ハイエースルームランプの外し方は、種類を問わずフロントも天井も基本的に室内灯がねじ止めかプラスチックの爪で止まっている事が殆どです。
LEDバルブの種類においてもDX・1・6・7型のハイエースルームランプも基本的な外し方と交換方法に差異はありません。
ハイエースルームランプのLEDを交換・増設する時の基本的な電気の知識から、共通で使用できるおすすめのLEDバルブまで紹介します。
本記事では、ハイエースルームランプを交換するにあたり、簡単にできるカバーの外し方について解説しています。
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ハイエースルームランプ外し方と室内灯をLED交換!おすすめの種類ポイント
- ハイエースのルームランプの外し方は、レンズカバーを外す方法もあるが、実はランプユニット側からアプローチする方が結構簡単。
- ハイエースのルームランプのバルブの種類は主にT10とG14で構成されているので、カーショップでバルブタイプのものを交換したい場合はT10とG14を選ぼう。
- ハイエースのルームランプの外し方でやってはいけない方法がドライバーを使用する方法!最悪レンズカバーが割れるのでむりやりドライバーでこじるのは絶対にNG。
ハイエースのルームランプの外し方!フロント・室内灯・足元LED交換
以下の記事は全てトヨタ車のハイエースについて書かれたものです。その他の車の動作を保証するものではございませんのでご注意ください。
ハイエースルームランプの外し方は、様々な方法がありますが、専用の取り外し工具を使うのが一般的です。
中には、カバーがねじ止めされているケースもあるので、そういった場合はねじを取り外してからカバーを外し、電球を交換することになります。
取り外し工具にドライバーを使うと、レンズカバーを傷つけるばかりでなく、電球が存在しない場合などは内部の接点に触れてショートしかねませんので、注意が必要です。
安全を考え余計な手間を増やさないために、初めて施工する場合は、バッテリーの端子を取り外して作業するのもお勧めです。
ハイエースルームランプ外し方の注意点!
ドライバーNG
ひび割れ
形状
ねじ
ハイエースルームランプの外し方の注意点は、ドライバーなどの先端が金属でとがった工具はカバーに傷をつけるのでNGです。
爪の形状や、ねじでの固定の有無、交換する電球のソケットの形状にも注意が必要です。
- ハイエースルームランプのパネルを外す道具
- ハイエースのルームランプは爪で止まっている!【裏技的取外し方】
- ハイエースのフロントパネルにルームランプのスイッチを増設する方法
ハイエースルームランプのパネルを外す道具
ぶっちゃけ専用の取り外し工具は高いので、こんなもんでも十分だと思います。
家に取り外し用の工具はありますが、私の場合、爪が伸びている場合は、手だけでも十分外す事が出来るし、下記のようなシリコンコーキングをする時のヘラ【スクレイパー】を使用しても十分に取り外す事が出来ます。
冒頭でも解説しましたが、やってはいけないのは、レンズカバーを傷つけるような先端がとがった工具を使って強引に取り外す事です。
その代表工具がドライバーで、ドライバーは先端がとがっていますし、何より厚みがあってプラスチックカバーに入っていきません。
上記の商品リンクのような、専用の取り外し工具を見ると、ドライバーよりも先端が薄く、傷がつきにくい構造になっていることがわかります。
ハイエースのルームランプは爪で止まっている!【裏技的取外し方】
では、実際にランプを外す方法を画像と動画を使って分かりやすく解説します。
まずは一番苦労すると思われる足元のランプの取り外し方です!なぜ、この部分だけ取り外しに苦労するのかというと、他のルームランプカバーの様にカバー本体には工具差し込み用のへこみが無いし、ネジもついてないのでどこから分解すればよいのか分からないのが原因です。
勿論、他のやり方のようにルームランプとユニットの隙間にスクレイパーを差し込んで取り外す方法もありますが、足元ランプの場合、もっと簡単に取り外す方法があるのです。
それは、ユニット本体の隙間から爪を直接押して外す方法です。
動画で見ると分かりやすいですね!このようにユニットの隙間に何か差し込むだけで勝手にレンズカバーが外れてしまいます。
要らなくなったクレジットカードを細く切って差し込んでも外せます。
他の所でも紹介したようにドライバーなどを差し込んで無理やりこじるのだけはやめましょう!
続いては、ハイエースの天井の室内灯のカバーを外してT10のLEDバルブと交換します。
画像で微かに見えますが、ルームランプの大きさの割にインストールしたLEDライトが大分小さく感じますね(笑)
それもそのはず、これはジムニー用の室内灯を強制的に取り付けたからです。
カバーの取り外し方ですが、カバーの構造を見ると取り外し方も分かります。
室内灯レンズカバー固定用の爪とカバーを外す為の工具を差し込む隙間(凹み)が見えます。
この隙間にスクレイパーを差し込んでレンズカバー側に押して、スクレイパーを倒せば簡単に外せます。
ただ、コツをつかむと専用工具すらも不要で、下記の注意点で解説している通り、指の爪をひっかけてカバーとユニットをお互いに逆方向に引っ張りながら下に引くと外せます。
これがハイエース天井室内灯のルームランプですが、前述した通り私は元々ジムニー用の所有者で、ジムニーで使っていた専用のルームランプがあり、勿体ないのでT10バルブにハンダ付けしてハイエース用のルームランプとして使用していますが、めちゃくちゃ明るいです。
最後に、ハイエースフロントの室内ルームランプの取り外し方について解説します。
こちらも、上記の天井ルームランプと同様にカバーには工具(スクレイパー)を入れる為のへこみがついて居ます。
先ほどのルームランプと同様の取り外し方でも問題ありませんが、ちょっとやりにくいので私はユニットごと外してからレンズを取り外す方法を採用していますので、動画をご覧ください。
このように、ユニットごとルームランプを取り外す方法は非常に簡単で、変な体制で作業してランプカバーを傷付ける心配もないので非常に安心です。
ハイエースのフロントパネルにルームランプのスイッチを増設する方法
ハイエースのルームランプに新たにスイッチを増設するなら、オルタネイト型の押しボタンスイッチか、トグルスイッチがお勧めです!
トグルスイッチに関する記事は以下の記事で詳しく解説しています。
蛍光灯などの余裕のあるパネルに穴を開けてスイッチ類を増設する道具や方法について解説しています。
基本的に穴のあけ方は同じですし、ハンダ付けでスイッチを取り付ける事も出来ますが、車の場合はハンダ付けしてしまうとスイッチを取り外すのが大変なので、平型端子をスイッチの端子部分に使って配線する事をお勧めします。
記事の内容で若干本題と逸れましたが、ハイエースのフロントパネルにはスイッチを増設する穴もありますし、ハイエース自体のパネルに余裕があるので、外せばスイッチを増設する事が出来ます。
スイッチの種類ですが、トグルスイッチであれば基本的にONしたらONのままで、OFFならOFFのままです。
押しボタン式には二種類のタイプがあり、これを間違えると押した時だけしかルームランプが光らなくなってしまうので、注意しましょう。
ボタンを押した時だけ光るスイッチがモーメンタリー型のスイッチで、手を離すとOFFになりますが、オルタネイトスイッチは、ボタンを一度押すとONのまま維持され、もう一回押すとOFFになります
スイッチは回路上のどこについても基本的には動作します。
どこにトグルスイッチを付けるかといっても、回路図を見ていただくとわかる通り、プラスとマイナス線のどちらかにつけるしかありませんし、どちらに付けても動作はします。
注意点として、LEDバルブには電球と違ってプラスマイナスがありますので、DIY配線をする時は極性に注意しましょう。
ハイエースルームランプ室内灯を交換する時の外し方の注意点を解説!
画像の説明ではスクレイパーと書いてあるが、金属製の細いドライバーで無理にこじあけようとするのは絶対にNG!
意外と割れやすいし、傷つきやすいのでハイエースの室内灯をドライバーでこじるのはお勧めしない。
ハイエースのランプのプラスチックカバーは柔らかいので、写真上のザラザラした灰色の部分をルームランプのカバーとは反対方向に押しながら、上記の様にルームランプに指の爪をひっかけて外せば工具なんて無くてもぶっちゃけ外せる。
その他の注意点としては、万が一の故障やショートを避けるために、出来るだけバッテリーの配線は外して作業するのが安全です。
- ハイエースルームランプ共通のおすすめのLEDバルブはコレだ!
- ハイエースルームランプの室内灯増設とLED化に必須の電気知識の基礎
ハイエースルームランプ共通のおすすめのLEDバルブはコレだ!
100系・200系ハイエースのオーナーから良い評判を受けているハイエース共通のルームランプについて紹介します。
オートバックスや車屋さんにも沢山のハイエースルームランプが販売されていますので、一度店に行ってから購入を検討してみるのも良いかもしれません。
店で購入する時の良い点は、保証がある点やポイントが貯まりますし、大抵の店舗には何よりランプの明るさを確認できるスペースがありますので、どれくらいの色味なのか?ネット上の写真では明らかに分かりにくいので、確かめてから購入する事をお勧めします。
大抵の商品には色温度がケルビンKで記載されており、一般的には1200Kは青に近い晴天のような色で、900Kとケルビン数が下がるとオレンジ色に近い色味になります。
最近のLEDバルブには、プラスマイナスどちらに接続しても故障しないように、ダイオードが内部に挿入されていますが、ダイオードがない場合、LEDバルブが故障する原因になりますので、取り付け前に確認するとよいでしょう。
イネックスショップの商品はハイエースの専用に設計されているので安心して使用できるのが特徴です。
お値段は約2400円前後で、ルームランプの10倍近い明るさを誇ります!色は電球色と白でセット販売されているようです。
こちらは、ルームランプのセット販売でお値段約4304円前後です。
上記のルームランプと比べて明るさは半分の5倍と落ちますが、ハイエースの全部分をカバーするランプがセットになっているので、一度に室内のルームランプをLED化したい方におすすめしたい商品です。
ハイエースのルームランプのフロント室内灯や、ステップはT10・G14タイプのバルブを使用していますので、手軽に交換したいのであればT10タイプのLEDバルブを選択するのも悪くありません。
明るさが他のものに比べて微妙なのでは?と、思う事もありますが、正直これでも十分すぎる位明るいです。
自分の場合、視力が悪いですがT10タイプのLEDバルブでも十分に細かい作業が出来るほどです。
ハイエースルームランプの室内灯増設とLED化に必須の電気知識の基礎
ハイエースルームランプの室内灯を増設したりLED化するには基本的な電気の知識も必須です。
これからお話しする内容をよく頭に入れてからハイエースルームランプ室内灯を増設するとより理解が深まるでしょう!
皆さんご存じの通り、ルームランプ室内灯は直流の12Vで動いていますが、本来LED単体での動作電圧は3V-12V前後です。
電流は3Vの物だと大体20mA位流れ、LEDバルブは元物ノーマルで付属していた白熱バルブと違い、電流制御ですので過電流が流れると損傷してしまいます。
その為、LED内部には電流制御用の抵抗が付属しています。
LEDはダイオードと仕組みが似ている事も特徴的で、電流は一方方向にしか流れませんので、間違えて逆方向に電圧をかけると故障する原因となるので、抵抗と一緒にダイオードが組み込まれている事も少なくありません。
また、ハイエースのフロントやバックの室内灯のLEDバルブを増設する時は、直列接続ではなく並列で接続します。
配線の方法は、もともと伸びているルームランプの+と-の線から増設する事も出来ますし、マイナス線はボディーのどこからでも取る事が可能です。
また、LEDは通常取り付けられている白熱電球タイプの豆電球と違い、高輝度で低消費電力です。
家庭では、ひっかけシーリングランプを始め、どんどん照明のLED化が進んでいますが、車ではまだまだ完全に普及しているとは言えません。
車には、バッテリーという有限の電源を積んでいるからこそ、すべての機器に低消費電力化が求めれます。
電球をLED化する事へのメリットは、以下の記事でも詳しく解説していますので、LEDに交換するか悩んでいるなら、以下の記事を併せてごらんください。
ハイエースルームランプ外し方と室内灯をLED交換!おすすめの種類まとめ
ハイエースのルームランプの外し方は、工具が無くても手だけで取り外す事も出来ますが、コツがいるので、要らなくなったキャッシュカードやクレジットカードを細く切って差し込んでもうまく取り外す事が出来ます。
勿論、専用工具があるに越した事はありませんが、そんなものは買わなくてもレンズカバーを取り外す位であれば、画像や動画のように様々な工具で代用する事が出来ます。
ただし、絶対にやめた方が良い方法が一つあり、一見作業し易そうに見えるマイナスドライバーでこじるのはお勧めしません。
相手は柔らかいプラスチックなので、先端のどがったマイナスドライバーが万が一でもレンズカバーに当たれば傷がつくことは当然ですし、外れないからと無理やりこじればカバーが割れてしまいます。
ハイエースのルームランプレンズカバーは意外にも柔らかく割れやすいので注意しましょう。
また、ハイエースのルームランプのバルブは主にフロントがG14でその他がT10で構成されています。
純正のバルブまたはLEDタイプのバルブを購入する時は、G14とT10タイプのバルブを購入しましょう。
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