ハエトリソウに虫がわくのは、通常の植物より水分と栄養価の高い肥料が原因です。
ハエトリソウの寿命を延ばすには、餌は必要なく、餌を与えると消化できなかった餌が原因で、葉が黒くなる事がありますので、注意が必要です。
文献によっては、ハエトリソウが虫を捕食できる回数は4回程度という記述もあります。
ホームセンターでハエトリソウを購入する時のポイントは、面白半分で触るお客さんがいると、黒くなる可能性があるので、変色したハエトリソウは枯れ始めているので、避けて購入しましょう。
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記事の要約とポイント
- ハエトリソウに虫がわく原因は、通常の植物より水分を含んだ肥料が原因!
- 寿命を延ばすハエトリソウの飼育方法は、無理に虫を餌として与えない事がポイント。
- ハエトリソウが黒くなる原因は、虫が葉の中で腐ったり、正常な場合は休眠前の場合もあるが、ホームセンターでは不特定多数の人間が触る可能性があるので、黒いものは避けよう。
ハエトリソウに虫がわく!育て方や寿命・購入方法について解説
ハエトリソウを夏の虫対策として導入した筆者ですが、最近ハエトリソウ付近に虫が湧く事が多いなと感じたので、ハエトリソウについて色々調べてみました。
ハエトリソウに虫が湧く衝撃の原因は、ハエトリソウではなく、ハエトリソウのポットに入っている有機質の土が原因のようです。
コバエが多そうなキッチンに置いたのですが、毎日水をふきかけてじめじめした環境の土にハエが卵を産み付けたのか、どうもそこから繁殖しているようです。
オマケに、ハエトリソウは自ら匂いを出して虫をおびき寄せる事はないそうです!
ハエトリソウに寄ってくる虫もおらず、そのまま置いてもハエトリソウは、殺虫効果を期待できないという衝撃の事実も判明しました。
折角虫対策として導入したにも関わらず、他にも色々と衝撃の事実が判明してがっかりした内容をまとめます。
ハエトリソウは、虫を食べるどころか虫がわく原因になっていたのです(笑)
そもそも、ハエトリソウは虫を食べなくても、光合成と、土の養分だけで生きていけるので、積極的に虫を捕食する事がないそうです。
仮に虫を食べたとしても、一度虫を捕食すると消化には一週間かかり、一週間は口を開きません。(どうりで何時まで経っても口をあけないわけだw)
この虫は、食虫植物が光合成では合成できないタンパク質を補給するためです。
しかし、虫を消化するのも葉を閉じるのも、かなりのエネルギーを消費するので、食べないからと言って口を開くたびに虫を与えると、葉が弱ってしまう事があるとも書かれていました。
この事実を知らず、イメージだけで虫を沢山食べてくれると思っていました。
家族と口が開くたびに虫を与えていたのですが、ハエトリソウにとっては余計なお世話!
いらんおせっかいと言ったところでしょう。
枯れて腐った葉は黒くなる事があり、ポットに落ちて虫の隠れ家や育成環境に最適な環境で、虫がわくのも頷けます。
しかも、虫なら何でも良いという訳ではないそうで、小さなコバエなどは、ハエトリソウの口を閉じる感触毛が反応できないので、口を閉じてくれません。
虫を食べてくれるどころか、虫がわく原因になっていたなんて、ショックすぎますねー( *´艸`)
今回は、ハエトリソウ限定での害虫駆除の解説をしました。
その他、ハエトリソウのように天然のハッカオイルについては、本格的な害虫駆除が可能なので、ハエトリソウがダメでも天然成分にこだわりたい方にお勧めです。
ハエトリソウの種類や特徴については、『みんなの趣味の園芸』のウェブサイトが一ページに良くまとまっているので、購入を検討されている方は参考にするとよいでしょう。
と、いうわけで今回記事にするハエトリソウがこちら!意外とホームセンターなどでも販売している事があるが、植物のテーマパークでもよくみかける。
以下は手のひらサイズでどでも観察できるハエトリソウです。
まぁ、枯れれば素人でも見てわかると思いますが、T2O diaryさんでは完全に枯れたハエトリソウの画像がありましたので、引用させていただきました。
もう見る影もないですね。
ハエトリソウの形すら失っています。
ハエトリソウで虫がわく原因は?
湿度
土壌環境
腐った葉
ハエトリソウに虫がわく原因は、無理に虫を与えて葉がかれてしまったり、土壌環境に問題がある事もあります。
ハエトリソウは湿度の高い環境を好むため、どうしても土壌環境が他の植物よりも虫がわく原因となる事があります。
- ハエトリソウに寿命は無い!?永遠に生きる見た目通りのモンスター
- ハエトリソウが黒くなる原因は枯れや乾燥!古い葉を取り除こう
- ハエトリソウに餌を与えなくてもOK!水・肥料・光だけでも長寿命
- ハエトリソウはホームセンターで買える?どこに売ってる?
ハエトリソウに寿命は無い!?永遠に生きる見た目通りのモンスター
なんと、ハエトリソウに寿命はないそうです!
育成環境が悪く枯れる事はあっても、寿命が無いので育て方さえ守って管理していれば、永遠に生き続けるそうです。
本当に、見た目通りの化け物のような生物ですね。
ハエトリソウは、熱帯の植物のイメージですが、実際には寒さにも強く(0℃以上)、休眠させることでまた春に元気に成長し始めます。
ハエトリソウを枯らさず育成させる肥料の与え方や、ポイントを纏めます。
ハエトリソウは日当たりの良い場所を好み、屋外で育てる場合は、日当たりの良い場所に置いてください。
ただし、夏の直射日光は葉焼けの原因となります。
レースカーテンなどで遮光する必要があり、室内で育てる場合は、明るい窓際で管理してください。
ハエトリソウは寒さに弱いので、冬は室内に移して、0度以上を保つようにしましょう。
ハエトリソウは常に湿った状態を好む植物です。
腰水で管理するのがおすすめで、鉢受け皿に1~2cm程度水をためておき、鉢底から給水させます。
水やりの頻度は、春から夏は土や水苔の表面が乾き始めたら水を与え、秋から冬は土や水苔の表面が完全に乾いたら水をあげるようにしましょう。
夏は、水が熱くならないように注意が必要です。
与える水の種類は、ハエトリソウはカルシウムに弱いので、軟水(水道水を沸騰させて冷ましたものや、ミネラルウォーターなど)を使用してください。
寿命を延ばすポイントについても解説します。
日光や与える水の種類以外にも、水はけや肥料、植え替え、休眠を行い適切に管理する事で枯れずに育てる事が出来ます。
ハエトリソウは水はけの良い用土を好み、専用のハエトリソウ用土が販売されていますので、それを利用するのがおすすめです。
自分で配合する場合は、ピートモス、バーミキュライト、パーライトなどを混ぜ合わせ、ハエトリソウは2年に1回程度植え替え、植え替え時期は春か秋が適しています。
ハエトリソウは秋から冬にかけて休眠に入ります。
休眠中は葉が黒くなりますが、これは自然な現象ですので心配ありません。
ハエトリソウが黒くなる原因は枯れや乾燥!古い葉を取り除こう
ハエトリソウが黒くなり枯れてしまった方は、種から育ててみるのもありかもしれません!私はやったことないですが、結構簡単に育つみたいです。
このハエトリソウの種は、赤色の葉がつくようです。
一つ前の見出しで少し触れましたが、ハエトリソウが黒くなるのは葉が枯れたり、乾燥したりすることが主な原因です。
他にも、休眠中に黒くなる事もあります。
全体が黒くならなければ異常ではありませんが、病気や捕食した昆虫が原因の場合もあるので、ハエトリソウが黒くなる原因を纏めます。
ハエトリソウが黒くなる主な原因は二つあり、成長段階で古い葉が枯れた時と、昆虫などを捕食した時です。
通常の成長段階で古い葉が枯れた時は、古い株を剪定ばさみなどで注意しながら取り除けば問題ありません。
しかし、昆虫を捕食して黒くなった場合は注意が必要です。
一番注意が必要な昆虫が蟻で、蟻のギ酸で葉が枯れる原因になります。
夏場の虫の捕食も注意が必要で、蟻などの酸を含む昆虫ではなくても、消化に時間がかかった場合は、葉の中で腐って、葉が黒くなる事があります。
先の見出しの記事内でも触れましたが、ハエトリソウは基本的に餌を捕食しなくても生きていけます。
その為、無理に虫を与えて葉を開閉させると、無駄にエネルギーを使い、ハエトリソウを弱らせる原因になります。
ハエトリソウは他の植物に比べて葉が弱いので、直射日光を当てると葉焼けを起こして葉が枯れたり黒くなる原因になりますので、直射日光にも注意が必要です。
黒くなるのが問題ない症状の一つとして、休眠中のサインが挙げられます。