2024年3月6日にグーグルのコアアップデートが開始されました。
今回はスパム対策を強化したコアアップデートで、最長で一か月程度の更新期間を設けると公式発表がありました。
コアアップデートより少し前の2月にアドセンスも広告がCPC(クリック型報酬)からCPM(インプレッション型報酬)への大きな変更がありました。
コアアップデートとアドセンスのインプレッション変化前後にアドセンスの審査に20回落ち続けた筆者が、インプレッションやアドセンス審査合格のポイントについて解説します。
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アドセンスのインプレッションはいつから?CPM単価と審査の影響ポイント
- アドセンスは今までの広告クリック報酬型のCPCから、広告が表示されるだけで報酬が発生するインプレッション型報酬のCPM型に2024年の2月から完全に移行した。
- インプレッション型『CPM単価』は1000回表示されて約30円から50円程度。
- インプレッション型に移行した後も審査不合格は続いていたが、審査が厳しいと言われる2024年も基本を抑えればアドセンスの審査に合格できた。
- アドセンスの合格の基本はとにかくアドセンスのプログラムポリシーに違反しないことが今も昔も大前提。
アドセンスのインプレッション移行についていつから対策が必要?
インプレッション とは、広告がユーザーに表示された回数を指します。これは、ユーザーが広告をクリックしたかどうかとは関係なくカウントされます。
アドセンスにおけるインプレッションの重要性
アドセンスの収益は、クリック単価 (CPC) とインプレッション数の両方に影響され、インプレッション数が多いほど、収益が増える可能性が高くなります。
インプレッション数を増やすためのヒント
質の高いコンテンツを作成する
ユーザーが興味を持ち、何度も訪れたくなるようなコンテンツを作成しましょう。
適切なキーワードを使用する
ユーザーが検索しそうなキーワードを記事内に盛り込みましょう。
広告の配置を最適化する
ユーザーの目に留まりやすい場所に広告を配置しましょう。
さまざまな広告フォーマットを使用する
テキスト広告、ディスプレイ広告、動画広告など、さまざまなフォーマットの広告を試し、ユーザーにとって最適なものを選びましょう。
アドセンスのインプレッションに関する指標
アドセンスでは、インプレッション数に関するいくつかの指標を確認できます。
ページインプレッション
ページビュー数と広告表示回数の合計数。
広告インプレッション
広告が表示された回数。
クリック率 (CTR)
広告がクリックされた割合。
コストパー千インプレッション (CPM)
1,000 回の広告表示あたりの収益。
これらの指標を分析することで、広告のパフォーマンスを理解し、改善することができます。
アドセンスのインプレッション移行に関する注意点
インプレッション数が多いからといって、必ずしも収益が増えるとは限りません。 クリック率やCPCも重要です。
不自然なインプレッション数を増やすことは、アカウントの停止につながる可能性があります。 常に Google AdSense のポリシーを遵守しましょう。
アドセンスのインプレッション移行について本家他参考情報
Google AdSense ヘルプ: インプレッション収益(RPM)
アドセンスのインプレッションに関するブログ記事: 【徹底解説】アドセンスのインプレッションとは?収益アップのための5つの方法
2024年アドセンス審査合格のポイントを元エンジニア目線で解説
アドセンスの審査は年々厳しくなっていると言われていますが、筆者はブログは超初心者ですが元々プログラマーでWEB開発でPHP/HTML/CSSを使用していたこともあり、SEOにも全くの無知という訳ではなかったので、『アドセンスの審査なんて簡単に合格できるだろう』と完全に高を括って舐めてかかっていました。
その勘違いが20回にも及ぶ不合格の苦悩と、アドセンス審査への挑戦の始まりでした。
おまけに、筆者の場合中途半端にプログラムの知識がある分、独自にテーマを改造したり最初からjpprepper.comに紐づくサブドメインでSNSやショッピングサイトを立ち上げており、もはや何が不合格の原因か特定するのが完全に難しくなってしまったのが原因の一つとして挙げられます。
20回もアドセンスの審査に落ちて大変でしたが、その分他のブログでは紹介しきれていないノウハウが蓄積できたというメリットもあります。
私は合格までの間、一つでも改善できる点はないかとアドセンスの審査に関するブログや動画を片っ端から読み漁りました。
その中で、他のブログでは紹介していないアドセンス合格のノウハウに絞って合格のポイントを解説していきたいと思います。
ちなみに、合格時の日のPV数は約5000PV/D・クリック数は約300・平均CTR約5%と決して低くない数値でしたが、なかなか合格出来ませんでした。
不合格理由は最初から最後まで20回全て『有用性の低いコンテンツ』がアドセンスの不合格理由でした。
私が20回もアドセンスの審査に不合格の末、たどり着いて参考にさせていただいたブログを紹介します。
様々なサイトを参考にして改善を行いましたが、説明が最も分かりやすくダメもとで実際にこのサイトの解説の通りに施策した結果、見事合格する事が出来ました!
何故、数あるサイトからこのブログを参考にさせていただいたかというと、一つが私と同じエンジニア目線でアドセンス合格のポイントが書かれていた為です。
他のサイトでもアドセンス合格のノウハウサイトは沢山あり『主婦がアドセンスに合格』『全くの機械音痴でもアドセンス合格』『ブログコンサルでアドセンスに合格した』のような記事は山ほど出てきますが、素人の苦労話では結局どれが効果的な施策なのか分かりにくく、結局は内容の薄いページばかりでした。
やはり、エンジニア目線の記事は説得力があり信憑性も高く、実際に同様の施策で合格もしましたので、大変参考になりました。
サーチコンソールのエラーは特に関係なかった!
サーチコンソールはアドセンス合格以前から様々なエラーが出て気になっていました。
日本語URLや英語URLでのSEOへの影響を検証していたり、失敗した記事のURLを削除していたので、サーチコンソールには『見つかりませんでした404』や『ページにリダイレクトがあります』のエラーが非常に多かったのです。
当初はこのサーチコンソールのエラーも不合格理由の一つではないかと不安材料でしたが、結果的にはエラーがあっても合格できたので、サーチコンソールのエラーは関係ありませんでした。
どのようなエラーで問題なかったのかをサンプルを交えて解説します。
サーチコンソールのエラーは、ページをクリックして下にスクロールすると確認出来ますので、私がアドセンスの審査に合格した時のページのエラー内容について解説します。
見つかりませんでした(404)
このエラーはインデックスに登録されており、記事を削除したりURLを変更した時に起こります。
私の場合は、日本語URLで試したりして以前のURLが残っていたりURLを変更したりしたので404エラーが沢山ありましたが、『サーチコンソールにエラーが出ていてもsite:URLで検索してヒットしなければ問題ありません』。
404ページは意外にもケアレスミスしやすく、審査前に取りこぼしがあると、確実に審査への悪影響を及ぼすので、404ページ自体をインデックスしないように設定する事をおすすめします。
他のテーマはどのような仕様かわかりませんが、Cocoonには404ページを自動でインデックスから外す機能が実装されていないので、functions.phpに以下のプログラムをコピーペーストして少しでも作業の手間を減らしましょう。
/*
* インデックスの削除
*
* 特定のページやURLは自動でインデックスしない
* */
function is_noindex_page(){
return (is_archive() && !is_category() && !is_tag() && !is_tax() && is_other_archive_page_noindex()) || //アーカイブページはインデックスに含めない
( (is_tag() || is_tax()) && is_tag_page_noindex() ) || //タグページをインデックスしたい場合はこの行を削除
( is_category() && is_paged() && is_paged_category_page_noindex() ) || //ページの2ページ目以降はインデックスに含めない(似たような内容の薄いコンテンツの除外)
(is_attachment() && is_attachment_page_noindex()) || //添付ファイルページも含めない
is_search() || //検索結果ページはインデックスに含めない
is_404() || //404ページはインデックスに含めない
is_paged(); // 2ページ目以降の場合
}
重複しています。ユーザーにより正規ページとして選択されていません
私のサイトはテーマにcocoonを使用しているのですが、feedというURLが重複エラーとして検出されていますが、これも放置で問題ありません。→アドセンスの審査に影響はありません。
実際にcocoonコクーンの公式質問フォーラムでも同様の質問がされていますが、放置で問題ないとの事です。
※クリックするとcocoonの公式質問フォーラムにとびます。
noindexタグにより除外されました
様々なアドセンス合格に関するサイトを見ていると、固定ページの『問い合わせフォーム』『プライバシーポリシー』『特商法』などのページはコピペで作成しており、コピペする事によって重複ページとみなされるので、noindexで除外した方が良いという意見とそうでないという意見に分かれています。
私の場合はアドセンスの合格の対策として自らnoindexを設定した事はありませんが、普通に合格できています。
このサーチコンソールで検出されたnoindexエラーはcocoonのテーマが必要のないページに自動でインデックスの削除を付けたものですので、アドセンスの審査には影響せず無視して構いません。
クロール済み・インデックス未登録
主に、アイコンや装飾用の無意味な画像が大量にインデックス未登録エラーが検出されますので、アドセンスの審査に影響がないので特に無視して構いませんが、当然ながら『自分の書いた記事は全てインデックスに登録された上でアドセンスの審査に申請する事が基本』ですので、site:URLで検索して全ての記事がインデックスされていることを確認してから審査に出しましょう。
※ポリシー違反が無くてもsite:URLで検索してヒットするにも関わらず、実際のタイトル検索や狙ったキーワードではヒットしない場合があります。
この場合は、記事の質が低すぎるのでsite:URLでヒットする事は勿論、タイトル検索や狙ったキーワードでもヒットしているか必ず確認してから審査に出しましょう。
ページにリダイレクトがあります
cocoonではあいまいなURLや記事のURLを変更すると自動でリダイレクトされる設定になっており、間違えの元になるので、私はあいまいなURLや変更したURLはリダイレクトせずに404を表示するようにfunctions.phpを変更しました。
曖昧なURLとは例えば、example.com/hoge/test.phpという本来のURLがexample.com/hoeg/test.phpとタイプミスしていても自動でリダイレクトしてくれる機能です。
add_filter('do_redirect_guess_404_permalink','__return_false');
remove_action('template_redirect','wp_old_slug_redirect');
これでリダイレクトは禁止され、サーチコンソールのリダイレクトエラーはきれいさっぱりなくなります!
例えば、タイプミスで間違えたURLをサーチコンソールにインデックスさせてしまうと、あいまいなURLをリダイレクトする機能で無駄なリダイレクトが発生し、サーバにも負荷がかかりますし、本来リダイレクトしなくてもよいURLをリダイレクトしているので、アドセンスの審査に影響する可能性も否定できません。
サブドメインも特に関係ないがアドセンスのポリシー違反には注意!
私はjpprepper.comに紐づくサブドメインでSNSを運用しています。
https://sns.jpprepper.com/というサブドメインで要は同じ箱に入ったサブドメインですので、このドメインにポリシー違反があった場合は本体のjpprepper.comのアドセンスには合格できない可能性があります。
また、このSNSは会員制のページで登録しないと見れない仕様にしているのですが、グーグルは会員制のコンテンツなどは『有用性の低いコンテンツ』と判断する傾向にあるそうですので、私は審査期間中にサブドメインは全て削除しました。
削除はURLプレフィックスでもドメインでもどちらでも行う事が出来ます。
画像の著作権はアドセンスの審査には影響しない
これはあくまでアドセンスの審査に画像がどう影響するのか実験で試したもので、著作権の侵害を推奨するものではありませんのでご注意下さい!(当該画像は審査通過後に削除しています)
また、この実験は第三者の協力の元行われており、『アドセンスの審査に画像の著作権がどう影響するのか調査したい』という旨の説明をした上で画像を一時的に利用させて頂いています。
画像の著作権の侵害もアドセンスの審査には影響しませんが、画像の著作権に違反すると画像の制作者から損害賠償を請求される事になりますので、絶対にやめましょう。
大切な事なので二度書きますが、アドセンスの審査に影響しないからと言って他人の画像を勝手に使用すると著作権侵害になる事は言うまでもありませんし、アドセンスのポリシーに違反するようなアダルトコンテンツや死体や暴力的な描画やアルコール・ドラックなどの画像も使ってはいけません。
アドセンス審査中に毎日確認してほしいこと!
私の様に、毎日のように頻繁にURLや記事を削除して、サーチコンソールの削除から該当の記事を削除リクエストするとアドセンスの審査時に非常にめんどうなことになります。
グーグルにインデックスされた404ページは有用性の低いコンテンツなので、毎日確認して削除する必要があります。
サーチコンソールから日を跨いで毎日のように削除リクエストをすると、削除リクエストには期限があるので、この期限が過ぎると再び削除されたページが検索結果にヒットしてしまいます。
404ページが審査中にインデックスされていると有用性の低いコンテンツで審査官の印象を悪くする原因になるので、見つけ次第すぐに削除リクエストをしましょう。
アドセンスの審査に申請する前は当然の事、審査期間中も毎日チェックして404のページがあったら必ず削除する事!検索方法は、検索窓にsite:自分のサイトのドメインを入れて検索すると、インデックスされたページが全てヒットします。
削除期限が切れてアドセンスの審査期間中に404ページが見つかったら大変!一刻も早く削除してアドセンスの審査官の目に触れないようにしよう。
2024年アドセンス審査合格の豆知識
他のサイトでは掲載していないアドセンスの審査に向けて意外と見落としがちなポイントを解説します。
リンクエラーはアドセンスの審査に命取り!
私はアドセンスの審査に20回も落ち、様々なサイトを読み漁りましたがその中でリンクエラーについて書かれている記事が少ないと感じました。
ついつい、site:URLや記事タイトルで検索してヒットするか404ページが無いかを確認するのに目が向きがちで、内部リンクに関しては意外と気が付かないものです。
狙ったキーワードで上位表示させるには外部リンクや内部リンクを記事内に埋め込むのは、SEOの基本中の基本ですが、内部リンクのスペルミス等で404エラーが発生しているとこれも有用性の低いコンテンツと判断されます。
ワードプレスにはリンクチェッカーなどのプラグインが沢山あるので、プラグインを導入してリンクエラーチェックを自動化しましょう。
アドセンスの審査云々以前に、リンクエラーのある記事は本来あってはならない事なので、リンクエラープラグインの導入は必須と言えます。
カテゴリーを絞れと言われる理由
カテゴリーの数も様々なサイトで解説されており、大抵はカテゴリーの数は3つ程度に絞れと説明があります。
なぜ、カテゴリーを3つか4つに絞ると良いのでしょうか。
アドセンスの公式な見解が無いので推測ですが、カテゴリーを増やすという事は、それだけ有用性の低いページが量産させれることになります。(カテゴリーはユーザーの問題解決に向けた良質な内容ではなく、ただの内部リンクのあつまりの為)
ですので、もしカテゴリーをいくつも増やして細分化したい雑記ブログなどの場合は、カテゴリーをnoindexにしてからアドセンスの審査に申請すると合格しやすいかもしれません。
自分で書いた記事のタイトルは一位が基本
私はアドセンスの審査に合格させるために、自分で書いた記事のタイトルは50記事分全て1位の状態でかつ狙ったキーワードで全ての記事が10位以内にヒットしてからアドセンスの審査申請しています。
本来、自分で書いた記事タイトルは1位に表示され、他のライバルサイトと被らないのが基本です。
ライバルサイトとの言い回しを変えただけのようなタイトルでは、良質な記事でも評価が下がる原因となります。
他にも、スマホで調べた記事をパソコンで再度検索したいとします。
ユーザーはURLを一々打ち込むのが面倒なので打ち込みやすいブログ記事のタイトルで検索しようとします。
しかし、これが他のライバルサイトの言い回しを変えただけのURLで、自分の書いた記事タイトルの評価が低いと、折角の見込みユーザーを離脱させる原因となります。
皆さんのサイトも記事タイトルで検索して1位にヒットしていますか?ヒットしていなければ直ぐにリライトを行い、タイトルで検索して1位になるように改善しましょう。
画像のキャプションにもある通り、記事タイトルには混同されがちなブラウザのタブに表示されるtitleタグと見出しのh1タイトルがありますが、この場合titleタグの事を指します。
私は分けて考えるのも面倒ですし、公式の見解もtitleタグとh1タグの内容は同じで問題ないと記載があったでので、titleタグ=h1タグという事にしています。
あくまで基本というだけで、記事タイトルが一位でないとアドセンスの審査に合格しないというわけではありませんが、あまりにライバルサイトのタイトルの言い回しを変えただけで順位の低い状態だと審査に影響する可能性は否定できません。
沢山ある記事を一々検索窓にコピーして検索していたのではいくら時間があっても足りません!バッチファイルである程度検索を自動化してしまいましょう。
どのブログでも解説されているアドセンス審査合格のポイントおさらい
1.アドセンスに合格したいならまずは基本の状態で!余計なカテゴリーや固定ページを入れない。タグも削除する。
2.『プロフィール』『プライバシーポリシー』『お問い合わせフォーム』『サイトマップ』『XML』『特商法』は必ず必要!
3.カテゴリーは有用性の低いコンテンツ量産の原因となるのでindexするか合格するまで3つ程度に絞る。
4.ウィジェット(サイドバー)には、『プロフィール』『カテゴリー』『人気記事』『新着記事』を含める。
アドセンスのインプレッションはいつから?CPM単価と審査の影響まとめ
アドセンスはこれまでのクリック報酬型からインプレッション報酬へ移行しました。
アドセンスの平均的なインプレッション単価は1000回表示されて約30円から50円程度が相場の様です。(2024年3月20日調査)
グーグルの公式では、これまでのクリック報酬型とそれほど収益の変化は起こらないと説明していますが、クリック報酬型に最適化されたサイトでは収益がかなり下がったという声も聞こえました。
アドセンスがインプレッションに移行したことによるアドセンス審査への影響ですが、特に関係は無く、これまで通り基本を抑えたユーザーファーストでグーグルのポリシーに違反しない内容であれば問題なく審査に合格できるようです。
私が調査したところによると、『画像の著作権はアドセンスの審査に関係ない(だからと言って他サイトの画像を無断で使用するのはNG)』『サブドメインは不安ならば結果から削除しておけば本体に影響はない』『リンクエラーがあると審査に命取り』『サーチコンソールのエラーは基本アドセンスの審査に影響はない』という点が分かりました。
特に他サイトでも言われている事ですが、site:URLで検索してヒットした記事が404だと審査に確実に影響しますし、一見見落としがちな内部のリンクエラーも有用性の低いコンテンツの原因になるので注意しましょう。
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