家庭の屋内や屋外で使用される屋内外配線用のケーブルに電気工事士が施工できるVVFケーブル(2芯・3芯)・CVケーブルというものがあります。
このVVFケーブルは主に屋内用で屋外で使用できないわけではありませんが、露出配線は基本NGで極端に寿命を縮める可能性があるのでPF管などでカバー・保護が必要です。
元工場勤務で、機械や電気配線設備に従事していた筆者が、VVFケーブルの屋外配線・屋内の転がし配線、露出配線の安全な施工法について解説します。
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記事の要約とポイント
- VVFケーブルは屋外配線できないわけではないが、露出配線は寿命が極端に低下するのでPF管や他の方法での保護が必要。また、VVFケーブルは2,3芯が一般的。
- 屋外で配線を使用するなら一般的にはCVケーブルで十分!電工ドラム(ドラムリール)でも使用される丈夫な屋外ケーブル。
- VVFは柔軟性はあるが、CVケーブルのようなヨリ線ではないので何度も曲げたり戻したりしているうちに内部で切れる可能性もある。
- CVT・VVF・CVケーブルでの配線は基本的に電気工事士の免許が必須!VVFの転がし配線は屋外露出配線では使えない。
屋外に最適なVVFケーブルと他ケーブルの選び方と使用方法

屋外での電気工事において、適切なケーブルの選択は非常に重要で、vvfケーブルは屋外に最適な選択肢の一つです。
vvfケーブルは、耐候性に優れ、屋外使用に適した特性を持っています。
屋外配線には、さまざまな種類のケーブルがありますが、選び方や使用方法を理解することで、安全かつ効率的な電気配線が可能になります。
まず、屋外用のケーブルにはいくつかの種類があります。
主なものには、vvfケーブル、cvケーブル、vctケーブルなどがあります。vvfケーブルは、特に耐久性が高く、紫外線や湿気に強いため、屋外露出配線に最適です。
屋外配線では、これらの特性が特に重要です。
次に、屋外配線におけるケーブルの選択肢を詳しく見ていきましょう。
例えば、vvfケーブルは通常、2芯と呼ばれる構造を持ち、一般的な電気配線に適しています。
屋内での使用も可能ですが、屋外での使用を考慮すると、耐候性が求められるため、特に注意が必要です。
cvケーブルやvctケーブルは、特定の用途に応じた設計がされており、使用環境によって選ばれることが多いです。
屋外での電気工事を行う際には、配線隠しやカバーを使用することも考慮しましょう!これにより、見た目が良くなるだけでなく、安全性も向上します。
屋外露出配線を行う場合は、特に雨や風からの影響を受けやすいため、適切な保護を施すことが重要です。
最後に、屋外配線の際には、引き込みや転がし配線のテクニックを駆使することで、より安全で効率的な配線が実現できます。
屋外での電線の扱いには細心の注意が必要ですので、専門の電気工事士に依頼することをおすすめします。
屋外に最適なVVFケーブルと他ケーブルの選び方と使用方法
VVFケーブル
屋外
屋外配線
ケーブル
種類
屋外に最適なvvfケーブルは耐候性があり、屋外配線に適しています。屋外使用には、vctケーブルやcvケーブルなどの種類も考慮しましょう。電気工事を行う際は、それぞれのケーブルの特性を理解し、適切な配線方法を選ぶことが重要です。特に、屋外露出配線や引き込み配線には注意が必要です。
- VVFケーブルとは?耐候性基本情報と屋外使用のポイント
- 屋外でのVVFケーブルの安全な配線方法【屋外配線方法】
- CVケーブルとVCTケーブルの種類と屋外露出配線での利用法
- 屋外の電気配線ケーブル保護カバー:効率的な配線隠しテクニック
- 露出配線・転がし配線時の具体的な注意点
- 電気工事士の免許が必要な配線は何ボルトから?
VVFケーブルとは?耐候性基本情報と屋外使用のポイント
vvfケーブルは、電気配線において非常にポピュラーな選択肢ですが、その特性や使用法について詳しく理解しておくことが重要です。
vvfケーブルは、主にビニル絶縁体で覆われた銅線から成り立っており、一般的に2芯で構成されているため、単相交流の電気配線に適しています。
屋外使用においては、特に耐候性が強調されます。
屋外での使用に際しては、vvfケーブルの耐候性が大きなメリットとなります。
紫外線や湿気、さらには温度変化にも耐えるため、屋外配線においては非常に信頼性が高いと言えますが、本来の用途ではない為PF管で保護します。
屋外使用を考える場合、特に注意すべきポイントは、ケーブルの被覆材質です。
一般的なvvfケーブルは、屋内用として設計されているものも多いため、必ず屋外使用に適した製品を選ぶようにしましょう。
また、屋外での使用においては、電気工事の基準を守ることが重要です。
例えば、屋外露出配線を行う際には、ケーブルを適切に取り扱い、必要に応じてpf管を利用して保護することが推奨されます。
このpf管は、特に物理的な衝撃や紫外線からケーブルを守る役割を果たします。
さらに、vvfケーブルは引き込み配線にも適しており、屋内への電気供給を行う際にも使用されます。
屋外での配線方法としては、転がし配線や配線隠しのテクニックを駆使することで、見た目を良くしつつ、安全性を向上させることができます。
特に、転がし配線は、長い距離を一度に配線する際に便利です。
屋外でのVVFケーブルの使用は、適切な選択と配線方法を守ることで、安全かつ効率的に行うことができます。
これにより、長期間にわたり安定した電気供給が実現できるでしょう。
屋外でのVVFケーブルの安全な配線方法【屋外配線方法】

屋外でのVVFケーブルの配線は、安全性を確保するために注意が必要で、屋外配線方法を理解し、適切な技術を使用することで、トラブルを未然に防ぎ、安全に電気を利用することができます。
まず、屋外配線を行う前に、必要な材料を十分に準備することが重要です。
vvfケーブルの他にも、pf管、電線カバー、接続部品などが必要になり、これらの材料は、すべて屋外使用に適したものを選ぶようにしましょう。
特に、pf管は、電線を物理的なダメージから守る重要な役割を果たします。
次に、配線を行う際の具体的な手順について説明します。
まず、配線する場所を決め、必要な長さのvvfケーブルをカットし、その後、pf管にケーブルを通し、適切な場所に固定します。
屋外露出配線を行う場合は、ケーブルが風や雨にさらされることが多いため、特に固定が重要です!固定具を使用して、ケーブルが動かないようにしっかりと固定しましょう。
この固定具は、ステップルと呼ばれ電気工事の法律では施行間隔が定められています。
接続部分についても注意が必要で、接続部分は、特に水が入りやすい場所ですので、防水処理を施すことが重要です。
接続後は、電気工事の基準に従って、必ずテストを行い、正常に機能することを確認しましょう。
さらに、屋外配線を行う際には、周囲の環境にも注意を払いましょう。
例えば、植物や木の根がケーブルに影響を与えることがありますので、十分なスペースを確保することが重要で、動物による損傷も考慮し、必要に応じてカバーを使用することが推奨されます。
最後に、屋外でのVVFケーブルの配線は、専門家に依頼することも選択肢の一つです。
特に大規模な電気工事や複雑な配線を行う場合は、経験豊富な電気工事士に任せることが最も安全です。
これにより、安心して屋外での電気使用を楽しむことができるでしょう。
CVケーブルとVCTケーブルの種類と屋外露出配線での利用法
屋外配線を行う際、使用するケーブルの種類は非常に重要です。
特に、CVケーブルとVCTケーブルは、屋外での電気工事において一般的に使用されるケーブルです。
これらのケーブルは、それぞれ異なる特性を持っており、使用する環境や目的によって選ぶべきケーブルが変わります。
まず、CVケーブルについて説明します。
CVケーブルは、ビニル絶縁が施された銅線から成り立ち、主に屋外での使用に適した電線で、耐候性が高く、紫外線や水分に強いため、屋外露出配線に適しています。
特に、屋外での長期間の使用を考えると、CVケーブルは非常に信頼性の高い選択肢となります。
一方、VCTケーブルは、より柔軟性があり、取り扱いが容易なケーブルです。
通常、2芯で構成されており、主に家電製品や屋内での使用に適していますが、屋外使用にも対応可能な製品があります。
特に、屋外での電気配線においては、VCTケーブルは軽量で扱いやすいため、配線作業を効率的に行うことができます。
屋外露出配線を行う際には、ケーブルの特性を理解した上で、適切な選択をすることが重要です。
例えば、CVケーブルは長距離の屋外配線に適しており、特に電気工事の際に多く利用され、VCTケーブルは、機動性が求められる場面での使用が多いです。
これらのケーブルの選択肢から、具体的な使用環境や条件に応じて選ぶことが、屋外配線の成功に繋がります。
さらに、屋外配線方法としては、PF管を利用することが一般的です。
PF管は、ケーブルを物理的な損傷から保護する役割を果たし、特に屋外での使用において重要です。
屋外露出配線を行う場合、ケーブルが直接外気にさらされるため、PF管を使用することで長持ちさせることができます。
これらのケーブルの選定と正しい配線方法を理解することで、安全かつ効率的な屋外配線が実現できます。
屋外での電気工事を行う際は、これらのポイントをしっかりと押さえておきましょう。
屋外の電気配線ケーブル保護カバー:効率的な配線隠しテクニック

屋外配線を行う際には、見た目や安全性を考慮した配線隠しが重要です。
特に、屋外露出配線を行う場合、電線がむき出しの状態では、事故やトラブルの原因になることがあります。
そのため、適切なカバーや隠し方を用いることで、安全性を高めるとともに、景観を損なわない工夫が必要です。
まず、屋外配線をカバーする方法として、PF管や配線隠しを利用することが一般的です。
PF管は、電線を保護するための管で、物理的な衝撃や紫外線からケーブルを守り、ケーブルの劣化を防ぎ、長期間にわたって使用することが可能になります。
また、配線隠しのテクニックとしては、ケーブルを地中に埋設する方法もあります。
この方法は、見た目がすっきりし、周囲の環境にも配慮した配線方法です。
電線を埋設する際には、適切な深さ(一般的には30センチ以上)に埋めることが推奨され、これにより、物理的な損傷を受けるリスクを減少させることができます。
さらに、カバーを使用することで、屋外の電気配線を隠すことができます。
例えば、木材やプラスチック製のカバーを使用して、屋外露出配線を覆うことで、見た目を整えることができます。
特に、庭やテラスなどの美観を重視する場所では、このようなカバーを利用することが効果的です。
また、配線隠しだけでなく、配線のレイアウトにも工夫が必要です。
ケーブルをまとめて固定することで、見た目がすっきりし、かつ安全性も向上し、配線が絡まったり、足に引っかかったりするリスクを減少させることができます。
屋外の電気配線をカバーする方法は、見た目だけでなく、安全性にも直結します。
適切な配線隠しテクニックを駆使することで、安心して屋外での電気使用を楽しむことができるでしょう。
屋外配線を行う際には、これらのポイントをしっかりと考慮して、作業を進めていきましょう。
露出配線・転がし配線時の具体的な注意点
露出配線や転がし配線は、屋外での電気工事において効率的な方法ですが、安全性を確保するためにはいくつかの注意点があります。
特に、屋外の環境は屋内と異なり、さまざまなリスクを伴うため、慎重な作業が求められます。
まず、露出配線を行う際には、ケーブルの選定が重要です。
屋外使用に適したvvfケーブルやcvケーブルを選ぶことで、耐候性や耐久性を確保します。
特に、紫外線や湿気にさらされるため、これらのケーブルは屋外配線に最適ですが、選定したケーブルが屋外環境に適しているかどうか、事前に確認しておく必要があります。
次に、転がし配線を行う際の注意点です。
転がし配線は、長い距離を一度に配線する際に便利ですが、ケーブルが絡まったり、断線したりするリスクがあります。
作業を行う場所では、ケーブルの取り扱いに注意し、整理整頓を心がけることが大切で、他の作業者や通行人がいる場合は、ケーブルが引っかかることのないように配慮しましょう。
さらに、露出配線を行う際には、周囲の環境にも注意を払う必要があります。
特に、動物や植物による損傷を防ぐために、ケーブルを高い位置に設置することや、PF管を使用して保護することが推奨されます。
また、雨水や雪にさらされる場所では、適切な防水処理を施すことが重要です。
最後に、露出配線や転がし配線を行った後は、必ずテストを行い、正常に機能することを確認しましょう。
特に、接続部分は水が入りやすいため、防水処理を施すことが求められ、これらの施工を確実に行う事で事故やトラブルを未然に防ぐことができます。
屋外での露出配線や転がし配線は、適切な注意を払うことで、安全に行うことが可能です。
これらのポイントを念頭に置き、しっかりとした計画のもとで作業を進めていきましょう。
安全で効率的な屋外配線を実現するためには、事前の準備と注意が不可欠です。
電気工事士の免許が必要な配線は何ボルトから?
電気工事士の免許が必要な配線のボルト数は、多くの人にとって重要な知識です。
特に、家庭や商業施設での安全な電気工事を行うためには、この知識が不可欠で、一般的に、電気工事士の免許が必要な配線は、交流100ボルト以上の電圧を持つものです。
これにより、適切な資格を持った専門家が作業を行うことが求められます。
まず、屋外での配線について考えると、特に注意が必要です。
屋外配線には、vvfケーブルやcvケーブルなど、さまざまな種類の電線が使用され、これらの電線は耐候性に優れているため、屋外環境での使用に適しています。
また、屋外用電線ケーブルは、紫外線や雨水からの影響を受けにくく、長期間にわたって信頼性の高い性能を発揮します。
具体的な屋外配線方法についても触れておきましょう。
屋外露出配線を行う場合は、pf管を使用することが一般的で、pf管は電線を保護するための重要な役割を果たします。
屋外での電気工事を行う際には、必ずこのような保護手段を講じることが求められます!また、ケーブル保護カバーを使用することで、さらに安全性を高めることができます。
電気工事士の資格が必要な配線には、2芯の電線が多く使われます。
引き込み線としても利用され、一般的な家庭ではこのタイプの電線が広く使用されています。
100ボルト以上の電圧を持つ配線は、特に注意が必要であり、そのための専門知識を持つ電気工事士が不可欠です。
このように、屋外での配線作業には、さまざまな要素が関与してきます。
電気工事士の免許が必要な理由は、単に法的な要件だけではなく、安全性を確保するためでもあります。
安易に配線を行うことは危険であり、専門家の手による作業が推奨されます。
正しい知識と技術を持った電気工事士がいることで、私たちの生活はより安全になります。
したがって、屋外での電気工事を行う際には、必ず専門の電気工事士に依頼し、適切な配線方法を選ぶことが重要です。
安全で信頼性の高い電気工事を実現するためには、知識と経験が欠かせません。
これからの電気工事においては、専門家の力を借りることが、私たちの安全を守るための最善の策と言えるでしょう。
屋外配線を成功させるためのVVFケーブル配線テクニック
屋外配線を行う際、特にVVFケーブルを使用することは、耐候性や安全性を考慮すると非常に重要です。
VVFケーブルは、一般的に2芯構造を持ち、電気配線において広く使用されていますが、屋外での使用には特別な注意が必要です。
この見出しでは、屋外配線を成功させるためのVVFケーブル配線テクニックを詳しく解説します。
VVFケーブルの特性と利点
VVFケーブルは、ビニル絶縁体で覆われた銅線から成り立っています。この構造により、屋外での使用においても高い耐候性を発揮します。(PF管保護必須)紫外線や湿気からの影響を受けにくく、長期間にわたり安定した性能を維持します。屋外での電気工事においては、特にこの耐候性が重要です。屋外露出配線を行う場合、VVFケーブルは非常に信頼性の高い選択肢となります。
適切な屋外配線方法の選択
屋外配線方法にはいくつかの種類がありますが、VVFケーブルを使用した場合の一般的な方法としては、PF管を利用することが推奨されます。PF管は、ケーブルを物理的な損傷から保護し、外的要因から守る役割を果たします。特に、雨や風、紫外線からの影響を軽減するために、PF管を使用することが非常に重要です。屋外での配線を行う際には、まず配線する場所を決め、その後VVFケーブルの長さを適切に測定します。必要な長さをカットした後、PF管に通して固定します。この過程で、ケーブルが曲がったり、ねじれたりしないように注意が必要です。ケーブルが曲がると、電気の流れに影響を及ぼす可能性があります。
配線の安全性を確保する
屋外配線を行う際には、特に安全性に気を配る必要があります。まず、接続部分が水に濡れないように防水処理を施すことが重要です。接続部は雨水が入りやすいため、適切なカバーを使用して保護しましょう。また、屋外露出配線を行う場合、ケーブルが他の物体と接触しないようにしっかりと固定することも大切です。これにより、引っかかりや断線のリスクを減少させることができます。さらに、屋外での電気工事を行う際には、作業する周囲の環境にも注意を払いましょう。特に、動物や植物による損傷を防ぐために、ケーブルを高い位置に設置することや、地中に埋設する方法も選択肢の一つです。地中埋設の場合、一般的には30センチ以上の深さに埋めることが推奨されます。これにより、物理的な衝撃からケーブルを保護することができます。
転がし配線のテクニック
屋外配線を行う際、転がし配線のテクニックも非常に有効です。転がし配線とは、長い距離を一度に配線する際に便利な方法で、特に広い敷地での電気工事に役立ちます。転がし配線を行う際には、ケーブルが絡まったり、ねじれたりしないように注意が必要です。作業を行う場所では、ケーブルの取り扱いに注意し、整理整頓を心がけることが重要です。また、転がし配線を行った後は、必ずテストを行い、正常に機能することを確認しましょう。特に、接続部分は水が入りやすいため、防水処理を施すことが求められます。このような事前の準備と注意を怠らないことで、屋外配線の成功率が大きく向上します。
屋外配線を成功させるためのVVFケーブル配線テクニックは、適切な選択と注意深い作業が求められます。
VVFケーブルの特性を理解し、屋外での使用に適した方法を選ぶことで、安全かつ効率的な電気工事が可能になります。
特に、PF管の利用や転がし配線のテクニックを駆使することで、長持ちする配線が実現できます。
屋外での電気配線を行う際には、これらのポイントをしっかりと押さえて、安全な作業を行いましょう。
屋外配線を成功させるためのVVFケーブル配線テクニック
屋外配線方法
電気工事士
電線
PF管
転がし配線
屋外配線を成功させるためには、適切な屋外配線方法が不可欠です。vvfケーブルやpf管を利用した電気工事は、屋内と屋外の接続において重要な役割を果たします。転がし配線や配線隠しを活用することで、見た目も良く、安全な配線が可能です。屋外での電線の扱いには特に注意が必要です。
- VVFケーブルの屋外配線工事はOK?露出配線はNGだがPF管で保護でOK
- 屋外配線で良くない事例を紹介!NGな配線例
- CVケーブルは屋外で使用OK!電工ドラムでも使用される丈夫なケーブル
- 屋外用電線ケーブルはどんな種類がある?
- 2芯ケーブルの引き込み方法解説
- VVFケーブル屋外配線工事の基礎まとめ
VVFケーブルの屋外配線工事はOK?露出配線はNGだがPF管で保護でOK
VVFケーブルは屋内・屋外で使用できるケーブルである事は冒頭でお伝えした通りですが、実際にどのようなケーブルでどんな配線パターンがあるのか見てみましょう。

こちらが家庭で良く使用される一般的なケーブルの種類です。
左から主に屋外で使用できるケーブルで、電動工具などのケーブルにも使用されているのがCVケーブルです。
真ん中のケーブルが、今回の記事で主に解説しているVVFケーブルで、上から見ると分かりにくいですが平たい形をしています。
補足ですが、屋内で使用できるケーブルは他にも、延長コードのような細い線を何本も束ねて柔軟性を持たせたようなケーブルも存在します。
右はアース専用のケーブルでアース線は緑色をしています。(線が一本だけなのはアース線だからで、このケーブルを地中に埋めたアース棒と接続して地中に電気を流して感電を防止します)
どれも屋内・屋外や家庭の電気配線で良く使用されるケーブルですので覚えておきましょう。

続いては、屋内でVVFケーブルを使った露出配線の事例です。
VVFケーブルは内部が太い銅線なので、細いヨリ線のCVケーブルよりはたるみが少ないですが、それでも長ければたるみますので、要所要所でステップルという材料を使って固定します。
ステップルは、平たいVVFケーブルを固定するためのコの字型の釘です。

この配線は、当ブログで何度か出てきている普段筆者が使用している作業机の屋内VVFケーブル電気配線の事例です。
工場でもよくこんな感じの配線をしていますので、私も参考にして真似してます。
各コンセントを分岐して、並列接続する時にどうしてもVVFケーブルの配線が必要になります。
この場合、配線の接続が多いので差し込み型コネクタを使用し、コネクタ回りをVVFジョイントボックスで保護しています。
ケーブルは、工場でおなじみの固定方法である、インシュロックを使用しています。
本来、VVFケーブルの固定はステップルを使用しますが、イレクターパイプや単管パイプにステップルの打ち込みは出来ないのでインシュロックを使用します。

こちらの画像は、左側のケーブルがCVケーブルで右側がVVFケーブルとなっており、配線同士の接続は絶縁被膜付閉端子を使用してカシメ工具で圧着しています。
何故、CVケーブルとVVFケーブルが混在しているのかというと、VVFケーブルは固いのでコンセントプラグで使用すると非常に使い勝手が悪いです。(柔軟性に乏しいため)
そこでコンセントには柔軟性の高いCVケーブルを使用して配線し、配線を固定する必要のある部分にはVVFケーブルを使用している為このような配線になるという理由です。
何度か他の記事にもで出来ていますが、VVFケーブルとCVケーブルの接続には、絶縁被膜付閉端子を使用しています。
この絶縁被膜付閉端子は、専用の圧着工具が必要ですので、別途購入する必要があります。
屋外配線で良くない事例を紹介!NGな配線例
屋外でこの配線は完全にNGですが、直すのが面倒なので放置しています(笑)
見た目も美しくないですが、屋外配線にも関わらず接続部分の防水処理がされておらず、養生テープで止めるという最悪な施工をしています。

上記のような配線を、工場や客先で行えば事故やクレームの原因になるのでやってはいけませんし、そもそも上司に注意されることは言うまでもありません。
止めている部分が木材だから今まで感電せずに済んでいますが、これが角波トタンやガルバ波板なら確実に感電している所ですw
やってはいけない適当な悪い配線例の紹介でした((+_+))
写真を撮り忘れえてしまったのですが、VVFケーブルを屋外で使用する時は基本的にPF管を使用すると劣化も少ないですし、安全に利用できます。
実際私も屋外でVVFケーブルを使用していますが、結構被覆の粉がぽろぽろ落ちる程度に数年で劣化します。
CVケーブルは屋外で使用OK!電工ドラムでも使用される丈夫なケーブル
VVFケーブルが屋外で使用するには保護剤が必要なのに対し、CVケーブルは保護剤が必要ない屋外で使用できる一般的なケーブルです。
丈夫で柔軟性も高いため、主に電気工具の電源周りの配線に使用されています。
CVケーブルは、外の被覆の中に閉じ込められた線の数によって、CV-3C,CV-4C,CV-2Cなどがあります。
電気工事とスイッチは切っても切り離せない関係です!
スイッチにトグルスイッチを利用した配線方法を紹介します。トグルスイッチでスイッチを作ると、手袋や軍手をはめた状態でも操作しやすいというメリットがあります。

屋外用電線ケーブルはどんな種類がある?
ここで、VVFケーブルとCVケーブルを含むケーブルの種類について、どのようなものがあるのかまとめます。

屋外用電線ケーブルは、屋外での使用に適した耐候性・耐熱性・耐水性を備えた電線ケーブルですが、種類は様々で、それぞれ用途や特性が異なります。
ケーブル名 | 構造 | 特徴 | 使用用途 |
---|---|---|---|
VVFケーブル | ビニル絶縁ビニルシースケーブル | 最も一般的な屋外用ケーブル | 一般家庭の屋内配線、屋外配線 |
CVケーブル | 架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル | 耐熱性に優れ、高圧配線や動力配線に使用 | 高圧配線、動力配線 |
CVTケーブル | 架橋ポリエチレン絶縁ビニルシース耐熱ケーブル | CVケーブルよりも耐熱性を高めたケーブル | 高温環境での使用 |
VCTケーブル | ビニルキャブタイヤケーブル | 柔軟性に優れ、移動機器や振動のある場所で使用 | 移動機器、振動のある場所 |
Sケーブル | ゴム絶縁ビニルシースケーブル | 耐油性・耐熱性に優れ、過酷な環境で使用 | 油田、工場など |
Wケーブル | 耐火ケーブル | 火災発生時に一定時間電気を通すことができる | 非常用設備など |
ケーブルの価格と用途
ケーブルの種類 | 用途 | 価格の目安 |
---|---|---|
電灯線 | 電灯やコンセントなどの一般家庭用電源に使用 | 500円〜1500円/メートル |
動力線 | モーターやエアコンなどの動力機器に使用 | 1000円〜3000円/メートル |
制御線 | 工場設備や制御機器に使用 | 800円〜2000円/メートル |
通信線 | 電話やLANケーブルなど通信機器に使用 | 300円〜1000円/メートル |
その他 | 上記以外の用途(特殊用途や特定環境での使用) | 価格は用途によって異なる |
ケーブル選定ポイント
項目 | 内容 |
---|---|
用途 | どのような用途に使用するかによって、必要な性能が異なります。 |
使用環境 | 屋外でも、高温・高湿・油など過酷な環境で使用される場合は、それに対応したケーブルを選ぶ必要があります。 |
許容電流 | ケーブルには許容電流があります。使用する機器の消費電流を確認する必要があります。 |
長さ | 必要な長さのケーブルを選びましょう。 |
価格 | ケーブルの種類や性能によって価格が異なります。 |
ケーブル施工時の注意点
- ケーブルの種類によって、使用できる場所や用途が異なります。
- ケーブルの許容電流を超えて使用すると、発熱や火災の原因になることがあります。
- ケーブルは、傷や破損がないものを選びましょう。
- ケーブルの接続は、電気工事士の資格を持った人が行う必要があります。
屋外用電線ケーブルには様々な種類があり、それぞれ用途や特性が異なります。使用目的や環境に合わせて適切なケーブルを選ぶことが重要です。
照明器具を自分で配線してみたい場合は以下の記事が参考になります!特に、工場のデスクがどのようなつくりになっているか知りたい方必見です。
下記の記事は、私が工場の生産技術科の経験を基に制作した検査用デスクを、高さなどを自分用にアレンジしたものです。
2芯ケーブルの引き込み方法解説
2芯ケーブルの引き込みは、電気工事において非常に重要な工程で、屋外での配線を行う際には、適切な方法を理解しておくことが不可欠です。
ここでは、2芯ケーブルの引き込み方法について詳しく解説します。
まず、2芯ケーブルにはいくつかの種類がありますが、一般的に使用されるのはvvfケーブルとcvケーブルです。
vvfケーブルは、主に家庭用の屋外配線に適しており、耐候性に優れています。
これに対して、cvケーブルは産業用の用途に多く使われるため、より厳しい環境でも耐えられる特性を持っています。
屋外用電線ケーブルを選ぶ際には、使用環境に応じた適切な種類を選定することが重要です。
次に、屋外での引き込み作業を行う際の基本的な屋外配線方法について説明します。
まず最初に、引き込みを行う場所を決定し、必要に応じてpf管を準備します。
pf管は、電線を保護するための重要なパーツであり、屋外露出配線を行う際には特に欠かせません!
屋外での配線は、紫外線や雨水、風などの影響を受けやすいため、pf管を使用することで電線をしっかりと保護できます。
引き込み作業を始める前に、事前に電源を切ることを忘れないでください。
安全第一です。
次に、屋外用電線ケーブルを選び、その長さを計測して必要な分だけカットしますが、この際、2芯の電線を正しく扱うことが重要です。
電線の被覆を適切に剥がし、接続部分をしっかりと固定します。
引き込みの際には、ケーブル保護カバーを使用することも推奨されます。
これにより、接続部分が外部からの影響を受けにくくなり、長期間にわたって安定した性能を発揮できます。
屋外での配線作業は、風や雨などの自然環境にさらされるため、こうした保護策が特に重要です。
屋外での2芯ケーブルの引き込みが完了したら、最後に全ての接続が正しく行われているか確認します。
電源を入れる前に、接続部分や配線に異常がないかを再確認することが必要で、異常が見つかった場合は、必ず修正してから電源を入れるようにしましょう。
このように、2芯ケーブルの引き込みは慎重に行うべき作業です。
安全な電気工事を実現するためには、正しい知識と技術が求められます。特に屋外での作業には、耐候性の高い素材や適切な保護具を使用することが重要です。
引き込み作業を行う際には、信頼できる電気工事士に依頼することも検討しましょう。専門家の手による作業が、私たちの安全を守るための最良の選択です。
VVFケーブル屋外配線工事の基礎まとめ
最後に、VVFケーブルやCVケーブルについてのまとめを書いて終わります。
屋外配線を行う際、適切なケーブルの選定と配線方法は非常に重要で、VVFケーブルは屋外での電気工事において最も一般的に使用されるケーブルです。
VVFケーブルは、耐候性に優れ、一般家庭の屋外使用に適しています。
屋外配線を行う際には、これらの特性を理解し、安全で効率的な工事を行うことが求められます。
屋外配線にはさまざまな種類のケーブルがありますが、特にVVFケーブルは2芯構造で、電灯やコンセントなどの一般的な電気配線に最適です。
屋外での使用においては、耐候性が重要な要素となります。
雨や湿気、紫外線から電線を保護するため、PF管を利用することが推奨されます。
PF管は、ケーブルを物理的な損傷から守り、長期間にわたって安全に使用できるようにします。
屋外配線の方法には、露出配線と引き込み配線がありますが、露出配線は避けるべきで、露出配線は、外的要因による損傷や事故のリスクを高めるため、特に注意が必要です。
屋外での電気配線を行う場合、PF管で保護することで、電線が安全に保たれ、長持ちします。
屋外配線方法としては、転がし配線を利用することも効果的で、転がし配線は、長距離の配線を一度に行う際に便利で、作業効率を向上させることができます。
他のケーブルとしては、CVケーブルやVCTケーブルもあります。
CVケーブルは耐熱性に優れ、高圧配線や動力機器に使用されます。
VCTケーブルは柔軟性があり、移動機器や振動のある環境で適しており、これらのケーブルも屋外使用に対応した製品があり、状況に応じて選ぶことが重要です。
屋外配線を行う際には、適切なカバーを使用することも大切です。
カバーを施すことで、見た目が良くなるだけでなく、安全性も向上します。
特に、屋外露出配線を行う場合、ケーブルが物理的な衝撃や環境要因から保護されることが重要です。
これにより、電線の劣化を防ぎ、事故を未然に防ぐことができます。
屋外電気工事を成功させるためには、適切な材料と方法を選択することが不可欠です。
各ケーブルの特性を理解し、使用環境に応じた選定を行うことで、安全で効率的な配線が実現できます。
特に、屋外での電気配線は、専門的な知識が求められるため、必要に応じて専門家に相談することをおすすめします。
安全で快適な屋外空間を実現するために、正しい配線方法を選びましょう。
VVFケーブルは、屋外・屋内共に使用される配線ですが露出配線は紫外線や外的要因でケーブルが劣化しやすいので、PF館などの保護剤を使用して屋外で使用します。
屋内で使用する場合は、参考画像の様にステップルやインシュロックを使用して固定するのが一般的です。
CVケーブルは、VVFケーブルに比べて柔軟性が高いケーブルなので、電工ドラム(工場で使用される無いドラム式の延長コード)や電気機器のコンセント周りの配線に使用されます。
CVケーブルは被覆内の配線の数によって、CV-2,CV-3,CV-4等があります。
また、VVFケーブルはCVケーブルより柔軟性に乏しいこともあり、コンセント周りにはCVケーブルが使用されます。
しかし、これら異なるヨリ線と銅線の接続は差し込み型コネクタで配線できないので、絶縁被膜付閉端子を使用してカシメ工具をした圧着接続が一般的です。
VVFケーブルでやってはいけない配線は、野外で保護管もステップルも使用せず、ぐちゃぐちゃなまま宙ぶらりんで配線する事です。
接続も、端子台などを使用して配線すると、感電の原因になりますので注意が必要です。
VVFケーブルの解説や、容量のまとめは矢崎計器が最も分かりやすいです。
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