移住したいと考えてみても、田舎って虫だらけでノイローゼになりそう!田舎育ちでも虫が嫌いな人って多いですよね!田舎の虫の虫対策について解説します。
そんな人の為に、数多くの種類の虫に囲まれて生活している私が、虫の種類別に危険度や特徴を解説して虫嫌いを払拭します!どうしても虫が苦手な方にはなるべく虫の少ない県の特徴をランキングにしてみました!
田舎の虫は危険度や特徴を知ればすぐ慣れますし、きちんと虫対策を行えば、虫でノイローゼになる心配もありません。
都会だから虫がいないなんて安易に考えるのは甘い!都会だからこそ田舎よりヤバい虫の脅威と虫対策方法についてもお話しします。
田舎は虫もやばいけど、危険な動物の存在も無視できません。
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田舎の虫はすぐ慣れる!ノイローゼにならない虫対策ポイント
- 田舎は虫の種類やでかさだけに悩んでいる場合ではない。危険な動物や植物も沢山!即対策を!
- 都会だから虫がいないわけではない。トコジラミ等の強力な吸血昆虫や細菌・ウイルスの多い動物は都会に多く、虫対策が難しい。
- 刺したり攻撃してくる虫以外は基本無視してOK!益虫の場合もあるのでむしろ慣れる
補足:但しハンミョウなどはつぶしたりすると危険な毒が出る虫もいる。 - 田舎には自然が多いので、虫が多いのは当たり前。虫対策せずにノイローゼになっている場合ではない!抜本的な虫対策をセヨ。
- 新築はコーキング処理がされ隙間が少ないから虫も少ない
- 抜本的な虫対策をしたいならとにかく隙間をコーキングするしかない
田舎育ちでも実際虫が嫌いな人って多い話!虫対策はどうする?
実際、田舎育ちの方でも虫が嫌いな人って多いですよね!特に女性の方はそうだと思います。
しかし、むやみやたらと虫を嫌って根絶していては、虫対策になるどころか害虫が増える原因になりかねませんので、適切な虫対策必要です。
虫の種類によっては、他の昆虫を捕食する虫もいるからです。
そういう益虫が居なくなると、かえって不快害虫が増えたり危険な虫が増えたりします。
殺虫剤やバルサンなどを使い、使用方法を守らずに安易に特定の範囲だけ虫対策を行うと、トコジラミの様に、薬剤耐性のついた害虫が発生する可能性もあります。
ゴキブリや種類にもよりますが、クモくらいならまだ不快害虫で済みますし、自分から攻撃してきませんが、これがムカデや毛虫などの刺す虫になったら大変です。
そういった事を踏まえた上で、生態系のバランスをうまく保つような虫対策が必要です。
田舎によく出るデカいクモのアシダカクモ等は益虫の代表で、クモにも関わらず、ゴキブリやムカデ、ネズミさえも捕食する事があります。
しかも、動かない餌には興味がないので、食べかけのまままたすぐに別の獲物を探しに行くのでどんどん家中の不快害虫を減らせる昆虫です。
田舎育ちで虫に囲まれた環境で育ってきたにも関わらず、虫嫌いを克服するのは難しいことですが、なるべく益虫は殺さず上手く慣れて他の害虫を退治しましょう。
苦手意識は虫だけに注力していれば良いわけではありません。
田舎にはネズミなどの感染症を媒介する動物や噛まれたら危険なヘビも沢山います。
不快害虫を駆除するのに、私が良く参考にしているHPが、殺虫剤で有名なアース製薬さんのサイトです!アース製薬さんのサイトは、害虫ごとに虫の特徴や効く薬剤等、詳細に記載されているので、薬剤の使用方法や、どのようにすれば抜本的な害虫対策になるのか知る事が出来ます。
田舎に虫が多いのはなぜなのか?自然が多いので虫だらけは当然
これは当然と言えば当然の話ですよね!
田舎は都会に比べて、自然豊かな環境ですから虫が多いのは当たり前です。
田舎に移住するとはそういう事ですので、単に憧れやスローライフを目指すだけではなく、不快害虫に対する覚悟もある程度必要になってきます。
大切なのは、虫のデカさや種類の多さに頭を抱えるのではなく、家に入れない抜本的な解決策を考える事だと思います。
私自身、田舎の古民家に移住してきて最初の数年は、ムカデやネズミ・蜂に悩まされました。
今ではコーキングやメッシュなどで隙間を塞ぎ、抜本的な解決を行ったので、家の中で虫を見る事は殆どありません。
コーキング処理による虫やネズミ対策にはこちらの記事が参考になります。
上記の記事でも書きましたが、コーキング剤やモルタルで隙間を塞ぐ以外にも、虫には意外にも超音波で対策出来る事があるようです。
特にムカデやヘビなどは超音波を嫌うというデータもあるようですので、ペットにさえ注意すれば良い解決策になるかもしれません。
田舎に比べて都会は虫がいないってホント?都会だからやばい虫も!
これも当然と言えば当然と言えます。
都会はコンクリートジャングルなので、虫や動物が生息できる環境が田舎に比べて格段に少ないと言えます。
だからといって虫がいないわけではありません。
都会だからこそはやり易い危険な虫も居るのです!それがトコジラミです。
最近ニュースで話題ですね。都心方面ではホテルは勿論電車の椅子や海外から送られてきた段ボールの隙間に潜んでいる事もあるそうです。
トコジラミはカメムシ系の昆虫で、人の血を吸血するのが特徴です。
おまけに一度発生すると吸血しなくても数年間は生き延び、寒さや暑さにも極めて強いという事です。
人が起きている間はカーテンや家のあらゆる隙間に隠れており、見つけるのも駆除するのも専門業者でなければ不可能と言われている位危険な昆虫です。
虫がデカくて種類は多いけど、抜本的な対策をすれば入り込んでくることが少ない田舎の虫と、都会で海外から連れてきた南京虫(トコジラミ)の駆除に悩まされ、最悪の場合住居を変更する必要があるパターン。
どちらを選びますか?
トコジラミを駆除するのが難しい理由の一つとして、カーテンや布の隙間、家具のつなぎ目など、かなり細かい部分に巣を作って入り込むので、完璧な駆除が非常に難しい事が挙げられます。
バルサンは煙を使って広範囲に駆除できる薬剤ですが、それでも効果は限定的と言えますが、やらないよりはましかもしれません。
下記の記事では、バルサンを使った虫対策の方法や危険性について、実際の体験談を記事にしていますので、参考になります。
田舎の新築で虫対策!古民家よりは少ない
基本的に田舎の新築の場合、コーキングは新しいですし、田舎の住居の様に囲炉裏を使う為の風通しの隙間も天井にはありません。
ですので、夏は玄関先の防犯灯をLEDに変える等の虫対策をすれば、虫の被害は格段に減ると思います。
虫が寄ってくる理由の一つに、照明があり、特に蛍光灯は虫が好む紫外線を発生させます。
すこし専門的な話になりますが、蛍光灯に一番虫が寄り付きやすい仕組みと理由を解説します。
蛍光灯は放電管です。ヒーターで発生させた熱電子を真空の蛍光管内に飛ばして、それを水銀蒸気に当てます。この水銀蒸気を励起させて発生させるのが可視光になる一歩手前の紫外線です。水銀蒸気により発生した紫外線を管内部に塗った蛍光塗料に当てて私たちが目視できる可視光となるのです。
尚、LEDに変更したからと言って、すべての虫が寄り付かなくなるわけではありませんが、蛍光灯に比べて格段に減ります。
防犯灯の付近に薬剤を噴霧しておけば完璧でしょう。
最近では、網戸に吹き付けるタイプの虫除けや、掛けておけるタイプのものもあるので、虫対策は昔に比べて簡単になりました。
新築の家ならば、バルサンを焚かなくても、アースノーマットで海外の害虫も満遍なく殺虫する事が可能です。
アースノーマットの使用方法や注意点については、下記の記事が参考になりますので是非ご覧ください。
田舎で注意するべき虫の種類。種類別に対策方法や危険度をチェック!
田舎で注意しないと怪我をする代表的な虫の種類を解説します。
特に私の住んでいる川根本町に特化しています。
川根本町に移住を考えている方は、特に下記の見出しの4種類の昆虫について注意すると良いでしょう。
ヒメハンミョウ
どことなくカミキリムシに似た昆虫ですが、触ると死んだふりをしてカンタリジンという毒を出します。
この毒が、皮膚の炎症や痛みを引き起こす原因になり、昔は忍者が矢の先に塗ったという記録もある猛毒だとか。
とびもせず、走りもせず、動作はノロノロしていますが、その分敵に襲われた時の為に猛毒を備えているようです。
触らなければ特に対策の必要はありません。
アシナガバチ
アシナガバチは毎年駆除しています!駆除しても駆除しても毎年毎年わいてきます。
本来大人しい性格ですので、攻撃したりしなければ自分から攻撃する事はめったにないですが、刺されるとかなり痛いです。(何度か経験あり)
4-6月頃、巣を作り初めの女王バチは大人しいので、紙コップだけで捉える事が出来ます。
巣は大きくなると、とっくりをひっくり返したような形になります、先ほど解説した通り、春先の女王バチは簡単に捕まえる事が出要るので、ペットボトルなどに入れてそのまま捨ててもOKですね。
毛虫:チャドクガ・イラガなど
これは私が最も嫌いな虫です。
チャドクガ・イラガ以外なら全ての昆虫を許せるくらい嫌いです。
タイなどの海外では、なんとイラガを食べる習慣もあるそうなので驚きです。
それはさておき、チャドクガですが、これはお茶の産地の川根本町では一般的な毒虫だと思います。
風が吹いただけで毛虫の毒針が風に舞い、目や皮膚に刺さりますので、刺さった部分はかゆみや痛みを引き起こします。
触ったわけでもないのに、近くを通っただけで刺さるとか理不尽すぎますし、予防のしようがないので大嫌いな虫の一つです。
続いてイラガですが、田舎では椿や柿の木などに群れをつくっています。
私の家にも柿の木がありましたが、頭上にイラガが居ると思うだけで鳥肌が立つので、柿の木は全て処分しました。(田舎だとサルも食べに来ますし)
このイラガですが、今まで刺された虫の中で断トツで痛いです!半ズボンで鉄パイプを跨いだ時、なぜかパイプの上にイラガが居て足を思い切り刺されました。
刺された後は虫の跡が残るほどで、その日はあまりの痛みで動けませんでした。
今までハチやムカデには何度(というかムカデには毎年)も刺されてきましたが、イラガの痛みとは比較になりません。
殺虫スプレーが効果的ですが、毎年発生するので私は柿の木自体を切りました!渋柿ですし。
イラガや、チャドクガに刺されてその部分が腫れた時は、むやみやたらと洗ったりこすったりするのではなく、まずは強力なテープを肌に当てて毒針を抜くのが最も効果的と言われています。
その後で、かゆみ止めやステロイド軟こうなどを塗るのが治りも早いそうです。
ムカデ
ムカデには毎年まいりました!本当に毎年かまれているからです。
今は対策済で、噛まれることは無くなりましたが、古い古民家なので、トタンの隙間やコンクリートの基礎を登って家屋に浸入します。
ムカデ用の粉もあり、効果も確認できましたが平気な個体も居る様で、ムカデ対策には隙間をコーキングするなどの抜本的な対策が必要となります。
私は医師や薬剤師ではないので、あくまで私個人の知識と体験ベースの話として聞いて欲しいのですが、ムカデに刺された時に、私がいつも行っている処置方法を簡単に解説します。
ムカデの毒は基本的にはタンパク質毒ですので、一般的に言われている水で流したり冷やしたりするよりも、とにかく50℃以上のお湯を暫くかけ続けるのが最も効果的です。
毎年ムカデに噛まれていますが、この方法で病院に行ったことは愚か、かゆみ止めや軟こうを付けた試もありません。
何度も注意しますが、これはあくまで医療従事者ではない私個人の知識と、ムカデの毒という性質から考えた場当たり的な対処方法です。
アレルギーの度合いや、症状の出やすさは人によって異なりますので、私の書いた内容を鵜呑みにせず、必ず病院へ行き、医師の診察を受ける事をおすすめします。
その他危険な動物や植物
ネズミ被害にも大分悩まされました。
ネズミ対策は、コーキング処理や大きな穴はメッシュで塞ぐ対策をして、かつ壁に超音波発生装置を取り付けて住み着いたネズミはいなくなりました。
ネズミはフンなどから感染する細菌や、ウイルスが病気の原因になりますので衛生上よくありません。
タケニグサは、全体的に白っぽい竹のような節のある植物で、かなりの大きさに成長します。
ケシ科の植物で、切るとオレンジ色のシルが出てきますが、これが皮膚の炎症などの原因になります。
昔はこのオレンジ色の汁をいぼ取り用の薬として使ったそうです。
ヨウシュヤマゴボウも良く見る毒草ですが、汁がとても鮮やかな紫なので、子供のころよくつぶして遊んだ記憶があります。
つぶして手につくとなかなか落ちませんし、毒草なので食べられません。
但し、加熱すると毒は分解されるようで、昔親がジャムを作ってパンに塗って食べていましたが、マズイと言っていました。
私も食べたことがありますが、味は青臭くブルーベリージャムとは程遠く、何のうまみもないし甘みもありませんし、少し渋いです。
毒蛇もとても多いです。
水が多いので、マムシやヤマカガシ等は沢山います。
沼地や湿った場所を歩くときは毒蛇に注意しましょう!家でいえば、重ねた単管パイプや薪の下に良く潜んでいます。
沢蟹は水の多い川根本町では、冬も夏もいたるところで見つかります。
沢蟹のてんぷらにして食べますが、寄生虫だらけなので良く過熱しましょう。
イシミカワはとげのある植物で、こちらもヨウシュヤマゴボウの様にブルーベリーのような実をつけますが、食べられません。
枯れても雑草が絡まり、草刈りに難儀します。
イシミカワは、トゲのあるつる性の植物である以外は無毒ですが、トゲがあるのと、毎年無限に生えてきて枯れてもツルが結構丈夫なので、イシミカワのお陰で草刈りには本当に苦労します。
虫が少ない県の特徴ってある?ランキング形式にしてみた!
虫が少ない都道府県のランキングを、以下の基準で作成しました。
- 虫の種類の多さ
- 虫の個体数
- 虫による被害の度合い
これらの基準に基づいて、虫が少ない都道府県のランキングは以下のとおりです。
1位:山梨県
山梨県は、山岳地帯が多く、森林率が全国1位です。
また、気候が冷涼で、夏でも比較的過ごしやすいため、虫の繁殖に適した環境ではありません。
そのため、虫の種類も少なく、個体数も少ないと考えられます。
2位:長野県
長野県も山岳地帯が多く、森林率が全国2位です。
また、気候が冷涼で、夏でも比較的過ごしやすいため、虫の繁殖に適した環境ではありませんので、虫の種類も少なく、個体数も少ないと考えられます。
3位:岐阜県
岐阜県は、山岳地帯が多く、森林率が全国3位です。
また、気候が冷涼で、夏でも比較的過ごしやすいため、虫の繁殖に適した環境ではありません。
そのため、虫の種類も少なく、個体数も少ないと考えられます。
4位:福井県
福井県は、山岳地帯が多く、森林率が全国4位です。
また、気候が冷涼で、夏でも比較的過ごしやすいため、虫の繁殖に適した環境ではありません。
そのため、虫の種類も少なく、個体数も少ないと考えられます。
5位:鳥取県
鳥取県は、山岳地帯が多く、森林率が全国5位です。
また、気候が冷涼で、夏でも比較的過ごしやすいため、虫の繁殖に適した環境ではありません。
そのため、虫の種類も少なく、個体数も少ないと考えられます。
このランキングは、あくまでも目安です。
虫の種類や個体数は、地域によっても異なるため、実際には、ランキング順位が異なる場合もあります。
田舎の虫はすぐ慣れる!ノイローゼにならない虫対策のまとめ
田舎に移住する以上、ある程度の虫は許容する必要が出てきます。
苦手意識ばかり持っていても仕方ありません。
要は、危険な虫とそうでない虫を分け、危険な虫は徹底して対策をする!それ以外の単なる不快害虫は、ある程度無視する心構えが虫の多い田舎で生活するには必要です。
特に、益虫と言われるアシダカクモやカマキリは、見た目が怖いからと敬遠したりむやみに対策するのはお勧めしません。
虫が入ってくるのが嫌ならば、抜本的な対策をするしかありません。
先に紹介したコーキング剤や、金属メッシュによる防虫を基本とし、外の外灯や防犯灯には蛍光灯ではなくLEDを使用する等の工夫が必要です。
以下に益虫の代表的な昆虫のリストを作成しました。
田舎には、さまざまな益虫が生息しており、益虫とは人間にとって役に立つ虫のことで、農作物の害虫を食べる、花粉を運ぶ、土壌を肥やすなどの役割を果たしています。
田舎の益虫の代表的な例をいくつか挙げてみましょう。
クモ
クモは、農作物の害虫であるアブラムシやコナジラミなどを捕食することで、農業害虫の防除に役立っています。
また、ムカデやゴキブリなどの害虫も捕食するため、家庭の衛生害虫の防除にも役立っています。
カマキリ
カマキリは、アブラムシやコナジラミなどの小型の昆虫を捕食します。
また、蚊やハエなどの害虫も捕食するため、衛生害虫の防除にも役立っています。
テントウムシ
テントウムシは、アブラムシやカイガラムシなどの農作物の害虫を捕食します。
また、アブラムシの分泌物である「アブラムシミルク」を食べて育つため、農作物の害虫を抑制する効果も期待されています。
ハチ
ハチは、花粉を運ぶことで、植物の受粉を助けます。
また、アブラムシやコナジラミなどの農作物の害虫を捕食する種類もあります。
ミツバチ
ミツバチは、植物の花粉を運ぶことで、植物の受粉を助けます。
また、蜂蜜やローヤルゼリーなどの食品を生産する役割も果たしています。
これらの益虫は、田舎の自然環境を維持するために欠かせない存在です。
益虫を大切にすることで、豊かな自然環境を守ることにつながります。
また、益虫は、人間にとってもさまざまな恩恵をもたらします。
例えば、ミツバチの蜂蜜は、栄養価が高く、風邪や疲労回復に効果があるとされており、テントウムシの色合いは、幸福や幸運の象徴とされています。
田舎で益虫を見かけたら、ぜひ、手を出さずに見守ってあげてください。
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