壁からカリカリ音がする一軒家、その正体はどこから!?ネズミ?虫?それともコウモリ?
夜中に壁や床下から何者かの生活音!ガリガリ・カリカリという音がする。
こちらからドン!と壁や床を叩き返しても、一向に収まらない虫か動物か分からない正体不明の不快音について、数年間虫やネズミ、コウモリ対策に悩まされた筆者が、壁の中や床下に潜む生物の撃退方法を解説。
壁からカリカリ音がする一軒家は、壁の中でネズミが巣を作っている可能性高く、放置すると電気コードをかじって火災の可能性もあり、衛生的にも良くないので、一刻も早く追い出す必要があります。
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壁からカリカリ音がする一軒家。ネズミを即日安全撃退する唯一の方法ポイント
- コウモリは家にも居たが、夜行性で天井付近に巣をつくるので夜中にカリカリ音がするのはコウモリではない。
- 壁からカリカリ音がするは虫でもない。虫は夏が終わると大抵はいなくなる。つまり冬の夜中に音がするのは不自然である。
更に、虫は暗い所より照明などの紫外線に引き寄せられる事が多いので、壁の中より室内が好き。 - 床下や天井に住み着くのは大型のハクビシン(夜行性)・アライグマ・イタチ等。いずれもデカすぎて壁の中には入れない。(筆者も隙間対策をする前に出会ったことがあるが、ネズミの音とは比較にならない。ドン!ドン!ドン!というものすごい音)
- 壁の中から音がするのはネズミ!ネズミは狭い所が好きで断熱材がある冬に寒さをしのげる場所が好き。しかも、垂直の壁は問題ではない。
- ネズミを撃退するならまずは隙間を徹底的に塞ぐなどの抜本的対策が必要。その上で超音波発生装置を設置すると直ぐに居なくなる。
- 壁からカリカリ音がする一軒家。冬の夜中に轟く正体不明の不快音
- 夜中に床下からガリガリ音がする原因は?ネズミ以外の動物です
- アパートやマンションも!壁からカリカリ音がするのは一軒家と同じ
- 壁の中のネズミはカリカリと何をしているのか!?
- ネズミは壁を登るのが得意?垂直の壁を物ともしない脅威の身体能力!
- ネズミは壁の中に居ても音で分かる!特徴的なカリカリ音
- 壁の中のネズミ対策は超音波一択!超音波しか勝たん!超音波は安全で経済的なネズミ対策
- 壁に潜むネズミ対策をした方が良い理由。騒音と健康被害も!?
- 壁はネズミを始めとする小動物が住み着く格好の環境
- 最後にネズミやカメムシなどの小動物の入りやすい部分を紹介します。
- 壁からカリカリ音がする一軒家。ネズミを即日安全撃退する唯一の方法まとめ
壁からカリカリ音がする一軒家。冬の夜中に轟く正体不明の不快音
壁からカリカリ音がするのは結論から言ってネズミです。
『アパートやマンションも!壁からカリカリ音がするのは一軒家と同じ』でも触れていますが、ネズミは壁の中の温かい狭い空間を好みます。
壁には様々な断熱材が使われており、生活を維持するのに沢山の配線や配管が通っています。
壁の配管や配線の穴は、それほどシビアに作られてはいませんので、ネズミが出入りするのに十分な穴が開いている事もあります。
ネズミが巣を作ると、コンセントの隙間からドブ臭いような臭いがしてくる事もあります。
コンセントから出てくる匂いについては、電気火災や他配管との見極めも必要なので、コンセントから匂いがする場合は、こちらの記事を参考にしてください。
石膏ボードはかじると粉になってしまいますが、グラスウールやスタイロフォームは保温性に優れ、ネズミがちぎったりかじって巣を作るには丁度良い素材です。
ネズミの身体能力もバカに出来ません。ネズミは垂直の壁を登れるので、壁の下に穴が無くても壁を登って上から入る事が出来ます。
ネズミの大きさや具体的な特徴、撃退サービスなどはダスキンさんが参考になりますね。
夜中に床下からガリガリ音がする原因は?ネズミ以外の動物です
ネズミは壁の中に断熱材があり、保温されている場所が好きなので、通り道に使う場合はあるかもしれませんが、空間の広い床下でガリガリと音を立て続ける事は少ないでしょう。
夜中に床下からガリガリ音がするのはほぼ、大型の野生動物です。
ハクビシンやイタチやアライグマが大型の動物で、特にハクビシンやアライグマについては、北海道などが主な生息域でしたが、近年は全国に生息範囲を拡大しています。見た目はかわいらしいですが、とても狂暴な外来種です。
ハクビシン・アライグマ・イタチは狩猟獣ですが、イタチに関しては注意が必要です。
上記の動物は、本来は狩猟免許を持って狩猟者登録をしていなければ捕獲できない動物です。
特に、イタチのメスに関しては狩猟が禁止されているので、安易に毒エサなどで対策しないようにしましょう。
イタチは水田や沼地等の水場を好む動物ですので、田んぼがある山村以外で、ガチの山中ではありま見かけません。
ネズミはほんの数ミリの隙間でも出入りする事が出来るので、ネズミが入らないようにする抜本的な対策として簡単なのが、隙間のコーキングです。
コーキング剤の取扱方法については、下記の記事で解説していますので、ネズミの侵入を抜本的に防止したい方は是非ご覧ください。
アパートやマンションも!壁からカリカリ音がするのは一軒家と同じ
一軒家以外にも、アパートやマンションも例外ではなく、壁からカリカリ音がするのは、一軒家と同じことです。
その理由は、ネズミの身体能力にあります。ネズミは垂直の壁でも登れる驚異の身体能力を持っています。
アパートやマンションの基本的な建築構造も、一軒家と変わりありません。
トタンやサイディング等の外壁があり、防水シートと合板、その中にグラスウールやスタイロフォームや石膏ボードなどの断熱材があり、内壁の壁紙となります。
グラスウールやスタイロフォームなどの断熱材が入っている所には、同時に電気配線や、配管などを通す隙間が空いています。
これらの穴を利用して、ネズミが出入りしているという訳です。
巾木の外れた床、外れたコンセントカバー等は、ネズミが出入りするのに最適な場所なので、そこがキッチンならネズミにとって最高でしょう。
ネズミが嫌う匂いの一つとして、ミントが挙げられます。
継続的な殺虫効果や継続的な忌避効果はありませんが、一時的な忌避効果がありますので、ネズミが住み着いた初期段階であれば出ていく可能性もあります。
ネズミや虫が嫌がるミントスプレーやハッカアロマの作り方は、下記の記事で紹介していますので、是非ご覧ください。
壁の中のネズミはカリカリと何をしているのか!?
壁の中に巣をつくるのは基本的にはネズミで、私の家にはコウモリも居ましたが、コウモリは夜行性で夜中に出ていくことが多く、また天井付近に巣をつくる事が多いです。
虫は冬に殆ど出ませんし、ネズミ程長期間生きられませんし、小型のハクビシンやアナグマは壁に入れる大きさはありません。
従って、夜中に家の壁からカタカタ・カリカリと音がしているのはネズミが原因という訳です。
ネズミが壁の中に巣を作る理由は、主に以下の3つです。
- 寒さをしのぐため
ネズミは寒さに弱い動物で、気温が10度以下になると活動が鈍くなるので、冬になると暖かい場所を求めて、壁の中などの暖房が効いている場所に巣を作ります。
- 外敵から身を隠すため
ネズミは天敵が多く、常に外敵の脅威にさらされており、安全な場所を求めて、壁の中などの狭い場所に巣を作ります。
- 繁殖するため
ネズミは繁殖力が非常に高く、1回の出産で10匹以上の子ネズミを産みます。
そのため、子ネズミを安全に育てるために、壁の中などの安全な場所に巣を作ります。
具体的には、壁の中の断熱材や配管などを巣材として利用し巣を作り、巣は、ネズミの体格に合わせて、直径5cm程度の球形や、平らな形になります。
ネズミの巣は衛生状態が悪く、さまざまな害虫や病原菌の温床になるため、早めに駆除することが大切です。
ネズミを駆除するには、つい殺虫剤やトラップに目を向けがちですが、なんとアシダカグモは、ネズミを捕食する個体も居るほど大型の益虫蜘蛛です。
ネズミが出る家庭で、アシダカグモが出る場合は、アシダカグモを殺虫しないように注意しながらネズミを駆除する必要があります。
アシダカグモは、ネズミ以外の不快害虫も捕食してくれる益虫です。
ネズミは壁を登るのが得意?垂直の壁を物ともしない脅威の身体能力!
ネズミは壁を登ることができます。特に、クマネズミは垂直の壁も登れるほど、壁登りの能力に優れています。
ネズミの足には、壁に引っ掛かるための小さな突起があり、尾を支えとして使うことで、安定して壁を登ることができます。
また、ネズミは非常に敏捷で動きが機敏なため、壁を登る際にもバランスを崩すことなく、スムーズに登ることができます。
ネズミは壁を登ることで、高いところからエサや水を探したり、敵から身を隠したりすることができます。
住宅などの建物に侵入する際にも、壁を登って侵入することがあります。
ネズミの壁登りの能力を踏まえると、壁に穴や隙間がある場合は、ネズミが侵入する可能性がありますので、ネズミの侵入を防ぐためには、壁に穴や隙間がないかどうか定期的に点検することが大切です。
ネズミを駆除したり追い出すには、ネズミの餌とならない不快害虫を殺虫する事も非常に有効です!
バルサンは室内は勿論、床下に隠れた不快害虫も煙で効率的に駆除してくれるので、ネズミの餌対策として非常におススメです。
バルサンを使う際は、幾つか注意点もありますので、注意点を記載した記事を載せておきます。
ネズミは壁の中に居ても音で分かる!特徴的なカリカリ音
ネズミの生活音は、主に以下の3つに分けられます。
- 足音
ネズミは、天井裏や壁の中を動き回る際に足音を立て、この足音は、カタカタ、トトト、といった音がします。
- かじる音
ネズミは、前歯が伸びないように、木材や配線、プラスチックなど、さまざまなものをかじり、このかじる音は、ギシギシ、ガリガリ、といった音がします。
- 鳴き声
ネズミは、警戒音や求愛音などさまざまな鳴き声を上げ、この鳴き声は、キィキィ、キューキュー、といった音がします。
また、ネズミは巣を作る際に、巣材を運ぶ音や巣の中で動き回る音も立てます。
ネズミの生活音は、夜行性であるため、夜中に聞こえやすく、ネズミは人間の存在を察知すると、音を立てないように静かに行動するようになります。
そのため、ネズミの生活音が聞こえなくなったからといって、ネズミがいなくなったとは限りません。
ネズミの生活音は、ネズミの存在を示す重要な手がかりで、ネズミの生活音に気づいたら、早めに駆除対策をすることが大切です。
壁の中のネズミ対策は超音波一択!超音波しか勝たん!超音波は安全で経済的なネズミ対策
下記で超音波対策グッツと他の対策グッツの具体的な比較や紹介をしていますが、ここでは簡単に結論だけいうと超音波は使ったその日から効果がありました。
壁で閉じられている内部に薬剤をまくのも難しいですし、エサや粘着シートもネズミの通り道に仕掛けなければならず、素人には何処がネズミの通り道か判断するのは難しいです。
壁を通り越し直接ネズミに効果があるのが超音波ですが、YouTubeは再生回数と収益を稼ぐのが目的のダミー動画が多く効果はありません!
実際に、YouTubeで超音波発生させているという音源と、ネズミ駆除用の本物の超音波機器の音を見比べてみると、音が殆ど聞こえない事が分かります。
私もYouTubeで動画を作成しているので、こういった長尺動画は、単に収益化目的で製作されている事が殆どです。
ネズミが人間に聞こえない超音波領域でコミュニケーションしているので、壁に直接超音波発振器を付けたところ、流石にネズミもたまらなかったようで、なんとその日のうちに居なくなりました!
壁に潜むネズミ対策をした方が良い理由。騒音と健康被害も!?
当然ですが壁の中にネズミを住まわせているより、駆除する事をおすすめします。
筆者は実際に、5年間次の二点の被害に悩まされており、様々な忌避剤や粘着テープや小型のはこ罠も試しましたが、一向に効果がありませんでした。
自然豊かな環境の静岡県では、害獣対策事業に助成金が出るほど事業を推進しています。
壁のネズミの騒音被害。夜中に何かをかじる音やカリカリ音がしてうるさい!
壁のネズミの騒音被害は、小さなネズミでも意外と音が気になります。
起きている時や、何かしている時はそんなに気にならないのですが、夜静かになって布団に入ると、隣の壁からネズミがカリカリと何かをかじる音が聞こえて、とにかくうるさい!壁のすぐ隣でネズミが生活しているので、当然と言えば当然です。
ところで、何でネズミが居るとわかったか気になる方もいると思いますが、これにはいくつか理由があります。
先ず、筆者の家は一部が明治から大正時代に建てられた部分があります。
今はその全てを対策したので問題ありませんが、対策する前は天井に隙間【縦6cm・横3m】があり、この隙間から外の明かりが見える位でした。
外壁にはいくつもの隙間があり、そこから柱を伝って家屋に浸入している事は容易に想像がつきました。
この隙間が原因でネズミが出入りしているのか、たまに天井をものすごい勢いでかけるネズミの足音も聞こえました。
ハクビシンやアライグマなどの大型の動物が入るほどの穴は無いので、ネズミと分かりました。
決定的だったのは、ある朝飼っているネコ二匹が、どこから捕まえてきたのか?とても興奮してネズミをおもちゃにしていました。
前日に壁付近の家具を移動したので、それに驚いたネズミがびっくりして逃げだそうとしたのでしょう。
それからしばらくはネズミの音が聞こえませんでしたが、一週間ほどで戻ってきてしまいました。
ネズミの死骸やフン被害に悩まされる。衛生上良くない!
壁の中は見えないので、どうなっているか分かりませんでしたが、とにかく外やネズミの侵入口付近にフンが落ちていたことです。
また、自宅周辺にも頻繁にネズミの死骸が落ちていました。
近所にはネコも含めて様々な小動物が多いので、他の小動物にかじられたような形跡のネズミの死骸もありました。
動物の死骸は当然健康によくありませんので、一刻も早く対策する必要があります。
古民家の天井には、手を突っ込めるほど大きな穴が開いていたにも関わらず、幸いにも天井からの匂いやシミなどや食べ物などの被害はありませんでした。
壁はネズミを始めとする小動物が住み着く格好の環境
古民家にはよく小動物が住み着きます。
昔の家は隙間が多く、特に私の家は明治から大正時代に建てられた部分もあり、柱自体はしっかりしていますが隙間が多く、何らかの対策をしないままだと動物の住処になります。
壁には石膏ボードを始め、グラスウールなど毛布のような断熱材で室内を保温しているものがあります。
冬も暖かく熱がこもりやすい場所なので、ハクビシンやアライグマは狭くては入れなくても、狭い所が好きなネズミにはよい住居環境になります。
今回は、古民家に移住した場合にやっておいた方が良い害獣対策や、私が実際に試して効果のあった方法をお話しします。
耳の良いネズミ駆除におすすめの対策グッツは超音波一択!
私の家は壁にネズミが住み着き、穴をふさぐ等抜本的な対策を行ってきました。
しかし、穴の量が多すぎる事もあって、年々被害は減ってきたものの、ネズミ被害を完璧に無くすまでにはかなりの時間を要しました。
ネズミ駆除には、ホームセンターに売っているネズミ駆除用のエサなど様々な駆除商品を試しましたが、最終的に一番効果があったのが超音波装置です。
ネズミなどの小動物は、とにかく超音波を嫌うそうです。
人の耳にも全く聞こえず、コンセントに差し込むだけでいいので、とても簡単でした。
お値段も3000円程度とコスパも良いですし、超音波なら動物をむやみに傷つける心配もないですし、人が誤飲する心配もないので安全です。
何より、死んでから腐ったりしたネズミや、害獣を処分したりする手間や、不快害獣を見なくて済むというメリットもあります。
私の家の場合、どこかからの隙間から、壁に巣を作っていました。
夜中になると、壁の中でカリカリ音がしました。
最初はネズミ対策のミントスプレーや簡単なもので対処していましたが、まるで効果が無く春には子ネズミが生まれ、出てきた子ネズミをネコが遊び道具にする始末でした。
冒頭で紹介したミントスプレーを撒いた直後は、流石にネズミも嫌がって一旦退散するようですが、数時間立つと直ぐに戻ってきてしまいます。
次に試したのが、ネズミ駆除用のエサですが、警戒して全く食べてくれません。
ネズミの粘着シートも同様で、一匹もかかりませんでした。
唯一、箱罠に仕掛けたピーナツナッツは、まぐれで一匹捕まえましたが、ネズミは子沢山なので、一匹二匹捕まえた所であまり意味はありません。
穴は見つけ次第ふさぎつつ、最も効果のあったのが先の超音波です。
ネズミの嫌がる周波数に設定しておいておくだけでなのですが、即日効果がありました。
毎日壁から音がしていたのが、その日を境に全く音がしなくなり、ネズミが寄り付かなくなってからは、穴もふさぎ終わり、以降ネズミが家で出る事は全くなくなりました。
私の場合、ネズミが巣を作った場所が屋根裏ではなく壁の中なので、どの辺にネズミがいるかわかりました。
ですので、ネズミが巣を作っている壁の真横に超音波駆除装置を固定しました。
間近で超音波を流され、さすがにネズミもたまらなかったのか、その日のうちに出て行き、効果絶大でした。
ネズミは、フンや皮膚垢に含まれる細菌・ウイルスが原因の目に見えない脅威があります。
特に、お子さんやペットのいる家庭では、ネズミをくわえたネコ経由で感染しかねませんので、出来るだけ早めの駆除を行いたいものです。
穴を塞ぐにも、古民家ではあえて通気性を確保している場合もあるので、やたら気密性を上げない方がよい場合もあります。
あえて天井の通気口を確保している古民家では、長期間使用しても錆びないステンレス製の網がおススメです。
購入するなら、下記商品のような、なるべく1-2mm前後の小さい隙間が空いた穴の網を使用しましょう。
1mm前後の隙間のステンレスメッシュなら、カメムシやムカデ等の昆虫も入る事は出来ません。
エアコンのダクト周りは、パテを使って穴埋めするのが基本ですが、シリコンコーキングをお勧めします。
ガルバ波板や、角波トタン+ダクトの組合せであれば、プラスチックと鉄なのでシリコンコーキングとの相性が良いですし、何より乾いた後にはがすことも出来ます。
しかも、パテよりも気密性高く出来ます。
残念ながら、シリコンコーキングは再利用する事はできませんが、パテは再利用可能です。
シリコンコーキングの方法に関する記事は、こちらが最も参考になりますので、シリコンコーキングで隙間を埋めたい方はチェックしてください。
害獣対策グッツにも注意点が!?配慮しないとペットが危ない!
私の家はネコを飼っていますが、聴力の高い動物に超音波はきついかもしれません。
ネズミと同じ系統のハムスターを飼っている家は、ペットへの負担が高すぎるでしょうし、動物は基本、耳が良いので超音波は殆どの動物対策に有効と聞きますが、逆にペットにとって害になる場合があります。
ただ、私の家のネコは最初は怪訝な顔をしていたものの、あまり影響はないようでした。
それでも、ネコの健康被害を考量して数日で運用を停止しましたが、それ以降もネズミ被害は全くありません。
エサタイプのものは、動物の種類によっては口にしないものもありますが、超音波であれば殆どの動物に有効という点が、応用範囲が広く有難いです。
超音波では、コウモリや鳥もたまらないでしょうね。
最後にネズミやカメムシなどの小動物の入りやすい部分を紹介します。
- エアコンの配管回り。(パテやコーキング材でふさがれているかチェックする)
- 外壁がトタンの場合は、コンクリートとの合わせ部分にコーキング材を充填する。(ムカデが登ってきても入れない。)
- トイレの丸型換気扇。(トイレの上についている換気扇ではなく、下の方についている換気扇はガラリにコーキングされているか確認しましょう)
- 水道配管まわり(温水器や給湯器が外に取り付けられている場合、ガスの管や水道の配管から侵入する可能性があります。しっかりコーキングしましょう)
- コンクリートの通気口(コンクリートの通気口は虫やネズミが最も侵入しやすい部分です。古民家を購入したら、網の部分が錆びていないか。外れていないかをチェックして必要があれば即対策しましょう。但し、通気口ですので、空気の流れが遮断されるような塞ぎ方はNGです)
上記の写真右をご覧いただきたいのですが、左の下にピンク色の物が見えますが、これは発砲ウレタンを隙間に充填した後です。
しかし、よーく拡大してみると隙間があり、わずかに外の明かりが見える事がわかります。
発泡ウレタンは、ネズミの侵入を防止したが、この大きさの穴が開いていると、ムカデや不快害虫はまだ防止できていない。
先のピンク色の隙間の部分の表側のトタンをご覧ください。
石垣をいじった時に、余ったモルタルを適当に隙間に詰め込みました。
それだけではくっつかないので、上の部分の隙間にはシリコンコーキングをたっぷり充填しました。
見た目は悪いですが、効果は抜群で、隙間風の流入は勿論今まで入ってきた不快害虫の全てが居なくなりました。
こちらは床下部分で、入居当初はこの穴がそのままあいていたのだから驚きです!完璧に動物の住処にされており、ハクビシンや小動物が住み着いた形跡がありました。
こちらは先の解体した物置上の部分の隙間。
何の対策もされておらず、穴が開いたままになっていたので、隙間は先で紹介した網で塞いでいますが、元々は、なぜか大量の竹が残置されていた。
左は軒先部分の隙間で、塞ぐ前は毎年クマバチやカメムシが侵入していた。
トタンの隙間も油断禁物です。
この程度の隙間なら、ネズミは簡単に侵入するできますし、コンクリートはムカデも登りやすいので、トタンの隙間から家屋に浸入されかねませんので、しっかりコーキングする事をおすすめします。
壁からカリカリ音がする一軒家。ネズミを即日安全撃退する唯一の方法まとめ
壁からカリカリ音がする一軒家について書きましたが、基本的にはマンションもアパートも構造が一緒です。
外壁があり、内壁には断熱材が使われており、保温性に優れています。
高層ビルでも、ネズミは垂直の壁も登れるので、建物の高さは問題ではないですし、ネズミが好む環境である事は言うまでもありません。
コウモリについては、屋根や天井に巣を作る事が多く、床下や壁に巣を作る事はありません。
また、夜行性なので夜中に出ていく事が多いので、冬の夜中にカリカリ・ガリガリと壁の中や床下から音がするのは、コウモリではない事も解説しました。
虫についても、虫は特に夏に活発になり、一部の昆虫を除いては冬には殆どが全滅しますので、虫という事もありません。
虫は壁などの隙間よりも、照明などの紫外線によって来る事が多いので、壁の中より室内に出やすいと言えます。
ハクビシン・イタチ・アライグマなどの動物においては、マンションに出る事は考えにくいですし、アパートや一軒家の狭い壁の隙間で生活する事はありません。
これらの動物は主に天井や床下でガリガリと音を立てます。
− 以下ネズミの対策・撃退方法 −
ネズミとの闘いの記録【5年間!】をこの一記事に纏めました。
ネズミ対策には、何より超音波が安全でおすすめです。
データによると、超音波はネズミやコウモリなどの害獣だけは無く、なんとムカデにも効果的であるという研究データもあるそうです。
筆者が実際に使ってみて、超音波は手軽であらゆる昆虫・動物被害に効果的でしたが、飼っているペットにも注意が必要です。
人間には聞こえない超音波でも、ペットは耳が良いので、ペットの負担にならない程度の頻度で使用しましょう。
超音波を使用して対策するのも良いですが、そもそも穴を塞がないと超音波の使用をやめた途端にまた動物の住処となる事は明白なので、必ず錆びないステンレスメッシュ・シリコンコーキング剤・ブチルゴムテープ・モルタル等を使用して効果的かつ抜本的な対策を行いましょう。
ブチルゴムテープを使った貼り付け方法や防水・防塵性能に関する記事はこちらをおすすめします。
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