ガスバーナーがつかない!ガスが出ない・火花が飛ばない点火装置修理

ガスバーナーがつかない時の対処法は? 趣味のDIY
ガスバーナーがつかない時は様々な点火不良が考えられる。タイプ別に原因を解説

ガスバーナーがつかない原因は多岐に渡りますが、主な症状を大別するとガスが出ない・火花が飛ばない点火装置の2パターンが挙げられます。

トーチバーナーでもシングルバーナーでもガスが出る基本構造は変わらず、基本的にはガスが出ない原因はノズルの詰まりか温度の低下、点火装置【イグナイター】の火花が飛ばない原因は圧電素子の故障やスパークプラグの汚れ、配線の接触不良が考えられます。

ガスバーナーがつかない原因を、ガスが出ない・火花が飛ばない不具合の2点に絞って解決方法を解説します。

トーチバーナーやガスバーナーがつかないからと、ガス配管まで自分で分解してしまうと、ガス漏れの危険があります。

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ガスバーナーがつかない!ガスが出ない・火花が飛ばない点火装置修理ポイント

  • ガスバーナーがつかない原因は、何らかの原因でガスが出ない・点火装置(イグナイター)の不具合が原因で火花が飛ばない事が殆どです。
  • トーチバーナーやガスバーナーのガスが出ない原因は、ノズルの詰まりやガス缶温度低下によるガス圧力の低下、パッキンや不適切な取り付けでガスが出ない事が殆どです。
  • 点火装置(イグナイター)の火花が飛ばない原因は、点火装置の種類にもよりますが、電池電圧の低下・配線の接触不良・スパークプラグの劣化や汚れが原因です。
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トーチバナーやシングルバーナー等のガスバーナーがつかない原因は?

トーチバーナーやシングルバーナー等のガスバーナーがつかない原因は、主にガスボンベ側と点火装置の不具合の2種類に大別出来ます。

この2種類の原因の内訳は、ガスボンベ側の場合、冬場の温度低下によるガス圧力の低下。

他にも、常時ガス器具とガスボンベを接続したことによるパッキンの劣化、ガスボンベのフランジの変形によるガス漏れが考えられます。

点火装置側がつかない場合、点火装置自体が故障する事は稀で、点火装置から伸びる配線の接触不良や、ガス器具のスパークプラグや筒内部の錆が原因でスパーク不良が発生する場合があります。

トーチバーナー・ガスバーナーがつかない原因は?

パッキン劣化

点火装置不良

ボンベ変形

圧力低下

トーチバーナーやガスバーナーがつかない原因をまとめると、パッキン劣化でのガス漏れや、点火装置のスパーク不良、ボンベ・フランジ変形によるガス漏れ。
最もよくあるのが、冬場のガスボンベ、ガス圧力の低下です。

ガスバーナーのガス補充に関する内容や、火力調整が出来ないライターの火力を上げる方法については、下記の記事で紹介していますので、是非ご覧ください。

  • ガスが出ないのはバーナーノズルの詰まりが原因?
  • ガスバーナーの缶変形やパッキンの不良によるガス漏れガスが出ない原因
  • バーナー点火不良はガス管の低温によるガス圧力の低下の場合も!

ガスが出ないのはバーナーノズルの詰まりが原因?

ガスバーナーがつかないのは、ノズルに何か詰まったりすることも勿論ですが、そのほかのかなり大きな原因として、冬場ガス圧力の低下や、点火装置の錆やスパークの不良が考えられます。

長期間使用していないガスバーナーの場合、ノズル内部が錆びて詰まってガスが出ない事も考えられます。

ガスボンベを接続しているのにガスが出ない場合は、ガスを接続する部分に問題がある可能性も大きいです。

ガスの入り口は高圧のガスで押し出すため、キャンプやアウトドアに持っていき、砂利などが詰まると、ガス事押し出して内部の配管が詰まる可能性もゼロではありません。

ちゃんと接続しているのに、ガスが漏れる時は、ガスの接続部分のフランジが変形していたり、ガスバーナーかガスボンベ側のパッキンのどちらかが劣化してガス漏れが発生しているかもしれません。

以下の各見出しで、詳細について解説していきます。

ガスバーナーの缶変形やパッキンの不良によるガス漏れガスが出ない原因

ガスバーナーがつかない原因の一つとして、ガスが出ない事が挙げられますが、ボンベの変形や低温、パッキンなどの不良によって、思わぬ箇所からガスが漏れたりガスがでなかったりする場合があります。

ガスボンベの変形は危険!
パッキンと接着不良を起こしガス漏れの原因にも

画像はカラになったボンベで解説していますが、ガスボンベを落としてしまい、ガスの出口付近のフランジが変形してしまうと、ガスが上手くセット・パッキンに密着されず、思わぬところからガス漏れする可能性があります。

事実、このガスボンベは殆どカラの状態ですが、わずかにサイド部分からガス漏れの匂いがしています。

画像でも変形しているのがよくわかると思います。

こうなると、パッキンが密着せずガス漏れする原因になりますし、この場合はガスバーナーとガス缶の固定用フランジが変形しているので、あまりに大きく変形すると取り付け自体できなくなります。

OD缶のパッキン
シングルバーナーのOD缶パッキンの様子

購入したOD缶のキャップを開けると、デフォルトでガス漏れ防止用のパッキンがついて居るので、これを間違えて外さないように注意してください。

OD缶に取り付けるシングルバーナーや、トーチバーナーのガス器具側にもこういったパッキンがついて居ますので、劣化などが無いか注意しましょう。

このパッキンがガスバーナーには最も重要で、このパッキンに守られているからガス漏れを防ぐことが出来るのです。

キャンプ用のOD缶に付属しているパッキンは、ゴミの侵入防止だけではなく、不意にガスのノズルが押されて噴出するのを避ける目的もあります。

OD缶・CB缶どちらも、基本的な機構はスプレー缶と一緒で、ノズルを押すとガスが出る仕組みです。

ここに何か詰まった状態でセットすると、最終的なガスの出口であるガスバーナーのノズルは非常に小さいので、詰まってつかないという原因になります。

バーナー点火不良はガス管の低温によるガス圧力の低下の場合も!

ガスバーナーがつかない原因のもう一つの理由として、点火装置の不具合の他にガス圧力の低下がガスが出ない原因になっている場合があります。

ガスの種類を具体的に説明すると、都会で使われている都市ガスは液化天然ガス(LNG)で、田舎で使われている備え付けのタンクに入っているのが液化石油ガス(LPG)です。

アウトドア用品店に行くと、コールマンやスノーピーク、サウスフィールド等、様々なメーカーがアウトドア用のランタンやバーナーを発売しています。

そのランタンやバーナーに使われているガスの成分を見てみると、液化石油ガス(LPG)であることが分かります。

つまり、アウトドア用のガスをうまく家庭用の給湯器やガスレンジに接続してやれば、動かす事が可能なのです。

ただし、アウトドア用のOD缶の成分とプロパンガスの成分では若干内容が異なります。

アウトドア用のOD缶にはノルマルブタン・イソブタン・プロパンが含まれていますので、ガスの種類や特性を表にまとめると以下のようになります。

ガス成分の性能比較
ガスの種類ノルマルブタンイソブタンプロパン
価格安価中間高価
沸点-0.5度(寒さに弱い)-11.7度(中間)-42.09度(寒さに強い)
ガスの種類と価格や温度による影響の違い

続いて、実際にアウトドア用のOD缶とCB缶に使用されているガスの種類を確認していきましょう。

OD缶の可燃性ガスの成分
LPG(液化ブタン)だけだと冬場の出力は弱くなる

画像をご覧ください。

このOD缶のガスは、液化ブタンのみが主成分になっています。

大容量で、価格も他のガスに比べて安く購入する事が出来ますが、デメリットもあり、表でまとめた様に寒さにとても弱いです。

川根本町では冬に-8度近くになる事もあるので、夏場ならどのガスも問題なく使用できますが、冬の寒さの中ではガスが全く気化せず、真冬の朝に外でコーヒーを沸かして飲もうとしても全く火が付きません。

冬場に液化ブタンのガスは殆ど役に立たないので、プロパンが主成分のガスを使う必要があります。

高い安いでガスの購入を決めると、冬場に痛い思いをする事になります。

CB缶の可燃性ガス成分
LPG(液化プロパン)・液化ブタン

続いて、こちらはトーチバーナーやガスバーナーに使用されているCB缶のガスボンベです。

価格は他のガスよりも高いですが、液化プロパンと液化ブタンの混合ガスなので、真冬の寒さの中でも焚火に火を付けたりすることが可能です。

それでもやはり冬場は火が付きづらく感じる事もありますが、ノーマルのノルマルブタンに比べると火がつくだけましですし、何回か使っていると熱が伝わり次第に炎も安定してきます。

家庭用に使われているガスは、LPGガスで、プロパンが主成分のガスです。

冬場に家庭用のガス缶を触ってもなんともないですが、OD/CB缶のポータブルガス缶は、触ると冷たいを通り越して表面が凍る事さえあります。

ガスレギュレーター
OD缶とCB缶の両方が使える

余談になりますが、このようなOD缶とCB缶を混ぜて使用できるレギュレーターも存在します。

このレギュレーターを使って、ガス器具(ガスレンジやガス炊飯器・給湯器・瞬間湯沸かし器)を使う事が出来るので大変便利です。

あまりこのレギュレーターを持っている人はいないと思いますが、このレギュレーターがあると、小型の瞬間湯沸かし器をアウトドアで使えるので、いつでも手洗いにお湯が使えて大変便利です。

ただし、上記でも解説している通り、瞬間湯沸かし器に使うレベルのOD/CB缶は、やはりプロパンが主成分のものでないと、点火せずに役に立ちません。

ポータブルガス缶で瞬間湯沸かし器を動かそうとする場合、普通のアウトドアガスバーナーと異なり、ガスの状態を電子制御で監視しています。

その為、中途半端なガスが出ていたりすると、即、安全装置が働き、ガス自体を出さない仕組みが組み込まれています。

ガスバーナーがつかない!火花が飛ばないのは点火装置の錆?修理方法

ガスバーナーのシューッという音は出ているのに、実際にカチカチとスパークを飛ばしてみても、ガスバーナーがつかない時ってありますよね?

そんな時のイグナイター(点火装置)の分解方法と清掃方法について解説します。

イグナイターは花火が飛んでいても、ガスの状態によっては点火しにくい場合があります。

先ほども解説した通り、ガスが完全に気化した状態で、イグナイターは効力を発揮しますので、中途半端に液化ガスが噴出するとつかない事もあります。

また、ガスが正常に出ていても、ガスバーナーで花火を点火したりしていると、花火の酸化成分がプラグをダメにすることも多いです。

その場合、プラグが白くなっているので、分解してヤスリで磨くなどの清掃が必要になります。

スパークは、表面が滑らかな状態よりもとがっていたり、ギザギザの方がスパークが飛びやすいです。

その為、ある程度目の粗いヤスリで強引に削ってしまっても問題ありません。

ガスバーナーの花火が飛ばない原因はイグナイター?

花火点火はNG

プラグの酸化

圧電素子の故障

電線の劣化

ガスバーナーで花火を点火するとプラグが酸化するので、花火は基本ロウソクで点火します。また、電線が抜けたり切れたりしても火花が飛ばないですし、衝撃を与えると圧電素子が故障する可能性もあります。

  • 点火装置の分解方法やスパーク不良のチェックポイントについて解説
  • ガスバーナーやガス器具点火装置の仕組みと種類別による解説
  • ガスバーナーやトーチバーナーを使用する上での注意点は?
  • ガスバーナーで花火を着火すると錆びる
  • OD缶・CB缶をつけっぱなしで保管しない事!ガス漏れの原因
  • 冬場ガスが出ない場合はぬるま湯でガスボンベを温めるのが効果的

点火装置の分解方法やスパーク不良のチェックポイントについて解説

イグナイターのメンテナンス
イグナイターや内部のツツが錆びてスパークが飛ばない場合は、画像の様に分解できる場合も!
イグナイター配線
スパークプラグから伸びる配線

点火装置は、ガスバーナーに火を付ける装置で、シングルバーナーでもトーチバーナーでも仕組みは変わりありません。

基本的には内部に圧電素子を使用しており、圧電素子の歪によって発生する圧電効果でスパークを飛ばしています。

イグナイターに使われている圧電素子の仕組みについて詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

イグナイターの圧電素子によるスパークは何故おきる?

構造を簡単に説明すると、この圧電素子は100円ライターと仕組みは殆ど同じで、衝撃を加えると高電圧を発生させ、その高電圧をスパークとして利用しています。

圧電素子により発生したスパークは、画像の配線を通しガス出口付近まで伸びてきます。

ガス出口付近まで伸びてきたスパークは、マイナスにアースされたボディへとスパークが飛びますが、このボディーであるガスバーナーのツツが錆びて居たりすると、スパークが飛びづらくなかなかつかない原因になります。

内部が錆びたガスバーナーやトーチバーナー
スパークが飛ぶ側の錆が原因でスパークが飛ばないことも

点火装置のスパークが飛ばない原因として考えられるのは、上記の画像でも判る通り、スパークが飛びずらい内部の錆が原因が一つ。

他にも、配線が錆びて接触不良を起こしている場合がありますので、点火装置周りのスパークや配線回りをもう一度確認・清掃してみましょう。

先ほども解説した通り、ガスバーナーで花火を点火すると、花火に含まれる塩化カリウムや硝酸カリウムがイグナイターのスパーク端子を酸化させます。

実際に、花火を何か金属に当てた状態で点火するとわかりますが、花火の炎を当てた後の金属は、白く参加しています。

この白い部分を放置すると、イグナイター内部の酸化の原因になります。

また、強い衝撃を加えると圧電素子が割れたりずれたりする事もありますし、電気を使っているという仕組み上、配線が抜けたり切れたりすれば、火花は飛びません。

ガスバーナーやガス器具点火装置の仕組みと種類別による解説

ガス器具やガスバーナーの点火装置は、主に圧電素子を利用したシンプルで繰り返し使える点火装置が一般的です。

他にも、昇圧回路を内蔵した電池でスパークを起こすタイプも存在しますので、ざっと紹介します。

点火装置の種類
主に点火の仕組みは2種類

▼圧電素子を利用してスパークを発生させる一般的で安価な点火装置

2番のものがそのタイプの点火装置です。

これは要らなくなったガス器具の点火装置を分解したものですが、ボタンを押す事で繰り返しスパークを発生させられる特徴があります。

圧電素子を利用した点火装置です。

▼電池の低電圧を昇圧してスパークを起こすタイプの点火装置

内部に電池とスパークを発生させる高電圧の昇圧回路を内蔵したのが、1番と3番の点火装置です。

乾電池の電圧を、低電圧からスパークが起きる高電圧まで一気に昇圧させて、ガスに点火します。

高電圧発生の仕組みは、主にコイルを利用した誘導電圧を利用して、高い電圧を取り出しています。

点火装置の機構による違いを簡単にまとめると、電池で動くタイプのスパークイグナイターは、圧電素子のものより電圧が高圧で、継続的にスパークを発生させることが出来ますが、構造が複雑で繊細です。
一方、圧電素子タイプのものは、低価格で製造でき故障が少ないのが特徴ですが、ガスバーナーがつかない場合、何度もカチカチボタンを押す必要があります。

ガスバーナーやトーチバーナーを使用する上での注意点は?

ガスバーナーやトーチバーナーを室内で使う予定のある方は、ガス漏れや火災に注意する必要があります。

そんな時に便利なのが、煙や熱やガスを感知できる火災報知器と、消化後の後片付けに手間取らない二酸化炭素タイプの消火器です。

ガス器具を室内で使用する時は、必ず近くに火災報知器を付ける事をお勧めします。

ガス器具を室内で使うときは消火器と火災報知器を準備しよう!

火災報知器の設置は推奨ではなく、新築・中古の住宅に関わらず、法律で定められた義務ですので、必ず寝室や階段には設置しましょう!火災報知器に関する接地情報は国民生活センターが参考になります。

室内でガスバーナーやシングルバーナーを使用する上で、火災報知器や消火器で安全を確保するのは、法律で定められた前提として、他にもガスバーナーを使用する上での注意点があります。

ガスバーナーで花火を着火すると錆びる

これまで何度か簡単に解説してきた、ガスバーナーで花火を点火すると、つかない原因について詳細に解説します。

ライターが手元になく、ガスバーナーやトーチバーナーで花火に着火している方も多いのではないでしょうか?

ガスバーナーで花火を点火するのは、やめた方がよい明確な理由があります。

花火には、硫黄や硝酸カリウム・塩素酸カリウムなど酸素を多く出すための酸化剤が入っていますので、これが原因でガスバーナーを錆びさせます。

事実、確認すると分かりますが、花火が着火して出た煙や炎が当たった部分は白く変色し、通常よりスパークも飛びづらくなります。

錆も劣化も早まりますので、花火への着火は100円ライターに留めて、高価なガスバーナーやトーチバーナーで着火するのはやめましょう。

もし、ガスバーナーで花火を着火して、白く酸化した部分を放置すると、水分と反応してたちまち錆びていきます。

錆びてしまった場合の対処方法は、イグナイターやバーナー本体を分解して、スパークの当たる部分を清掃する必要があります。

OD缶・CB缶をつけっぱなしで保管しない事!ガス漏れの原因

OD缶・CB缶を、シングルバーナーやトーチバナーナー・ガスバーナーにセットしたまま保管している方もいるのではないでしょうか?

これは、ガス漏れの原因になるので、今すぐ取り外して分解して保管するようにしましょう!

先ほども解説した通り、ガス器具本体やOD缶・CB缶にはガス漏れ防止用のパッキンがついて居ます。

OD缶とCB缶を、ガス器具に取り付けているという事は、常時パッキンに圧力がかかっているという事になり、劣化を早める原因になりますので、必ずガスボンベとガス器具は分解して保管しましょう。

パッキンが劣化した場合は、ホームセンターでも購入可能で、価格も数百円程度ですし、予備を購入しておいてもよいかもしれません。

パッキンはつけっぱなしにしなくても、長期間日の当たる場所や温度変化の激しい場所に保管すれば、いずれ膨張や収縮を繰り返し、自然と劣化します。

冬場ガスが出ない場合はぬるま湯でガスボンベを温めるのが効果的

ノルマルブタン・イソブタンが、液化プロパンよりも寒さに弱いことは前述しました。

冬場の寒い中、ガス器具を使う前は人肌程度のぬるま湯か、お湯に浸したタオルでボンベ全体を包むのが効果的です。

最初温まって着火してしまえば、次第にシングルバーナーやトーチバーナーから伝わる熱でボンベのガスが気化されます。

注意点として、ガスボンベを煮立ったようなお湯の中に突っ込めば、ガス圧力が急激に上昇し、爆発事故の原因になりますので、あくまで人肌程度で温める点に注意しましょう。

上記でも解説したように、ガス缶の耐圧は無限ではありません!プロパンなどの高圧ガスがすべて気化すれば、ガス缶は爆発します。

ガスバーナーがつかない!ガスが出ない・火花が飛ばない点火装置修理まとめ

ガスバーナーがつかない、ガスが出ない原因は主にガス器具とガス缶を常時接続していることによるパッキンの劣化不良。

また、冬場のガス圧力、外的要因によるボンベのフランジの変形が原因として挙げられます。

ガス器具とガスボンベを常時セットしたまま保管すると、パッキンに常に負荷がかかる事になりますので、ガス器具の劣化を早める原因になります。

冬場のガス圧力の低下も、ガスがつかない主な原因です。

ノルマルブタンやイソブタンの場合は沸点が高いので、人肌程度のお湯で温めるか、ガス缶を熱いお湯に漬けたタオルで包むなのどの対処が必要になります。

高価ではありますが、ガス成分に液化プロパンを使用した製品は、ガスの沸点が低く、冬場でもガスを問題なく気化する事が出来ます。

ガスバーナー・シングルバーナー・トーチバナーな等、ガス器具に点火装置があるもので、ガスが出ているのにつかない場合は、点火装置の不具合が考えられます。

点火装置の主な不具合として、スパークプラグまで伸びる配線の接触不良や絶縁不良、ガスバーナー本体の錆でスパークがうまく飛ばない事が考えられます。

点火装置は主に、圧電効果で衝撃を与えてスパークを発生させるタイプのものと、電圧を加え、昇圧する事でスパークを発生させる2種類に大別されます。

電池を使用した昇圧タイプの点火装置は、電池残量低下や回路の故障が原因として考えられます。

また、ガス器具においては室内で使用する場合、新築・中古の物件関わらず寝室・階段への火災報知器の設置が義務付けられていますので、必ず取り付けましょう。

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