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トグルスイッチのデメリット!レトロおしゃれの裏に隠された後悔ポイント
- アメリカンスイッチのウォールスイッチはかっこいいが、日本と規格やサイズが異なる為、施工方法が特殊な場合もある。
- トグルスイッチのデメリットは一つ防水加工されていないので、野外の使用にはあまり向かないのと、二つ取り付け方法が特殊なので場合によってはハンダ付けやコネクターを取り付けなければならず、面倒で後悔する事も。
- トグルスイッチ単体でレトロというものはあまり存在しない。使われているボックスなどの外装がレトロでおしゃれなものが多い。ただ、トラックの水中花はレトロなトグルスイッチとして人気商品!
アメリカンスイッチはトグルスイッチなの?アメリカンスイッチの種類
日本ではまず見かけない海外の壁付きスイッチについて紹介します。
アメリカンスイッチといえばこのタイプが代表的ですね。
トグルスイッチタイプのウォールスイッチです。
主に室内の照明などに使用されます
このタイプの切り替えスイッチも海外ではよく見かけるタイプです。
構造的にはトグルスイッチと大体一緒ですし、スイッチの形が異なるだけで配線方法に変わりはありません。
最後に海外『アメリカ』には他にもこんな種類のスイッチが存在します。どれも基本的な配線や機能や施工方法は変わらず、見た目が違うだけです。
海外アマゾン等ではこういったパーツ類も沢山取り扱っているので、気になった方は購入してみるとよいでしょう。
スイッチの施工に関しては、DIYで小屋を製作した時の記事が参考になりますので壁にスイッチを取り付けたい方は参考にしてください。
レトロでおしゃれなトグルスイッチとはどんなもの?
レトロでおしゃれなトグルスイッチといっても様々なタイプのものがあります。
ウォールタイプのものでもレトロでおしゃれなトグルスイッチがありますが、デコトラ界隈でもレトロなトグルスイッチは有名です。
『デコトラ 水中花 スイッチ』などで検索すると、なかなか見ないタイプのおしゃれなトグルスイッチが出てきます。
デコトラの水中花に関してはマニアもいるほど有名なトグルスイッチです。
トグルスイッチのメリットとデメリット!取付場所で後悔する事も
トグルスイッチは基本防水加工がされていないので、屋内で使う事が前提です。
ミサイルスイッチとパイロットランプのモジュールを自作して取り付けに後悔した失敗例です!
これは野外の雨の当たりにくい所に設置しましたが、それでも錆びて接触不良を起こしています。
トグルスイッチは加工したスイッチパネルに取り付けるのが基本ですが、電圧が低く簡易的なものであれば、ホームセンターのL型金具と小型のトグルスイッチを付けて壁に固定する事も出来ます。
私はわざわざパネルに固定するのが面倒な時はこの方法を多用しています。
さて、続いてはトグルスイッチの基本的なメリットを考えてみましょう。
そもそも何故こんな形のスイッチが存在するのかというと、操作性の問題が大きいのです。
工場等で大きな分厚い手袋をはめて作業していることを想像してみてください!とてもキーボードのような細かいボタンは押せませんし、押しボタンスイッチも手先の感覚が鈍ってどこまで押したのかわかりにくいです。
そこでトグルスイッチの出番となるわけです。
トグルスイッチは、どんなに分厚い手袋をはめていても、引っ掛けて倒すという動作が基本で、カチッという操作音も小気味良く、操作されたことが分かりやすい為です。
家庭では邪魔になる突起も工場など、うるさかったり作業環境で操作しにくい場合はトグルスイッチが採用されます。
トグルスイッチを使用する上での注意点
トグルスイッチに限らずスイッチを使う上で絶対に知って居なければいけない事が何点かあります。
それがスイッチに使える耐圧で流せる電圧や電流の値です。これが小さいものを使用する回路が焼けたり損傷したりする可能性があるので注意が必要です。
トグルスイッチについているパイロットランプについてもLED素のままのものは少ないですが、どれだけの電圧を加えれば点灯するかをきちんと確認してから使用する必要があります。
スイッチメーカーで有名どころといえばidecさんです。
トグルスイッチだけではなく、様々なスイッチが販売されているのでカタログを見ているだけで面白いです。
例えば、適当にidecさんのHPからチョイスしたトグルスイッチがどのようなスペックかどこに使えるのかを考えてみましょう。
638H/2Tというidecさんのトグルスイッチのカタログですが、内容を見るとAC:125V-250Vで15A流しても大丈夫なようです。
ACとは家庭用の交流電源で、DCはバッテリーなどの直流電源という意味ですのでこの商品は照明をON-OFFするのに十分使用できます。
一般家庭で使用されている6畳のシーリングライトの消費電力が大体50W位とすると、100Vで使用された場合、たったの0.5Aしか流れないので、このスイッチが15Aまで流せるという事は6畳のシーリングライトを30個も取り付けれる計算になります。
さて、今度はカーバッテリーとエンジンの間にキルスイッチの代わりとして取り付けた場合を考えてみます。
メーカーカタログにはDC12V/15Aと書かれています。
室内ルームランプの照明スイッチとしては十分すぎるスペックですが、エンジンのキルスイッチとしては使えません。
エンジンは始動時に100A以上の電流が流れる事もありますので、とてもこんな小さなスイッチでは負荷に耐える事が出来ません。
余談ですが、車に使うスイッチはハンダ付けで取り付けるわけではなく、スイッチ類の端子はほぼ平型端子で配線同士はギボシ端子を使用して接続する違いがあります。(ハンダ付けがダメという訳ではないが、インストール・アンインストールの事を考えると作業上のデメリットしかありません)
カーナビやカーステの沢山の配線を一々ハンダ付けしていたら日が暮れてしまいます!平型端子やギボシ端子で接続した方が直ぐに取り付けたり取り外しできたりして作業上のメリットが多いという事です。(ハンダ付けは個人の力量によってもかなり出来具合が異なるので、誰が作業してもおなじ動作になるコネクタ類はそういった差分を埋めるためにも便利という事です)
トグルスイッチのデメリット!レトロおしゃれの裏に隠された後悔まとめ
トグルスイッチとはスイッチ部分が棒状になったスイッチの総称です。
なぜ、こんなスイッチが存在するかというと操作性の問題が一番に挙げれ、一般家庭では特にメリットを感じられないでっぱりが邪魔なトグルスイッチも工場や作業などで活躍しています。
工場では分厚い手袋をしてスイッチ類を操作する事が多く、そういった場合には細かいスイッチや押しボタンスイッチではどこまで押したかがわかりにくく、誤操作の原因となるので確実にひっかけて操作するトグルスイッチが便利というわけです。
アメリカや海外ではトグルスイッチが好んで使用されるようです。
ただ、海外製品は日本とは規格やサイズが異なる為独自のパーツや配線で施工する必要も出てきます。
トグルスイッチのデメリットは大抵のトグルスイッチは防水加工がされていない為に、野外の使用は前提としていません。
防水のトグルスイッチもありますが、そういった用途のスイッチはスイッチ単体だけでも数千円したりしてコスパが悪いです。
続いて、トグルスイッチを使う上での注意点のおさらいですが、トグルスイッチに限らずスイッチには定格電圧・電流が存在します。(要はどれだけ電圧や電流を流せるか決まっているので、それを超えての使用はできないという事です)
大抵のトグルスイッチや他のスイッチも平均的な定格はAC100V-250V位あり、電流も大体5-15A位は流せるものが殆どですので、あまり気にする必要はありませんが、使用する前に本当にスイッチが定格に耐えられるか確認してから使いましょう。
それでも小型のトグルスイッチを使いたい場合は、リレースイッチやIGBT等のスイッチを使って制御する必要があり、ひと手間必要です。
トグルスイッチを単体で購入するならメーカーはidecが有名でおすすめです。
今はないですが、山水という日本メーカーも非常に有名でした。おそらく現在も在庫は沢山あるでしょう。
パーツを購入したいならアマゾンや楽天のセールで大量に購入しておくのがおすすめです。
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