ユンボの免許を静岡で取得し私有地で使う!種類は?教習所や費用は?

開拓中のユンボ 趣味のDIY
土地を開拓しているユンボ。池や露天風呂の穴位なら1時間とかからない

私有地でユンボを使う場合、免許の有無や取得日数・費用を考えた事はありませんか?今回の記事を読めば、実際に私有地で使う場合の免許の必要性や免許取得の流れについて知る事が出来ます。

実際に静岡県浜松市でユンボ免許を取得した私が、8分で小型車両系建設機械(3.5t未満)の免許取得について分かりやすく解説します。

尚、ユンボとショベルカーは同じ意味で小型車両系建設機器となります。

ユンボの免許取得にかかった日数は2日で、免許取得代金は交通費も含めて30000円前後を見積もっておけば十分です。

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ユンボの免許を静岡で取得し私有地で使う!種類は?教習所や費用ポイント

  • ユンボの免許取得に試験があるけど、心配しなくて全然平気!試験とは名ばかりの単なる確認作業!
  • 掛川クレーン学校で免許を取る場合の費用は、約25000円で取得に二日かかる。
  • 私有地で小型車両系建設機械(3.5t)のユンボを使用するなら免許は不要だが、操作も難しいし取っておいて絶対に損はない。(仕事で使う場合は絶対必須!)
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ユンボを免許なしで私有地である自宅で使用する場合は、結論から言ってユンボの免許は必要ありません。法律に触れる事もありません。
しかし、これはあくまで私有地で全ての作業が完結する場合の話で、一瞬でもユンボが公道に出る場合は、小型車両系建設機器だけの免許では走らせる事が出来ません。
通常、殆どの業者は、ユンボの走行速度が遅く、交通の妨げになる事から、4Tトラックにユンボを載せて移動しています。

今回の記事は、川根本町では業者に頼んで土地を開墾、整備するより自分で小型車両系建設機器の免許を取りに行って土地を整備した方がコスパ良くおススメという内容です。

開拓中のユンボ

では、ユンボの免許を取得した場合に得られるメリットはなんでしょうか。

私も隣の方がユンボを持っていましたので、借りて自宅を整地する事にしました。

通常であれば免許は不要で、そのまま使用する事が出来るのですが、あえて免許を浜松まで取得しに行った理由を解説します。

下で理由について解説する前に、ユンボの免許取得までの道のりをステップ順に確認しておきましょう。

ユンボ 免許取得までの道のり
  • STEP1
    使用するユンボの車両重量を確認

    IHIの場合は本体横にデカく記載されており、商品名の一部になっていました。小型車両系建設機器の免許を取得する場合は、この車両重量が3t未満である必要があります。

  • STEP2
    諸々の予算を確認

    免許取得費用【25000円】+ユンボのリース代金【日1万~が相場らしい】ただ、ユンボのリース料は業者にもよりますし、私のように近所で貸してくれる場合は、格安で貸してくれる場合もあります。

  • STEP3
    免許申し込み

    免許を申し込むなら掛川クレーン学校がおススメ!確実にユンボの免許を取得する事が出来ます。

  • STEP4
    受講する

    掛川クレーン学校の場合、2日で取得可能!(筆記試験・実技試験ありだが名ばかりで単なる確認作業)

  • STEP5
    免許発行

    受講当日に免許用写真の撮影があり、受講終了日に免許を受け取れその日から使用可能です。特に更新等の手続きは存在しない為、一度取得すれば一生使える国家資格です。

実際に、掛川クレーン学校で取得した免許の表と裏面の写真ですが、車の免許証とサイズは変わらない。

個人情報なので、名前や住所の部分はぼかしています。

ユンボ免許【小型車両系建設機械3.5t未満】表
掛川クレーン学校で発行される免許:表面
ユンボ免許【小型車両系建設機械3.5t未満】裏
掛川クレーン学校で発行される免許:裏面

免許が不要な私有地での使用にも関わらずあえて免許を取得した理由

田舎暮らしで困る事の一つに、私有地の整地作業が挙げられると思います。

なかなか自分で重機を運転したくても、パワーショベルは操作レバーも多く、資格も無にいきなり操作するのは本当に大変です。

実際にユンボを運転して思いましたが、慣れるまでは相当な練習を必要とし、素人がやり方を一回聞いただけで直ぐに操作できるような代物ではありません。

操作レバーの種類も、操作の仕方も車とは全く異なるので、車と同じ感覚でいると、怪我をする可能性もあります。

IHIのメーカーの場合、ユンボの躯体横に数字が書かれています。その数値が車両重量です。画像のユンボの車体重量は2.8tのようです。
不安ならば説明書を見ながら、取得しなければならない免許の種類を確認しましょう。

重要な事なので何度も解説しますが、小型車両系建設機器の車両重量は、3t未満ですので、3tを超えるユンボの操作は小型車両系建設機器の免許では動かす事が出来ません。

持ち主ですら詳細な操作方法を知らなかったから

私のケースですが、持ち主の方も詳細な操作方法やメンテナンス方法をあまり理解しておらず、聞いただけで操作をするのは危険と判断したからです。

また、簡単な操作方法について教えてもらうにしても、流石に持ち主の忙しい時間を使ってまでするのは気が引けました。

実際に、免許取得後初めて知った事も多く、持ち主の方ですら知らない使い方についても知る事が出来ました。

やはり、安全面や操作面から考えても、ユンボを整地作業に活用するなら、小型車両系建設機器の免許を取得する事は大きな意味があると感じました。

それに、下記でも解説していますが、小型車両系建設機器の免許を取得しておけば、いざというときにユンボのオペレーターとして働く事も出来ます。

小型車両系建設機器の取得料金は2万円以上と安くはないですし、取得期間も二日以上かかるので、業者も新人に取りにいかせるよりは、最初から免許を持っている人を採用したくなるでしょう。

仕事でも使えるメリットは大きいから

仕事でユンボを使用するなら、当然無資格での操縦は出来ませんので、小型車両系建設機器の免許が必要になります。

私の場合は使用するユンボのメーカーがIHIで車両重量は2.8tでしたので、小型車両系建設機器の免許でOKという事になります。小型車両系建設機器の免許は3.5t未満の重機に対して有効な資格です。

土木建築業界で働く気はないですが、万が一の時に使える資格があるのも心強いものです。

ユンボを使い私有地の茶ノ木や土地の整備をしたかったから

川根本町では、お茶の木を抜いたりするのに重機(パワーショベル)を使用します。

私は数か月かけて、重機が入らない茶ノ木を100本以上人力で抜き、とても重労働でしたが、コツを掴めば抜けない事も無いですが、やはり膨大な時間と労力を必要としました。

坂道や傾斜のの多い川根本町では、整地作業も一苦労です。

流石に、スコップとつるはしやレーキだけではどうにかなるものではないので、パワーショベルの資格を取得する事をお勧めします。(重機は一日1万円前後で貸出をしている業者もあります)

川根本町では、お茶所という事もあり、要らなくなった茶ノ木を整備する為に、重機を共同で所有している方や個人所有している方もちらほらいますので、そういう方の近くに住んでいる人はラッキーです。

要らなくなった茶ノ木は、他の草木に比べてかなり高く成長するので、日当たりも悪くなりますし、虫も出るのでお茶をやめた方は直ぐに抜くことをお勧めします。

ちなみに川根本町では、一時間5000円で重機の作業を請け負ってくれるところもありますが、やはりコスパが悪いです。

お茶以外にも池を作ったり、井戸を掘ったりもほぼ一日か半日あれば終わるので池や井戸を掘る事を考えている方は、重機の使用も視野にいれると良いかもしれません。

ユンボの免許取得には試験があるってホント?費用や日数・取得場所は?

この辺の土木作業者の方に聞くと、重機の免許は東京まで取りに行ったそうですが、川根本町から一番近い所だと『掛川クレーン学校』がおススメです。

自分もこの学校で小型車両系建設機器の免許を取りました。(約二日で25000円)

一日目は、朝8時から16時までみっちり法律や重機の取り扱いについての勉強を行い、二日目は、8時から一時間筆記試験で60点以上が合格。

と、、なっていますが、実際はタダの確認作業との事です。

筆記試験が終わると、次は何度か重機を操縦して実技試験です。

車両系建設機器は国家資格ですが、構える必要はなく、試験はあるものの、落とす為の試験ではなく作業者が安全に作業できる為の確認という試験ですので、殆どの方が問題なく合格できるかと思います。

実際に、ブラジルやイスラム圏の海外の方も、ユンボの試験を取りに来ていました。

掛川クレーン学校は、本体が自動車学校ですので施設もとても広大で巨大です。

国道沿いにあるので、アクセスも良いですが、国道沿いにあるのでなるべく早めにいかないと時間によっては渋滞に巻き込まれることもあります。

実際、他にも免許が取得できる施設は静岡にいくつか存在しますが、掛川クレーン学校が良いと思った理由は、開催日数の多さです。

他の教習所もそうですが、毎日開催している訳ではなく、月に1,2回が一般的のようです。

他の教習所は、なぜかHPの申し込み欄を見てもリンクが切れて居たり、ボタンが機能しないという基本的なミスが多く、信憑性に欠けました。

また、教習所で取得できる小型車両系建設機器の免許は、JIS規格の操作パターンです。

現場で使用する重機は、現在JIS規格に統一されているそうで、コマツやIHI等はレバーの操作パターンが異なります。(海外ではこのパターンが多いようです)

実際にやってみると分かりますが、メーカーによって操作パターンが全く違うので、初めて別パターンのユンボを操作する時はかなり戸惑います。

特にJISからIHIに乗り換える時などが、正に私のケースで操作に慣れるまで本当に大変でした。

静岡県掛川市の教習所・掛川クレーン学校/技能講習/静岡県掛川市--クレーン・フォークリフトなどの免許取得に!
静岡県掛川市の掛川クレーン学校。クレーンやフォークリフトなどの免許が取得できます...

ユンボの操作方法と注意点を解説

ユンボの基本的な操作方法については、教習所で詳しく教えてくれますしYouTubeでも詳しく解説されているサイトが沢山あるので、ここでは他サイトには書かれていない補足事項的な解説をしていきます。

古い車両にはウサギと亀の設定が無い

ユンボの古い車両(私が借りたもの)には、ウサギと亀の設定がありませんでした。ウサギと亀とは、ユンボの速さをボタン一つで調整できる部分ですがありませんでした。(エンジン出力をアナログで調整できるレバーはあり)

教習所では操作レバーの上にボタンがついていました。エンジンの回転数はレバーではなくつまみでした。

ブームの角度調整は教習所では教えてくれない

私は免許を取得し、業者の方からこの機能がある事を教えて頂き、ブームにも角度調整機能がある事を知りました。

ただ、ブームの付け根には、シリンダがついて居たので、なんらかの操作方法で動くものだと認識はしていましたが。

それまでブームが傾いた状態で操作しつづけており、非常に操作がしにくかったのを覚えています。

燃料(軽油)の入れ方や買い方も教習所では教えてくれない

教習所では、基本的な操作方法を始め、法律やエンジンの仕組みについては教えてくれますが、意外とやる前に必要な燃料の入れ方や買い方についても教えてくれません。

教習所では、燃料を契約しているガソリンスタンドから持ってきてもらうそうですが、私たち個人全てがガソリンスタンドと定期契約して運んでもらえるわけではありません。

そこで、必要となるのが灯油タンクです。

赤色だと、灯油と間違える可能性があるので、青色の20リットルポリタンクにガソリンスタンドで軽油を入れてもらい、ユンボに入れましたが燃料代金は、20リットルで約3000円位です。

ユンボの操作はJIS規格が一般的

パワーショベルは、昔は様々な操作パターンがありました。

仕事で重機を使う場合は、JIS規格の操作パターンですが、昔の重機はメーカーによって大分違うので、JIS規格で操作方法を覚えると、私の使っているIHIやコマツは操作パターンが違うので慣れるまでかなり苦労します。(マルチという油圧ホースをレバーで変更して操作パターンを変えられるショベルもある)

先にも解説しましたが、JISから他のパターンへ移行するのは本当に大変で、慣れるまで何度も操作を間違えましたし、未だに操作をミスします。

ユンボを使う時の注意点【クローラーは要確認】

パワーショベルを使用していると、苦労する事もあります。

業者からの貸し出しの重機は、基本整備されていますし、保険にも入っていると思いますので、余程意図的に壊さない限りは修理代を請求されることは無いと思いますが、個人所有でお借りした重機の場合は、長く使用していないとクローラーが傷んでいる事があります。(キャタピラの部分)

川根本町では、大抵の個人所有の3.5t未満の重機の場合、クローラーにゴムが使用されているものが殆どです。(中にはこだわりや走破性の観点から鉄クローラを付けている方もいるかもしれませんが相当高価です)

このゴムは、消耗品ですので、タイミングが悪いと作業中に切れます。

大事に使っていても、時間と共に劣化する物ですので、個人所有で重機を借りる場合はトラブル防止の観点から、真っ先にクローラーを点検して痛みの有無を確認した方が良いです。(ヒビが入っていて、作業中に切れる可能性がある事を予め伝えておいた方が良い)

川根本町では、自宅が川に隣接している家庭も多いですが、このような岩の多い場所ではゴムクローラーの劣化を早めるので、ゴムクローラーはあくまでぬかるみや土の上での使用と覚えておきましょう。

ゴムクローラーの交換は、2本で1セットで、両方切れた場合1本が大体6万円前後ですので、12万円以上かかると覚えておいてください。

ゴムクローラー
何もない所で異音がしたので見てみたらゴムクローラーが外れていた
クローラーの部品
クローラーが切れてスプロケットとかみ合う部分が脱落した
こうなってしまってはもうおしまい
ゴムクローラーがタイミング悪く寿命

ユンボの日常メンテナンスの基本をわかりやすく解説

日常メンテナンスと言っても、やる事は普通自動車と殆ど変わりありませんが、クローラーは点検する事をおすすめします。

エンジン回りの点検は、久々にユンボを使うのであれば確認しておいた方が良いかもしれません。

ユンボを清掃メンテナンスする場合には、刷毛やほうきのようなものよりコンプレッサーが断然便利で効率的です。

機械の奥深くに貯まった汚れも全てエアーで吹き飛ばしてしまいましょう。

コンプレッサーの使い方が分からず、家庭用のおススメを知りたい方はこちらの記事もチェックしてみてください。

エアーコンプレッサー 家庭用 100Vのおすすめと使い道を徹底解説!

クローラーの確認

上記でも触れましたが、重要な事なのでもう一度書きます。

クローラーは、キャタピラの部分で、通常はゴムクローラーがついています。

個人所有されるユンボのほとんどが、ゴムクローラーで鉄クローラーは高価なので、殆どゴムクローラーのオーナーが多いかと思います。

ユンボのゴムクローラー
切れてしまったゴムクローラーの交換作業

このクローラーの点検を疎かにして、ユンボを借りるとトラブルの元になるかもしれません。

クローラーは消耗品ですので、タイミングや管理状況が悪ければ借りた直後にでも切れます。

理由を知らないオーナーに、壊されたと勘違いされても困りますので、借りる前にクローラーを点検し、ヒビの有無を確認して使用中に切れるかもしれない事を予め伝えておきましょう。

油漏れが無いか確認する

使用前に、油圧部分から極端な油漏れが無いかどうがを確認しましょう。

油が漏れていると、油圧システムが徐々に作動しなくなりますし、ユンボの掘削出力の低下に繋がります。

エンジン回りの点検

オイルや冷却水・エンジンのファンベルトを確認しましょう!この辺は、ユンボも普通の車と変わらないので、車と同様の日常点検をしておけば問題ありません。

ユンボのオイルフィルター
車の日常点検と同じでユンボも定期的に交換しよう
ユンボオイルフィルター拡大写真
交換時期や現在の走行距離を目安に張り付けると良いかもしれません

オイルフィルターの交換は、工具が無いと難しい場合があるので、手で回す様なスペースがない場合は業者に依頼しましょう。

ユンボのオイル注入口
今回のユンボはエンジンの上に注入口がありました
ユンボのエンジンオイル交換
エンジンオイルは画像のようなじょうごがあると作業しやすいですね

オイルも定期的に交換しましょう。

オイルを入れたら、自動車と同じようにレベルゲージがついて居ますので、適切なレベルまでオイルが入っているか確認してください。

ユンボの配管類のチェック
配管類にも痛みが無いかざっと確認しましょう

ゴム部品の配管は、熱ダレをして緩んでいるかもしれませんし、寒暖差の激しい川根本町だと収縮膨張を繰り返して亀裂があるかもしれません。

ユンボの免許を静岡で取得し私有地で使う!種類は?教習所や費用まとめ

  • ユンボの免許【小型車両系建設機器】は3.5t未満がおススメ。
  • ユンボ免許取得にかかる日数は2日。費用は25000円。
  • 免許取得の試験は筆記試験と実技試験だが、試験とは名ばかりの確認作業のみ!
  • 静岡県民なら掛川クレーン学校が開催日数も多くアクセスしやすい。
  • ユンボは借りる前に一番劣化しやすいクローラーを点検して持ち主に伝える。
  • ユンボは基本軽油(ガソリンもある)オイルタンクとよく似ているので間違えないように入れる事。

川根本町では、庭も広い一軒家が多く坂道で、茶ノ木が多いことから家を整地しようとすればまず重機の世話になる機会はかなり多いと思います。

自分の家の場合ですが、重機が無しに土木建築業者に依頼して、頼んだ場合数百万円の見積もりが来ました。

流石に田舎暮らしでは、コストが無駄すぎるので、自分で免許を取得してやれば数万円で済みます。

自分の場合は、近所にパワーショベルを個人所有している方や、建築業者があるのでかなりラッキーでした。

川根本町では、重機を貸してくれる業者も結構あるので、皆さんも是非ご自分で免許を取得して整地してみてはいかがでしょうか。

ユンボで整地する場合、まずは土地の状態を把握する為に草刈りをしてから作業する事をおすすめします!草刈をして土地の状況を把握する事は、作業の安全性にもつながる重要なステップですので、最初に草を刈ってから整地する事をおすすめします。

おすすめの草刈機に関する情報は、下記の記事でも紹介していますので、是非ご覧ください。

ユンボの聖地作業の前には安全の為に必ず下草刈りを行ってから作業しましょう!おすすめの草刈機について紹介!

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