解説します。

先にポイントだけ解説すると、エポキシ系・ウレタン系接着剤は、アルコールや除光液に含まれるアセトンでは落とす事が非常に難しく、耐熱性も高いので、現実的な方法は物理的に削る事が一番です。

下地に傷はついてしまいますが、極力下地への影響を避ける為に、マスキングをしてから作業する事をおすすめします。

対して成分が、ゴム系・アクリル系・水性接着剤は、時間はかかりますが、アルコールでも落ちる可能性が高いです。

アロンアルファを剥がすために、アロンアルファはがし隊などの商品がありますが、主成分はアセトンなので、高いお金を出してブランド製品を買うよりも、100均で除光液を買った方がコスパ的にも効果的です。

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瞬間接着剤の落とし方!机・金属・木・プラスチックや固まった接着剤の取り方ポイント

  • 木製の机についた瞬間接着剤の落とし方は、下地のニスに注意!油性ニスだとニスを塗りなおす事になるかもしれない。
  • 金属についた接着剤は、エポキシ系・ウレタン系以外なら除光液・アルコールや熱で落ちる可能性がある。
  • プラスチックのように固まった接着剤を落とす方法は、溶剤や専用リムーバーを使うよりも、養生して物理的に削るのが最も効果的。
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瞬間接着剤が付いた木製机の落とし方!除光液やアルコールで落ちる?

瞬間接着剤が付いた木製机の落とし方は、市販で”アロンアルファはがし隊”等の製品も販売されていますが、容量が少ない割に、主成分はアセトンと同じで、値段はとても高価なので、アロンアルファには申し訳ないですが、全くお勧めできない商品です。

木材・机の接着剤
木材・机についた接着剤は、下地のニスに注意!

名前を変えて、自社ブランドを活用しただけで、『アロンアルファはがし隊』は売れる事は分かっていますが、無知なユーザー向けで、ブランド名に踊らされると中身は安いのに、ブランド名だけで高く売られている商品を掴まされる結果になるので注意が必要です。

『アロンアルファはがし隊』は、主成分がアセトンなので、効果が無いわけではありませんが、同じ値段で倍以上の瓶入りのアセトンが購入できる事を考えると、正直、アロンアルファの販売戦略には疑問を感じてしまいます。

このサイトでも何度か登場しているマニキュアを落とす除光液ですが、こちらも主成分はアセトンですので、代用する事が出来ます。

中途半端に高いお金を出して、アロンアルファはがし隊を購入する位なら、ダイソーや100均で安い除光液を購入した方が、他の用途にも代用できるので絶対におすすめです。

少し接着剤を落とす成分の話が多くなってしまいましたが、木製の机についた接着剤を落とす時はどうすれば良いでしょうか?

木材に塗られるニスは、代表的なものとして油性と水性ウレタンニスがあり、油性ニスはアセトンで落とす事が可能ですが、水性ウレタンニスは硬化後にアセトンやアルコールでは落とす事が出来ないと覚えておきましょう。

つまり、油性ニスだとアセトンで接着剤事剥がす事が出来ますが、ニスまで一緒にはがれてしまうので、塗りなおしが必要です。

対して水性ウレタンニスは硬化後にアセトンで落とす事は出来ないので、木製の机にこぼした接着剤を選択的に溶かす事が出来ると言えます。

過程に良くあるアルコールですが、アルコールで接着剤をおとすことは難しいです。

特にアロンアルファ・エポキシ・セメンダインにはウレタン系やエポキシ系の接着剤が多いため、アルコールで落とす事は困難です。

主成分がアクリル系やゴム系の接着剤ならアルコールで落ちる可能性が高いので、成分を確認した上で試してみる事をおすすめします。

瞬間接着剤が付いた金属の落とし方は、溶剤を使う他に削る方法もある

瞬間接着剤がついた金属の落とし方は、木製机より気を使う必要が少ないので楽です。

金属についた接着剤の落とし方
見た目が気にならなければスクレイパーなどでゴリゴリ落とすのも効果的

木製品だと、先に解説した通りニスが塗られている可能性があるので、製品によってはニス事剥がれてしまう可能性もあるからですが、金属製品ならそのような事が無いので、気兼ねなくアセントンやアルコールを吹きかけて接着剤を除去する事が出来ます。

私は基本的に金属類には極力接着剤は使用しないようにしています。

強度に問題が出る場合が多いので、金属に接着剤は一時的な対処と考えるのが良いと思いますが、接着剤がはみ出してしまった場合は、すこし溶剤をなじませたらスクレイパーで剥がすのが最も手早く効果的に感じます。

スクレイパーで削るのもアリですが、更により広範囲についたものなら、グラインダーにサンドペーパーを着けてこすり取る方法もあると思います。

また、金属についた接着剤限定の方法ですが、水性接着剤・ゴム系接着剤・アクリル系接着剤が熱に弱いことを利用すると、80℃くらいで接着剤が軟化してくるので、布やアルコールでふき取る事もできます。

バーナーで金属部分を焙る場合は、物によっては熱で焼けてしまう可能性があるので、注意が必要です。

見た目が気になる燃料タンク・バイク・車の金属パーツ類は、だましだましドライヤーで熱を加えるのがお勧めです。

この方法はあくまで熱に弱い接着剤に有効で、エポキシ系接着剤・ウレタン系接着剤には通用しない事を覚えておきましょう。

接着剤でもJBウェルドはエポキシ接着剤ですが、マフラーにも使用できるほどの耐熱性や、耐薬品性があるので、エポキシ系接着剤を綺麗に剥がすのは容易な事ではありません。

JBウェルドは強力なエポキシ系接着剤で、専用のリムーバーもあるようですが、リムーバーを使ってもこの接着剤を溶かすのは容易ではないでしょう。

表面がツルツルしていますし、なかなか溶剤もしみこんでいきません。

このレベルの接着剤になると、溶かすとか熱を当てるのではなく、物理的に削るかはつるのが最も効果的な除去方法です。

参考までに、JBウェルドのウェブサイトを載せておきますので、接着剤について気になる方は見てみると良いでしょう。

強度テストした動画も沢山あり、その耐久性と強度の高さに驚くばかりです。

接着剤 | 株式会社 隆成コミュニティ
株式会社 隆成コミュニティは、プロ向けフロントガラス補修ツール「ウインドウリペア」システムや万能接着剤、ケミカル溶接などカーリペア・メンテナンスツールの総合サプライヤーです。JBウエルドなど人気製品も多数取り扱いいたします。

プラスチックの様に固まった接着剤の取り方!ダイソーのはがし液

プラスチックのように固まった接着剤の取り方は、ダイソーの除光液で代用する事が可能ですが、先の様に接着剤にも様々な種類があるので、まとめっぽくなってしまいますが、ウレタン系接着剤やエポキシ系接着剤を除光液のみで綺麗に落とすのは難しいです。

ダイソーの接着剤はがし液
マニキュアを落とす除光液の代用で十分事足りる

接着剤とひとくくりにするのではなく、成分や接着剤の用途や使用環境から考えて適切な方法を選ぶ事が必要で、全て同じ成分の薬剤で接着剤が落とせるわけではない事に注意が必要です。

もし、全種類の接着剤を落とすのに共通する方法があるとすれば、それは接着剤を削ったりはつったりして物理的に取り除くしか方法はありません。

プラスチックの様に固まった接着剤を綺麗に除去するのはかなり大変な作業になると思うので、溶剤でどうにかしようとするより、スクレイパーやグラインダーで取り除いた方が楽だと思います。

当然ですが、物理的な手法は下地への影響が大きく、周囲に影響を及ぼさないように、なるべくマスキングして、必要な部分だけ削るといった方法が最も効果的です。

一応注意点ですが、接着剤は基本的に可燃性物質を含んでいますし、それを剥がした時の溶剤も可燃性があるので火災には十分注意が必要で、取れなくてグラインダーなどで削った細かい微粒子は人体に悪影響を及ぼす可能性があるので、必ず粉じん対応のマスクをつけた上で作業する事を心がけましょう。

接着剤の破片は鋭く、接着剤自体に刺激性があるので、目に入ると強い痛みを引き起こす可能性があり、大変危険です。

ゴム系接着剤に代表されるもので、少し用途は違いますが、ブチルゴム両面テープもかなり強力な接着力を持ちますが、溶剤で溶かす事が可能です。

ブチルゴムテープは接着剤代わりに車のエアロパーツの固定に使われる程の強力なテープです。

ブチルゴム両面テープに関する記事は、下記でまとめていますので、エアロパーツなどを剥がした後のベタベタが気になる方は、こちらの記事も併せてご覧ください。

よく住宅の建材に使われ、風呂場などの浴槽とタイルのつなぎ目に施工するシリコンですが、こちらも溶剤では完全に落とす事が出来ないので注意が必要です。

シリコンはアセトンなどの有機溶剤に対しては比較的強いので、シリコンが付いてしまった箇所をアセトンで落とそうと考えるよりも、シリコンの柔軟性を利用して、スクレイパーで剥がすのが効率的です。

瞬間接着剤の落とし方!机・金属・木・プラスチックや固まった接着剤の取り方まとめ

瞬間接着剤を効率的に落とすには、接着剤の成分と、下地材の成分が重要である事がご理解頂けたと思います。

接着剤を落とすには成分が鍵
エポキシ系・ウレタン系以外なら基本溶剤で落ちる!

机は主に木製であることが多く、無垢の木のままという事は殆どなく、通常はニスが塗られている事が多いですが、このニスが水性か油性かにもよって注意が必要です。

解説した通り、もし机のニスが油性ニスなら、溶剤を使用すると接着剤と一緒にニス迄剥がれてしまう事になるので、ニスの塗りなおしを想定して溶剤を使用する必要があります。

また、下地材の成分がプラスチックの場合は、アセトンやアルコールは溶剤として働きますので、溶ける可能性が大きいのでお勧めできません。

もし、使用してる接着剤がエポキシ系・ウレタン系接着剤ならば、アセトンやアルコールで落とす事は難しく、熱にも非常につよい耐性があるので、熱による剥離も難しく、物理的に削ったりして剥がすしか方法はありません。

物理的に接着剤を剥がす場合は、他の部分が傷つかないように、養生テープで保護してから作業する必要があります。

建材のつなぎ目の接着に代表されるシリコンは、アセトンやアルコールに強い耐性があるので、溶剤で落とす事は出来ませんが、シリコンの柔軟性を利用して、スクレイパーで簡単に剥がす事が可能です。

車のエアロパーツに代表されるブチルゴムは、アセトンやアルコールで除去する事が出来ますが、大量にくっついている場合は、熱を加えて剥がすのも効果的です。

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