コンプレッサー使用後に正しいエア抜き方法が分からずに困った経験はありませんか?コンプレッサーを使用後のエア抜きは、機器の長寿命を保つために欠かせない作業です。
使用後にエア抜きをしないと、内部に湿気が残り、コンプレッサーの劣化や性能低下を招く原因になります。
特に「エアー抜き忘れ」や「エア抜きしないと」の問題が起こることがありますが、それを避けるためには、正しいエア抜き方法を理解することが大切です。
また、コンプレッサーの電源スイッチの切り方や、使用後の安全な電源の切り方を守ることで、機器の保護にも繋がります。
「エア抜きバルブ」の使い方や「圧力調整」のやり方も、コンプレッサーの効果的な運用において重要なポイントです。
エアーコンプレッサーを上手に使うためには、その基本的な使い方を学び、繋ぎ方やエンジンコンプレッサーの取り扱いにも注意を払いましょう。
これらのポイントを守ることで、タイヤ空気入れなどの作業をより安全に、効率よく行うことができます。
本記事では、コンプレッサーを正しく使うための使用後の「エア抜き方法」や「圧力調整」について詳しく解説し、初心者でも簡単に実践できるようにサポートします。
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記事の要約とポイント
- コンプレッサー使用後のエア抜きの重要性
エア抜きしないと内部に湿気が溜まり、コンプレッサーの劣化を招くため、使用後には必ずエア抜きバルブを使い、適切なエア抜きを行いましょう。 - 電源の切り方と安全性
コンプレッサーを使用した後は、「電源スイッチ」の正しい切り方を守り、安全に電源を切り、電源ケーブルを外してから収納することが重要です。 - 圧力調整の方法と注意点
コンプレッサーの「圧力調整」を正しく行うことで、機器の効率を最大化し、タイヤ空気入れやその他の作業で最適な圧力を設定できます。 - エアーコンプレッサーの繋ぎ方とエンジンコンプレッサーの使い方
エアーコンプレッサーやエンジンコンプレッサーの「使い方」をしっかりと理解し、適切な「繋ぎ方」を守ることで、より安全で効果的な作業が可能になります。
コンプレッサー使用後エア抜きの必要性と正しいエア抜きの方法を解説
コンプレッサーは、エアーツールを使う上で欠かせない機器です。
その「使用後のエア抜き」を正しく行うことは、長期間にわたって安全に使い続けるために非常に重要です。
しかし、具体的なエア抜きの方法やその必要性については、意外と理解されていない場合があります。
ここでは、コンプレッサーの使用後になぜエア抜きが必要なのか、エア抜きを怠るリスク、そして正しいエア抜きの手順を詳しく解説します。
コンプレッサー使用後にエア抜きしないとどうなる?
タンク内部の錆
部品の劣化
エアー漏れ
結露
コンプレッサーの使用後にエア抜きすることは、機械の性能を保つ上で非常に重要です!エアータンクにエアーが溜まったままだと、内部が結露してタンクが錆びる原因になりますし、常に圧力がかかったままになっているので、部品にも負荷がかかりよくありません。
その為、コンプレッサーの使用後は、かならずエア抜きを行いましょう!
- コンプレッサー使用後のエア抜きが必要な理由
- エアー抜きしないとどうなる?リスクと対策
- エアー抜き忘れを防ぐためのポイント
- コンプレッサーの電源スイッチと正しい切り方
- 初心者向けエア抜き方法と手順
コンプレッサー使用後のエア抜きが必要な理由
まず、なぜ「コンプレッサー使用後にエア抜き」が必要なのでしょうか?エアコンプレッサーが動作すると、内部のエアタンクに圧縮された空気が溜まります。
この空気には水分が含まれるため、使用中に結露し、タンク内に水が溜まってしまうのです。
もし使用後にこの水分を取り除かないと、タンク内で錆が発生し、最終的にはコンプレッサーの劣化や破損につながる可能性があります。
また、エアーツールを使う際に水分が混入することで、工具が正常に動作しなくなったり、故障の原因にもなります。そのため、使用後のエア抜きは必須です。
エアー抜きしないとどうなるのでしょうか?具体的には、内部に残留した水分や圧縮空気が原因で、以下のようなリスクが生じます。
タンク内部の錆
エアーツールの故障
安全リスク
残った水分が酸素と反応して錆を発生させ、タンクの寿命が短くなり、エアーに水分が混ざることで、エアーツール内部で結露が発生し、部品の摩耗や錆が進行する。
安全のリスクが懸念され、残留した空気が意図せずに放出されることで、予期しない圧力変動が発生する可能性がある。
正しい「エア抜き方法」についても見ていきましょう。
まず、電源スイッチを切り、エアーコンプレッサーの電源を確実にオフにします。
次に、エア抜きバルブを操作し、内部に残った空気をしっかりと抜き取りますが、エア抜きバルブの使い方は、モデルによって異なるため、必ず取扱説明書に従って行ってください。
最後に、タンクに残っている水分を取り除くために、適切な方法でタンク底部のドレンを開きますが、この際、ドレンの開閉や水抜きのタイミングも重要です。
「エア抜き忘れ」を防ぐためのポイントとして、日常的なメンテナンススケジュールを設けると良いでしょう。
例えば、毎回の使用後にエア抜きを行う習慣をつけることや、定期的なタンク内の圧力調整を行うことも有効です。
また、エンジンコンプレッサーや電動式コンプレッサーのいずれを使用する場合でも、使用後の手順として必ずエア抜きを実行することで、トラブルのリスクを抑えることが可能です。
次に、「エアー抜きしないとどうなるのか?」についてのリスクと対策を詳しく解説します。
エアー抜きしないとどうなる?リスクと対策
コンプレッサー使用後にエアー抜きしないとどのようなリスクが生じるのでしょうか?実は、エア抜きを行わないことによって機器の寿命や作業効率に大きな影響が出る可能性があります。
ここでは、エアー抜きを怠ることによる具体的なリスクと、その対策について詳しく見ていきましょう。
タンク内の錆の発生と機器寿命の短縮
コンプレッサーのエアタンクには、使用中に水分が溜まりやすくなります。
この水分がタンク内に長期間留まると、錆が発生しやすくなり、錆が進行すると、タンクの耐久性が低下し、最悪の場合にはエア漏れやタンク破損のリスクが増します。
例えば、一般的なスチール製のエアタンクは、定期的にエア抜きと水抜きを行うことで数年〜10年ほど使用可能ですが、エア抜きを怠るとその寿命は大幅に短くなります。
エアーツールへの悪影響
エアーツールを使用する際に、コンプレッサーから供給される空気に水分が混ざると、ツール内部で結露が生じ、部品の摩耗や故障が進行しやすくなります。
特に、エアブラシやスプレーガンといった精密なエアーツールでは、水分が原因で塗料の吹き出しが不安定になったり、内部が錆びることで精密な作業が困難になります。
このような問題は、結果的に作業のクオリティを下げるだけでなく、ツールの修理や交換が頻繁に必要になるため、コスト面でも大きな負担となります。
安全リスクの増大
タンク内に圧縮された空気が残っている状態での保管は、意図せず空気が放出される危険を含んでいます。
特に、長期間コンプレッサーを使用しない場合でも、残留圧力がかかっていると予期しないタイミングでエアが放出されることがあり、事故の原因になります。
このような安全リスクを防ぐためにも、エア抜きと電源オフは必須の手順です。
エア抜きを忘れずに行うためには、以下のような対策を取ることが有効です。
コンプレッサーのメンテ効率化法4選
- 使用後のチェックリストを作成する
コンプレッサーの使用後に行うべきメンテナンスとして、「エア抜き」「電源オフ」「ドレンの確認」を含むチェックリストを作成しておくと良いでしょう。これにより、エア抜き忘れのリスクが軽減されます。 - エア抜きバルブの正しい操作方法を確認する
各コンプレッサーにはエア抜きバルブが設けられていますが、バルブの操作方法は機種によって異なるため、取扱説明書に従って正しく操作することが重要です。バルブをしっかり開閉することで、内部の空気や水分を効果的に排出できます。 - タンク底部の水抜きも忘れずに行う
エア抜きと同時に、タンク底部のドレンを開放し、水分を確実に排出するようにしましょう。この作業は、通常1〜2週間に1度程度の頻度で行うと良いとされていますが、使用頻度が高い場合は、使用後に毎回行うことが推奨されます。 - 定期的な圧力調整と点検
定期的にコンプレッサーの圧力調整を行い、内部の圧力状態を確認することも、エア抜きの重要なメンテナンスの一環です。エア抜きと圧力調整を適切に行うことで、タンク内の圧力変動を抑え、内部の過度な負担を回避できます。
エア抜きの手間はわずかですが、その効果は大きく、コンプレッサーの寿命を延ばし、エアーツールの性能を維持するために欠かせません。
安全面、機器の寿命、作業の効率のいずれの観点からも、必ず実施するようにしましょう。
エアー抜き忘れを防ぐためのポイント
コンプレッサーを長く安全に使用するためには、使用後に必ず「エア抜き」を行うことが重要と何度も解説しました。
しかし、特に初心者の方にとってはエアー抜き忘れが起こりがちです。
エア抜きを怠ると、タンク内に残った空気や水分が原因で様々な問題が発生する為、ここでは「エアー抜き忘れ」を防ぐためのポイントや、手軽に行えるエア抜き手順について解説します。
エア抜きを習慣にするためには、コンプレッサー使用後に行う手順をまとめたチェックリストの作成が効果的です。このチェックリストには、以下の項目を含めると良いでしょう。
このようなチェックリストを毎回確認することで、エア抜きを含めた全体のメンテナンスを確実に実行できるようになります。
特に、エアー抜きしないと機器の寿命が短くなる可能性があるため、このようなリストでの確認は重要です。
また、エアー抜き忘れを防ぐための一つの工夫として、リマインダーを設定する方法も効果的です。
スマートフォンやデジタルカレンダーに、使用後のエア抜きを行うタイミングでリマインダーを設定すると、忘れにくくなります。
特に、頻繁にコンプレッサーを使用する現場では、このようなタイマー機能が役立ちます。
初心者にとって「エア抜きバルブ」の使い方が分かりづらいことも、エア抜き忘れの原因となります。
エア抜きバルブはコンプレッサーのタンク底部や側面に設置されていることが多く、バルブを開けることでタンク内の圧縮空気や水分を排出する仕組みです。
エア抜きバルブの使い方がわからないと、エア抜き作業自体を避けがちになりますので、バルブの位置と操作方法を確認しておくことが大切です。
コンプレッサーの電源スイッチを切った後に、必ずエア抜き作業を行う手順をセットで覚えることも効果的です。
使用後に「電源を切ったら、エア抜き!」を一連の手順とすることで、作業習慣が定着しやすくなります。
このようなシンプルな流れを日常的に実行することで、エアー抜き忘れが減り、結果的に機器の寿命も延びます。
コンプレッサーの電源スイッチと正しい切り方
コンプレッサーを安全に操作するためには、正しい「電源スイッチ」の使い方と、確実に電源をオフにする「切り方」を理解することが必要です。
使用後に電源を切ることは、エア抜き同様、重要なステップであり、操作ミスが事故につながる可能性もあります。
ここでは、コンプレッサーの電源スイッチと正しい切り方について解説します。
まず、コンプレッサーの電源スイッチがどこにあるかを確認する必要があり、スイッチは機種によってスイッチの位置は異なりますが、一般的には本体の前面や側面に配置されています。
エアーコンプレッサーの電源スイッチは、オンとオフの明確な切り替えができるように作られていますが、スイッチの操作に不安がある場合は、取扱説明書を確認するのが良いでしょう。
電源を切る前に、タンク内の圧力を確認し、必要に応じてエア抜きを行います。
圧力調整を行わないまま電源を切ると、タンク内に残った圧力が安全リスクを引き起こすことがあります。
そのため、使用後のエア抜きは必ず行い、圧力をゼロに近づけてから電源スイッチを切るのが望ましいです。
電源スイッチの操作手順
電源スイッチの操作手順は以下の通りです。
- エア抜きバルブを開けて、タンク内の空気を排出する。
- 電源スイッチをオフにし、完全に電源を切る。
- コンプレッサーが完全に停止するまで確認する。
電源スイッチの切り方を守り、確実にオフにすることは、コンプレッサーを安全に保つための基本操作です。
初心者向けエア抜き方法と手順
初心者にとって、コンプレッサーのエア抜きは少し難しく感じるかもしれません。
しかし、正しい「エア抜き方法」を覚えれば、毎回のメンテナンスがスムーズになりますので、ここでは、初心者でも簡単にできるエア抜きの方法と手順を紹介します。
コンプレッサーを停止し、電源スイッチをオフにする
まずは、コンプレッサーの使用が終わったら、電源スイッチをオフにし、機器を停止させます。この時、電源が完全に切れていることを確認しましょう。
エア抜きバルブを開ける
次に、タンク内の残留圧力を開放するために、エア抜きバルブを開けます。タンク底部や側面にあるバルブを緩めると、内部の空気が排出されます。コンプレッサーの内部が加圧されたままだと、次回の使用に支障が出る場合があるため、しっかりとエア抜きを行うことが大切です。
ドレンの確認と水抜き
エア抜きが完了したら、タンクのドレンを開放して、内部に溜まった水分を排出します。タンクに水分が残ると錆が発生し、機器の寿命が縮まる原因となります。水抜き作業は必ず毎回行い、タンクを清潔に保ちましょう。
圧力調整を行う
タンク内の圧力がゼロに近いことを確認し、圧力調整のやり方に従って適切な状態に戻します。エンジンコンプレッサーの場合も同様で、圧力をゼロにしてから保管することが推奨されます。
以上が、コンプレッサーの初心者向けエア抜き方法と手順です。
コンプレッサー使い方ガイド!始動から使用後のエア抜きまでを解説
コンプレッサーは、さまざまな作業で便利に使用できる機械ですが、安全で効率的に使うためには正しい使い方を知ることが重要です。
ここでは、コンプレッサーの始動方法から「使用後のエア抜き」までの一連の手順について詳しく解説します。
また、エアー抜きしないと起こりうるリスクについても触れ、安心して使用できるようなガイドを提供します。
コンプレッサーの準備と始動方法
コンプレッサーを安全に使用するには、まず正しい準備が必要です。以下の手順で準備を進めましょう。
コンプレッサーを使用する際には、平らで安定した場所に設置し、換気が良い場所を選び、ホコリや油が多い環境ではなく、清潔なエリアが理想です。
コンプレッサーの電源ケーブルが損傷していないか確認し、適切な電源に接続し、電源の切り方にも注意し、使用後にはコンセントから抜くことが安全です。
電源スイッチをオンにするときは、周囲に人がいないことを確認し、特に大きな音が出る場合があるため、周囲に知らせてから始動するのが安全です
設置場所の確認
電源ケーブルの確認と接続
エアーコンプレッサーの「電源スイッチ」を確認
コンプレッサーの圧力調整とエアーの繋ぎ方
コンプレッサーを効率よく使用するためには、圧力調整が重要です。圧力調整のやり方については、以下の手順で行います。
圧力設定の確認の方法は、コンプレッサーには、圧力を調整できるダイヤルやボタンがついています。
使用するツールに合わせた適切な圧力に調整します。
例えば、「タイヤ空気入れ」など特定の用途に応じて圧力が変わるため、使用前に取扱説明書を確認することが重要です。
エアーホースの繋ぎ方は、コンプレッサーの出力バルブにエアーホースをしっかりと繋ぐ必要があり、接続が不十分だとエア漏れの原因になるため、しっかりと固定しましょう。
使用後のエア抜きの重要性
使用後にエア抜きを行うことは、コンプレッサーを長く使うために必須の作業です。
エア抜きしないとタンク内に水分が溜まり、錆が発生して機器が劣化する原因となる為、注意が必要です。
その為、使用後は、まず「電源スイッチ」をオフにして機械を停止させます。
電源を停止後に、タンクに残った空気を放出するため、「エア抜きバルブ」を開けますが、この際、圧縮空気が急に放出されることがあるため、顔を近づけずに慎重に行いましょう。
コンプレッサーの始動から使用後のエア抜きまで
エアホース接続
電源ON
圧力調整
エアー抜き
基本的には上記のキーワードの羅列通りにコンプレッサーを始動して、終了時には必ずエアー抜きを行えば、エアーコンプレッサーは直ぐに故障するようなものではありません。
しかし、エアーコンプレッサーが故障しなくても、接続側の精密機器の動作不良の原因になる事があります。
- エア抜きバルブの使い方と役割
- エンジンコンプレッサーの基本的な使い方
- エアーコンプレッサーの正しい繋ぎ方ガイド
- コンプレッサーの圧力調整のやり方を解説
- タイヤ空気入れに最適なコンプレッサーの使い方
エア抜きバルブの使い方と役割
エア抜きバルブは、コンプレッサーのタンク内に残った空気や水分を放出するための装置です。
このエア抜き作業を怠ると、タンク内の湿気が錆びを生じさせる原因となり、コンプレッサーの寿命を縮めます。
エア抜きバルブの使い方と役割について詳しく見ていきましょう。
エア抜きバルブの位置と操作方法
エア抜きバルブは一般的にコンプレッサーのタンク底部に位置しています。
このバルブを回して開けると、内部の空気と一緒に水分が排出され、タンク内部の錆や劣化を防止することが出来ます。
エア抜きバルブの操作方法は、次のような手順です。
- バルブをゆっくり回して開ける
エア抜きバルブをゆっくり回して空気を放出します。急に全開にすると、空気が一気に出て危険ですので、慎重に開けてください。 - 空気と水分が完全に抜けるまで待つ
バルブから空気と水分が出なくなるまで、しっかりと開けたままにしておきます。タンク内部の空気が完全に抜けたことを確認できたら、バルブを再度閉めます。
エア抜きバルブも定期的にメンテナンスが必要です。
使用頻度によっては、バルブが詰まることがあるため、清掃を行うことが推奨され、清掃の際にはバルブを完全に取り外し、中の汚れや錆を取り除きましょう。
エンジンコンプレッサーの基本的な使い方
エンジンコンプレッサーは、電動コンプレッサーと異なり、ガソリンやディーゼルエンジンで稼働するタイプのコンプレッサーです。
工事現場や野外での作業に適しており、電源がない場所でも使用できるという利点があります!ここでは、エンジンコンプレッサーの基本的な使い方について解説します。
エンジンの始動方法
エンジンコンプレッサーは電動のものとは異なり、エンジンの始動が必要で、エンジンコンプレッサーは、燃料の補充やオイルの追加、定期的なメンテナンスがかかせません。
エンジンコンプレッサー使用前に、ガソリンやディーゼルなど、エンジンに適した燃料を確認し、必要に応じて補充します。
エンジンスイッチをオンにした後、スターターロープを引っ張り、エンジンを始動させます。
慣れていない場合は、操作が少し難しいこともあるため、落ち着いて行いましょう。
エンジンコンプレッサーは、通常、ガソリンで動きますが、潤滑オイルが別に必要になる場合がありますので、エンジン始動前に確認しておきましょう。
圧力調整とエア抜きのやり方
エンジンコンプレッサーも、使用後のエア抜きが必要です。圧力調整のやり方やエア抜きバルブの操作は、基本的に電動コンプレッサーと同じです。
使用前の圧力調整は、使用するツールに合わせて圧力を調整します。
エアーホースの繋ぎ方も確認し、エア漏れがないかをチェックしましょう。
使用後にはタンク内の圧力を完全に抜くため、エア抜きバルブを開け、エンジンコンプレッサーでも、タンク内に残った空気や水分をしっかり抜くことが寿命を延ばすコツです。
エンジンコンプレッサーの安全な電源の切り方
エンジンコンプレッサーの電源を切る際には、エンジンスイッチをオフにしてから、燃料バルブを閉じ、これにより、燃料の無駄遣いを防ぎ、次回使用する際にも安全です。
このように、コンプレッサーやエンジンコンプレッサーの使い方や「エア抜き」について理解しておくと、効率的で安全な作業が可能になります。
エアーコンプレッサーの正しい繋ぎ方ガイド
エアーコンプレッサーを使う際には、まず正しい「繋ぎ方」を理解することが必要です。
コンプレッサーは、接続が甘かったり間違っていたりすると、エア漏れや圧力不足を引き起こす原因となり、安全面でもリスクが伴います。
ここでは、エアーコンプレッサーを安全かつ効率的に使用するための基本的な繋ぎ方について解説します。
コンプレッサーの設置と事前確認
まず、エアーコンプレッサーを使用する際には安定した場所に設置することが重要です。
設置場所が不安定だと、コンプレッサーが振動で動いたり倒れたりする危険性があるため、平らで堅固な場所を選びます。
接続ホースの確認は確認必須で、エアーコンプレッサーに使用するホースがきちんと装着されているか確認します。
ホースには、空気が漏れないようにしっかりと接続するためのネジがあるので、手で締めた後、工具で確実に締め付けましょう。
エアーコンプレッサーの電源スイッチがオフになっていることを確認します。
誤ってオンにしたままホースを繋ぐと、突然エアが噴き出す恐れがあるため、必ず作業前にスイッチの位置を確認してください。
エアーコンプレッサーのホースの繋ぎ方とチェック方法
ホースを正しく繋ぐことは、エアーコンプレッサーの性能を最大限に引き出すために欠かせませんので、以下の手順で繋ぎ方を確認しましょう。
- エアーコンプレッサーのアウトレットにホースを繋ぐ
エアーコンプレッサーのアウトレット部分にホースをしっかりと接続します。多くのコンプレッサーでは、アウトレット部分にクイックコネクターがついており、ホースを押し込むだけで接続できるタイプもありますが、必ず「カチッ」と音がするまで確認します。 - ホースとツールの接続
次に、ホースの反対側に使用するツール(エアブラシやタイヤ空気入れなど)を接続します。接続部分がしっかりと固定されていることを確認してください。エア漏れがあると、作業がスムーズに進まないため、最初からきっちり接続しておくことが重要です。 - エア漏れ確認
エアーコンプレッサーのスイッチをオンにして圧力がかかっている状態で、接続部に耳を近づけてシューッという音が聞こえないか確認します。エア漏れがある場合は、接続部分を締め直し、それでも漏れる場合はシールテープを使用して補強します。
コンプレッサーの圧力調整のやり方を解説
エアーコンプレッサーを使用する際、圧力調整を正しく行うことは、作業効率を向上させるために非常に重要です。
適切な圧力に設定することで、エアツールの性能を最大限に引き出し、安全に使用することができます。
以下に、具体的な圧力調整のやり方を詳しく解説します。
圧力調整ダイヤルの確認と設定方法
コンプレッサーには圧力調整ダイヤルが付いており、このダイヤルでタンクの圧力を調整します。まずは、使用するエアツールが必要とする圧力を確認し、適切な設定にします。
ダイヤルの回し方
圧力を上げるにはダイヤルを時計回りに、下げるには反時計回りに回します。調整中にはメーターを確認し、圧力がどの程度かリアルタイムでチェックします。
圧力メーターの確認
コンプレッサーには一般的に2つの圧力メーターがあり、1つはタンク内の圧力、もう1つはアウトレットの圧力を示します。アウトレット側の圧力を調整し、使用するツールが適切な動作をするように設定します。
適切な圧力範囲の確認
多くのエアツールは0.6~0.8 MPaの圧力で最適に動作しますが、ツールによっては異なるため、取扱説明書に従って設定することが推奨されます。圧力が低すぎるとパワー不足、高すぎるとツールの損傷につながることがありますので、注意が必要です。
圧力調整時の注意点と安全性
圧力調整は慎重に行うべき操作です。
圧力を急激に変えると機器やホースに負担がかかるため、ゆっくりと調整するのが基本で、設定後も時々メーターを確認し、圧力が安定しているか確認するようにしましょう。
安全のためのエア抜き方法についても解説します。
使用後にはエア抜きを行い、タンク内の残圧を完全に放出します。
エア抜きバルブを開ける際には、タンクが冷却されている状態で行うことが推奨されます。
タンク内部に圧力が残ったままだと、長期的に見ると錆びの原因にもなるため、エア抜きは必須の作業です。
タイヤ空気入れに最適なコンプレッサーの使い方
タイヤ空気入れにコンプレッサーを使用することで、短時間で効率よく空気を入れることが可能です。
ここでは、タイヤ空気入れに必要な「コンプレッサーの使い方」について説明します。
家庭用や車載用のタイヤ空気入れコンプレッサーもありますが、基本的な使用方法は共通しています。
適切なタイヤ空気圧の確認と設定
タイヤ空気入れには、タイヤの適正な空気圧が重要です。適正な空気圧は、通常、車両の取扱説明書やドア側のステッカーに記載されています。一般的に乗用車のタイヤ空気圧は220~250 kPa程度ですが、車種やタイヤの種類によって異なります。
- エアーコンプレッサーの圧力調整
タイヤ空気入れに使用する際には、エアーコンプレッサーの圧力を適正な範囲に調整します。多くのエアーコンプレッサーには調整ダイヤルがあり、タイヤに過度な圧力がかからないようにします。 - ホースとタイヤバルブの接続方法
エアーコンプレッサーのホースをタイヤのバルブに接続します。通常、ホースにはクリップが付いており、しっかりと接続することで空気がスムーズに入ります。
タイヤ空気入れ時の安全な使用方法
- 圧力の確認
タイヤに空気を入れている間、コンプレッサーのメーターを確認しながら適正な空気圧まで調整します。過度に空気を入れすぎるとタイヤが膨張し、破裂のリスクが高まりますので、慎重に行いましょう。 - エア抜き忘れに注意
コンプレッサーを使い終わった後は、必ずエア抜きを行います。エア抜きバルブを使用して、タンク内の残圧をしっかりと放出しましょう。タンクに圧力が残ったまま放置すると、錆びや劣化の原因となり、次回の使用時に支障をきたす可能性があります。 - 電源の正しい切り方
使用後は、コンプレッサーの電源スイッチを切り、電源ケーブルを抜いてから安全な場所に収納します。
コンプレッサー使用後のエア抜の重要性まとめ
コンプレッサーを安全に使用するためには、正しい使い方とメンテナンスが不可欠で、特に使用後にはエア抜きが必要です。
エア抜きをしないと、コンプレッサー内部に湿気が溜まり、部品の劣化や錆の原因となります。
エアー抜き忘れは機器の寿命を縮めるため、使用後のエア抜きバルブを使った方法を習慣化しましょう。
コンプレッサーの電源スイッチも正しい操作が必要です。
電源を入れる際には、繋ぎ方や接続部を再度確認し、使用後は電源の切り方に注意します。
正しい順序で電源をオフにし、ホースの接続を外すことで、安全に電源を切ることができます。
また、「エンジンコンプレッサー」や「エアーコンプレッサー」の使い方も把握しておくことが重要です。
適切な「圧力調整」を行い、使用するツールに応じた圧力を設定することで、効率的かつ安全に作業が行えます。
さらに、「タイヤ空気入れ」を行う際のコンプレッサーの使い方も知識として持っておくと便利です。
タイヤ空気入れを使用する際、エアーコンプレッサーの圧力が適正かを確認し、慎重に繋ぎ方を確認した後に作業を開始します。
また、過度な空気圧はタイヤの劣化や破損を引き起こすため、圧力調整のやり方にも注意を払います。
コンプレッサーを安全に長く使用するためには、エア抜きや電源の正しい操作を習慣にすることが重要です。
エアーコンプレッサーの使い道。小型でも洗車やホコリ飛ばしに大活躍!
エアーコンプレッサーの使い道を知らず、エアーコンプレッサー選び方に困ったことはありませんか?
普段から洗車やホコリ飛ばしに活用している筆者が、家庭用 100Vで使えるおすすめの最強エアーコンプレッサーを紹介します。
エアーコンプレッサーが一台あるだけで様々な使い道があり、特に田舎暮らしでは1台は持って損は無い多機能な道具です。
本記事では、家庭用で洗車にも使えるエアーコンプレッサーの使い道や、ホコリ飛ばしに使えるレベルのエアータンク容量の目安について、画像付きで詳細に解説しています。
エアーコンプレッサーがおすすめの理由はその汎用性の高さにあり、エアーコンプレッサーは皆さんが想像する以上に多くの使い道があるのです。
見出しにも書きましたが、エアーコンプレッサーの使い道は、洗車やホコリ飛ばしなんてレベルには留まりません。
ネジを回したりは勿論、なんと吐き出すのが専門のエアーコンプレッサーと思いきや、掃除機としても使えます。
おまけに空気の力を利用したコンプレッサーは、運用コストが電気に比べて安いので、工場では機械制御の中心的存在としてコンプレッサーが使用されています。
工場で使用するコンプレッサーは、エアードライヤーというコンプレッサーの親玉のような超デカいコンプレッサーです。
空気を利用したポンプなどもありますので、水を汲みだすことだって出来るんです!今説明しただけでもコンプレッサーがどれだけ汎用性の効くスゴイ道具か理解できたと思います。
エアーコンプレッサーの使い道
洗車
ホコリ飛ばし
工場用途
100V 家庭用
エアーコンプレッサーは、空気を入れる他、タッカーやドライバーとしても使用できますし、タンク容量が大きなものだと空気の力を利用して、洗車やホコリ飛ばしにも使えます。
低コストというメリットを生かして、工場では機械制御に使われることも多い機械です。
- エアーコンプレッサーは業務用と家庭用でどう違う?
- 業務用の使い道。主に工場や建築業界などで活躍!
- 100V 家庭用の使い道や活用例
- コンプレッサーの種類は?オイルレス?オイルタイプ?エンジン?
エアーコンプレッサーは業務用と家庭用でどう違う?
それでは、具体的にエアーコンプレッサー 100Vの家庭用と、エアーコンプレッサー 業務用の使い道について、私が実際に業務と家庭で体験した違いをお話しします。
業務用と家庭用のエアーコンプレッサーの使われ方について、先にまとめます。
家庭用では100Vのエアーコンプレッサーでも、タンク容量が30Lもあれば、ホコリ飛ばしや洗車などの大容量の空気が必要になる作業でも問題なくこなす事が出来ます。
業務用(工場)の用途としては、くぎ打ち機や、エアードライバーとしての使用が一般的で、工場になると空圧部品を利用して、生産ラインのロボットの動作を制御しています。
エアーの力を利用して、製品を無傷で吸い付けて移動させたり、何かを掴んだり離したり、プレスしたり、様々な用途に使用されます。
では、家庭用と工場の用途について、各見出しでさらに詳細に使い道を深堀していきます。
業務用の使い道。主に工場や建築業界などで活躍!
エアーコンプレッサーなんて、工事業者とか専門業者しか使わないのでは?普通の人はあまりなじみのない機械かもしれまんが、田舎暮らしの生活用品として必ず揃えたいものの一つと感じています。
エアーコンプレッサーがどういったものかを簡単に解説すると、圧縮空気を送るための機械です。
圧縮空気を送るための機会という機能は、家庭用・工場用途でも同じことです。
電気を使用して圧縮空気を作るのですが、これがあると無いとでは、家庭用の場合、掃除の進捗度合いもだいぶ違います。
田舎へ移住して掃除する部分は色々あるかと思いますが、私の場合、自家用車の洗車や、和室の梁やエアコンのホコリ飛ばしで大活躍しました。
掃除機で吸うという手もありますが、掃除機程度の吸引力では限界があります。
エアーコンプレッサーって掃除機にもなるのはご存じですか?しかも、その吸引力はすさまじく、半端ではありません。
家庭用では掃除機と言えば、モーターと相場が決まっています!
しかし、工場では、製品ラインのほこりやゴミを吸い取るのに、モータータイプの掃除機ではなく、主にエアーの吸引力を利用してゴミを吸い取ることが一般的です。
アタッチメントを付け替えれば水や油も吸えますし、ゴミも袋のようなものに貯まり、貯まったらそれを捨てるだけです。
当たり前ですが、掃除機でエアーツールを使いタイヤ交換や、エアータッカーで木材に釘を打つことは出来ません。
ですが、エアーコンプレッサーで有れば、一般的な空気入れの用途のほかに様々な使い道があるという利点があります。
とにかく他の工具に比べ汎用性が高く多用途です。
工具の使用用途が一般的ですが、継ぎ手を利用して6mmのホースへ変換すると工場で使用するエアシリンダー等のエアー駆動部品の学習に使う事も出来ます。
エアーコンプレッサーのメーカーは約13社ありますが、有名メーカーと言えばA&Cですので、参考までにリンクをご覧ください。
100V 家庭用の使い道や活用例
田舎暮らしでどんな機械があると便利なのか迷ったら、使い道が多いエアーコンプレッサーも選択の一つにするとDIYの幅が広がります。
インパクトドライバーは、メーカーによってはオプションパーツでのこぎりやポンプには代用できますが、塗装したり釘打ちしたり、ごみを吹き飛ばすほどの大容量のエアーを生成する事は出来ません。
家庭用でも応用範囲が最も広く、使い道が多い機械がエアーコンプレッサーなのです。
これだけ使い道が広く、多用途で便利なエアーコンプレッサーですが、不便な点を挙げるとすればコンパクトでない事でしょうか。
それから、充電式のインパクトドライバーのように、小回りが利かない点です。
エアーを使うという構造上・仕組み上、どうしてもエアーツールを使用するには、エアーホースが必要になってきます。
場合によってはこのホースが邪魔になりますし、第一エアーを作るには電源が必要ですので、電源の無い作業場では使えません。
静音設計のエアーコンプレッサーが殆どですが、静音と言えどもエアーコンプレッサーの動作音は相当うるさく耳障りです。
インパクトも締め込み音がうるさいですが、エアーコンプレッサーはその比ではありませんので、夜中に住宅街で使えばクレーム間違いなしの動作音です。
デカい本体も小回りが利かない要因の一つで、エアータンクがあるので仕方ないですが、かなりデカいです。
収納場所も考えないとかなりの保管スペースを必要としますし、移動も台車がついている位持ち運びには不便で、持ち上げようとしても本体は相当な重さです。
その他のデメリットとしては、パーツや本体が劣化しないために、メンテナンス費用が少しかかり、周辺パーツが割と高めという事です。
接続方法など細かい部品や器具は次の記事で紹介します。
コンプレッサーの種類は?オイルレス?オイルタイプ?エンジン?
エアーコンプレッサーには、オイルタイプのものとオイルフリーの機種がありますが、迷ったらオイルフリーのものをお勧めします。
例えば、あなたがプラモデル好きで塗装の用途に使う場合、オイルミストが混入すると製品の出来に影響するからです。
オイルフリーでないエアーコンプレッサーを購入した場合でも、オイルミストフィルターを使用すれば空気中に混入したオイルを分離してくれます。(しかし、結構高い)
エアーコンプレッサーを購入するときは、オイルフリーのものを選択するとして、どのエアーコンプレッサーを選ぶのが適切かを解説します。
洗車やエアーダスターでホコリ飛ばしとして使用するのであれば、ある程度のタンク容量が必要です。
家庭用100Vで使用する場合、30L~タンク容量は大きければ大きい程良いです。馬力は0.5もあれば十分です。
エアーがあれば、工業用の機械部品を動かす事だってできます。
例えば私の暮らしている川根本町では、大きな自動車部品の工場があるのですが、その工場で動いてる機械のほとんどはエアーを使って動いています。
エアーは電気機器に比べ構造が簡単で、電気のような漏電の心配もありませんので安全です。
しかも、エアーは貯めておくことも出来ますしコストも安いので、工場でメインの駆動ソースとして使われています。
簡単に出来るので、自分でミスミやピスコなどのエアーシリンダーや急速排気弁を購入して、アルミ缶プレス機やエアーで動く機械を勉強で作ってみても面白いかもしれません。
前述した通り、エアーで工業機械を動かす事は、電気に比べてコストが比較にならない位安いので、工場ではエアーが機械の駆動源の一つとして頻繁に用いられています。
エアーコンプレッサーはエンジン製の物もありますが、やはり100V 小型 家庭用のものと比べると管理が面倒です。
電源が来ている環境であれば、迷わず100Vのエアーコンプレッサーを選びましょう。
※クリックするとアコーディオンメニューが開きます
家庭用エアーコンプレッサーを購入する場合、電源電圧として選択できるのが100Vか200Vですが、100Vが一般的ですし、タンク容量が30L以上あれば家庭用100V電源でも洗車やホコリ飛ばしなどの空気量が必要になる作業でも、問題なく最強です。
エアーコンプレッサーの家庭用おすすめの使い道!洗車・ホコリ飛ばし
エアーコンプレッサーが様々な使い道がある事が分かりました。
家庭用では、洗車や空気入れは勿論、ホコリ飛ばしや水や油も吸い取れる強力な掃除機として、業務用ではくぎ打ち機、塗料の塗布、エアーシリンダーの機械類に幅広く使われています。
続いては、エアーコンプレッサーの配管に必要な継ぎ手や部品などについて使い方を画像を交えて解説します。
家庭用100Vエアーコンプレッサーおすすめの使い道
洗車
ホコリ飛ばし
塗装
タッカー
ドライバー
空気入れ
掃除機
家庭用100Vエアーコンプレッサーおすすめの使い道は、意外にも掃除機です!普通の掃除機と異なり、電気部品や機械部品が、完全にタンクと独立しているので、水やホコリをどれだけ吸い込んでも機械本体が故障する事がありません。
例えばダイソンの掃除機は、キャニスター構造を謡っていますが、液体を吸うことは出来ませんし、傾ければ漏れて来たり、吸引力の低下、機械部分への異物混入は避けられません。
ダイソンもマキタもサイクロン方式の掃除機を一部採用していますが、記事で解説している通り、このような掃除機では本体の傾き具合によって、吸引力が左右されるのがデメリットです。
また、本体をさかさまにすればゴミが掃除機本体へと流れてしまいます。
エアーを使った掃除機なら、エアーコンプレッサー機械本体と掃除機用のタンクが完全に分離しているので、掃除が原因で機械が故障する心配は一切ありません。
- 配管や部品の選定について
- DIYの事例を紹介!空圧部品を使えば個人でロボットも作れる
- 使い方の注意点は?事故は大丈夫?
配管や部品の選定について
これまでは、エアーコンプレッサーの選び方や用途・使い道について解説してきましたが、今度はそれに付随する部品等(エアーパーツ)について書きたいと思います。
エアーコンプレッサーを利用するには、接続部品でエアーダスターや空気入れの工具と接続する必要がありますので、その方法を具体的にお話しします。
エアー工具をエアーコンプレッサーと繋ぐには、カプラを使用します。
カプラとは、ソケットとプラグで一つの部品で、ソケット側をコンプレッサーに繋ぎ、プラグを機械側に繋ぐための接続継ぎ手の事です。
エアーコンプレッサーを自在に使いこなすには、エアーコンプレッサー本体の知識は勿論の事、エアー継ぎ手やパーツについても理解する必要があります。
前回のエアーコンプレッサーの商品記事を見てもわかる通り、購入時点でソケットはコンプレッサに取り付けられていますので、ホースを購入してプラグと機械を繋ぎます。
ホースは8mmのものを使用してください。(8mmのホースとそれに対応する継ぎ手が一般的です)
エアーホースとカプラのつなぎ方はとても簡単です。
先ずは、使用したい分だけ購入したホースをカットし、カプラについているナットを外し、先にホースに通してからチューブの先端を差し込んで、ネジを締めるだけでエアーガンが完成します。
後はエアーガンの先端を交換すればホコリ飛ばしとして、ピンポイントでエアーを当てるノズルを使用する事が出来ます。
ソケットをエアーガンなどに接続するときですが、まずはエアーダスターとソケットを合わせます。
そしたら、ソケットを下にボールベアリングが見えるくらいまでスライドして、元に戻せば接続完了です。
他にも継ぎ手によって、機械部品を動かすためのホースをエアーコンプレッサに取り付けることも出来ます。
SMCの異形継ぎ手を使い、8mmから6mmのホースへ変換します。
工場の一般的な機器の殆どが、6mmのホースや継ぎ手で繋がっており、個人用とでは6mmと8mmのホースにそれぞれの継ぎ手があれば事足ります。
今後、もしエアーパーツを使ってシリンダや急速排気弁などのパーツを接続する必要が出てきても、ついている継ぎ手は殆ど6mmです。
上記のようなエアーバルブを使えば、エアーホースの途中でエアーの開閉をすることが出来ます。
一般的には販売されていないので、ネット等で注文する必要があります。
DIYの事例を紹介!空圧部品を使えば個人でロボットも作れる
工夫次第では、炭酸ガスのカラボンベにタップを当ててネジを切ってホース継ぎ手を接続し、サブタンクなどを作ることも出来ます。(画像では一般的な炭酸ガスボンベ5/8X18UNFおねじ)
このサブタンクはエアーを充填して、パソコン用の簡易エアーダスターとして活躍しています。
炭酸ガスボンベの瓶は、炭酸ガスがエアーよりも桁違いに高圧なので、エアーのサブタンクとしてはオーバースペックするぎる耐久性があります。
逆に、炭酸ガスをレギュレターなしにエアーホースに接続する事は、ホースの耐圧上出来ません。
エアーツールやパーツは奥が深く、他の記事でも書きましたが、工場で勤務するとほとんどの機械は電気よりも構造の簡単さやコスト面からエアーで動いています。
掃除用途以外にも、工場で使われるエアーシリンダー等を使って、自分で工作してみるのも面白いものです。
アルミ缶プレス機位なら簡単にできますし、これくらいのエアーパーツを組める人は工場でも限られているので、間違いなく重宝されます。
使い方の注意点は?事故は大丈夫?
エアーコンプレッサーは、高圧の圧縮空気ですので取り扱いにも注意が必要で、悪戯での事故もニュースで報道されています。
エアーコンプレッサーは高圧の圧縮空気なので、使用方法を誤れば大変危険です。
基本的に、専用のホースや劣化部品を使わないことが前提となります。
ホースには高圧の圧縮空気が流れていますので、劣化したホースは破裂する可能性がありますし、圧縮空気は強力なので、空気と言えど解放された空気が直接目に当たれば事故の原因になります。
他にも注意点があります。
エアーコンプレッサーは、使用後に圧縮空気を貯めたままにせず、エアーは必ず抜きましょう。
安全面の観点からも推奨しますが、タンクの内部には水が溜まり、タンクの錆の原因となるのでリークバルブではなく、タンク下の水抜きバルブからエアーを開放しましょう。
もし、各パーツが劣化しても基本的には全てにねじが切ってあり、回せば取り外すことが出来ます。
メンテナンスの為に、テーパーネジを外してしまった場合は、必ずシールテープを巻きなおし、エアー漏れを防止する必要があります。
下記で紹介している工具でも対応は可能ですので、工具の使い方も併せてご覧ください。
エアーコンプレッサーの使い道は?洗車やホコリ飛ばしに使える!まとめ
エアーコンプレッサーの使い道は、ホコリ飛ばしや洗車は勿論の事、ネジを回したり掃除機としても使用でき、多用途で汎用性の高い器械である事が分かります。
家庭用の100Vエアーコンプレッサーでも、30Lほどのタンク容量があれば、洗車、ホコリ飛ばし、空気入れエアーツールとしても活躍します。
エアーは電気に比べてコストが安く、工場などでも頻繁に駆動ソースとしてエアーが使用されている事も解説しました。
工場では、空圧を利用して機械の動作を行っていますので、エアーパーツが少し組めるだけでも大分重宝される人材となります。
エアーコンプレッサーの種類としては大きく分けて2種類あり、オイルタイプのモノとオイルフリーのものがありますが、家庭で利用するならオイルフリータイプのものがお勧めです。
オイルフリーなら、洗車やホコリ飛ばしとして利用する時も、ノズルから空気と一緒に油が噴出して汚れる心配もありません。
エアーコンプレッサーを繋ぐ配管部品は、カプラーやソケットが基本ですので、まずは購入したエアーコンプレッサーのカプラやソケット等の使い方を覚えましょう。
エアーコンプレッサーの事故に関しては、高圧の圧縮空気を使用する事を念頭に置いて、常に空気漏れや異常がないかを使用前にチェックする事が重要です。
もし、配管が破れたりするとそこから破裂する危険性もあるので、直ぐに交換してから使用しましょう。
家庭用で最強のエアーコンプレッサーは、100V・30Lタイプのものがお勧めです。
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