シャツミストVSシャツクールで最強は、シャツミストです!
シャツクールは、エタノールとℓメントールのみの成分ですが、シャツミストにはこの二種類の他にも、肌の保湿効果を保つ乳酸メンチルや、殺菌効果の高い緑茶エキスに加え、香料が配合されているので、シャツミストは様々シーンでおすすめの冷感スプレーです。
但し、単一の成分のみで構成されているシャツクールは、配合されている成分の種類が少ない分、値段が安いのでおススメです。
暑さ対策には、持続力や肌の保湿効果も期待でき、殺菌効果もあるシャツミストが最強です!
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シャツミストVSシャツクール最強はどっち?おすすめの冷感スプレーポイント
- シャツミストVSシャツクールで最強の冷感スプレーはシャツミストです。
- シャツミストは、冷感効果に加え殺菌、消臭効果が期待でき、香りもブレンドされています。
- シャツクールはℓメントール単一の成分ですが、値段が安く冷感効果が高いのが特徴です。
シャツミストVSシャツクールの最強はどっち?成分から調べてみた!
小林製薬から発売されているシャツクールの基本成分は、エタノールとℓメントールが主成分ですが、アース製薬から発売されているシャツミストは、エタノール・ℓメントールに加え、乳酸メンチル、緑茶エキス、除菌剤、香料が含まれています。
![シャツクールの成分表](https://jpprepper.com/wp-content/uploads/2024/06/IMG_0989-621x1024.webp)
最強はどっちと言えば、私は迷わずシャツミストの方をおすすめしたいです!
勿論、エタノールとℓメントールだけでも、服の上からでも十分に冷感スプレーの効果は体感できますが、アース製薬から販売されている他の成分については、他にも以下の効果が期待できます。
乳酸メンチルという聞きなれない成分が最も気になりますが、これは医薬品、化粧品や肌ケアにも良く含まれる成分で、乳酸メンチルは、乳酸とメントールが結合したエステル化合物で、主に清涼感を与える作用があります。
要するにℓメントールと同じような成分ですが、もう少し掘り下げて解説すると、メントールと乳酸メンチルでは以下の違いがあります。
清涼感にかんしては、単一成分のメントールの方が強いとされていますが、乳酸メンチルは乳酸が持つ保湿作用により、肌の潤いを保ちますが、メントールにはこの効果はありません。
乳酸メンチルが何故医薬品として使われるかというと、乳酸メンチルには軽い炎症を抑える効果があると考えられており、メントールにも同様の効果がありますが、乳酸メンチルの方が持続性があると言われています。
特徴 | メントール | 乳酸メンチル |
---|---|---|
化学構造 | 単一の化合物 | エステル化合物(乳酸とメントールが結合) |
水溶性 | ほとんど溶けない | やや溶ける |
清涼感 | 強い | やや弱い |
保湿効果 | ない | ある |
抗炎症作用 | あるが弱い | ある(持続性があると考えられる) |
もう一つ、シャツミストで注目したい成分が、緑茶エキスです。
シャツミストに含まれる緑茶エキスの主な用途は、ポリフェノールの一種であるカテキンによる汗や皮脂などの消臭効果ですが、他に緑茶エキスは様々な効果を持っています。
緑茶エキスに含まれるカテキン類は、非常に高い抗酸化作用を持つことで知られており、抗酸化作用は、体内の活性酸素による細胞の酸化を防ぎ、老化や病気の予防に役立ちます。
カテキン類には、細菌やウイルスに対する抗菌・抗ウイルス作用もあり、風邪やインフルエンザなどの感染症予防に効果が期待できます。
緑茶エキスに含まれるカテキン類やビタミンCは、肌の抗酸化作用を高め、シミやシワなどの老化現象を防ぐ効果が期待でき、殺菌作用もあり、ニキビや肌荒れにも効果的です。
と、いう事が一般的に言われていますが、シャツミストに入っている緑茶エキスの成分表を確認できないので、緑茶エキスがそのままなのか?一部精製された成分だけ入っているという事なのか?までは分かりませんので、消臭以外の効果はオマケと考えておいてください。
カテキンに関する用途や効果については、他の記事でも詳しく触れていますので、洗濯ビーズに入っているカテキンの効果が気になる方は是非ご覧ください。
除菌剤が個人的に最も気になる成分でした。
除菌剤と言っても、かなりの種類があるので何とも言えません、一体何でしょうか?
家庭で思いつく一般的な除菌剤と言えば、次亜塩素酸ナトリウムやエタノール、ベンザルコニウムですが、何が入っているかは不明です。
香料はタダの香り付けですね。
いい匂いがする最強の冷感スプレー!メントールはハッカのいい匂い
いい匂いがする冷感スプレーはどんなものでしょうか?使われている香料について解説します。
![シャツミントの香料成分は?](https://jpprepper.com/wp-content/uploads/2024/06/Gemini_Generated_Image_jnexsbjnexsbjnex-1024x1024.webp)
シャツクールの成分表には記載されていない香料ですが、実は全く入っていないという訳ではありません。
ℓメントール自体が、香料として使われる事があり、匂いはハッカそのものなので、香り付けの役割として用いられることがあります。
一方シャツミストはℓメントールの他に、香料が含まれていますが、この香料にも種類があります。
化粧品や医薬品に含まれる香料は主に、天然香料と合成香料の二種類に大別されます。
天然香料の一例として植物由来の香料は、バラ、ジャスミン、ラベンダーなどの花や葉、果皮、種子、根、樹脂、木部などから抽出されたエッセンシャルオイルが代表的です。
天然香料には、動物由来のものも存在し、ムスク(ジャコウジカ)、シベット(ジャコウネコ)、アンバーグリス(マッコウクジラ)などがありますが、希少価値が高く、使用されることは稀です。
一方、合成香料は、天然香料に含まれる香りの成分を化学的に合成したもので、安定的な供給が可能です。
シャツミントには、単に香料として書かれていますが、おそらく入っているのは合成香料の方でしょう。
合成香料については、下記のサイトでかなり詳しくメリットデメリットが記載されていますので、シャツミストに使われている香料の種類が気になる場合は参考になります。
![](https://cdn.clipkit.co/tenants/776/articles/images/000/001/003/large/01e2169f-6f33-4412-a8f7-5405b71131b5.jpg?1677048361)
冷感スプレーは肌に直接かけても大丈夫!服の上以外だと痛い!
基本的に肌に直接かけるタイプの製品は、Lメントールの量を調整して肌に刺激が少ない成分量にしていると思われますが、冷感スプレーに代表されるシャツクールやシャツミストは、服に直接かけても涼しいように、Lメントールとエタノールの量が通常よりも多く感じます。(各社どれくらいの配合量かは記載がないので不明)
![肌に直接かけても大丈夫?](https://jpprepper.com/wp-content/uploads/2024/06/IMG_0988-1024x768.webp)
成分濃度が肌に直接かけるタイプとは違うだけで、入っている成分の基本は、Lメントールとエタノールが主成分なので、服の上や肌に直接かけても問題ありません。
これに加えて香料や肌に優しいヒアルロン酸等が添加されている製品もあるので、その辺は各社のさじ加減と言えます。
服に使われているナイロンは、アルコールやエタノール類に対して強い薬品耐性を持っているので、劣化する事はありませんが、物によってはかけてもしみこまず、浸透しないものもあります。
浸透しないものの代表が、防水加工された衣服です。
冷感スプレーが浸透しないのは、フッ素やシリコーン樹脂で防水加工された服や靴で、フッ素は科学的に安定した物質なので、冷感スプレーのエタノールやメントールで変質する事がありませんが、シリコーンタイプの場合、耐性はありますが、冷感スプレーがかかると徐々に性能が劣化する可能性があるので、注意が必要です。
個人的な使用感ですが、肌に直接かけると本当に痛いです!ひりひりするような苦痛を伴いますが、汗は一気に引く事は間違えないです。
クーラーの無い作業部屋で、シャツクールを体に塗って耐えたことがありますが、まるで氷入りの袋を肌に押し当てたような感覚です。
冷感スプレーに含まれるメントールは、皮膚の冷感受性受容体を刺激し、清涼感をもたらします。
冷感スプレーは、単にひんやりする涼しくなるスプレーではなく、メントールは皮膚の表面を麻痺させる作用があり、かゆみ止めや虫刺されの応急処置などに利用されるので、蚊に刺された時に、患部に吹きかけると、かゆみがやわらぎます。
メントールは、蚊や虫への忌避効果も期待できるので、夜寝る前に枕カバーやシーツなどに少量吹きかけると、虫さされを防止できます。
シャツミストVSシャツクール最強はどっち?おすすめの冷感スプレーまとめ
シャツミストとシャツクールで最強はどっちとかという疑問に対し、使用感や成分から解説しました。
シャツクールは、成分が単一で強い清涼効果を狙うのであれば、値段も安価でおすすめですが、個人的にはシャツミストの方が、様々なシーンで使え、効果的(最強)と感じています。
![シャツミストが最強](https://jpprepper.com/wp-content/uploads/2024/06/Gemini_Generated_Image_5dzm3z5dzm3z5dzm-1024x1024.webp)
シャツクールの主な成分は、エタノールとℓメントールですが、シャツミストは、エタノールとℓメントールに加え、乳酸メンチル、緑茶エキス、除菌剤、香料が含まれます。
乳酸メンチルは主に、化粧品や医薬品として使われるメントールと乳酸の結合したエステル化合物で、清涼感を与える成分に他なりませんが、メントールよりも肌への保湿効果があり、長くとどまるので、単一のメントールより持続時間も長いと思われます。
緑茶エキスは、緑茶に入っている成分で、冷感スプレーのシャツミストでは、主に服についた汗や皮脂から出る嫌な臭いを分解する役割で配合されています。
緑茶エキスに含まれるカテキンは、他の記事でも解説した通り、ポリフェノールの一種で強い酸化還元効果がありますので、服についた嫌な臭いをキャッチして、匂いを元から分解してくれます。
除菌剤は、様々な種類がありますのが、ここではおそらくベンザルコニウムが使われているのではないかと推測しています。
香料に関しては、高価な動物由来の成分が使われる事は無く、おそらく安定供給が可能な合成香料を使用していると思われます。
暑さ対策には、持続力や肌の保湿効果も期待でき、殺菌効果もあるシャツミストが最強です!
本格的に夏が始まる前に、冷感スプレーを数本用意しておく事をおすすめします!尚、冷感スプレーは、ハッカ油やエタノールから簡単に自作する事もできるので、おすすめです。
但し、自作する場合は、エタノールやハッカオイルに耐性のあるプラスチック素材を選ばないと、溶けるので注意が必要です。
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