コーキング剤を少ししか使用せず、ノズルが詰まって困った経験はあると思います。
そんな場合に一本使いきらなくても固まらないようにする保存用キャップやおすすめの保存方法について解説します。
コーキング剤が余った時の捨て方やDIYの活用事例も紹介します!
コーキング剤は様々な種類があり、本記事ではシリコンコーキングを対象として解説していますが、他の種類のコーキング剤の保存方法についても、固まらない方法は基本的に変わりありません。
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コーキング剤の保存方法まるわかり!お勧めの保存方法のポイント
- コーキングが固まらない方法は、使用後に如何にコーキングノズルを密閉保存するかにかかっている。
- コーキング剤を保存するには、ノズルを外してサランラップをかぶせてそのままノズルをねじこむ方法が安上がり。
- コーキング剤をサランラップで保存するのが面倒な場合は、どこのホームセンターにも大抵固まらないようにするためのキャップが販売されていますのでそれを利用するのが一番でしょう。(数百円ですし)
コーキング剤は固まらないように適切に保存すれば、一度使用しても再び余ったものを使う事が出来ます。
保存期間なども関係なく、一度使用したコーキング剤をどれだけ密閉性を保ち保管できるかにかかっています。
コーキング剤を固まらないように保存するおススメの方法はいくつかありますので、私が実践している方法をご紹介します。
シリコンコーキング剤について、初めての方はこちらの商品をご覧ください。
先端にノズルがついていて、コーキングガンで後ろから押し出すシーリング材の保存方法について解説しています。
コーキング剤専用の保存用キャップを購入する
ありきたりな方法ですが、コーキング剤の保存用キャップを知らない人も多いです。
コーキング剤が販売している店舗であれば大抵置いてあると思うので、一緒に購入すると良いでしょう。
ただし、ノズルの切断面の形状や、大きさによってはキャップが入らない場合がありますので注意です。
ノズルのキャップも様々な種類のものを使ってきましたが、ホームセンターにはないキャップにひっかけるわっかの付いたものが結構使いやすいです。
コーキング剤本体ネジ部分にサランラップをかぶせてノズルを取り付ける
コーキング剤を確実に長持ちさせたい時はこの方法を使い、更に上記の保存用キャップを使っています。
使い終わった余ったコーキング剤のネジ部分に、サランラップを何重かにしてかぶせます。
かぶせた後に、シリコンが残ったままのノズルをそのままかぶせます。
これで最後に保存用キャップをかぶせれば、あまり使わないコーキング剤も長期保存できます。
コーキング剤のノズルの詰まりはどうする?困った時の対処法
コーキング剤のノズルのつまりも厄介ですが、中途半端に残って内側にへばりつくよりも、ノズル内に完全に充填された状態で取る方が簡単です。
ノズルは詰まってしまっても、ラジオペンチでひっぱれば簡単に取れますし、ラジオペンチのような先端の細いものがないなら、反対側から細い棒でつっつけば簡単に取り出す事が出来ます。
中途半端に残りを取るより、ノズルに残ったシリコンはそのままにして乾いたら取るのがおススメです。
余談ですが、ノズルにはこういう角度のついたものもあります。
コーキングは場所によってはストレートのものだけだと作業し辛いので、角度のついたノズルも何本か用意しておく事をおすすめします。
コーキング剤が余った!?捨て方はどうする?そのまま捨てて大丈夫??
結論から言って、コーキング剤が余ってもノズルと一緒にそのままプラゴミとして捨てて問題ありません。
但し、こぼしたり他の所にくっつくと、シリコンコーキング剤はすべったりする原因になるので注意しましょう。
コーキング剤のおススメの使い方は?DIYで活用できる!
古民家や中古物件を購入した場合、劣化具合の激しい所は物件によって異なりますが、例外なく劣化している部分がコーキング処理をした部分です。
風呂場・波板やアルミドアフレームなどのコーキング部分を劣化したまま放置していると、しみ込んだ雨水が住宅に悪影響を及ぼします。
木材が少しぬれたりするくらいなら良いですが、保温材が入っていると大変です。
濡れた保温材はなかなか乾かずに水を吸収したまま腐りますし、水を常に含んだ保温材はカビが発生し、体調不良の原因になります。
常に水がしみ込んで乾かなくなった木材はシロアリの住処にもなり、最悪の場合雨水が原因でシロアリが発生したことで住宅倒壊の原因になりかねません。
コーキングの劣化などと甘く見ずに、劣化したコーキングは発見次第すぐに補修する事をお勧めします。
コーキングガンはやはり写真の簡易なものより、グリップやバネがしっかりしているものが使いやすいですね。
コーキング材にも種類がある
コーキング材を選ぶ前に・・・。
昔はコーキング材も安かったですが、昨今の物価高騰でコーキング材もかなり値上がりしました。
無駄使いや、中途半端なままで放置するとコーキング材は固まって出なくなるので、コーキング材を購入したら必ず一緒にコーキング材の栓を購入しておきましょう。
栓をして、コーキング材の出口を上にするだけで次回ストレスなくコーキング処理が出来ます。
DIY用途に使用するシーリング材には主に二種類あります。シリコンシーラントと変性シリコンです。
他にも様々な用途のコーキング材がありますが、風呂場や水回り建材の隙間の補修にはシリコンコーキングのクリアで対応すれば、見た目もよくオールマイティーな施工が出来ます。
コーキングを行うのに必要な物
コーキングは、コーキング材だけあったのではコーキングする事は出来ません。
最低でもコーキングガンは必要です。
コーキングガンは、画像のような安いもので構いません。
自分は、古民家の倉庫にあったものをそのまま利用させてもらっています。
特に故障するような機構も無いので、一度買えば永久に使えるでしょう。
コーキング剤を使うときに、他にもそろえておいた方が良いのがコーキング材の栓です。
これがないと、中途半端に固まって次回使用する事が出来なくなってしまうので、必ず購入しておきましょう。
もう一つあると便利なのが、養生テープです。自分は自分で使うくらいで面倒なので殆ど使いませんが見栄えを気にする部分には必ず使います。
最後に、コーキング材と母材の相性を見てみましょう。
シリコンコーキングは粘性があり、硬化後もゴムの様に伸び縮みする柔軟性があるので、殆どの建材に使用可能で、鉄、プラスチック、木材等の一般的な建材に対応しています。
それでは、使用後の硬化状況や仕上がりを見て行きましょう。
エアコンのダクト周りは、特に内側と外側から入念にしっかりと漏れなくコーキングします。
エアコンの配管は外と内側と繋がっているので、虫や空気や雨水が侵入しやすいのでしっかりコーキングしたい箇所です。
通常はパテが使われますが、コーキング材でも問題ありませんし、画像の素材は木材とプラスチックですが、しっかりと密着しています。
続いて、コンクリートと角波トタンのコーキングです。
こちらもしっかり密着して、5年たった現在でも劣化する様子はないです。
コーキング材の回りのコンクリートが乾いていますが、はみ出したコーキング材がしっかりと水を弾いてくれています。
シリコンを含んだコーキング剤には撥水作用があります。
この木材一枚を隔てて屋根裏と繋がっているので、隙間風や虫が入り放題でしたので、コーキングしました。
シリコンシーラントのクリアを使用しましたが、さすがに目立ちます。
材料が無かったのと、余ったシリコンシーラントのクリアを早く使用したかったので、ウッドシールは使いませんでした。
ちょっと目立ちますね。
目立ちますが、しっかりと密着して隙間風や虫の侵入を防止してくれています。
今回は、あまり人の目に触れることがない倉庫の天井付近の部分なので、これでもよいですが、実際は乾いた後の光沢が照明の光を反射してかなり目立ちます。
流石に新品のフローリングには、一番最初の画像の様に、そのフローリングの色と用途にマッチした専用のウッドシールを使用してしっかり綺麗にコーキングしました。
新築ならすべての部分に養生をして、色合わせも考えてコーキングするところですが、古民家なので、多少のはみだしや漏れはあまり気にしていません。
シリコンシーラントの詳しい組成については、私もホームセンターでよく購入しているセメンダイン社のホームページが参考になります。どのような種類があるか更に詳しく知りたい方はご参考までに。
コーキング剤の保存方法まるわかり!お勧めの保存方法まとめ
如何だったでしょうか。
コーキング剤は、DIYにはなくてはならないものです。
特に私の様に、古民家を改装して住んでいる場合には、未着手の部分に隙間が多くある場合がありますので、コーキング剤を利用してシールすれば虫は愚か水分すらもシャットダウンできます。
コーキング剤は、保管方法さえしっかりすれば長期保存可能です。
コーキング剤も安くはないので、ちょっとしか使っていない場合はしっかり保管して、いつでもDIYに活用できるようにしましょう。
コーキング剤とは種類が少々異なりますが、下記のページで紹介している強力なブチルゴムテープもまたシリコンコーキング剤と同様に防水や防塵用途として使われています。
何かを張り付けながら防水・防塵を検討の方はこちらも視野に入れてみるとよいかもしれません。
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