DIYで棚を作るなら、簡単で高機能なイレクターパイプがおすすめです!この記事では、初心者でも失敗しない自作の方法を詳しく解説します。
イレクターパイプを使えば、強度が高く、見た目にもおしゃれな棚を自由に設計可能です。
例えば、筋交いや柱を取り入れることで耐久性を向上させ、横揺れを防止することができ、適切な固定方法や用途に合った天板を選ぶことで、強度をさらに強度アップさせることが可能です。
また、屋内だけでなく屋外でも使用できる工夫も簡単に取り入れられます!錆びにくい防錆加工パイプや防水性能の高い部品を使えば、耐久性に優れた棚を作ることができます。
価格を抑えながら、高性能で多用途な棚を作るコツも大公開!さらに、必要な材料や工具、設計のポイントを具体的な数値を交えながらご紹介しています。
収納棚としてだけでなく、はしごや作業台としても使える多機能設計も可能です。
本記事を読んで、オリジナルのイレクターパイプ棚をDIYで作る楽しさを体験してみませんか?組み立て方から設置のコツまで、誰でも分かりやすくまとめています。
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記事の要約とポイント
- イレクターパイプで簡単にDIY
イレクターパイプを使えば、初心者でも高強度な棚を簡単に自作できます。
必要な部品や工具を具体的に解説し、初めてのDIYでも失敗しにくい設計方法を紹介します。 - 強度アップの工夫を徹底解説
筋交いや柱の適切な配置で、棚の耐久性や安定性を大幅に向上。
特に、横揺れを防ぐ設置テクニックや正しい固定方法を具体的に説明します。 - 屋外利用にも対応した設計
防錆加工されたパイプや耐候性のある天板を使えば、屋外での使用も可能です。
長期間耐久する棚を作るためのコツや、雨風に強い素材の選び方を紹介します。 - コストを抑えた高性能棚の設計
必要な部品の価格や選び方を明確にし、10,000円台から実現できるコスパの良い棚を提案。
また、収納だけでなくはしごや作業台としても使える多機能設計を解説します。
イレクターパイプを使った棚の強度と組み立て方
イレクターパイプは、DIYで棚を自作する際に非常に便利な素材です。
その理由は、耐久性が高く、カスタマイズ性に優れているためですが、棚の強度を保つためには、適切な設計と組み立て方が重要です。
まず、イレクターパイプの基本的な特徴について説明します。
このパイプは金属製で、中空構造のため軽量ですが、高い強度を持っています。
また、専用のジョイントを使ってパイプ同士を簡単に接続することが可能で、初めてDIYを試す人でも扱いやすいのが特徴です。
棚を組み立てる際には、以下のステップを守ることが重要です。
設計図を描く
まず、棚の使用目的を明確にし、サイズや耐荷重を決めます。
例えば、本棚として使う場合は、耐荷重20kg以上を目安に設計することが推奨されます。
素材を選ぶ
イレクターパイプには、屋内用と屋外用があります。
屋外で使用する場合、錆びにくいメッキ加工されたパイプを選ぶことで、耐久性を高めることができます。
必要な部品を準備する
パイプの長さ、ジョイント、天板、および補強部品(例:筋交いや柱)を揃えます。
組み立て
まず、土台となるフレームを作り、次に柱を取り付け、横方向の揺れを防ぐために、筋交いを追加することが効果的です。最後に、天板や棚板を固定して完成です。
特に注意すべき点は、横揺れを防ぐことです。
棚を固定する際、はしご状の構造を取り入れることで、強度が格段に向上し、さらに、柱の位置をバランスよく配置することで、棚全体の安定性が増します。
イレクターパイプ棚の強度と組み立て方
イレクターパイプ
棚
強度
DIY
筋交い
イレクターパイプを使った棚は、DIYで強度を確保しやすい構造が魅力で、筋交いや柱を適切に配置することで横揺れを防ぎ、耐久性のある棚を実現できます。また、天板選びと固定方法次第で価格を抑えながら、屋外でも使用可能な高機能棚を自作できます。
- DIY愛好者必見!イレクターパイプ棚の強度と価格一覧
- 強度アップのコツ:筋交いと柱の正しい使い方
- 横揺れ対策!棚の強度と耐久性を高める固定方法
DIY愛好者必見!イレクターパイプ棚の強度と価格一覧
DIY愛好者にとって、コストパフォーマンスは大きなポイントです。
イレクターパイプを使った棚は、そのカスタマイズ性に加え、比較的安価で作れるのが魅力です。
以下は、一般的な部品の価格例です。
材料名 | 単価(約) | 数量(例) | 小計(約) |
---|---|---|---|
イレクターパイプ (2m) | 1,000円/本 | 4本 | 4,000円 |
ジョイント | 300円/個 | 8個 | 2,400円 |
天板 (木材・MDF) | 2,000円/枚 | 1枚 | 2,000円 |
合計 | 8,400円 |
たとえば、高さ120cm、幅90cmの棚を自作する場合、必要な部品の総コストは約5,000円〜8,000円程度になります。
これは市販の同サイズの棚と比較してもリーズナブルです。
また、DIYの利点として、用途に合わせた調整ができる点があります。
例えば、屋外で使用する棚を作る場合、耐久性を重視して、防水加工された材料を選ぶことが可能です。
これにより、長期間使用できる棚を低コストで実現できます。
強度に関しては、部品の選び方と配置が重要で、特に、柱や筋交いを適切に配置することで、耐荷重が向上します。
また、複数段の棚を作る場合、はしご状の補強を入れると、さらに強度アップが図れます。
強度アップのコツ!筋交いと柱の正しい使い方
棚の強度アップを図るには、以下のQAを参考に注意してすすめてください。
-
筋交いの活用で横揺れは防止できますか?
-
筋交いは、棚のフレームを斜めに補強する部品です。
特に横揺れを防ぐのに効果的で、強風や地震に対しても耐性を高めることができます。
筋交いを取り付ける際は、できるだけ角度を広く取り、均等に力が分散するようにすることが重要です。
-
柱の配置はどれくらいの間隔が適切?
-
柱は棚の主要な荷重を支える部分です。高さ120cm以上の棚を作る場合、中央にも補助的な柱を設置することで、安定性が向上します。また、パイプの直径を選ぶ際には、耐荷重を考慮して25mm以上のものを使用することが推奨されます。
-
固定方法は?
-
ジョイント部分をしっかりと固定することが重要で、DIY初心者は、ネジやボルトを使うことで、より安定した接続が可能です。
必要に応じて接着剤を併用することで、さらに強固な構造に仕上げることができます。
これらの工夫により、長期間使用できる耐久性の高い棚を自作することが可能です。
特に屋外で使用する場合は、錆止めスプレーを併用し、劣化を防ぐことで耐久性をさらに高めることができます。
このように、イレクターパイプを使えば、安価で高品質な棚を自作することができ、ポイントは、計画的な設計と適切な部品選び、そして強度アップを意識した組み立て方です。
DIY初心者でも、これらのステップを守ることで満足のいく仕上がりが期待できます。
横揺れ対策!棚の強度と耐久性を高める固定方法
イレクターパイプを使って棚を自作する際、特に重要なのが横揺れ対策で、棚の強度が不十分だと、地震や強風などの影響で倒壊するリスクが高まります。
そこで、この記事では横揺れを防ぎ、棚の耐久性を向上させるための具体的な固定方法を解説します。
まず、棚の横揺れを防ぐ基本的な方法として、以下のQAポイントがあります。
- 筋交いを追加する
筋交いは、フレームを斜めに補強する部材で、横方向の揺れを効果的に抑えます。
棚の後ろ側に取り付けるだけでなく、可能であれば両サイドにも配置すると強度がさらに向上します。たとえば、高さ1.8mの棚に筋交いを2本追加すると、横揺れの抑制効果が約30%向上するとのデータもあります。 - 柱の配置を工夫する
棚を作る際、柱の位置をバランスよく配置することが重要です。
特に、長さが1.5m以上になる棚では、中央にも補助柱を設けることで安定性を確保できます。
柱の直径も強度アップに直結するため、耐荷重が必要な場合は直径25mm以上のイレクターパイプを使用するのが理想的です。 - 壁や床への固定
棚を屋外や振動の多い場所で使用する場合、壁や床に固定することでさらに耐久性を高めることができます。専用のアンカーボルトや金具を使い、パイプのジョイント部分をしっかりと壁面に固定してください。また、棚の設置面が水平であることを確認し、振動を吸収するゴムパッドを使用するとさらに安定します。
これらの対策を取り入れることで、棚の耐久性が飛躍的に向上します!特にDIY初心者の方でも、基本的な工具を使えば簡単に実現可能です。
高強度!屋外に適したイレクターパイプ棚の設置法
屋外で使用する棚には、雨風や日光に耐えられる高い耐久性が求められます。
イレクターパイプは、錆びにくく、強風や振動にも強いため、屋外使用に最適な素材で、屋外用棚の設置方法とポイントを具体的に解説します。
- 防錆加工されたパイプを選ぶ
屋外で使用する場合、メッキ加工や塗装が施されたイレクターパイプを選ぶことが推奨されます。
通常のパイプに比べて錆びにくく、長期間使用できます。
たとえば、亜鉛メッキ加工されたパイプは、5年以上の耐久性を持つことが多いです。 - 基礎をしっかり整える
屋外に棚を設置する際は、地面が水平であることを確認してください。
不整地に設置する場合、コンクリートブロックやアンカープレートを使って基礎を安定させることが重要です。
高さ120cm以上の棚の場合、最低4本の柱を使用し、土台をしっかりと固定することが求められます。 - 防水・防腐対策
屋外では、棚の天板やジョイント部分に防水処理を施すとさらに耐久性が向上します。
防水スプレーや防腐塗料を使用し、部品の劣化を防ぐことをおすすめします。
また、固定部分に錆びにくいステンレス製のネジを使うことで、長期間の使用が可能になります。
屋外用棚を設置する際は、風圧や振動に耐える設計を心がけることがポイントで、特にはしご状の構造を取り入れると、さらに安定性が向上します。
屋外設置向け!高強度イレクターパイプ棚
イレクターパイプ
野外
強度アップ
固定
耐久性
屋外で使えるイレクターパイプ棚は、強度と耐久性が鍵です。筋交いを取り入れた設計としっかりした固定で、風や振動による横揺れを防止します。防錆加工パイプと耐久性の高い天板を選ぶことで、長期間安心して使える屋外向けの棚を実現可能です。
- 天板の選び方で変わる!屋外でも安心の棚の作り方
- はしごとしても使える?イレクターパイプ棚の多機能性
- 自作で作る!見た目と強度を両立したイレクターパイプ棚
- 高強度なイレクターパイプの棚やはしごのDIYまとめ
天板の選び方で変わる!屋外でも安心の棚の作り方
棚の天板は、荷物を支える主要な部分であり、選び方次第で棚全体の性能が大きく変わり、特に屋外で使用する場合は、耐久性だけでなく、防水性やメンテナンス性も考慮する必要があります。
素材 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
合板 | 軽量、加工しやすい | 比較的安価、様々なサイズや厚みがある | 防水処理が必要、耐久性がやや劣る |
MDF | 滑らか、加工しやすい | 比較的安価 | 湿気に弱く屋外使用不可 |
樹脂製 | 防水性が高い、耐久性がある | 屋外使用に最適、デザインも豊富 | 価格がやや高め |
たとえば、120cm×60cmの合板の価格は約2,000円、樹脂製天板は約5,000円なので、コストと性能を比較し、目的に合った素材を選びましょう。
天板を固定する際、ネジやボルトを使うだけでなく、滑り止めパッドを使用すると安定性が増し、特に重い荷物を載せる場合、天板の下に補強材を追加することで強度アップが図れます。
屋外で使用する棚は、定期的にメンテナンスを行うことが重要で、防水加工された天板でも、年に1回は再塗装することで寿命が延びます。
このように、適切な天板を選び、正しい固定とメンテナンスを行うことで、屋外でも安心して使用できる棚が完成します。
DIY初心者の方でも、これらのポイントを押さえれば、満足のいく仕上がりが期待できます。
はしごとしても使える?イレクターパイプ棚の多機能性
イレクターパイプを使用した棚は、その高いカスタマイズ性と耐久性で、DIY愛好者の間で人気を集めています。
特に、構造の工夫次第ではしごとしても使用できる多機能性は大きな魅力です。
この見出しでは、イレクターパイプ棚の多機能性について詳しく解説し、はしごとして活用するためのポイントを紹介します。
イレクターパイプ棚の基本構造と強度
イレクターパイプは、軽量でありながら高い強度を持つ金属製のパイプです。
そのため、棚としての用途だけでなく、体重を支えるはしごとしても十分な耐久性があり、直径25mmのパイプを使用した場合、1本あたりの耐荷重は約50kg以上となります。
このような特性を生かせば、収納用と昇降用の二役をこなせる構造を設計することが可能です。
- 筋交いを取り入れる
棚に筋交いを取り付けることで、横方向の揺れを防ぎ、全体の安定性を向上させます。
特にはしごとして使用する場合、筋交いの位置が重要です。はしごの踏み板部分に力が集中するため、筋交いは踏み板の裏側に配置するのが理想的です。 - 柱の配置を工夫する
棚の柱の配置は、体重を支えるために重要な要素です。
はしごとして使用する部分には、通常より太いパイプ(直径30mm以上)を採用すると安心です。また、柱の間隔を狭くすることで、より高い強度アップが期待できます。 - 固定をしっかり行う
はしごとして使用する棚は、安全性が最優先です。
壁や床にアンカーボルトでしっかりと固定することで、転倒やぐらつきを防ぐことができます。特に屋外で使用する場合は、振動や風による揺れを防ぐための追加補強が必要です。
はしご兼用棚の活用例
- 屋外での使用
ガーデニング用品を収納しながら、高い場所の作業用はしごとして活用。 - 室内での使用
子供部屋の二段ベッド兼収納棚として設置することで、スペースを有効活用。 - DIY作業場
工具や資材の収納と、天井付近の作業用ステップを兼用。
これらのアイデアは、限られたスペースを有効活用したい方に特におすすめです。
イレクターパイプを使用することで、耐久性とデザイン性を両立しながら、多機能な棚を実現することが可能です。
自作で作る!見た目と強度を両立したイレクターパイプ棚
イレクターパイプ棚の魅力は、何といってもその自由なデザイン性と高い強度です。
この見出しでは、見た目にも美しく、かつ耐久性の高い棚を自作するための具体的な方法を解説します。
設計段階で考慮すべきポイント
材料名 | 用途 | 種類 |
---|---|---|
木材 | 棚板、柱、筋交い | 杉、ヒノキ、パインなど |
金具 | 固定 | ビス、釘、ダボ、金具 |
塗装材 | 保護、美観 | 塗料、ワックス、防水スプレー |
その他 | 補助 | 木工用ボンド、やすり、メジャーなど |
工程 | 説明 | ポイント |
---|---|---|
設計 | サイズ、形状、素材を決定 | 図面を作成する |
切断 | 材料を必要なサイズにカット | 直角に切る、安全に作業する |
組立 | 部品を組み立てていく | 固定方法を確認する |
固定 | ビスや釘でしっかりと固定 | 強度を考慮する |
仕上げ | 塗装やワックスで仕上げる | 保護と美観を両立させる |
棚の種類 | 特徴 | ポイント |
---|---|---|
オープンシェルフ | 収納物が一目でわかる | 奥行きを浅くする |
引き出し付き | 収納物を隠せる | 引き出しの滑りを良くする |
壁掛け | 省スペース | 取り付け位置を慎重に決める |
見た目を向上させる工夫
- 天板の素材選び
天板は棚全体の印象を決定づける重要な要素です。- 木材:ナチュラルな雰囲気を演出。適度な厚み(20mm以上)で強度を確保。
- ガラス:モダンなデザインを追求したい場合におすすめ。
- 樹脂製天板:軽量で扱いやすく、耐久性も高いため屋外使用に最適。
- 塗装と装飾
パイプ部分を好みの色で塗装することで、よりオリジナル感を高めることができます。
また、金属部分にカバーリングを施すことで、触感や見た目の向上を図ることも可能です。
自作イレクターパイプ棚の費用例
以下は、高さ150cm、幅90cmの棚を作る場合のコスト例です。
部品名 | 数量 | 単価(約) | 小計(約) | 備考 |
---|---|---|---|---|
イレクターパイプ(直径25mm) | 6本 | 6,000円 | 6,000円 | 棚の高さや幅で調整 |
ジョイント | 10個 | 3,000円 | 3,000円 | 棚の構造で調整 |
天板(木材) | 1枚 | 2,000円~4,000円 | 2,000円~4,000円 | サイズや厚みで変動 |
筋交いや補強材 | – | 1,000円~2,000円/個 | – | 必要に応じて追加 |
合計 | 12,000円~16,000円 |
※上記はあくまで目安です。
総額で約12,000円〜15,000円程度で作成可能です。
市販品と比較すると、コストを抑えながら、用途やデザインに応じたオリジナル棚を手に入れることができます。
イレクターパイプを使用した棚は、見た目と強度の両立が可能なだけでなく、使い方次第ではしごや作業台としての利用も可能です。
初心者でも、基本的な設計と工具を用意すれば、満足のいく仕上がりが実現できます!ぜひ、自分だけのオリジナル棚をDIYで作り上げてみてください。
高強度なイレクターパイプの棚やはしごのDIYまとめ
イレクターパイプを使えば、耐久性が高く使い勝手の良い棚を簡単にDIYで作ることができます。
初心者でも挑戦しやすく、コストを抑えながら高機能な棚を作るための基本を押さえておきましょう!まず、棚の自作に必要な部品をリストアップします。
部品名 | 単価(約) | 数量(例) | 小計(約) | 備考 |
---|---|---|---|---|
イレクターパイプ(直径25mm) | 500円~1,000円/本 | 6本 | 3,000円~6,000円 | 棚の高さや幅で調整 |
ジョイント | 200円~400円/個 | 10個 | 2,000円~4,000円 | 棚の構造で調整 |
天板 | 2,000円~5,000円/枚 | 1枚 | 2,000円~5,000円 | サイズや材質で変動 |
筋交い | 500円~1,000円/本 | 2本 | 1,000円~2,000円 | 必要に応じて追加 |
ネジ、キャスターなど | – | – | 1,000円~ | 種類や数量で変動 |
合計 | 8,000円~17,000円 |
全体の価格は、棚のサイズやデザインにより異なりますが、一般的には10,000円〜15,000円で作成可能で、市販の高耐久棚と比べて経済的で、カスタマイズも自由自在です。
高強度棚を作るポイント
棚の強度を高めるためには、筋交いを取り入れることが重要です。
筋交いを正しい位置に配置することで、棚全体の耐久性が向上し、横揺れを防ぐ効果があります。
たとえば、縦180cm、横90cmの棚の場合、左右それぞれに筋交いを設置することで、ぐらつきが大幅に軽減します。
重量物を置く棚では、柱の本数を増やすのが効果的です。
4本の柱ではなく、中央に1本追加して5本構成にすることで、耐荷重が20〜30%向上し、柱の間隔を狭くすることで、棚の安定性をさらに高めることができます。
棚を設置する際は、床や壁にしっかりと固定することが安全性向上のカギです。
特に屋外で使用する場合、風や振動による倒壊リスクを防ぐため、アンカーボルトや強力な接着剤を併用するのがおすすめです。
屋外使用に適した工夫
屋外で使用する場合は、錆に強いパイプを選びましょう。
イレクターパイプには防錆加工が施されたタイプがあり、これを使用することで耐久性が飛躍的に向上します。
さらに、天板には防水性の高い樹脂素材や防腐加工済みの木材を選ぶと、長期間安心して使えます。
雨や紫外線による劣化を防ぐため、防水スプレーやシートカバーで仕上げを施すことも効果的です。
はしご兼用の多機能棚を作る
はしごとしても使用できる棚は、作業効率を上げるうえで便利です。
踏み板の強度を高めるため、パイプの間隔を30cm以下に設定すると、安全性が向上し、筋交いを追加して踏み板部分を補強することで、体重を支える設計が可能です。
工具や日用品の収納と昇降用はしごを一体化した多機能棚は、限られたスペースで最大限のパフォーマンスを発揮します。
イレクターパイプを使用した棚は、簡単に自作できるうえ、用途や設置場所に応じて自由にカスタマイズ可能です。
適切な設計と工夫を施すことで、強度や耐久性を高め、室内外問わず長く使える棚を実現できます!コストを抑えつつ、自分だけのオリジナル棚をDIYで作り上げる喜びを、ぜひ体験してください。
イレクターパイプがDIYに選ばれる理由は何故?高強度・耐薬品性
イレクターパイプで高強度の棚や物置を自作する方法を、未だ公開されていない完全オリジナルの設計図付きで教えます。
今回の記事を読めば、イレクターパイプDIYに必要な部品から、何故DIYで棚作りやガレージ作りにイレクターパイプが最適なのかを完全理解できます。
工場従事者で、実際に現場でイレクターパイプを使用した豊かな経験から、イレクターパイプDIYや強度のある棚に関する基本をお教えします。
イレクターパイプは主に、DIYでは無く工場の製造ラインで使用される程信頼性と耐久性がある円柱のパイプです。
イレクターパイプは、矢崎計器が製造販売している金属パーツの一つで、工場では製造ラインや検査ラインでとても重量のある計器や、材料、製品を置いて使用しています。
重量物を置いて作業するケースがあるのは勿論の事、工場では時に薬品も使用する事があり、薬品がかかっても錆びたり溶けたりしないような耐薬品性のある部品でなければ使用できません。
このように、あらゆるケースを想定して矢崎が工場向けに制作したものがイレクターパイプなのです。
参考までに大体の強度目安をお伝えすると、500mmの寸法でメタルジョイントを使用して、中心に荷重『負荷』をかけた場合、約160kg前後の重量に耐えられると言われています。
これは、途中に支えや梁が無い状態での強度ですので、梁を付けて中間に支え棒を入れれば、一般的な作業机や棚などには十分すぎる位高強度なものが自作出来ることがわかります。
イレクターパイプは、金属のパイプをプラスチックでコーティングして作られているのが耐久性の高い理由の一つでもあります。
接続方法もシンプルで、金属ジョイントを使用して六角レンチで接続する方法と、プラスチックジョイントを専用接着剤のサンアローで接着する2パターンがあります。
上記の画像の様に、モノを置いたり、人が荷重をかける可能性のある場所にはメタルジョイントを使用して、蛍光灯などの梁の部分はそれほど強度が必要ありません。
その為、プラスチックジョイントで作る事をおすすめします。
全てをメタルジョイントで作っても問題はありませんが、材料費がかなり高価になります。
イレクターパイプで棚をDIYする時のアイデアや設計図を作り方を交えて解説
プロフィールにも書いた通り、私はいくつかの工場で勤務経験がありますが、ほとんどと言っていいくらい、生産工程や検査工程のデスクには、矢崎のイレクターパイプが使われていました。
イレクターパイプ+分厚い合板+導電性のグリーンマットというのが大抵の工場でお決まりのパターンでした。
それに蛍光灯を取り付けたり、棚をカスタマイズしたりと、イレクターパイプは幅広く使われています。
私も先輩に教わった技術を生かし、自分だけのオリジナルデスクを作りましたが、一つ個人では入手できないパーツがあり、それがグリーンマットです。
グリーンマットは、電子機器を取り扱う上でクッション性も高く、物書きもしやすく事務用途にも使える非常に便利なマットですが、個人で手に入れるのは非常に難しい事がわかりました。
自分も机をDIYした時にそろえようと思いましたが、個人のカットに対応している店舗が無く、1巻10万くらいするものしか販売されていませんでした。
工場で沢山使う場合にはお買い得ですが、個人で机一つ作るのに1巻は無駄すぎますので、残念ながら購入を諦めました。
机の参考にしたデザインは、ネットと直近で勤めていた工場のデスクを参考にしました。
総製作費は5万円位かかったでしょうが、ニトリで自分に合わない適当な机を買うよりおススメです!
イレクターパイプで作った机はベースがほぼ金属ですので丈夫ですし、アイデア次第で無限のカスタマイズが可能な点も魅力的ですし、無骨な見た目も好きです。
何より全て自分の背格好を基準に設計したため、足を組んでも立って作業しても座って作業しても全く違和感がありませんし、疲れません。
直近の工場では、検査工程などは女性が大半を占める事から、机は女性の高さに合わせて設計されていました。
その為、よほど背の低い男性でない限りは、工場で検査工程に関わると首や背中が痛くなります。
イレクターパイプは専用の手動カット工具が存在します。
しかし、正直あまりお勧め出来ず、2,3本カットする位ならまだしも、この規模になるととても手動のカット工具では体力が全く持ちません。
私も初めて手動のカット工具を使った翌日は、必ず前腕が筋肉痛になったのを覚えています。
それに、手動のカット工具で切断するよりも、チップソー切断機を使った方が切断面も綺麗です。
下記の記事のブログカードを見ていただくと分かりますが、チップソー切断機を使用して塩ビパイプを斜めカットした時の画像です。
カットして何の処理もしなくてもこの綺麗な切断面になりますし、チップソー切断機は一つの刃で塩ビパイプ、単管パイプ、鉄パイプ、イレクターパイプなど様々な種類のカットに対応可能です。
イレクターパイプで机を製作するなら、高速切断機かチップソー切断機が必須です。
自分はチップソー切断機が自宅にありますが、チップソー切断機は高速切断機より切断面が綺麗なのでおススメです。
高速切断機はあくまで材料を大量に早く切断するのが目的なので、基本角度のある切断は出来ずDIY用途での幅も限られます。
ちなみに、チップソー切断機は”絶対にマキタ”がおススメです!工場や自宅で数多くの種類のチップソー切断機を使ってきた著者がおススメしているので間違えありません。
工具は迷ったらマキタ!高いですがマキタを選んでおけば間違いないです。
安いと飛びついてアースマン等のチップソー切断機を購入した後に、マキタのチップソー切断機を使うと、その使い勝手や制度の悪さに驚きます。
固定の方法等がマキタとは全然異なり、チップソー切断機のメーカーによっては、イレクターパイプの表面に固定金具の傷がつくことがありますが、マキタならそのような心配もありません。
アースマンのアマゾンのレビューはそれほど悪くはありません。
実際に、仕事で様々なメーカーのチップソー切断機を使用した経験からすると、どうしてもアースマンは構造上、マキタなどに比べてカット制度が良いとは言えません。
チップソー切断機でイレクターパイプをカットしたら、組み合わせる継ぎ手や接着剤が必要なので、先ずは接着剤について説明します。
この接着剤は、サンアローと呼ばれ、イレクターパイプのプラスチック部分を溶かして材料同士を接合します。
似たようなもので、塩ビ管を接着する為の接着剤でエスロンがありますが、これはまた別の接着剤ですので、間違いないように注意しましょう。
エスロンについては下記の水道管の基礎知識講座の記事で解説していますので、是非ご覧ください。
次に主要な継ぎ手部分ですが、プラスチックのものと、メタルのモノがありますが、ラックを作ったり机を作るのであれば金属製品一択です。
プラスチックの継ぎ手は安いですが、よほど力のかからない用途以外には使えません。
イレクターパイプDIYに必要な材料と道具は?
上記では、イレクターパイプが使用される背景や道具や材料について簡単に解説しましたが、次項で実際に使用する材料や、道具の詳細について解説します。
尚、イレクターパイプは矢崎が開発製造しているものです。
イレクターパイプ本体
イレクターパイプ本体ですが、φ28の物が一般的に使用されており、どのホームセンターでも一般流通しています。
工場で作業用の棚や机を使用する時も、φ28でそれ以外のサイズを今まで使ったことも見たこともありません。
他にも、矢崎では用途に合わせて、他のサイズのイレクターパイプも用意されているようです。
イレクターパイプジョイント
イレクターパイプのジョイントは、大きく分けて二種類存在し、プラスチックジョイントとメタルジョイントです。
主な用途としては、冒頭でも解説した通り、メタルジョイントに比べてプラスチックは耐久性が少ないので、悩むより2パターンに分けて使い分けを想定すると簡単です。
棚や机などの基本的な強度を必要とする場合は、メタルジョイントで、プリンターやHDD、パソコンラック程度でしたらプラスチックジョイントで十分です。
先ほどメタルジョイントの強度は、500mmのパイプの中心に負荷をかけると、約160kgの耐荷重でしたが、プラスチックジョイントの場合は120kg位と覚えておきましょう。
イレクターパイプの接着剤はサンアローを使用!溶かして接合
イレクターパイプは、サンアローという接着剤を使用して母材同士を溶かして接合します。
この点は塩ビパイプと似ており、イレクターパイプの接着剤はサンアローで、塩ビパイプはエスロンを使用します。
カインズ・コーナン等のホームセンターのイレクターパイプコーナーには、必ず置いてありますので、メタルジョイント使用せずに、プラスチック部品を接合する場合は一本用意しておきましょう。
付属の注射針で、ほんの少し隙間にたらし込むだけなので、一本あればDIY用途には十分すぎます。
六角レンチはメタルジョイントの締め付けに使用する
イレクターパイプとジョイントを接続するときに使用するのが、5mmの六角レンチです。
サイズが同じ六角レンチであれば何でもよく、5mmの六角レンチはニトリで家具を購入した時によく使われる規格でもあるので、買う前に一度探してみましょう。
イレクターパイプの切断工具にはチップソー切断機がおすすめ!チップソーしか勝たん
切断工具に関しては専用工具がありますが、棚や机レベルで多くのカットが必要となると、やはり切断工具は準備しておいた方が良いと思います。
チップソー切断機を使うと、早くて切り口もバリが少なく綺麗なのでお勧めします。
イレクターパイプの棚や作業机をDIYする時の設計図は?
設計図と言っても、私が制作した作業机の設計図をそのまま載せても読者には当てはまらない事が殆どだと思いますので、設計図になりうる作業のポイントをお教えします。
特別厳密に寸法を測って作らなければいけない場合を除いては、基本的に私は材料の端数や半端が出ないように気を付けて棚や机を設計しています。
材料を無駄なく使いたいという事は勿論ですが、無駄な作業時間や制作工数を減らす為でもあります。
尚、ホームセンターで販売されている、イレクターパイプの寸法を載せておきますのでDIYの参考としてください。
30cm・45cm・60cm・90cm・1.2m・1.5m・2m 2.5m・3m・4m
- STEP1製作する空間を把握する
制作する机や棚の寸法をまずは頭に入れてください。
- STEP2材料の最大寸法を把握する
イレクターパイプの最大寸法は4mmです。
- STEP3使用できる材料の最大寸法を検討
使用できる空間からイレクターパイプの最大寸法を割り出し、それをそのまま加工なしで使用する。(例:部屋の寸法が4mm位なら最大寸法3mmのイレクターパイプを使ってフレームが作れないか考える)
- STEP4他の材料と統合して考える
使用する天板のOSB合板は910×1280なので、1.2mと2mのイレクターパイプを使用して加工なしにうまく天板のフレームと出来ないか考える
- STEP5細かい寸法部分は加工する
全てイレクターパイプの規格や他材料との整合性を取りながら無駄なく材料を使う事は基本的には不可能と考え、材料の加工は必要最低限にとどめる。(自分の背格好を基準にした場合など)
イレクターパイプの台車をDIY!工場では定番のイレクター台車
下記のような台車も、工場ではもはや定番中の定番で、今回は棚板としてコンクリート型枠用の合板を使用していますが、工場ではブルーの板でパロニアというものを使用するのが一般的です。
上記のものと簡単なOSB合板があれば、簡単な机や作業台であれば30分位で完成します。
川根ラボではこういったDIYの小さな仕事も請け負いますので、同じような作業机が欲しいとか、作り方をアドバイスしてほしいなどのご依頼を有償にて承ります。
イレクターパイプのおススメの小技集
最後に私がおすすめする、工場仕様の棚や机のイレクターパイプDIYの小技を紹介します。
実際に工場でも何度か制作事例があり、好評ですので皆さんもお試しください。
机や棚のコーナー部分は、角が危険なので丸める方法もありますが、事故防止の為出来れば上記のようなコーナー保護のクッションをブチル両面テープで取り付けると安全です。
かなり強力な両面テープで、柔軟性があり様々な素材に追従して張り付きますのすので、コーナー保護のクッション接着に最適です。(取り外した跡が若干べとつくのがデメリットです)
天板が正方形でははめる事は出来ないので、寸法をイレクターパイプのフレームの外径と併せる為には、コーナーをカットする必要があります。
イレクターパイプの外径がφ28ですので、28mmで必要な四隅をカットしましょう。
工場での検査工程では特に照明が重要で、傷や検査漏れを無くすために、LED照明付きの拡大鏡を使用して検査工程を行いますが、照明を取り付けるにあたり必要な作業が配線です。
配線に関しては、電気工事士の資格を所持した上で行う必要があります。
工場ではVVFケーブルを使い、差し込み型コネクタまたは上記のような圧着端子を使用して、配線するのが定番ですが、接続した線は、インシュロックでたるまない程度の長さで固定します。
余談ですが、インシュロックでのパイプへの固定や、ジョイントボックスなしでの配線は、あまりお勧めしない配線方法です。
本当は配線同士の接続部分には、ジョイントボックスを設けないといけないルールですが、大抵の工場ではこの材料で保護されていません。
もし、配線が抜けたり、水のような液体がかかってしまった場合は、ジョイントボックスが無いとショートする可能性もあります!
表面はプラスチックコーティングされたイレクターパイプですが、何らかの原因で一部が剥げているとインシュロックで固定した場合、ショートの危険があります。
ひっかかってズレると故障の原因になりかねないHDDの配線や、精密機器の配線は、工場でもインシュロックでしっかり固定されて、遊びが無いようにまとめられています。
この他にも、可動式のジョイントもありますので、このジョイントを使ってT『チーズ』を連結すれば、可動式のペン立て等も制作する事ができます。
いかがだったでしょうか?
単管パイプDIYと同様に、イレクターパイプでのDIYも初心者向けでありながら、作り方によっては工場で使用するレベルの高耐久性のある棚や机を製作する事が出来ます。
使用する材料も、単管パイプと同様にほとんどのホームセンターで取り扱いがありますので、皆さんも今回のアイデアと制作事例を参考に是非チャレンジしてみてください。
尚、単管パイプでの棚や机のDIY制作に関してはこちらの記事をご参照ください。
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