排水溝にアルミホイルが効果ない?なぜぬめり防止と抗菌効果がある?

排水溝のぬめり防止と抗菌 田舎暮らしを楽しむ
排水溝のぬめり防止にアルミホイルの効果は?

排水溝にアルミホイルが効果ない?というのはウソでもあり半分本当でもあります。

市販されているアルミホイルにはコーティング処理がしてあるので、金属本来のイオン化能力を十分に発揮できず、全くではないものの、中途半端なぬめり防止効果と抗菌効果しか期待できない場合があります。

また、アルミホイル以外に10円玉もぬめり防止や抗菌に効果的という情報もありますが、10円玉はアルミホイルに比べ陽イオンになりにくく、アルミホイルよりも抗菌効果やぬめり防止効果が少ないと言えます。

アルミホイルを排水溝や風呂に入れたのを忘れた状態で酸やアルカリ等の洗剤で殺菌すると、酸やアルカリどちらにも反応しやすいアルミは水素を発生させて爆発の危険性があり大変危険です。

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排水溝にアルミホイルが効果ない?なぜぬめり防止と抗菌効果がある?ポイント

  • 金属の陽イオンの性質を利用して排水溝や風呂のぬめり防止や、抗菌効果を期待したい場合は、陽イオンになりやすい性質の金属を選ぼう!
  • 冒頭でも書いた通り、アルミホイルを風呂や排水溝に入れた事を忘れて酸やアルカリで殺菌すると、水素が発生して最悪爆発の危険性がある為、取り忘れの無いよに気をつけよう。
  • もし抗菌鋼やぬめり防止効果を狙って排水溝や風呂にいれるならば、10円玉よりアルミホイル。アルミホイルよりマグネシウムが効果的。
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排水溝と風呂にアルミホイルが効果ない?抗菌効果は金属イオンが鍵!

排水溝にアルミホイルや10円玉を入れると、抗菌効果やぬめり防止効果が期待できるのは、主に金属イオンによる働きで、風呂や排水溝に繁殖した雑菌やぬめりにフリーラジカルとして働き、菌の酸化力を高める為です。

排水溝と風呂にアルミホイル
どちらも効果がないわけではないが、コーティング処理された金属は反応がイマイチ

後ほど詳しく解説しますが、金属には陽イオンになりやすい性質のものが存在します。

確かにアルミホイルも10円玉も陽イオンになる性質がありますが、アルミホイルに比べたら10円玉のイオン化傾向は少なく、金属による風呂場や排水溝のぬめりを最大限に防止したいのであれば、イオン化傾向の高い金属を選ぶ必要があります。

原子周期表からイオン化傾向の高い金属を確認すると、Liやカリウムが筆頭に挙げられますが、これらのイオン化傾向が高すぎる金属は、何かに使う前に水と反応して発火したりと非常に危険な側面もあります。

そもそも一般人が入手する事自体が難しいでしょうが、実は私たちの身近に使われている金属でもあり、スマホに使用されているバッテリーの金属が正にリチウム金属です。

度々、互換性バッテリーなどでリチウムが発火した事件は記憶に新しいですね。

このように、金属にはイオン化傾向に違いがあり、一般的に入手できる金属でぬめり防止効果や抗菌効果を期待するのであれば、マグネシウム・亜鉛・アルミニウム・鉄などが適当ですが鉄はさびて風呂水の見た目が悪くなりますし、口に入った時にカナケっぽくなります。

それから、ナトリウムも金属で、アルミよりも抗菌効果は高いですが、私たちが普段口にしている調味料の塩は塩化ナトリウムで金属とは全くの別物ですので、風呂や排水溝に塩を入れないように注意しましょう。

もう一点重要な事ですが、実はアルミホイルを排水溝に入れても、ぬめり防止効果としてはそれほど大きな期待をする事は出来ません。

それは、金属表面が酸化しにくいように、アルミホイルがコーティングされているからです。

普段私たちががいつも見ているアルミホイルって、銀色に光沢がありとても綺麗ですよね?あれは、アルミが酸化しないよにコーティングされているからで、コーディングされているアルミホイルを使っても、アルミ本来の力は十分に発揮できないという事です。

排水溝・風呂にアルミホイルをどこに入れる?ネットに入れて落下防止

排水溝や風呂にアルミニウムや10円玉を入れる場合、どこに入れるか悩んでいるユーザーもいるかと思いますが、これはシンプルに排水溝に流れて行かないような大きさやパッケージのものに入れておけば問題ありません。

ネットに入れたアルミホイル
ネットに入れるアルミホイルはぎちぎちに固めずにクシャッとするくらい

下の見出し『排水溝にアルミホイルを入れる事の危険性!水素が発生する危険な側面』でも解説していますが、排水溝にアルミが流れた状態で、パイプユニッシュやハイターを使用すると水素が発生して最悪爆発する危険もある為、注意して入れたアルミニウムが排水溝に流れださないように注意しましょう。

キッチンハイターはアルミニウムと反応すると、水素を発生してとても危険ですが、今回のように直接かけて殺菌する用途としてとても優秀で、殺菌の他にもシール剥がしに使ったり、漂白作用を利用して壁紙のヤニを取ったりと様々な掃除用途として使用する事が出来ます。

キッチンハイターの漂白作用を利用して壁紙のヤニも真っ白に漂白!
べたべたこびりついたシール跡もハイターの成分で完全除去!

排水溝や風呂に入れた10円玉とアルミホイルのぬめり防止効果の違い

排水溝や風呂に入れた10円玉やアルミホイルに効果の違いはあるのでしょうか?

金属は原子核が電子を引き付ける性質が他の物質よりも弱いため、水などでも簡単に電子が剥がれて陽イオンになりやすいという性質を持っています。

金属シンクの排水溝
このシンクはステンレスでイオン化傾向は極めて低い

イオンになりやすい金属は、イオン化傾向の高い金属を使用するのが鍵!

例えば、イオン化傾向の強い金属を水中で使用すると、どんどん自分を構成している原子の回りの電子を水に与え、陽イオンとなります。

この様イオンになりやすい金属は、酸化しやすい金属とも考える事が出来ます。

亜鉛(Zn)を例に挙げると、亜鉛は自分が持つ電子二個を相手に与え、陽イオンとなります。Zn2^+です。

陽イオンになりやすい物質はLi K Ca Na Mg AL Zn Feの順番で、もしアルミニウム以外の金属を入れるのであれば、アルミニウムよりマグネシウムが効果的です。

10円玉を使うのも効果的とのうわさもありますが、原子周期表をご覧ください。

イオン化列を見ると、イオン化傾向の高いマグネシウムやアルミニウムやZnよりも、銅ははるかに酸化されにくい金属であることが分かります。

そもそも、銅って水の配管に使用されてましたよね?ってことはそんな簡単に錆びたり陽イオンになる事はないんです。

陽イオンの抗菌効果ですが、なぜ陽イオン(H+)が抗菌になるのかというと、事の始まりは1929年にドイツのクラウスという科学者が銀イオンによる殺菌効果を発見したことに始まるそうです。

クラウス博士が発見した銀イオンの殺菌効果についてPDF資料をダウンロード。

アルミニウムや亜鉛等、なぜぬめり防止や抗菌効果があるのかというと、マイナスに帯電している雑菌が+の様イオンとくっついてフリーラジカルを発生させることで、殺菌効果を発揮しているようなのですが、実はまだ詳しい原理は明確ではないそうです。

排水溝にアルミホイルを入れる事の危険性!水素が発生する危険な側面

誰もアルミホイルを排水溝に入れる事の危険性について警鐘を鳴らす事をしていないので、私の記事でアルミホイルを排水溝のぬめりとりとして安易に使う事の危険性について解説します。

排水溝にアルミホイルは危険?
下記のような排水溝だと内部に水素が貯まりやすいかもしれない

アルミホイルを丸めて排水溝に入れたことを忘れたまま、ハイターやパイプユニッシュを入れると本当にヤバい事が起きます。

そのヤバい事とは、水素が発生して爆発してシャレにならない事になるかもしれません!

おそらく、この排水溝にアルミホイルを入れる事に対する抗菌作用について書かれたブログの記事の殆どが、AIで生成された情報をそのままコピーしたか、何となく周りのブログをみて抗菌効果について書いた専門知識ゼロの素人である事が分かりました。

大切な情報が抜け落ちています!アルミホイルを排水溝に入れたり詰まったままパイプユニッシュや、ハイターを入れてぬめり取を行った場合、水素が発生して爆発の危険があります。
アルミは酸にもアルカリにも反応しやすい両性金属で、どちらの成分にも水素を発生させ大変危険です。
それも、ほんのちょびっとという量ではなく、かなり大量の水素を発生させますので、密閉した室内で水素ガスが発生すれば、電気スイッチのON時やガスレンジのスパークを起こした時点で爆発します。

もう一度書きますが、排水溝のぬめり防止でアルミホイルを入れた場合は、アルミホイルが配管に詰まっていないか、取り忘れていないかを良く確認してからハイターやパイプユニッシュを使用しないと最悪爆発の危険がありますので、十分注意しましょう!

排水溝にアルミホイルが効果ない?なぜぬめり防止と抗菌効果がある?まとめ

排水溝にアルミホイルを入れると効果ないかどうかですが、効果が無いわけではありませんが、アルミホイルなどの金属は酸化しないように表面がコーティングされていますので、中途半端な抗菌や殺菌・ぬめり防止効果しか発揮できない場合があります。

この場合、表面がコーティングされていない完全アルミオンリーの金属をネットなどに入れれば効果的ですが、他にも金属には陽イオン化しやすい金属が存在しますので、手に入るならばアルミホイルに拘らず、亜鉛や銅、鉄やマグネシウムも視野に入れてみましょう。

大切な事なので何度も書きますが、アルミホイルは酸やアルカリにも反応性の強い両性金属です。

酸やアルカリとは具体的には、キッチンハイターやパイプユニッシュが代表的で、アルミホイルを排水溝や風呂場に入れたまま・もしくは流して詰まったままこれらの処理を行うと、最悪内部で水素が発生して、電気のスイッチやガスコンロの火をつけた途端にドカン!なんて事もゼロではありませんので、取り忘れには注意が必要です。

また、他のサイトやブログでみかける〇日毎にアルミホイルを交換というのはあまり根拠がなく、意味がないように私は感じますし、むしろ長期間水やごみにさらされることでアルミのコーティングが剥げて、交換しない方が良いのではないかと感じてしまうくらいです。(あまりに長期間放置するのもゴミや雑菌が貯まる原因になります)

この辺は他のブログを斜め読みしたブロガーや、AIで自動生成した文書をそのまま鵜呑みにした結果なのではないかなと考察しています。

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