丸型で昔の照明器具の照明カバーが外れない!古い照明器具でよくある照明カバーが外れないお悩みを画像と動画で解決します!
昔の照明器具の丸型照明カバーは固定方法が実に様々で、パナソニックやナショナルで規格が決まっているわけではありません。
照明カバー本体にネジが切ってあるガラスタイプのものや、シーリングタイプは溝に合せてはめるものが存在しますが、ネジで留まっているものが代表的です。
それぞれの外し方の手順やコツを、昔の照明器具がついて居る筆者の自宅を参考に、画像と動画付きで解説します!
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照明カバーが外れない!丸型で昔の照明器具の外し方の手順を解説ポイント
- 昔の照明器具に取り付けられた照明カバーはネジが錆びていて外れない事がある。錆止めを塗りながらバイスクランプなどで少しづつ力をかけて外そう。
- 照明カバーが外れない原因はいくつかあるが、丸型プラスチックのシーリングライト場合、スライドロック機構の数に対して爪の数が多すぎる為、引っかかて外れない事がある。
- 昔の照明器具の照明カバーは主に、左に回して取り外すソフトターン方式とネジで固定する方法が主流である。
昔の照明カバーが外れない!古い照明器具天井丸型カバーの外し方
丸型照明カバーが外れない場合、中心に切ってあるネジがさび付いている事が殆どで、丸型照明カバーは、この中心の太いネジ一本で止まっています。
私の自宅の丸型照明カバーは、ガラス製でとても重量があります。
昔の照明で、丸型のシーリングライトに関しては、内部に蛍光灯が入っているか、LEDが内蔵されているかだけで、昔の照明カバーも現代のLEDタイプのものも外し方はそれ程変わりはありません。
外し方は、ガラスタイプのものだと、中心にネジが切ってあり、ネジを取り外す事で照明カバーも一緒に外れるような構造になっています。
画像はかなり古い昔の照明で、内部に丸型の蛍光灯が入っており、照明カバーもガラス製でとても重いです。
現在でいうシーリングライトですが、これは昭和初期のもので、かなりレトロです。
昭和後期頃になると、現在のLEDシーリングライトとは変わらない、プラスチック製カバーのシーリングライトが主流になります。
画像のように、昔の照明カバーの外し方は、真ん中のネジ一本で照明カバーを固定している事がありますので、このネジを外せば照明カバーも一緒に外れます。
かなり重量があるので、手で支えながら慎重に照明カバーを外します。
動画ではなかなか伝わりにくいですが、ネジはさび付いているので回すのにかなり力を入れています。
また、ガラスは厚みもあるので、その分ネジも長く回しても回しても外れません。
このレトロな古い照明器具のガラス製カバーは、実は海沿いの家屋に取り付けられており、中心のネジを含め、本体の劣化がかなり激しいです。
ネジの錆は、とりあえず556の錆止めスプレーを吹いたら回りましたので、取り外した後は、パーツクリーナーで洗浄して、凹んだメネジは新しくタップを切りなおしました。
パーツクリーナーの使い方については、以下の記事で詳しくまとめていますので、気になる方は併せてご覧ください。
取り外した後も、意外にも重いガラスを一人で支えなければならないので、古い照明カバーを交換する時は、二人作業で一人支えてもらうと作業がしやすいです。
続いて、照明カバーがプラスチックの丸型シーリングライトの外し方について解説します。
このタイプも外れない場合や、外すのに苦労する場合があります。
構造が簡単なようで、初めての方が手探りで天井についたカバーを取り外すのはなかなか大変です。
まずは、丸型の照明カバーを外したところからご覧ください。
こちらの丸型シーリングライトは最新のLEDタイプのものです。
しかし、今までいくつもの照明カバーを取り外して来た筆者の経験から、LEDシーリングライトも蛍光灯シーリングライトも、昭和後期のプラスチックカバー制のものであれば、取り外し方にそれほど差異はありません。
丸型シーリングライト本体の内部を見ると、三か所カバーを固定するスライドロック機構が見えます。
ここに、照明カバーの爪をスライドさせて固定するという仕組みになっています。
余談ですが、このタイプの天井は病院の天井によくつ取り付けてある石膏ボードで、湿気で劣化するとかなりもろくなり、場合によっては少し触っただけでも崩れてくることがあります。
なので、石膏ボードの天井に取り付けられている昔の照明カバーが外れないからと、無理して力をかけると、シーリングライトがネジ事外れてくる事があります。
四角・丸型に関わらず、基本的には筋交いや間柱に取り付けられている事が殆どですが、稀に石膏ボードに古い照明器具が取り付けられていることがあるので、注意が必要です。
もし、ネジ事古い照明器具が外れてしまった場合は、慌てずに接着剤を充填して固まるのを待つか、石膏ボード専用のアンカーとビスに交換しましょう。
シーリングライトの照明カバーを見ると、画像のようなスライドロック固定用の爪がいくつも見えます。
外れない丸型シーリングライトの照明カバーを外すときは、左に回せば外れ、右に回せばロックされますが、取り外すときがなかなか癖があり、外せないもしくは外しにくいと感じる原因です。
基本的には右・左関係なく、どちらからでも取り外し可能な構造になっています。
まず、第一にスライドロック機構が三つだけなのに対し、照明カバーの爪の数が多すぎるので、回して外れた状態から更に多く回し過ぎてしまうと、直ぐに他の爪にひっかかっていつまでたっても外れないという原因になります。
他にも、スライドロック部分が二か所外れて一か所だけ引っかかって、外れないというのもこのタイプの照明カバーによくあるパターンです。
もう一度照明カバーを水平にして、右左とゆすってみると外れる事が多いです。
丸型の古い照明器具の照明カバーが外れない時は?
パナソニック
ナショナル
丸型
古い照明器具
昔の照明
パナソニックでもナショナルやその他メーカーでも、一般住宅取り付けタイプの照明カバーは、古い照明器具でも昔の照明カバーでも、基本的な構造は同じ事が多い。
多いパターンは、中心がネジで固定されているタイプや、カバーに爪が切ってあるタイプ。
- パナソニックやナショナルで昔の照明カバーの外し方は異なるのか?
- 昔の照明カバーがついたレトロな照明器具。取り換えるならコレ!
パナソニックやナショナルで昔の照明カバーの外し方は異なるのか?
昔の照明カバーの基本的な外し方は、パナソニックやナショナルでも多くのタイプが上記のような方式がメインです。
しかし、他にも以下のような種類の照明カバーがあります。
筆者は電気関係の仕事に従事していましたが、殆ど見たことはありません。
昔の照明カバーがついたレトロな照明器具。取り換えるならコレ!
裸のエジソン電球と、昔のお皿のようなレトロな反射板がついたぶら下がりの照明器具です。
裸電球は口金さえ合えば、低消費電力のLEDタイプのエジソン電球や、普通の白熱電球にも取り換える事が出来ます。
消費電力を抑えて、レトロな照明の雰囲気を味わえます。
白だと雰囲気が出ないので、この手のハダカ電球タイプの吊り下げ照明は、暖色系の色温度を選択する事をお勧めします。
昭和中期ごろにありがちな、極彩色で丸型の電気傘がなつかしさを彷彿とさせる証明です。
こちらも、電球タイプなので、先のようなエジソン電球も付けられますが、エジソン電球の良い所は見た目なので、これだとカバーで隠れてしまい見えないので、普通の電球を取り付ける事をおすすめします。
小型の照明で、ガラスに色が付いているので、室内照明で使うというよりは、廊下やトイレ、洗面所で使われることが多いです。
この製品は、野外に取り付ける場合は防水性能がないので、他のランプを選びましょう。
昭和の純喫茶や、デコトラについて居そうなシャンデリアタイプの照明ですね。
ガラス製なのが、昭和初期っぽさが増していて良いと思います。
色温度も白や暖色、どちらもで雰囲気は抜群です!様々なシーンでマッチする照明なので、室内の照明としてもおしゃれでお勧めです。
昔のレトロな照明器具は、最新のものより味があってよいものです。
ですが、こういった昔の照明は殆どが蛍光灯なので、もう使えないんじゃないかと思う事もあるのではないでしょうか?
出来ればお金をかけずに、使えるものはそのまま使いたいという方もいるかもしれません。
古い照明器具は、改造しなくてもそのままLEDタイプの照明をとりつける方法がいくらでもあります。
ホームセンターでも販売していますので、一度ホームセンターで確認する事をお勧めします。
ただし、周波数に関しては注意が必要で、例えば60Hzの地域で使用していた古い照明を、50Hzで使用した場合、内部に入っている安定期であるコイルは、交流電源においては抵抗成分の役割を果たしますので、異常に加熱したり暗くなったりする場合がありますので、なるべく古い照明器具と使用地域の周波数は合わせるようにしましょう。
丸型の天井照明器具をLEDに交換する時の注意点に関しては、以下の記事で詳しくまとめていますので、是非併せてご覧ください。
天井丸型の昔の照明カバーが外れない時に必要な工具は?
固定用のネジがさび付いて居て、天井丸型の昔の照明カバーが外れない事があります。
どうしてもよみがえらせたいレトロな照明もあると思いますので、そんな時に照明カバーをスムーズに外す工具を紹介します。
外れない昔の照明カバーの外し方の順序を簡単に解説すると、ねじがさびている場合は、さび止め潤滑スプレーを塗って、ねじが回るようなら回して取り外します。
ネジ山がつぶれている場合は、タップ・ダイスのねじ切り工具を使って、ねじ山を復活させます。
ほとんどの場合、古い照明器具の外れないカバーは、上記の方法で再利用する事が出来ます。
古い照明器具の外れないカバーを取り外すコツ!
錆止めスプレー
タップ
ダイス
古い照明器具のカバーのネジは、防錆スプレーを塗って取り外し、つぶれたネジ山はダイスとタップで修理可能ですが、ネジは汎用性の利かないオリジナルなものが取り付けられている事が多いので、外れないからと無理にバイスクランプ等で外さないように注意しましょう。
- 錆止めスプレーを塗って外れないネジの回りを良くする
- タップとダイスで錆びたネジを復活!
- ゴムがついた作業用手袋を着用して照明カバーを外す
錆止めスプレーを塗って外れないネジの回りを良くする
まず、基本は錆止めとワイヤーブラシではないでしょうか?
ワイヤーブラシで、ネジと照明カバー固定用のタップ金具をワイヤーブラシで清掃して、錆止めスプレーを塗ります。
画像の様に、外れないネジは大分錆びている事がありますので、ワイヤーブラシで擦って錆止めスプレーを塗るだけでも大分違います。
画像で判る通り、このカバー固定用のネジは、代用が利きません!おしゃれな加工がされているメーカーオリジナルのパーツです。
故障すると、このタイプのネジは製造が停止されていると思うので、復活させるには旋盤やフライス盤などの専用の工作機械が必要になり、修理は容易ではありません。
タップとダイスで錆びたネジを復活!
錆びたネジは、どうしても固着して回らなかったりする場合がありますが、そういった場合はバイスクランプで照明カバーを傷つけないようにネジを回して外すしかありません。
ネジを外した後は、ボロボロになっていると思いますので、再びネジを切る工具であるタップとダイスを使ってネジの溝を復活させます。
一見、聞きなれない難しそうな専門工具に思えますが、タップとダイスはメンテナンスの基本です。
どこのホームセンターでも販売している基本的な工具なので、古い器械をメンテナンスする場合はぜひ一つ揃えておきましょう。
照明カバーを固定している金具を見るとわかりますが、相当錆びていますね。
前述した通り、この照明器具は海沿いの家屋に取り付けられていたので、劣化具合が半端ないです。
ゴムがついた作業用手袋を着用して照明カバーを外す
画像のような昔の照明器具のネジは、ネジ部分もインテリアの一部として機能している為、取り外しやすさを前提に設計されていないことが多いです。
おまけに、昭和初期の丸型蛍光灯照明カバーとなると、画像の様にネジはさび付いていますし、カバーはガラス製でおまけに角もなめらかではありあせんので、手袋の着用をお勧めします。
錆びたネジや金属で手を切ると、最悪の場合破傷風になったりすることもあるので注意が必要です。
昔の照明器具カバーを取り外すときは、手袋の着用と意外にも思いガラスのエッジで手を切らないように注意しましょう。
また、画像のよに照明カバーはネジ一本で留まっている場合がありますので、照明カバーを手で押さえながら慎重に外しましょう。
ぶら下がりの古い照明器具を交換する方法や資格について書いた記事もありますので、こちらもご覧ください。
照明カバーが外れない!丸型で昔の照明器具の外し方の手順を解説まとめ
外れない昔の照明カバーの取り外し方は、意外と注意が必要であることが分かったと思います。
見た目はゴージャスな昔の照明器具ですが、照明カバーは主にガラス製で重く、ネジもさび付いたり固着していて外れない事がしばしばあります。
実は、上記のガラス製の昔の照明は、海沿いの家屋から外したもので、画像でも判る通り錆の状態も酷いですね。
もっと年月が経ち、メンテナンスされていない状態が続くと、固定用のヒンジやネジが錆びて古い照明が落ちてくると言ったパターンも何件かありました。
外れない照明カバーをうまく取り外すには、力のかかりやすさとけが防止に作業用手袋と、錆止めスプレー、バイススクランプがあれば十分です。
しかし、時にネジがさび付いてネジ山が崩れてそのまま外れてしまった場合は、タップ・ダイス工具を用意して、新たにネジを切りなおす必要も出てきます。
昔の照明カバーの外し方は、主にネジ固定とソフトターン方式が一般的ですが、他にもプッシュ方式・プッシュプル方式・スライド方式などの固定方法もあります。
それでももし外し方が分からない場合は、インターネットで型番を検索すると大抵パナソニックやナショナルのメーカーサイトにはPDF形式で取り扱い説明書が掲載されているので、ダウンロードして確認すると良いでしょう。
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